鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。

MENU

全10室すべて露天風呂付き 山奥の極上宿 夏瀬温泉都わすれの宿泊記

大人の休日倶楽部パスは年に3回ほど設定があります。たいてい観光シーズンではない晩秋から冬の時期に設定されることが多いように思います。今回私が出かけたのも11月下旬、東北の紅葉シーズンは終了し、かといって雪景色を楽しむには早い時期です。でもね、温泉には良い季節。ということで、大人の休日倶楽部パスを手に2泊3日の東北温泉一人旅に出たのでした。

こちらの記事では2泊目に泊まった秋田県夏瀬温泉の宿「都わすれ」をご紹介しています。ものすごーい山の中にあるのですが、信じられないほど素晴らしいお部屋に温泉にサービスに感動しました。2025年11月の旅です。

都わすれの概要

  • 全10室で、すべてのお部屋に源泉かけ流しの露天風呂がついている
  • 大浴場は内湯のみだが、30分無料で貸切利用できる露天風呂がある
  • チェックイン15時、アウトは11時
  • 秋田新幹線が停車する角館駅からの無料送迎あり
  • 平日に1人で泊まって2食付き49,000円くらい

公式サイト

taenoyu.com

チェックイン

角館駅を14:30に出発する送迎バスに乗り、宿に到着したのは15:10くらい。チェックインの送迎バスは、角館駅のあと、車で来るお客さんを乗せるため、道の駅にも寄るので、チェックインの時は少し時間がかかります。

バスが山道を走って宿に到着すると、入口ではスタッフがお出迎え。荷物などをロビーラウンジに運んで下さり、ラウンジに座ってチェックイン手続きをします。ラウンジに入る前に靴を脱ぎ、スリッパに履き替えました。

ラウンジ

チェックインの時にはウェルカムスイーツとドリンクがサービスされます。ドリンクはコーヒー、紅茶はもちろんのこと、りんごジュースやビールもあります。私はリンゴジュースをいただきました。

ウェルカムドリンクとスイーツ

送迎バスには私含めて11人乗っていました。その人たちが一斉にチェックイン手続きするとなると、待たされることもありますが、こちらの宿は対応するスタッフが多く、ドリンクやスイーツもサービスされるので、イライラしながら待つ、ということはありません。

お部屋

客間

今回予約したプランはお部屋はお任せプランでした。案内されたのは「月うさぎ」という名前のお部屋で、和室+洋間のリビングという2間のお部屋です。

和室にはこたつ

夜は和室に布団を敷かれます。ひとり旅だと、お布団敷いてもこたつが片付けられないのがとても良いです。翌朝の朝食の時にお布団を片付けるかどうかは、チェックインの時に聞いてもらえます。

夜は和室にお布団を敷いてもらう

和室のタンスの中には、浴衣と作務衣、足袋の用意があり、館内はダイニングも含めて、浴衣や館内着で過ごせます。作務衣は肌触りが良くてパジャマとしても活用できそうな感じでしたが、私は館内着もパジャマも持参してしまい、あまり使いませんでした。

浴衣と作務衣

防寒着として、綿付きの半纏がありました。

綿入りインナー付きの半纏

こちらがリビングでソファーやテーブル、テレビもこちらのスペースにあります。

リビングスペース

リビングの外にはテラスと源泉かけ流しの露天風呂。その奥には玉川が静かに流れています。

お部屋のテラスには源泉かけ流しの露天風呂

お茶やコーヒーなど

リビングにはお茶菓子やコーヒー・紅茶などの用意があります。

お茶やコーヒーなど

コーヒーはドリップバッグがありましたが、ラウンジに24時間利用可能なコーヒーマシンがありました。

お茶菓子は2種類

食器棚の下には小型の冷蔵庫があり、飲み物が冷えています。こちらはすべて有料です。

お部屋の冷蔵庫

水回りとアメニティ

洗面はダブルシンク。ボウルがちょっと小ぶりで、顔を洗ったりすると水はねします。お湯と水の水栓が別々で、ちょっと温度調整が難しかったです。お部屋のドライヤーはRefaのものでした。拡大鏡も用意されていました。

洗面台

洗面台の桶の中にはバスアメニティの数々。歯ブラシやコットンセットなどはもちろん用意があります。

バスアメニティ

基礎化粧品のセットはわかるのですが、なぜ耳栓?耳栓が用意されているのは初めての体験だったかも。

なぜか耳栓の用意もある

洗面台に奥には、シャワールームがあります。こちらにはシャンプー、コンディショナー、ボディソープがそろっています。

シャワールーム

お部屋の露天風呂

シャワールームの奥のドアを開けると、露天風呂があるテラスとなっています。芝生の緑の奥には川が流れ、一軒宿なので、車の音も聞こえません。

お部屋のテラスにある露天風呂

お部屋の露天風呂は表面が熱くなっているので、湯もみしてから入ります。自然の中の露天風呂。湯温の管理もばっちりで、夏瀬温泉の源泉を思う存分楽しめました。ホント最高です。

最高の気分

充電やWifiなど

室内にはコンセントは複数個所あり、充電には困りませんでした。もちろんPW付きのWifiも用意されています。

お部屋以外のお風呂

大浴場

各部屋に露天風呂も洗い場もあるので、大浴場に行かなくても良いのですが、体を洗うのはお部屋より大浴場の方が寒くないので、大浴場も一回利用しました。

大浴場 桃源の湯の入り口

脱衣所はこんな感じ。

脱衣所

お風呂で使うタオルやバスタオルは脱衣所内にあるので、部屋から手ぶらで来ても大丈夫です。

大浴場にはタオルの用意がある

浴室は灯を落としてやや暗め。部屋に温泉がついているせいか、独泉で楽しめました。大浴場は内湯のみで、2つの浴槽にお湯が満たされています。温度に差がつけてあり、やや熱めの湯と長くつかっていられる少しぬる目のお湯になっています。ホント、温度管理が上手にされていて感心します。

湯温に差をつけた浴槽

注ぎ口の析出物の塊がすごくて感動します。

温泉成分がびっしりついた湯口

洗い場は3つ。仕切りがあり、タオルをかけるバーがあるのは大変ありがたかったです。私はシャンプーした後、乾いたタオルで髪を拭きたいのですが、タオルの置き場に毎度困ります。痒い所に手が届くというか、このような気づかいが大変嬉しかったです。

洗い場

泉質

夏瀬温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉」です。柔らかな感触で、お風呂から上がった後はお肌がスベスベ、しかもいつまでもポカポカと温かい感じがしました。

温泉の成分表

温泉の使用状況を示す欄には、見事に「無」の文字が並んでいます。お部屋の露天風呂も、大浴場も、貸切利用の露天風呂も、どのお風呂も本当に温泉が新鮮で気持ち良かったです。

温泉の使用状況

貸切の露天風呂

お部屋に源泉かけ流しの露天風呂があり、大浴場もあるのですが、さらにこちらの宿には貸切利用ができる露天風呂があります。各部屋ごとに30分ずつの貸し切り制で、チェックインの時に予約します。

私がチェックインした日は雨が降ったやんだりのお天気だったので、チェックアウト日の朝食後の時間帯を予約させてもらいました。

こちらの電灯の奥が貸切露天風呂への入り口です。

貸切露天風呂へ

入り口の表示を確認し、使用中に変えます。内鍵方式なので、フロントに鍵を借りに行く必要はありません。

入り口の表示を変更し、内側から鍵をかける

脱衣所には5人分の籠がありました。こちらにはタオルの用意がないので、お部屋からタオル持参で参ります。そのための湯籠の用意がお部屋にありました。

脱衣所にタオルの用意はないので部屋から持参

こちらが露天風呂です。写真奥の扉の中が脱衣所です。湯船は一度に5人入れそうな広さですが、これを一人で貸切れるとは、極楽です。

貸切の露天風呂

外は寒くて凍えますので、かけ湯をしてまずは体を温めます。

気持ちいい~

打たせ湯もあります。

打たせ湯

静かな自然に囲まれての湯あみは本当に癒されます。湯船の上に屋根がないので、チェックアウトの日に予約して良かったです。雨の時には一応頭にかぶる笠の用意もありましたが、そんなものは被らずに湯あみは楽しみたいものです。露天風呂の予約の時にはお天気と時間帯、重要です。

露天風呂

お食事

お食事は夕食・朝食ともにダイニングでいただきます。個室ではなく、こんな感じに隣のテーブルとは仕切りがついています。ただ声は聞こえてきます。一人で食べていると、大声で食事を楽しんでいる人たちの会話は少し気になったりします。

隣のテーブルとの仕切り

テーブルの下にはホットカーペットが用意されていて、寒くなることなくいただけました。

夕食

スタート時間は17:30または18:30です。事前に希望時間を聞くためにメールが届き、私は18:30からにしましたが、チェックインの時にも変更はありませんか?と聞いてくださるので、チェックインの時に変更もできるのかもしれません。

テーブルには前菜などがあらかじめ用意されていました。

夕食スタート時点のテーブルの上

こちらが夕食のお品書きです。

お品書き

まずは食前酒から。予約確認のメールの中で、アルコールの食前酒の提供の可否についても確認がありました。私は飲めない人ですが、食前酒くらいなら大丈夫なので、アルコールOKで返事をしてありました。運ばれてきたのは柚子酒を少し温めたものでした。曲げわっばのお猪口が素敵です。

温かい柚子酒でいただきます

お飲み物メニューは、ノンアルコールからチョイスしました。自家製ドリンクがあって、アルコール飲めない人にも嬉しいラインナップ。

ノンアルコールメニューも充実

自家製ジンジャーエールをいただきました。コースターが秋田犬なのがかわいい。

コースターがかわいい

まずは前菜からいただきます。

前菜

前菜は冷たいお料理ばかりですが、すぐに温野菜が運ばれてきました。

温野菜

汁椀は稲庭うどんで、マイタケの天ぷらがついてきました。とてもサクサクっとした食感で美味しかったです。

稲庭うどんとマイタケの天ぷら

つづいてお造りです。鮪、タイ、ハタ、カラスガレイのお刺身です。

お造り

つづいて焼き物ということで、岩魚の南蛮揚げです。秘湯の宿だとよく串に刺した塩焼きが出てきますが、こちらの宿では揚げてありました。ただ・・・どうしても私には夕食の量が多すぎるので、無理に岩魚を出さなくても良いかもと、実は私は思っていたりします。

岩魚の南蛮揚げ

次に煮物が運ばれてきました。なんとフカヒレ。温泉宿でフカヒレが出てくることは珍しいかも。

フカヒレ

続いて口代わりとしていぶりがっこが入ったサラダがたっぷり運ばれてきました。この大きなボウルのサラダに、仕上げにチーズを削ってかけてくれます。

目の前でチーズをかけてもらっていただくいぶりがっこサラダ

もうだいぶお腹が膨れてきました。次は強肴でお肉料理です。お肉は由利牛という秋田県のブランド牛。

お肉は由利牛

熱々に熱した石の上で焼いていただきます。ものすごく柔らかいお肉でした。

石焼きでいただきます

テーブルの固形燃料にも火が入り、鍋が温まってきます。こちらは比内地鶏やきのこが入っていて、最後にきりたんぽとセリを加えていただきます。秋田らしい一品です。

比内地鶏ときりたんぽ鍋

この後はお食事として、秋田が誇るブランド米、あきたこまちのご飯とおみそ汁、漬物が運ばれてきました。ご飯とお味噌汁はお料理の途中でいただくことも可能です。少しおかずを残しておけばよかった・・・

お食事

最後にデザートです。

デザート

あぁ、お腹いっぱいと思っていたら、実はサプライズでもう一品運ばれてきました。ひとり旅だったので、ホント、感動の一コマで、涙がでそうでした。ありがとうございました。

サプライズのケーキ

朝食

朝食のスタートは8時または9時からチョイスです。私は8時からを選びました。テーブルは夕食と同じ場所でした。

席につくとまずは羽釜で炊いたご飯が運ばれてきます。昨夜は「あきたこまち」でしたが、朝は別のブランド米でした。「さきほこれ」だったかな?

朝のご飯は羽釜で提供

ご飯をよそっていただき、汁物はきのこ汁でした。いただきます。

朝食

白いご飯に納豆は欠かせません。藁苞に包まれた納豆は、とんぶりとネギを薬味にしていただきました。

藁苞納豆

こちらの容器は湯豆腐です。

湯豆腐

焼き物は、3種類のお魚から、好きなものを好きなだけお取りください、というシステムでした。

焼魚

だし巻き卵も好きなだけお取りくださいスタイルで提供されました。2ついただきました。大根おろしもついています。

出汁巻き卵も取り放題

卵は食事処のカウンターにも生卵と温泉卵があります。

生卵と温泉卵も

カウンターはミニビュッフェになっていて、サラダやフルーツ、ヨーグルトが用意されています。

サラダやフルーツはセルフサービス

食後にはコーヒーや紅茶もサービスされます。私はコーヒーをチョイス。食事処以外にもラウンジやお部屋で頂くことも可能とのことです。

食後のコーヒー

 

宿の施設

エントランス

到着した日は雨だったので、宿の外には出ませんでしたが、一晩あけて、お天気が回復していたので、朝食後に外を歩いてみました。

送迎バスはこの宿名の看板の前に横付けされ、屋根のついた通路を歩いてエントランスに向かいます。

宿の入り口

こちらがエントランス。

クリスマスの飾り付けがされたエントランス

入り口にはこんな源泉ドバドバポイントがあり、桶の中では温泉卵が作られていました。朝食べたやつ、と思っていたら、この温泉卵は帰る時にプレゼントされました。この投入される湯量がものすごくて。この湯量があるからこそ、各部屋に源泉かけ流しの露天風呂を作れるわけですね。

源泉かけ流しで温泉卵を作っています

ラウンジ

エントランスを入るとロビーラウンジです。

エントランスの奥がロビーラウンジ

こちらもクリスマスの飾り付けがされていました。

クリスマスの飾り付け

チェックインの所にも書きましたが、こちらでチェックイン手続きをします。ラウンジにはコーヒーマシンや、レモン水、ヨーグルトとフルーツがサービスされています。

飲み物やフルーツ、ヨーグルトが用意されているラウンジ

アクセス

かなり山深い所にあります。公共交通機関で行く場合は、新幹線が停車する角館駅から送迎してくれます。チェックインの時には角館駅を14:30または16:30の2回で、事前に予約が必要です。

また山道が未舗装路で狭く、ガードレールもないので、車の方も道の駅に車を停めて、送迎車を利用することも可能です。特に冬の期間は必ず送迎車を利用してください、と案内されています。途中、携帯の電波が入らない区間もあったので、車の方も送迎車利用した方が良いかも。

狭い未舗装路を走って宿に向かう

気になるクマ対策

ところで、2025年の秋は異常なくらいクマ出没ニュースを聞きました。秋田の山奥の宿ということで、お部屋の露天風呂に気持ち良く入って良いものかと心配していましたが、電気柵を設置していると案内がありました。

電気柵を設置してクマ対策

電気柵はお部屋の前の斜面の下に設置していました。お部屋から見えないように設置してあるのも素晴らしい。

クマよけの電気柵

また外を歩く際には、熊鈴を貸してくれます。

エントランスに用意されているクマよけの鈴

まとめ

未舗装の狭い山道を走ること20分、こんな場所になぜこんな極上宿があるのだ?と言う宿でした。

還暦を過ぎてから、時々お部屋の温泉がついた宿に泊まる機会がありますが、その中でもかなり良い宿です。もちろんもっと高額で良い宿はあると思いますが、1人泊で源泉かけ流しの露天風呂がついて5万円以下というのは、とてもありがたい価格です。実際お値段以上の宿でした。スタッフの人数も多いので、サービスや大浴場などのお掃除なのも行き届いていたし、細かな気遣いが心地よく、すごい山奥の宿なのに、快適そのものでした。

すっかり気に入ってしまい、帰宅後に次の予約を即入れました。できることなら連泊して、温泉に何度も入って、お昼寝したり小説を読んだり、ブログ書いたりしてお籠り滞在も楽しみたい宿です。大人の女性のひとり旅にもおススメの宿です。

今回の旅の行程

今回の2泊3日の旅の概要を動画にまとめました。

 

関連記事

姉妹館の妙乃湯の宿泊記

都わすれは、乳頭温泉郷にある「妙乃湯」という宿の姉妹宿です。妙の湯にも宿泊したことがありますが、異なる泉質の温泉を楽しめ、食事も美味しい宿でした。

www.frostmoonweb.com

大人の休日倶楽部パスのおススメコース

今回の旅はオトクな鉄道パスの代表格である大人の休日倶楽部パスで旅しました。こちらではパスを活用したおススメコースを紹介しています。

www.frostmoonweb.com