1月15日金曜日。お天気が良さそうだったので県内の日帰り鉄道旅に出かけてみました。目的地は伊豆半島の下田市です。こちらには須崎御用邸があるくらいで、風光明媚で穏やかな気候のはず。御用邸近くの爪木崎では水仙まつりが開催されていて、平日だしアウトドアだし、密を避けられそうだったので出かけてみました。とてもきれいでしたよ。
1月15日 水仙の開花状況
まずはともあれ、水仙の開花状況を写真でご紹介。水仙まつりは2020年12月20日から2021年1月末まで開催されていて、出かけたのは2021年1月15日(金)です。熱海の辺りは曇っていましたが、下田に着いたら快晴。風が強かったけど水仙は見ごろを迎えていて楽しめました。
観光協会のよると300万本もあるのだとか。園内には真っ赤な花をつけるアロエもあって、コントラストも美しいです。
浜辺に近い場所なので、海の青を背景に入れても良いですね。風が強くて白波がたっていました。
斜面一面に群生する野水仙。これだけ咲いていると水仙の良い香が漂います。
会場をちょっと高台から撮影するとこんな感じで、面積としてはそれほど広くはありません。水仙の群生地だけを見て回るなら15分もあれば回れるし、群生地内はほぼフラットなので足に自信がない方も問題ありません。
バスで向かうと階段の上り下りがありますが、マイカーやタクシーなら群生地横の駐車場から階段なく入れます。
灯台と柱状節理も見に行こう
水仙の群生地だけなら15分もあれば見れてしまいますが、帰りのバスまで時間があったので、灯台や柱状節理も見に行きました。
灯台に行くには群生地を抜けた先の階段を上ります。上の写真でもちょっと見えていますね。
階段を上りきるとこんな看板が。この看板を左に進むと灯台です。
岬の先端に立つ灯台。上れませんが凛とした佇まいが好きです。
灯台付近から周囲を眺めると、火山活動の痕跡を見ることができます。海岸に突き出した岩場が六角形の柱状になっていますが、これを柱状節理と言います。この辺を「俵磯」と呼ぶそうです。
マグマが冷えて固まる時にこのような六角形の割れ目ができるのだそうで、その固まった部分が地表に出てくると、柱状節理を目にすることができます。爪木崎は伊豆半島ジオパークの一部にもなっています。詳しくはこちらをどうぞ。
海辺まで下りて柱状節理を間近で見ることもできます。
遊歩道を歩いていると、プレーリードッグのような岩も見えました。
所要時間
野水仙の群生だけなら15分程度。灯台や柱状節理まで見るのなら1時間くらいが所要時間です。伊豆急下田駅からのバスが1時間に1本程度なので、ちょうど良いタイムスケジュールだと思いました。食事ができるお店も3軒ほどあり、お食事するのならもう一本バスを遅らせても良いかもしれませんね。
アクセス
鉄道旅で行くのなら、伊豆急下田駅まで伊豆急に乗車し、伊豆急下田駅からは路線バスで向かいます。乗り場は10番で、爪木崎行に乗り、終点で降ります。須崎を経由する便だと30分くらいの乗車時間。水仙まつり期間中は爪木崎への直行便もあり、こちらは15分程度です。
バスは片道440円ですが、下田駅構内のチケット販売機で往復の割引乗車券が発売されています。こちらだと790円で往復できてお得です。
こちらは爪木崎のバス停です。途中須崎御用邸の前も通りますよ。もちろん中は見えないんですけど。
リンクなど
水仙の開花状況 フォトコンもやってるよ
爪木崎の水仙の開花情報は下田市の観光協会のサイトで確認できます。
車窓が美しい伊豆急行線
伊東と下田を結ぶ伊豆急行線は、東伊豆海岸線を走る区間があり、晴れていれば大島などの伊豆諸島も見える絶景路線です。今回は霞んで見えなかったけれど、大海原がダイナミックに車窓に広がります。
また追加料金なしで観光列車のような素敵な列車に乗れるのも伊豆急行線の魅力です。
コロナでなければ伊豆急行線には足湯がある駅が多く、足湯めぐりも楽しめるのですが、今回は足湯は休止中でした。
かつて各駅で足湯を楽しんだ時のブログはこちらです。
伊豆急行線については、コロナの影響で減便されています。詳しくは伊豆急行のサイトでご確認ください。
伊豆急行線沿いには温泉旅館もたくさんあるので、次回は泊りで旅できると良いな、と思います。