鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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2022年12月の大人の休日倶楽部パスの旅 長野と新潟の温泉とマンホールカードを集める旅

JR東日本の大人の休日倶楽部パス(以下略して「おときゅうパス」)は、JR東日本の路線が、新幹線・特急も含めて乗り放題というお得な切符です。だいたい毎年お客さんが少ない時期に利用できるように発売してくれます。2022年11月24日~12月2日は2022年度2回目のおときゅうパスの利用期間だったので、温泉に入りつつ、マンホールカードを集める旅に出ました。たどったルートや宿泊した宿、成果物のマンホールカードをブログにまとめました。

今回の旅の概要

今までのおときゅうパスの旅では、おトク度を上げたくて、新幹線でなるべく遠くまで出かけていました。たとえば新青森駅とか秋田駅とか。今回はおトク度よりは行きたい温泉に入ろうと、距離としてはそんなに遠くない場所に出かけました。その分、一回の旅で、同じ区間を2回乗ってしまうという、フリーパスだからこそ乗れる鉄旅にしました。同じ区間を何度乗ろうが、行ったり来たりしようが、フリーパスなら追加料金が発生しません。これも大人の休日倶楽部パスならではの楽しみ方です。

今回旅した地区はだいたい以下の地図の通りです。電車のルートをうまくGoogle mapで表示する方法がわからないので、以下のmapは自動車のルートで表示しています。

 

1日目(木曜日) 熱海から湯田中へ

JRE POINT活用のグリーン車で東京へ

北陸新幹線に乗るために東京駅まで移動します。静岡に住む私は、東京までは東海道新幹線を使うことが多いのですが、東海道新幹線はおときゅうパスでは乗れません。今回は旅費節約のため、熱海から在来線で東京に行きました。

熱海駅の指定席券売機でおときゅうパスや予約済の指定席券を受け取ります。この時、大人の休日倶楽部パスだからといって、画面の「大人の休日倶楽部 割引きっぷ」を押さないように。えきねっとで購入しているので、「インターネット予約の受取り」を押して発券します。

押すボタンを間違えないように

2時間近く乗るので、たまっていたJRE POINTをグリーン券に変えて、グリーン車で快適に行きます。

在来線ではグリーン車利用

JRE POINTの活用方法は、いつもひささんのブログの情報を参考にしています。

www.kzlifelog.com

北陸新幹線で長野駅へ

東京からは北陸新幹線に乗り、長野駅へ。途中、浅間山の山頂付近が白くなっているのが見えました。この景色は2日後にも見ました。

浅間山 長野に向かって右側に見える

長野まで乗せて来てくれた「はくたか」を見送ります。数ある新幹線の中で、この顔つきが一番ハンサムだと勝手に思っています。

長野駅にて

懐かしい列車が走る長野電鉄で湯田中へ

長野駅から、この日の温泉宿の最寄り駅である湯田中駅までは、長野電鉄の特急「ゆけむり」を利用しました。長野電鉄はおときゅうパスでは乗車できないので、乗車券、特急券を券売機で購入して乗車します。ちなみに特急券は100円です。安すぎます。

地下ホームに停車中の特急「ゆけむり」

特急「ゆけむり」は小田急線で走っていたロマンスカーで、首都圏の方にはなじみのある車両でしょう。先頭車両と最後方車両は展望車になっていて、湯田中行きの場合、先頭車両は指定席です。ネットで予約できるので、最前列の座席を予約しておきました。

特急料金は100円ですが、指定席料金は300円です。予約などはこちらからどうぞ。

www.nagaden-net.co.jp

後ろ向きでも良ければ、早めに乗車して自由席の展望席を確保するという手もあります。自由席の展望席は人気のようです。

自由席の展望席は後ろ向きになる

座席には多少年代を感じます。指定席車両はあまりお客さんいませんでした。

指定席車両の車内

私は1列目A席を予約していて、進行方向に向かって左の窓側です。予約した時には隣の席は空いていましたが、出発前には1列目の4席はすべてお客さんがいました。窓側の席は足元にテーブルみたいなものがあり、先頭車両で側壁がややカーブしていて足が伸ばせず、158センチの私でもちょっと窮屈でした。

窓側は足元がやや窮屈

300円払って予約した展望席なので、前面展望を楽しみます。

展望車の時には鉄橋の景色が好き

長野駅から終点の湯田中駅までは特急だと45分くらいでした。

湯田中駅

初日の行程をまとめると、

熱海==(東海道線)==東京==(北陸新幹線)==長野--(長野電鉄)--湯田中

(==はおときゅうパスで乗車できる区間、--は別料金区間)

湯田中駅から歩いて行ける安代温泉の安代館に宿泊

さて湯田中駅がある長野県山ノ内町は、湯田中温泉、渋温泉など豊富な湯量を誇る一大温泉街が広がっています。私が泊まった安代館は、湯田中温泉と渋温泉の間にある、安代温泉という小さな温泉街です。宿は5軒が営業するのみ。静かな温泉街がいいな、と思っていたので、湯田中温泉でも渋温泉でもない温泉街を選びました。下の写真で赤い丸が湯田中駅、赤い四角が安代温泉です。

湯田中渋温泉郷の地図

5軒ある安代温泉の宿の中から今回選んだのは、安代館という昔ながらの温泉宿です。

家族経営の安代館

内湯のみですが、源泉かけ流しの温泉を楽しめました。温泉につかるとすぐにお肌がツルツルしてくるのがわかるお湯でした。ただお湯の温度がかなり熱く、最初は入れません。温度に慣れて肩までつかる頃には、もう足は真っ赤になっていました。この辺りの温泉は源泉の温度が熱く、湯量豊富で、熱々のお湯はこの辺りの温泉ならでは、という感じもしました。冬に来てよかった。

熱いけどツルツルになる温泉

夕食は部屋食、朝食はお食事処でいただくスタイルですが、この日のお客さんは私だけだったので、朝食もお部屋に運んでいただきました。部屋食だともうホント、部屋と温泉の往復のみになっちゃいます。

夕食は部屋食

大量の漫画が読み放題なのもこちらの宿の魅力の一つ。チェックインしたらひたすら温泉入って、マンガ読んで、また温泉入って、今度はご飯食べての繰り返しができて最高に幸せでした。

大量のマンガ読み放題

宿泊記はこちらにまとめました。

www.frostmoonweb.com

 

宿の前にはこの土地らしいデザインのマンホールがありました。

宿の前のマンホール

2日目は特急しらゆきが区間運休のアクシデント

湯田中駅から上越妙高駅へ

温泉宿を10時にチェックアウトして、以下のルートで新潟県の越後湯沢に向かいます。

湯田中--(長野電鉄)--長野==(北陸新幹線)==上越妙高==(えちごトキめき鉄道&信越線)==柏崎==長岡==(上越新幹線)==越後湯沢

安代館で旅行支援のクーポン3000円分とは別に、交通機関で使えるクーポン1000円分をいただいたので、長野までの切符代に使わせていただきました。

交通機関専用クーポン

出発は湯田中駅から。改札が始まるまで少し時間があったので、駅前足湯で温まりました。駅前足湯、ホントにありがたいです。足湯の近くには山ノ内町のカラーのデザインマンホールが設置されています。是非こちらのマンホールカードも発行してほしいです。

駅前足湯と山ノ内町のマンホール

この日も長野電鉄の特急を利用しました。前日に乗った「ゆけむり」は、小田急のロマンスカーでしたが、この日に乗る特急「スノーモンキー」は成田エクスプレスのようです。各社を代表する車両が引退後も地方で第二の人生を送っているというのは、いいな~と思いました。人も列車も活躍の場があるというのはありがたいことです。

成田エクスプレスを思い出させる特急「スノーモンキー」

特急「ゆけむり」より、シートの感じが新しいです。黒いせいかひきしまった印象も。

「スノーモンキー」の車内

長野駅で北陸新幹線に乗り換えて上越妙高駅へ。

長野駅から上越妙高駅まで新幹線

特急「しらゆき」区間運休のアクシデント

上越妙高駅で特急しらゆき5号に乗り継ぐ予定でした。しらゆき5号は、しらゆき4号の折り返し運転ですが、信越線のトラブルでしらゆき4号が上越妙高まで来ず、直江津で運転を打ち切る区間運休となってしまいました。

上越妙高駅のみどりの窓口で、しらゆき5号の指定席をお願いした時には、窓口の方からは区間運休の話は出ず、上越妙高駅からの指定席が発券されたのですが、いざ改札に行くと電光表示にしらゆき5号の表示がありません。改札で聞いたら、区間運休になったと教えてくれました。対処法を聞くと「今ホームに停まっている列車で直江津まで行けば、直江津でしらゆき5号に乗ります」とのこと。慌ててホームへの階段を駆け下りて、えちごトキめき鉄道の普通列車に飛び乗りました。

大人の休日倶楽部パスは、えちごトキめき鉄道の新井---直江津間は追加料金なしで乗車できるのです。おときゅうパスの旅ではこういう突然の運休に出くわしても、追加料金なしで回避策の路線に乗れるので助かります。

ということで無事に直江津駅から特急「しらゆき」5号に乗車できました。

この日は直江津始発になってしまった「しらゆき」5号

柏崎市で今回最初のマンホールカードをもらう

特急「しらゆき」で柏崎駅へ。途中日本海沿いを走りますが、この日は雪交じりの雨模様で、風も強く、冬の日本海らしい景色でした。

荒れ模様の日本海

こちらが柏崎駅です。初めて降りる駅です。駅舎内の観光案内所で、柏崎市のマンホールカードを配付しています。ただし、平日のみです。土日は別の場所での配付となります。

柏崎駅

駅から徒歩2分ほどの市役所の前に、デザインマンホールが設置されていました。雨だったので傘開くのちょっとためらいましたが、なかなか来ることがない場所なので、捕獲してきました。今回の旅で最初のマンホールカードをゲットしました。

柏崎市のマンホールカードと蓋の実物

蓋の場所は市役所前の歩道上です。

 

長岡市では2種類のマンホールカードをゲット

つづいて柏崎駅から普通列車で長岡駅へ。大人の休日倶楽部パスの旅でなかったら、柏崎で下車することもなかったと思うので、信越線の普通列車って私には初めての乗車でした。嬉しいボックス席です。

信越線の普通列車

長岡へ向かうにはちょっとした峠があるようで、思いがけず雪見鉄となりました。

車窓は雪景色

長岡市のマンホールカードを2種類ともいただきました。まずは1種類目。駅から屋根付きの陸橋でつながっているシティホールプラザアオーレ長岡の西棟3階へ。こちらでは火焔土器がデザインされたマンホールカードを配付しています。

シティホールプラザアオーレ長岡

こちらが火焔土器がデザインされたマンホールカードと蓋の実物です。蓋は駅前商店街の歩道上に設置されていました。

火焔土器がデザインされたマンホールカード

長岡市の2つめのマンホールカードは、「シティホールプラザアオーレ長岡」から徒歩2分ほどの「ながおか市民センター」で配布しています。下のGoogle mapだと徒歩6分とありますが、「シティホールプラザアオーレ長岡」から駅前の通りに直接出られるので、以下のmapのように大回りする必要はありません。

長岡市は、バスケットボールによるまちづくりの一環として、新潟アルビレックスBBとコラボしたデザインマンホールを設置していて、市民センターではこちらのデザインのカードを配付しています。

新潟アルビレックスBBマンホールカード

2日目の宿は越後湯沢駅前のHATAGO井仙

長岡市のマンホールカードを2種類とも手に入れた後は、上越新幹線で越後湯沢駅へ移動しました。この日の宿は駅前にあるHATAGO井仙です。

以前、1階のカフェを利用した時に、泊まれることや、地元魚沼産の食材を使ったお料理が美味しいらしいと聞いて、一度泊まりたいと思っていたのでした。金曜日の夜に1人で泊まって2食付きで25,000円くらいでしたが、全国旅行支援のおかげで20,000円で泊まれました。ありがたや、旅行支援。

地元魚沼の食材を使った美味しいお料理

コシヒカリは土鍋で提供されます。

コシヒカリは土鍋で

こちらの宿では新潟県で使えるクーポン券をいただきました。お食事の飲み物と、有料の貸し切り湯に活用させていただきました。

貸し切り湯

HATAGO井仙の宿泊記はこちらです。

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3日目は北斗の拳のマンホールカードをもらいに再び北陸新幹線に乗る

越後湯沢の温泉を楽しんだ後は、佐久市のマンホールカードをもらいに行きました。そのためには、上越新幹線で高崎に移動した後、北陸新幹線に乗り換えて佐久平駅に向かいます。今回の旅の初日に高崎-佐久平間は乗っているので、2周目という感じです。こういう乗り方はフリーパスの切符じゃないと、もったいなくて乗る気になりません。

ということでやってきました佐久平駅。

佐久平駅

土日は駅舎内のプラザ佐久で北斗の拳のケンシロウのマンホールカードを配付しています。なぜ初日に佐久平駅に寄らなかったかというと、平日は佐久市下水道管理センターで配布していて、鉄道旅でもらいに行くにはちょっと不便なんです。

ケンシロウのマンホールカードとマンホール

駅周辺にはケンシロウ以外のキャラクターの蓋が設置されています。こんな案内板があるので、佐久平駅で降りたら探してみましょう。

マンホールマップ

私も一通り捕獲してみました。

ラオウ、トキ、ユリア
サウザー、レイ、ジャギ

なお、ジャギについてはすでに北斗の拳マンホールカード2種類目として発行されています。詳しくはこちらをどうぞ。

www.city.saku.nagano.jp


佐久平に到着したのは11:12。東京に戻る新幹線の出発時間は12:50発を予約してあり、マンホール捕獲しても時間に余裕がありました。佐久平駅の近くにはモスバーガーやイオンがあり、時間をつぶすにも困りません。駅舎内にもカフェがありました。お昼時だったのでモスでランチして、帰りの新幹線に乗りました。

浅間山に見送られて帰宅の途につく

3日目の行程は以下の通りで、東京駅からは再びJRE POINTを活用して在来線のグリーン車で熱海まで乗りました。

越後湯沢==(上越新幹線)==高崎==(北陸新幹線)==佐久平==(北陸新幹線)==東京==(東海道線)==熱海

まとめ

大人の休日倶楽部パス東日本版は、JR東日本の鉄道なら新幹線も特急も含めて4日間乗り放題で15,270円と大変お得です。このパスが設定される期間は、基本的に旅行客が少ない時期なので、紅葉の最盛期というわけにはいきませんが、今回のように寒い季節に温泉で温まる、なんていうのにぴったりです。

おときゅうパスは行ったり来たり旅にも便利

またフリーパスタイプなので、行ったり来たり旅にも向いています。今回は初日に通った高崎-佐久平区間を3日目にも乗るという、通常なら無駄ともいえるような乗り方も大人の休日倶楽部パスならではです。2022年1月の旅でも行ったり来たり旅をおときゅうパスで楽しみました。

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おときゅうパスはトラブルにも強い

トラブルに強いのもこのパスの魅力の一つと思います。なぜか私が大人の休日倶楽部パスで旅をしようとすると、出発の前日とか、移動中に乗車予定の特急が運休、ということに出くわします。その時でも次の特急に追加料金なしで自由席なら乗れますし、戻ることも可能です。北海道に行った時にそういうトラブルに出くわしましたが、無事旅を続けることができました。

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出発前日に羽越線の計画運休が決まった時も、乗る列車の指定席をえきねっとで変更し、無事男鹿温泉に行くことができたのはこちらの旅です。

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今回は信越線のトラブルでしたが、もし信越線が不通だったら、直江津から北越急行線で越後湯沢に向かうことも可能でした。北越急行線はおときゅうパスで乗車可能な私鉄の一つです。

今年還暦を迎えて、晴れてジパング会員となり、これからは全国のJR線が2~3割引きで乗れますが、おときゅうパスの期間はJR東日本区域を旅しようと思います。

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