すでに還暦過ぎの私です。元気に遠方まで旅に出かけられる時間は限りがある年齢なので、最近は海外旅行に出る頻度が多くなりました。少しでも快適に移動できるようにビジネスクラスを利用することも多いので、機内食の記録などを残しておこうと思いまとめました。こちらの記事ではスイス航空ビジネスクラスの搭乗の記録です。
スイスへの唯一の直行便
私がスイス航空を利用したのはこれまでに2回。1回目はツアーで、2回目は個人旅行でいずれもスイスを旅するのが目的です。
成田空港が日本唯一の発着空港
スイス航空は日本とスイスを結ぶ唯一の直行便エアラインです。乗り継ぎ無しでスイスに行く場合はスイス航空一択となります。日本の発着空港は成田空港のみです。スターアライアンス系なので、成田空港のターミナルは第一ターミナル。ビジネスクラス利用者は成田空港のANA のラウンジやユナイテッドのラウンジが利用できます。
機材はB777-300ER
機材はボーイング777-300ERで、2024年6月時点で双発機としては世界最大の旅客機です。エンジンなんて小型機の胴体くらいあるのではないかと思う程の巨大さでした。
翼が長くてびっくりしました。離陸の時にも翼の下の方が何やら勢いよく流れるものが上がって来てこれまたびっくり。ふだん翼の上の座席に座らないのですが、飛行機って離陸する時にはいつもこうなのかしら。それともB777特有のものなのかしら。
ビジネスクラスの座席
2列×2列×1列というレイアウトです。窓際の1列席は別名王様シートで、座席の両側にテーブルがあり、かなり個室感がある特別席です。一般人は追加料金が必要だし、ツアーでこの座席が割り当てられることはまずないでしょう。
窓際の2列席の場合、窓側席の人がトイレに行くには隣の席の人に立ってもらわないとなりません。夫婦とか友達同士でこの席なら良いですが、見知らぬ人とこの並び席は遠慮したいです。一人で乗るのなら中央の2列席が良いでしょう。隣の人を気にせずトイレに行けます。
シートはこんな感じで、シートベルトは離着陸の時はショルダーストラップも締める3点式のベルトでした。飛行機で3点式のシートベルトを締めたのはこの時が初めてでした。シートには枕やお布団、スリッパの用意があります。お水も一本置いてありました。
着席するとまずはウェルカムドリンクのサービスです。
アメニティは缶ケースに入っていて、ソックスや歯ブラシ、アイマスクなどの定番アイテムです。
所要時間と飛行ルート
行きはだいたい15時間くらい。帰りは12時間くらいです。行きも帰りも長時間のフライトで、特に行きは飛行機ってこんなに長く飛んでいられるのか、と思ったものです。
ロシア上空を飛べなくなってからは、日本から欧州に向かうフライトは北極海上空を通過します。
6月のフライトだとずーっと昼間なので、北極海上空からは眼下に氷の海が見えるのがかなり感動しました。
帰りは南回りとなり、黒海付近を通りながら中国、韓国上空を通り日本に戻ってきます。
帰りは右側の窓側に座ると、到着前に富士山や北アルプスが見えます。
2023年6月の搭乗
行きの機内食
機内食は離陸して1時間くらいしてからの昼食、着陸の2時間くらい前に軽い食事が1回サービスされます。
まずは飲み物とおつまみ。
前菜もメインも3つのメニューから選びます。チーズの盛り合わせが美味しいです。
前菜を食べ終わると前菜のお皿だけ下げられて、空いたスペースにメインデッシュが運ばれてきます。ちなみにメインは牛肉、鶏肉、魚料理からのチョイスです。
こちらはだんなさんのメインデッシュ。
メインが終わると最後にデザートです。結構おなか一杯になります。
到着の2時間前くらいになると、着陸前の軽食がでます。こちらも選択式です。でも私には軽食と言うよりは夕食並みのボリュームでした。スイス航空がチューリッヒに到着するのは夜7時くらいなので、これを夕食にしてしまうのもありかも。
帰りの機内食
体調を崩してずっと寝ていたので、ほとんど食べませんでした。だんなさんから写真を借りました。2024年6月に乗った時にはメニューも写真とったので、詳しくは後述の2024年6月の搭乗記をご覧ください。
帰りの2回目の機内食は朝食となり、何を食べるかは事前にメニューの紙にチェックを入れる方式でした。
機内エンターテイメント
映画の本数は結構あって、日本で公開された映画や、海外の映画ですが日本語字幕付きの物もありました。ただ私好みの作品はあんまりなくて、私はフライトマップばかり見ていました。
困ったこと
ビジネスクラスには3つトイレがあるのですが、1か所がタンクがいっぱいになったので使えません、という貼り紙がされました。到着の1時間くらい前だったと思います。さすが長時間フライト、こういうことがあるんだと思いました。
2024年6月のフライト
2023年に続き2024年にもスイス航空を利用してスイスに出かけました。
成田空港ANAスイートラウンジ初利用
2024年はANAのステータスがダイヤモンドだったので、成田空港のラウンジはスイートラウンジを利用できました。スイス航空は午前中に出発することもあり、この日のラウンジは一番乗りでした。
ビュッフェスタイルでパンやサラダ、スープなどをいただけますが、モーニングセットのようなセットメニューもありました。このあと飛行機に乗るとボリュームたっぷりのランチが出るので、ラウンジでは控えめにいただきました。
窓からはフライングホヌが見えたり。
私達が乗るスイス航空の飛行機も無事スイスから到着。ほぼ定刻での着陸だったので、出発も遅れずに離陸できそうです。
機材
機材は2023年6月に乗った時と同じく、B777-300ERという機材でした。相変わらず大きいです。
行きの機内食
スイス航空のビジネスクラスは機内に入るとウェルカムドリンクのサービスがあります。アルコールはシャンパン(もしかしたらスパークリングワインかも)、ノンアルコールはこんな赤い飲み物です。割と美味しい。
離陸して水平飛行に移るとお食事のサービスが始まります。最初のランチのメニューはこちら。前菜もメインも3つの中から1つずつチョイスします。メインが牛肉・鶏肉・お魚からのチョイスなのは前年と同じでした。
前菜の前にまずはドリンクから。長時間のフライトなので途中で眠くなるように、珍しくアルコールをいただきました。おつまみは温められたナッツ。
続いて前菜。メニューの2つめをチョイスしていますが、3つとも美味しそうで悩みました。
メインは牛肉をチョイスしました。
最後にデザートです。
メインの食事の後しばらくして、キャビンアテンドさんがシャーベットを持ってきてくれました。さっぱりしていて美味しかったです。
到着前の軽食のメニューは2種類からのチョイスです。
私は上に書いてあるメニューを選択しました。サラダの上に柚子胡椒味のチキンが乗っています。チキンを乗せるか否かはメニューを確認する時に聞いてくれました。
帰りの機内食
帰りの機内食のメニューはこちらです。
まずは飲み物とおつまみから。帰りはリンゴジュースにしました。
次に前菜です。リンゴジュース飲んじゃったので、トマトジュースをいただきました。
メインは牛肉のお料理をチョイスしました。
最後にデザート。
到着前の食事=朝食
到着の2時間くらい前になると、行き同様食事が出ます。帰りの場合は朝食の位置付けです。こちらは離陸する時にあらかじめこんなメニュー表を提出しておき、自分がチョイスした物を運んで来てもらうシステムです。
朝食が運ばれてくる頃には、自分が何にチェックつけたのかすっかり忘れていましたが、スムージー、牛乳、クロワッサンにスイス風の朝食にチェックをつけたと思います。
機内エンターテイメント
2024年6月のフライトでは、アカデミー賞受賞作品のオッペンハイマーがあったのですが、残念ながら日本語字幕がなくて視聴を断念しまして、007のカジノロワイヤルを見ました。あとはあまり見たくなる作品がなく、前年同様フライトマップばかり見ていましたよ。
飛行ルート
2024年もロシア上空は飛べず、行きは北極経由です。日によってグリーンランド上空を飛ぶこともあるのですが、この日はグリーンランドをちょっとかすめる程度のルートでした。
チューリッヒ空港のビジネスラウンジ
2023年6月のスイス旅行では、帰りの空港内で時間がなく、ビジネスラウンジに寄ることはできなかったのですが、2024年6月の時は時間にゆとりがありました。
まずはチェックイン。ビジネス専用のカウンターで手続きします。少し並びました。
チェックイン済ませて保安検査場に向かいます。ターミナル内に規制線が張られて警察がいました。何か怪しい荷物でもあったのかな。
保安検査と出国手続きを終えたらトラムに乗ってターミナルEに向かいます。
ターミナルEのゲート35の近くのエレベータが、スイス航空のビジネスラウンジへの入り口です。
ラウンジの入り口でボーディングパスを見せて利用します。ラウンジの通路の壁にはスイスのいろいろな山が並び、標高の記載がありました。
ラウンジからは飛行機も見えて開放的。テラスでくつろぐこともできます。
ただちょっと混んでいまして、座る席を確保するのに苦労しました。
まとめ
アテンダントさんは日本語を話す方が行きも帰りも乗っていました。
2回とも行きの機内でトイレが使用できない時間があったのが気になりました。
以上、スイス航空ビジネスクラスの搭乗記です。もう1~2回スイスに行きたいと思うので、また搭乗の機会があるかも、と思うのでした。
飛行機搭乗記
こちらはANAが誇るファーストクラス、THE Suite搭乗記です。