フジドリームエアラインズ(FDA)は私が生息する静岡県に本社を置く航空会社で設立は2008年とまだ若い航空会社です。静岡空港の開港に合わせて設立されたのだと思います。私が生息する静岡県東部地区は、東京まで新幹線で1時間ちょいということで、私自身は静岡に空港はいらないのでは、と思っていました。が、2009年に開港してからすでに5回利用していて、うち4回はFDAに乗っていました。そのFDAが「乗り放題キャンペーン」という楽しそうな企画を実施しています。まずは自分のFDA旅を振り返ってみました。「#FDA乗り放題プランでなにする」も考えてみたいので、そちらはまた後日紹介できればと思います。
FDAの魅力
乗り降りの時間が短い
私が感じるFDAの魅力は、機材がコンパクトなところです。なぜ魅力なのかというと、座席数がすくないので、乗客数が少ない。そうすると乗客が乗り降りする時間が短くて済むんです。結果、自分が座席について荷物をしまい、シートベルトを締めたら、もう飛行機のドアが閉まる、という感じ。これが300人くらい乗るような大型ジェットだと、買い物に夢中になっていて、搭乗口に時間通りに表れないお客さんが1~2人くらいいるものです。それがないのがとてもストレスがないのが良いです。
意外に広い座席スペース
機体が小さい割に座席スペースはゆったりしている印象です。身長158センチの私だと、足元に余裕があるし、リクライニングさせなくてもそれほど窮屈感もないです。
機長アナウンスなどサービスが良い
離陸すると「操縦席からご挨拶」ということで機長のアナウンスが入りますが、FDAの機長さんは飛行ルートの説明が詳しくて好きです。何時何分ごろに〇〇上空を通過し、右手には××が見えます、みたいな紹介をしてくれるのが好きです。たまたまあたった機長さんが良かったのかもしれませんが、過去に乗った飛行機のすべてで詳しいアナウンスが入りました。
また上空では飲み物のサービスもちゃんとあって、カップもかわいいです。
朝の便だと、パンのサービスも。
小さな空港も利用できる
飛行機が小さいので短い滑走路の空港にも離着陸可能です。そういう空港はたいていターミナルビルも小さいので、着陸後あっという間にターミナルビルに横付けされ、機外に外に出たら、すぐにバスやタクシーに乗れるのも魅力です。静岡空港の場合、マイカーで出かけることが多いですが、帰ってくるときは、すぐに駐車場に停めた車に乗って帰れるのが嬉しいです。羽田空港などは飛行機を出てからターミナルビルを出るまでに延々移動しなくてはなりませんが、そういうところに時間がかからないのは嬉しいです。
小気味よい動き
飛行機が小さいことが影響しているかどうかわかりませんが、離着陸時の旋回がとっても小気味よくて気に入っています。飛行機の傾く角度が大きく、乗っていて楽しいです。
地元空港から乗れる
私にとっては地元静岡空港から出発して遠くに早く、安く到着できるのが最大の魅力です。静岡から出雲に行くにせよ、鹿児島に行くにせよ、鉄道旅では時間も費用もかかりますが、飛行機だとあっという間。自宅から空港まではマイカーが利用でき、空港の駐車場は無料です(ターミナル近くの駐車場は1人500円の有料)。飛んだ先で鉄道旅と温泉を楽しんで帰ってくるというパターンで利用しています。
私のFDA旅
ここからは過去4回FDAを利用した旅を紹介します。
静岡空港と福岡空港を往復利用 日本最西端の駅を訪ねる旅 (2017年12月)
初めてFDAを利用したのは、日本最西端の駅を訪ねる旅でした。静岡空港から福岡空港までFDAを利用し、その後鉄道に乗ってハウステンボスに寄ったりしながら最西端の駅を訪ねました。 この時は出発も戻りも静岡空港利用でした。
丘珠空港まで片道利用 小樽のお寿司、積丹半島観光後帰りは北海道新幹線の旅(2019年9月)
静岡空港から札幌市郊外の丘珠空港へは夏ダイヤの時のみFDA便があります。しかも夏休みシーズンは朝静岡空港を出発する便があります。この便を利用すると丘珠空港には午前中に到着できてしまうのです。その後、小樽でお寿司を食べたり、積丹半島の観光に出かけました。
もちろん鉄道旅も楽しみましたよ。帰りは小樽から函館本線を走る臨時の特急に乗り、最後は北海道新幹線に乗って戻ってきました。初めて青函トンネルを通過できました。
この時は出発は静岡空港でしたが、帰りは新幹線で戻ってくるプランだったので、片道だけの利用です。こういう時には空港までマイカーで行くことはできないので、鉄道で向かいました。空港最寄り駅から路線バスが出ていますが、この時は掛川駅からFDA搭乗者は無料で乗れるシャトルバスを利用しました。
静岡空港と出雲空港を往復利用 出雲大社に初詣(2020年1月)
静岡空港から出雲にFDAが飛ぶようになった当初は、静岡を午後に出発するダイヤでしたが、途中から朝8:20に出発するダイヤに変更となり、がぜん利便性が向上しました。このダイヤなら出雲空港に9:35に着くことができます。帰りの便は出雲を16時発ですから、日帰り旅も可能です。でもそんな慌ただしい旅はしたくないので、1泊2日で出雲大社への初詣と松江城を観光し、玉造温泉の大露天風呂を楽しむ旅をしてきました。
泊まった宿はこちらです。
阿蘇の絶景と温泉を楽しむ九州旅(2020年11月)
FDAにはいろいろなお得な切符があるのですが、うまく利用するとお安く遠くに行くことができます。昨年の11月に鹿児島空港に飛んだ時には、片道1万円というお値段です。時間は1時間半くらいで鹿児島です。もし新幹線を利用していたら、片道2万8千円、6時間かかります。静岡県はのぞみ号が止まらないこともあり、九州のような遠距離は飛行機の方が有利です。
この時は鹿児島空港に到着した日は近くの妙見温泉の宿に宿泊。
翌日は阿蘇の絶景を楽しむ鉄道旅をしました。熊本地震でこちらの鉄道は長らく不通区間がありましたが、2020年8月に全線開通を果たしたのです。
九州からの帰りは福岡空港から静岡空港への便を利用しました。静岡から九州に出かける時には、静岡空港からFDA利用が便利です。
まとめ
こうして振り返ってみると、鉄道だと新幹線を利用したとしても5時間以上かかる場所に、FDAだと2時間弱で到達でき、しかもお値段も鉄道より安いことがFDA利用の最大のメリットと思います。飛んだ先で観光はもちろん、鉄道旅と組み合わせることもできるので、これからも目的に応じてFDAを利用すると思います。静岡空港からの出発する便の現地到着が時間中になると、さらに魅力が増します。FDAさん、期待していますよ~