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主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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ガウディに魅せられたバルセロナ#1 サグラダ・ファミリア 地下の礼拝堂にも入場

2025年5月下旬から11日間のスペイン旅行に出かけました。首都マドリードから入り、アンダルシア地方を観光した後、最後にバルセロナに3泊して帰って来るコースで、各地の主要な観光スポットを回りましたが、振り返ってみるとやはりバルセロナで見たガウディ建築が素晴らしかったな、と思いました。

ガウディと言えばサグラダ・ファミリアを思い浮かべる方も多いでしょう。精緻な彫刻が施された教会は存在感があります。私も外観はよく見かけていましたが、今回の旅では中にも入ることができ、ガウディ建築の真骨頂は光の使い方なのかも、と思った次第です。今回は教会内部だけでなく、特別な入場チケットでないと入れないと言われている、ガウディが眠る地下礼拝堂にも入場したので、ブログのまとめました。

サグラダ・ファミリア

完成しない教会とも言われているサグラダ・ファミリア。今のバルセロナの中では最も観光客が訪れる場所ではないでしょうか。今までテレビや雑誌などで外観を目にしたことはありましたが、今回は実際に細かな彫刻が施された外観を間近にし、また内部にも入れました。まずは外観。近くによると全体がよく見えないので、最初に隣の公園から眺めました。太陽が昇る東に面している生誕のファサード側が見えています。

公園からのサグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリアは予約がなかなかとれないそうです。今回は旅行社が手配してくれましたが、団体での予約はとれず、参加者個々に入場するチケットでした。入場時間になったので、生誕のファサード側にあるゲートから入場しました。かなりマジな手荷物検査があり、団体ツアーで使用するイヤホンガイドは預けることに(退場後に返してもらえる)。

写真下の方のDという所が個人予約者のゲート

入場するともうこの近さです。池のあたりから見た時には、ハトがいる生命の木の下のペリカンも見えていましたが、入場すると近すぎてペリカンは見えません。

それにしてもものすごく緻密な彫刻が施されていてびっくりしました。生誕のファサード側には3つの門があります。下の写真は中央の門。希望の門ともよばれていて、受胎告知や聖母マリアの戴冠などが表現されています。

生誕のファサード側

左の門は信仰の門。こちらにはエジプトへの逃避の様子を描いた彫刻もありました。

マリアがヨセフと共にエジプトに逃げる場面

ツアーはサグラダ・ファミリアを観光した後の予定もあり、90分後には出口に集合という予定だったので、生誕のファザードを見た後、建物の中に入りました。

外の精緻な彫刻にもびっくりしましたが、内部の光の美しさにも感動しました。

教会の内部

教会の内部

ブルーが基調のステンドグラスは朝日が当たる東側。私が訪れたのは午後だったので、東側からは太陽の光が入っていませんでしたが、午前中はさぞ爽やかな雰囲気になっていることと思います。

東側の窓

西側はちょうど日が当たり、暖色系のステンドグラスを通じて、美しい空間が広がり、本当に感動しました。

西側の窓

スペインではあちこちの大聖堂と呼ばれるところを訪れましたが、ここまで内部が明るい場所はなかったので、とても斬新な感じがしました。ガウディはこうした自然光の取り入れ方が本当に素晴らしいと思いました。

鐘楼に上がる

さて、私達の入場チケットは塔に上れるチケットです。塔に上るエレベータの時間に指定があり、その時間が近づいたのでエレベータ乗り場に向かいました。私達が上るのは生誕のファサード側の「生誕の塔」です。

エレベータは大変小さく定員は8人くらい。エレベータが出発して上まで上がり、お客さんを下ろして戻って来るまでだいたい1分半くらいかかります。なおエレベータに乗れるのは行きだけで、帰りは400段の階段を歩いて下りてきます。

塔に上がるエレベータ

エレベータの中にこんな図がありました。エレベータに乗る所が10番。上に上がって橋を渡り隣の塔を下りてくる感じです。

塔の説明

エレベータを下りて外を見るとこんな景色です。結構高いですね。先ほど池のほとりからサグラダ・ファミリアを見ましたが、その池が見えています。

塔からの眺め

別の窓からはハトがたくさんいる「生命の木」が間近に見えました。

生命の木

隣の塔に渡るための橋の上からは、工事中の塔も間近に。

橋の上から

カラフルな彫刻が見えます。こちらは建設途中の栄光のファザード側のようです。

カラフルなオブジェ

ちなみに橋の上は塔をバックに記念撮影タイムになるので、渋滞します。一人で長時間撮影タイムになりすぎないように配慮しつつ渡りました。

遠くに地中海が見える。

遠くに地中海

下りは階段です。かなり狭い螺旋階段です。

下りは階段で下りる

階段は途中からこんな巻貝のような螺旋階段になり、手すりもないのでなんだか吸い込まれそうです。

吸い込まれそうな螺旋階段を下りる

400段の階段を下りたら、集合時間まであとわずか。慌てて売店に行きグッズを購入して、受難のファザード側から退場しました。

売店

受難のファザーと側に出ました。生誕のファサード側とは全く異なる趣です。

受難のファザード側

ガウディが眠る地下礼拝堂

続いて向かったのは地下礼拝堂。ここは入場がかなり制限されているようで、私達が入場した時間帯は、私達のツアーのみでした。聞けば特別な予約をしないと入場できないのだとか。入り口は受難のファザード側にあります。

地下礼拝堂はサグラダ・ファミリアの中で最初に建設された場所でもあります。

地下礼拝堂への入り口

入り口から階段を下りて地下礼拝堂に入ります。

地下礼拝堂の内部

建築には詳しくないので、礼拝堂が○○様式とかいうのはわからないのですが、チャットGPTに聞いたらロマネスク様式と新ゴシック様式の融合と書かれていました。

ドーム型の礼拝堂

こちらがガウディのお墓です。今もここから建設中の教会を見上げているのかも。

ガウディが眠るお墓

外に出たら、サグラダ・ファミリアの模型が置いてありました。

サグラダ・ファミリアの模型

ということで、ちょっと慌ただしいサグラダ・ファミリア訪問でした。あと1時間くらい時間的に余裕があれば良かったと思いました。

ライトアップを見に行く

この日は夜にもライトアップを見るために、ホテルからタクシーに乗ってサグラダ・ファミリアにやってきました。私達が訪れた6月上旬は日が長い時期で夜9時でもまだ明るいです。ライトアップを見に来るには11時頃出かけます。バルセロナでは夜遅い時間帯でもタクシーがたくさん走っていて助かります。

夜のサグラダ・ファミリア 受難のファザード側

歩いて生誕のファザード側へ。

夜の生誕のファザード

池を挟んでのサグラダ・ファミリアも楽しみました。池には逆さサグラダ・ファミリアも。

池にもサグラダ・ファミリア

帰りもサグラダ・ファミリアの近くでタクシーを拾いホテルに戻りましたが、この時も簡単にタクシーを捕まえることができ、助かりました。

まとめ

世界中の観光地の中でも最も混雑している観光地の1つがサグラダ・ファミリアでしょう。今回は旅行者がチケットを手配してくれましたが、それでも団体でのチケットは確保できなかったそうで、個人で入場する形となりました。そうなるとガイドさんがいないので、見どころがさっぱりわかりません。旅行中に放送されていた「博士ちゃん」でサグラダ・ファミリアの特集を見ましたが、あぁ、これも見なかった、あれも気が付かなかった、というのがたくさんありました。現地でのガイドさんと予習の大切さを実感しました。

サグラダ・ファミリアを見るまでは、そんなにガウディに興味を持っていなかった私ですが、教会内部の光の美しさに感動し、すっかりファンになりました。スペインに行ったら是非一度は訪れたい名所だと思いました。

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