鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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パタゴニアへの道 エミレーツEK247便ビジネスクラス搭乗記

2025年最初の海外旅行の行き先に選んだのは、パタゴニア。パタゴニアは国の名前ではなく、南米アルゼンチンとチリの南部に跨る一帯を指します。日本からアルゼンチンへは直行便はないので、どこかで乗り継ぐことになり、かなーり時間がかかります。

経由地としては、アメリカやカナダ、メキシコなどの北米経由か中東のドバイ経由かのいずれかが主たるルートです。今回私が選んだツアーではドバイ経由を採用していて、日本からブエノスアイレスまではエミレーツ航空のビジネスクラスを利用しました。中東経由だとESTAのような手続きがないのは助かります。日本とドバイの間は日本人もよく利用すると思いますが、ドバイからブエノスアイレスに搭乗する方はまだ少ないと思うので、搭乗記をまとめました。

ドバイでの乗り継ぎ待ちはエミレーツラウンジで過ごす

ドバイまでは成田・羽田・関空から便が毎日出ていますが、私が参加したツアーは成田便でした。成田便は快適なA380のフライトです。深夜のフライトなので、ほとんど寝て過ごしました。ほぼ定刻の5時過ぎに到着。2月だとまだ夜でした。

成田からドバイに到着 まだ夜明け前

エミレーツの飛行機はドバイ空港のターミナル3から発着するので、私達もターミナル3に到着しましたが、このターミナル3というのがメチャ広いのです。ターミナル3の中がA/B/Cと3つのゲートに分かれていて、それぞれが広くて、隣のゲートに歩いて行くと10分くらいかかってしまうことも。しかも、到着したところには、ターミナルの案内がなくて、自分たちが今AにいるのかBにいるのか、しばらく分かりませんでした。ただただ添乗員さんについて行きました。

ドバイでは3時間ほど乗り継ぎ時間がありました。まずは手荷物検査を通過し制限エリアの中に入り、その後Bゲートにあるエミレーツラウンジで休憩しました。

ドバイ空港のエミレーツラウンジで乗り継ぎ待ち

食事も種類が豊富で楽しいです。

エミレーツラウンジのお食事やデザート

この先は16時間くらい飛行機に乗ったままなので、軽くシャワーも浴びて、成田からドバイに来るまでの間に配られたパジャマに着替えました。

シャワーを浴びてパジャマに着替えてから搭乗しました

ちなみに帰りはドバイで8時間も乗り継ぎ時間があったので、ビジネスラウンジ内にあるエステでフットマッサージを受けました。メチャ気持ち良かったです(でも高かった)。

ブエノスアイレス行き EK247便のシート

いよいよブエノスアイレス行きの搭乗時刻です。エミレーツは今まで何度か乗りましたが、ほぼ定時運行で大変ありがたいです。この日はB25からブリッジで搭乗します。

ブエノスアイレスまでの長旅が始まる

エミレーツ航空と言えば、総2階建てのA380機をたくさん所有している航空会社として知られています。ドバイ空港ではA380がズラリと並ぶ光景は壮観です。ですが、ドバイとブエノスアイレスの間はB777が使用されています。B777にもいろいろあって、羽田-ドバイ間のような新しい機材だと、ビジネスクラスの座席もかなり快適なのですが、2025年2月時点のドバイ-ブエノスアイレス間は古いB777-300ERでした。

EK247の機材はB777-300ER

シートマップ

EK247は、ファースト、ビジネス、エコノミーの3クラスで、こちらがシートマップです。ビジネスクラスでも2-3-2配列で、通路に直接面していない座席があるレイアウトで新型の777やA380と比べても一人当たりの専有面積は狭いです。

www.emirates.com

実際の座席

私の座席は8Aでした。座席上のピンクの袋の中にはヘッドフォンが入っています。

窓枠がエミレーツという感じがしました。

ビジネスクラスと言えども一人の専有面積は狭い

A380や新しいB777のビジネスクラスは座席周りにハンドバッグくらいなら収納スペースがあるのですが、EK247/EK248便ではそのようなスペースはなく、離着陸の時には膝の上に抱えているか、頭上の収納スペースに入れるしかありませんでした。

小物が置けるとすれば、座席のひじ掛け部分。眼鏡くらいはおけます。下の段にはコンセントがついていて、スマホの充電もできました。

小物置きとコンセントはひじ掛け部分にある

私が座った8Aという座席は、前が壁です。EK247便ではモニターもシートポケットも壁についていてメチャ遠い。サービスの水のペットボトルもシートポケットに入っているので、シートベルト外さないと届きません。

モニターがメチャ遠い

小さいけど、手元で操作できるよう、タブレットの用意はありました。日本語表示も可能だし、映画には日本の映画や日本語字幕のある映画もありました。

手元のタブレット

ウェルカムドリンクなどの小物を置くテーブルはこちらに。

ドリンクが置けるミニテーブル

成田からドバイまでが快適なA380だったので、快適さのギャップが大きく感じました。それでもビジネスで旅できるのは助かります。添乗員さんは成田からずっとエコノミーなので、ホント申し訳なくなります。

ほぼ定刻にプッシュバックが始まり、滑走路に入って離陸したのは8時40分くらいだったので、30分くらいは地上にいた感じです。

ドバイで離陸待ち

いざ、ブエノスアイレスへ。長時間フライトの始まりです。

離陸

4回出る機内食

何度か飛行機に乗ってきたし、15時間近いフライトも経験ありますが、4回機内食が出たのは初めてです。

美味しいモクテル

長時間フライトの楽しみの一つが食事と飲み物です。食事の前にサービスされるのが飲み物。行きのドバイから中継地のリオデジャネイロ間の飲み物は、ノンアルコールのモクテルの中に美味しいドリンクがありました。

1つは、ライム・レモネード。さっぱりしていてとても飲みやすいです。

ミント・レモネードおススメです

もう一つが、トロピカル・ツィスト。こちらはイチゴやマンゴー、パイナップルなどのちょっと甘みがあるフルーツを使ったモクテルで、甘さがおいしいです。

甘いのが好きならトロピカル・ツィスト

どちらのドリンクも提供されている路線とそうでない路線があるので、メニューにあれば是非頼んでみてください。おつまみはミックスナッツかオリーブを選択できました(2つとも下さい、と言うこともできます)。

おつまみを2つとも頂く

1回の食事は朝食

ドバイを出発して水平飛行にうつると、朝食がサービスされます。実は成田からドバイに向かう機内でも到着前に朝食が出ます。

こちらが搭乗した時の朝食のメニューです。

朝食のメニュー

 

ドバイ到着前に会席弁当というかなりボリュームのある朝食を食べていたし、ドバイ空港のラウンジでもフルーツやデザートをつまんでいたのですが、ここはやっぱりフルブレックファーストでしょうということで、オムレツでお願いしてみましたが、ちょっと後悔しました。やっぱり量が多かったです。

フル・ブレックファーストでオムレツをチョイス

朝食が終わって5時間くらいだったかな、今度はランチです。ランチは前菜、メイン、デザートから1品ずつ選ぶ方式。

ランチのメニュー

朝食ですでに満腹になってからカロリー消費していないので、そんなに食べられないので、前菜はスープが良かったのですが、生憎品切れ。ビジネスクラスは後方の座席からオーダーを取るので、私は毎度一番最後だったんです。結局帰りも含めて、ドバイと南米の間では一度もスープが飲めませんでした。仕方ないので、エビをチョイス。なんかこれだけでもうお腹いっぱい。

前菜

メインはカロリーが低そうな魚にしたのですが・・・。結構カロリーありそう。

メインはお魚をチョイス

ほとんど残してしまい、フードロスだなぁ・・・と思いつつ、デザートにはフルーツ盛り合わせ。これは食べられました。

デザート

食べ切れない人にはLight optionという手も

デザートも3つからチョイスです。その下に、Light option というのがあります。前菜とデザートから2品選ぶ食事で、その2品を一緒に運んで来てくれるというもの。フードロス削減にも貢献できるので、食べきれないと思ったらLight optionを考えても良いと思います。ランチとディナーでこのオプションがあるようです。

デザートの下のLight optionに注目

リオ到着前の軽食

ブエノスアイレス行きはリオデジャネイロを経由します。リオ到着前に軽食が出ます。これが3回目の食事ですね。ブエノスアイレスまで行く人は、リオでは機内待機となり、まったくカロリー消化しないし、リオからブエノスアイレスの間でディナーが出るので、私はリオ到着前の軽食はパスしました。メニューだけ載せておきます。

リオ到着前の軽食

4回目の食事はディナー

リオデジャネイロからブエノスアイレスまでは3時間くらいで、この間にディナーが提供されます。ドバイから乗り続けているとこの食事が4回目の食事となります。私達はブエノスアイレス到着後は、入国審査を抜けてホテルに直行し寝るだけです。夜中にお腹がすくと嫌だなと思い、お腹いっぱいだったけれど、頑張って食べることにしました。前菜の写真を撮り忘れましたが、スモークサーモンを頂きました。こちらはメインとデザートです。

4回目の食事

リオでは機内待機

3回目の食事を食べ終わると、飛行機はリオデジャネイロに向けて徐々に降下していきます。

リオデジャネイロ空港に向けて降下

夕方の4時くらいにリオデジャネイロ空港に着陸しました。

リオデジャネイロ空港に着陸

降りる人、新たに乗って来る人がいますが、ドバイからブエノスアイレスまで行く人は、リオでは機外に出ることはできず、座席で待機です。タバコ吸う人にはつらいかも。2時間くらいとまったままです。

リオの空港では機内待機

リオで下りるお客さんが下りると、機内の清掃作業が始まります。私達は座席に座ったまま、通路を大きなゴミ袋を持った人たちが行ったり来たりします。

またCAさんは天井の荷物入れをすべて開けて、残されている荷物の持ち主が座席に座っているかどうかを一つ一つ確認していきます。なので眠っていることもできません。飛行機の安全のためなので仕方ないです。

リオで待機中の機内

リオでの待機時間が2時間弱。リオから搭乗するお客さんが乗ってドアが閉まり、ゲートを離れ、ブエノスアイレスに向けて離陸しました。

日本からはるばるブエノスアイレスに到着

リオを出発して3時間ほど。ブエノスアイレスに向けて降下しています。リオを出る時はまだ明るかったけれど、20時すぎているので流石に暗いですね。

降下が始まる前に、毛布の中でもぞもぞしながらズボンをパジャマから外を普通のパンツに着替えました。

ブエノスアイレスに向けて降下中

ターミナルに到着しました。定刻より少し早かったです。

ブエノスアイレスのエセイサ空港に到着

夜9時を過ぎていたせいか、ターミナル内は人も少なく、がらんとしていました。私達は現地ガイドさんと合流し、ホテルに向かいました。ここまでで全14日間のツアーのうち、日本を出発してから2日を消費しています。

エセイサ空港のターミナル内

日本からドバイまでが11時間30分ほど、ドバイからリオまでが15時間ほど、リオからブエノスアイレスまでが3時間15分ほどということで、日本から約30時間ほどかけて日本の真裏にあるアルゼンチンにやってきました。長かったー。

今回はあらかじめタブレットにダウンロードしてきた動画がたくさんたまっていて、良い時間つぶしになりました。

関連リンク

パタゴニアの旅行記

エミレーツのビジネスクラスに延々乗り続けて向かった先の旅行記です。旅そのものはとても良かったです。アルゼンチンまでのビジネスクラスが新しいタイプになったら、もう一度行きたいくらいです。

www.frostmoonweb.com

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搭乗記

乗り物好きな私は、飛行機の搭乗記もいくつか書いています。そちらの記事へのリンクです。

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