鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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大人の休日倶楽部パスでいく羽越線と男鹿温泉を楽しむ2泊3日の1人旅

大人の休日倶楽部パス(以下「おときゅうパス」)を活用する鉄道旅の第2弾です。今回は今まで計画しては天候不順やコロナなどでキャンセルになり乗車できていなかった羽越線と男鹿線の旅を2泊3日で楽しんできました。本当は2泊とも温泉宿に宿泊予定だったのですが、1泊目は残念ながら羽越線の計画運休により宿に行けないことがわかり、急遽予定を変更し、新潟駅前のビジネスホテルで過ごしました。そこがちょっと残念ですが、おときゅうパスはえきねっととの組み合わせも便利で、前日でも指定席の変更が楽々できて、良い旅となりました。

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当初の計画

当初の計画は、1日目に東京から上越新幹線で新潟駅に移動し、いなは5号で羽後本荘まで行き、由利高原鉄道に乗り換えて、終点の矢島まで行く予定でした。

矢島駅からは宿の送迎バスで、こちらの宿に泊まるはずだったのです。

が、宿泊前日に宿からお電話があり、「計画運休で、矢島駅までお越しいただけません」という連絡をいただきました。代わりに1時30分までに秋田駅まで来ていただければバスを出します、とのこと。我が家からだと早朝の新幹線に乗れば、行けなくもなかったのですが、羽越線に乗るのが今回の旅の目的でもあったので、今回はキャンセルさせてもらいました。フォレスタ鳥海さん、実は9月のおときゅうパスの時も予約していたのに、緊急事態宣言となってキャンセルしていますので、これで2回もキャンセルしていることになり、大変申し訳ございません。いつか是非宿泊したいと思います。

変更後の初日は踊り子で東京へ。新幹線で新潟駅まで

前記の通り、初日に羽越線に乗車できないので、初日は新潟に宿泊し、2日目に新潟駅から羽越線と男鹿線を乗り継いで、男鹿駅まで一気に乗車することにしました。そのため、出発前日に予約してあった初日の指定席をキャンセルし、新たに上越新幹線の指定席と、いなほ1号の指定席をえきねっとで取り直しました。ついでに初日は時間に余裕ができたため、いつもなら東京駅までこだま号で移動しますが、今回は熱海から特急「踊り子」に乗ってみました。踊り子号の特急料金はおときゅうパスに含まれていますから、熱海駅までの運賃で東京まで移動でき、とても安く出発することができました。おときゅうパスがなかったら、乗らない特急の一つだと思います。

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熱海から特急踊り子で東京へ

2日目は新潟から男鹿温泉郷に向かう

出発前の天気予報だと、羽越線に乗車する日の予報は、あまり芳しくなかったので、景色が見えるかどうかちょっと心配。

羽越線の車窓を楽しむ

新潟駅にいなほ1号が入線してきました。いなほというよりは、日本海をイメージさせる青いボディ。出発前日に指定席の取り直しがありましたが、幸い日本海が見えるA列の座席が取れました。

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青い車体のいなほが入線

残念だったのは、窓ガラスが汚かったこと。雪国を走る列車の宿命なのでしょうけれど、洗車機を通ってから入線、みたいなことができるといいのにな、と思いました。

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窓ガラスが汚いのはしかたないか・・・

羽越線の見どころは笹川流れというのは、いつもお得な切符や路線情報が詳しいひささんのブログで予習済みです。

www.kzlifelog.com

もう一つ、旅に出る時に参考にしている書籍がこちらです。全国の鉄道路線が出ていて、どこが景色のポイントかを表してくれています。羽越線で日本海の景色を楽しみのなら、下り線。上り線は長大トンネル、と出ていたので、下り線で羽越線を楽しむことにしたのです。

新潟駅を出発して間もなく大きな川を渡ります。阿賀野川です。

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阿賀野川

阿賀野川を渡った後、白鳥の湖・・・と言えるほどの面積ではないのですが、白鳥の姿を何回か見かけました。地元静岡県ではお目にかかれない景色の一つです。

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白鳥の群れ

新潟駅を出発して50分ほどで村上駅に到着します。デッドセクションでいったん車内の照明が消えたのち、ここから先がいよいよ日本海の景色を楽しめる区間に入ります。

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日本海の景色

羽越線の下りは短いトンネルをいくつもくぐりながら走ります。日本海と線路の間にはたいてい国道が走っているので、車窓からだとちょっと距離を感じることもありますが、それでも車窓いっぱいに広がる日本海の景色はなかなかのものです。白波が押し寄せているくらいの感じが日本海らしさを感じます。ちょうど良い荒れ具合です。

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押し寄せる白波

羽越線の車窓は日本海の景色だけではありません。あつみ温泉を過ぎた辺りから、雪をまとった美しい山が見えてきました。鳥海山です。

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鳥海山

鳥海山は、山形県と秋田県の間にそびえる標高2,236 mの山で、美しい山容から出羽富士とも呼ばれています。そのように聞いてはいましたが、実際の山を近くで見ると、ホントきれいです。私は富士山が見える場所に住んでいて、晴れていれば富士山ドーンを毎日見ているのですが、鳥海山の方が美しいのでは???と思いました。私の写真の腕ではその美しさが伝わらないのが残念です。鳥海さんは進行方向右側の方がよく見えます。右側の座席はガラガラだったので、移動して撮影しました。

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美しい鳥海山

初日が予定通りであれば、この山を部屋の窓から眺められる宿に宿泊するはずだったので、本当に残念でなりません。是非また来ようと思いました。羽越線は雪というよりは、風で運休することが多いようです。秋田が近づいてくると、車窓にはたくさんの風力発電装置が見えてきます。風が強い証拠ですね。

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多数の風力発電が目に付くようになる

非電化なのに気動車じゃない男鹿線

新潟を出てから3時間43分、秋田駅に到着しました。ここで男鹿線に乗り換えです。もともと乗り換え時間が7分のところ、いなほが2分遅れての到着だったので、トイレにも寄らずまっすぐ男鹿線のホームに向かいました。こちらが男鹿線の車両です。意外にも新しい!

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男鹿線の車両

私の男鹿線のイメージは非電化の鄙びたローカル線で、てっきりキハが走っているのだと思っていたのですが、ディーゼルエンジンの音が聞こえてきません。なので、男鹿線は電化路線なんだと思って乗っていました。実は非電化なのですが、それは3日目に納得したのでした。秋田発の列車は結構込んでいて、学生さんがたくさん乗っていました。かろうじて座れましたが、立っている人も多く、車窓の景色を撮影する余裕も楽しむ余裕もないまま、55分間の乗車で男鹿駅に到着です。

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男鹿駅

駅舎はまだ新しく、待合室にはなまはげが飾られていました。

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男鹿駅待合室内のなまはげ

駅の屋上にも上がることができます。寒風山が真正面に見えました。

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男鹿駅のホームと奥に寒風山

こちらが古い駅舎なのでしょう。待合室に展示されていました。

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昔の男鹿駅

男鹿駅前のカフェでランチ

男鹿駅に到着したのが13:05。宿のバスのお迎えは14:45で時間があるので、まずはランチを。駅前にホットドッグカフェがあったので、こちらに立ち寄りました。

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男鹿駅前のホットドッグカフェ

メニューはこちら。せっかく男鹿まで来たので、この土地らしいホットドッグ「ギバサフィッシュドッグ」をチョイスしました。

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メニュー

ギバサというのは、海藻とのこと。ねば~っとした食感の海藻でした。ヘルシーな感じです。

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ギバサフィッシュドッグ

店内では無料のWifiも使えて、バスのお迎えまで時間をつぶすのにちょうど良かったです。

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wifiが使える明るい店内

男鹿市のマンホールカードも忘れずにもらおう

男鹿市ではやっておきたいことが一つあります。それはマンホールカードをもらうこと。男鹿駅の前にある道の駅「オガーレ」でもらえます。

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道の駅「オガーレ」

いただいたマンホールカードはこちらです。先ほどのホットドックカフェ付近に実物の蓋があるのですが、残念ながらここの蓋はモノクロ版でした。オガーレのスタッフの方にカラー版を聞きましたが、この近くにはないようです。ちょっと残念です。

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男鹿市のマンホールカードとマンホール

2日目はこの後宿のお迎えバスに乗り、男鹿温泉郷にある男鹿観光ホテルに宿泊しました。

3日目に男鹿線の仕組みを知る

最終日はホテルを9:45に出る送迎バスで男鹿駅まで送ってもらい、男鹿駅から男鹿線で秋田駅へ。出発まで時間があったので、待合室のテレビを見ていたら、男鹿線の車両についての説明がありました。男鹿駅には2両分の架線が張ってあり、男鹿駅に到着するとパンタグラフを上げて充電するんだそうです。

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架線が張ってある側

こちらが充電中の車両です。

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充電中

男鹿駅の横には小型の風力発電装置が並んでいて、こちらからも電気を供給しているようでした。もちろん風がない時もあるので、普通に電柱からとっている電気もあるのでしょうけれど、いろいろな工夫がされているものですね。

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男鹿駅の風力発電装置

男鹿駅の説明と、私のツイートにお返事して下さったひささんの解説で男鹿線の仕組みを知ることができました。車両の表示にもEVの文字がありました。

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非電化だけど電車

この仕組み、なかなか良いです。非電化路線で走っているキハ車両はどこももうかなり古くなっています。ディーゼルの車両に置き換えるのも一つの手でしょうけれど、こういう充電式で走る電車は静かで良さそう。電車ですが架線の工事が必要ないのも良いと思います。パンタグラフがついているので、架線がある所は電車として走ればよいわけで、これから非電化路線ではこういう仕組みが広がるかもしれません。ただ気動車の轟音と黒い煙の車両比べると、旅情という点では負けるのかも。

秋田駅からはこまちに乗って、東京まで。仙台からはほぼ満席となり、久しぶりににぎわう車内にでくわしました。鉄道会社も温泉旅館も元気になるといいな。

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秋田駅からこまちで東京へ

今回宿泊した宿

当初は2泊とも温泉宿の予定でしたが、初日の行程を変更したため、1泊目はビジネスホテルとなりました。

JR東日本ホテルメッツ新潟

新潟駅直結のホテルなので、吹雪だろうが嵐だろうが、傘の必要もなく濡れることもなくチェックインできますし、改札から徒歩2分くらいなので、早朝の出発でも余裕があります。建物もまだ新しいので部屋もきれいで快適でした。

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新しく快適なシングルルーム

バスルームも広々とはいかないですが、清潔です。温泉ではないので、駅ビルで温泉のもとを仕入れて松之山温泉風にして入りました。

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バスルーム

ホテルの1階に食事ができるお店が2軒あり、うち1軒で夕食を、もう1軒は居酒屋風で夜は飲み屋さん、朝は朝食を出すお店で、両方のお店を利用しました。

こちらがこの日の夕食で、SUZUVELというお店で食べました。お惣菜が10種類くらいあるので、その中から好きなものをチョイス。チョイスする数によってお値段が変わるシステムです。

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SUZUVELの夕食

お惣菜は見た目は割と美味しそうだったのですが、熱い・冷たいがちょっと中途半端な感じでした。追加料金まで払って選んだグラタンが冷たかったのは少々がっかり。スタッフは一生懸命な感じで好感が持てたのですが。

新潟駅には駅ビルがあり、そこには夕食がとれるレストランや居酒屋もあるし、朝7時から開いているパン屋さんやスタバもあるので、いなほ乗車中の飲み物や昼食のパンも当日の朝仕入れることができて便利でした。

男鹿観光ホテル

2泊目は男鹿温泉郷の男鹿観光ホテルに宿泊しました。男鹿駅からは送迎バスで25分くらいです。建物の古さは否めず、お部屋の壁紙にシミがあったり、めくれたりしていますが、部屋はツインベッドの和洋室で一人で泊まるには十分な広さで、wifiもあり快適に過ごせました。今回はワクチン2回接種済みプランで、料金そのままで上層階にアップグレードしてもらえました。部屋からは日本海の景色を見ることができました。

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宿泊した和洋室

温泉はナトリウムを含む温泉で、お湯から上がった後もポカポカしています。鉄分が含まれているのか、浴槽や床が褐色になっていました。温泉はかけ流しとのことですが、消毒はしているそうで、なんとなーく塩素の匂いがしました。お風呂からも日本海の景色を眺められます。

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展望風呂

建物は古いですが、スタッフのサービスは良く、温泉も2か所あって楽しめ、一人旅の温泉宿としては十分でした。1泊2食付きで16,500円(税別)でした。詳しくはこちらにまとめました。

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まとめ

今までのおときゅうパスは、前日までに手元に切符がないと利用できなかったのですが、えきねっとのupdateの際、購入さえネット上でしておけば、切符の受け取りが出発当日でもOKになり、JR東日本圏外に住む人にとっては、とても使いやすくなりました。コロナ禍以降、JR東日本では「お先にトクだ値スペシャル」という、東北新幹線が半額で乗れるキャンペーンを長らく実施していて、「お先にトクだ値スペシャル」で旅することが多かったのですが、おときゅうパスは出発直前でも指定席の変更ができるのが今回のようなケースではとても助かりました。えきねっとで購入して指定席の予約も難なくでき、受け取りはJR東日本の券売機でできるので、とっても便利です。もっと早くから大人の休日倶楽部会員になっておけば良かったと思います。

前回のおときゅうパスの旅は、絶景路線として人気の高い五能線の旅と温泉を楽しんでいます。

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