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主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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鹿児島県妙見温泉「石原荘」は源泉近くの浴槽で新鮮なお湯が楽しめる高級旅館なんだけど

豊肥本線乗りつぶし旅に出かけるために、静岡空港からまずは鹿児島空港に飛んだので、鹿児島空港から近い妙見温泉に宿を取りました。妙見温泉には1泊2食で3万円超えるような高級宿(私にとっては)から、1万円以下でも泊まれるリーズナブルな宿まであるのですが、GoToキャンペーンでサポートがあるので、今回は思い切って高級旅館の「石原荘」に泊まってみました。2020年11月の宿泊です。

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チェックイン

石原荘は妙見温泉を流れる天降川沿いに立つ旅館です。宿に到着するとまずフロント奥の天降川が見えるロビーに案内され、お茶とお菓子をいただきながらチェックインの手続きをします。

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ロビーでチェックイン

ロビーからは渓流と対岸の宿が見えます。対岸の宿は「忘れの里 雅叙苑」という宿で、あちらも1泊2食3万円クラスの高級宿です。茅葺屋根にちょっと惹かれます。

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天降川と雅叙苑

お部屋

私が泊まったのは本館のお部屋でした。本館は下の写真の奥に見えている建物です。

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奥の建物が本館

こちらの宿のウリは部屋に露天風呂が付いた石蔵という建物のお部屋だと思いますが、一人旅では石蔵のお部屋を選択できなかったのです。

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露天風呂付の客室がある石蔵の入り口

本館には天降川側と山側のお部屋とありますが、こちらも一人旅は川側のチョイスはなく、山側のお部屋となりました。山側というのは、道路側ということで、眺望は国道が見えるだけです。

案内されたのは「千草」というお部屋。一軒家のような入り口がとても立派。

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部屋の入り口

メインの客間は10畳。10畳あるとお布団敷いてもテーブル片付けなくても良いです。

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客間

さらに奥には談話室のようなスペースが。こちらも6畳くらいあります。

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談話スペース

談話室には電気ポット、冷蔵庫、机などがあります。

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談話室

 ここに用意されているのは、まずはお茶のセット。緑茶、ほうじ茶共に茶葉での提供です。さすが高級旅館。

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お茶っ葉は緑茶とほうじ茶の2種類

驚きだったのがコーヒーで、なんと粉とドリッパー・サーバーが用意されていたのです。今までドリップバッグだったり、コーヒーマシンが用意されている宿はありましたが、粉が用意されていたのは初めてでかなり嬉しい。

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コーヒーは粉が用意されている

さっそく淹れていただきました。カップも用意されていたのですが、なぜか取っ手がついていないカップで、やや使いづらさも。

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取っ手がないコーヒーカップ

冷蔵庫にはいろんな種類の飲み物が入っていますが、有料です。1つだけ、冷緑茶はサービスでした。11月にしてはかなり暑い日だったので美味しくいただきました。

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冷蔵庫

お茶請けのお菓子は、チェックインの時にいただきましたが、部屋にも用意がありました。しかも複数種類。これは嬉しい。

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お茶請けのお菓子は数種類

クローゼットは部屋の奥にあり、中には浴衣や足袋、湯籠が用意されています。浴衣が入っている箱の手前の小箱には裁縫セットが入っていました。

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部屋の奥にはクローゼット

夜にはパジャマも用意されます。

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パジャマも用意されている

部屋にはバス・トイレ付きです。ガラスの向こうのお風呂は使いませんでした。洗面台のシンクはダブルシンクです。

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洗面所の奥にはお風呂

トイレはもちろんウォシュレット付きで、広さもこんなに広い。男性用小便器まで別にある部屋なんて今まで泊まったことないです。

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トイレ

個別空調も網戸もないのが残念

という具合にとてもゴージャスなお部屋なのですが、不満な点もあります。何と言っても個別空調がないということ。集中制御なんです。この日は11月なのに25度を超えるような暑さで、冷房がほしい気温でした。空調のスイッチはこのタイプ。オンにすると暖房ですという回答が。

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空調は集中制御

チェックインした時からすでに部屋の中は蒸し暑く、空調が暖房なら窓を開けようとしたら、網戸がない。あけると虫が入ってくるので窓をあけることもできません。フロントに連絡すると扇風機をお持ちします、とのことでお借りしました。さすが高級旅館、バルミューダです。音は静かでGoodですが、持ち運ぶ時につかむ取っ手がないデザインで、動かすのはやや不便でした。でも扇風機があったおかげで、なんとか夜も過ごせました。個別空調は大切です。

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扇風機を借りました

お風呂

こちらの宿の自慢の一つがお風呂。複数の自家源泉を所有していて、浴槽を源泉の近くに作ることで、新鮮さを保ちながら浴槽に注いでいます。その分、部屋から遠いという点は否めません。こんななが~い通路を通ってお風呂に行きます。

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お風呂は長い通路の先にある

長い通路の途中には飲泉所がありました。ここまで本館から50mくらいかな。

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飲泉所

さらに30mほど進むと湯上りラウンジがあります。こちらには冷たいお水やコーヒーなどをセルフサービスでいただくことができます。椅子とテーブルの用意があり、ここでくつろぐことも可能です。このラウンジの奥に大浴場や露天風呂などがあるのです。

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湯上りラウンジ

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湯上りラウンジ

露天風呂「椋の木」

部屋から一番遠い場所にあるのが露天風呂「椋の木」。こちらの露天風呂は渓流沿いにある露天風呂で混浴です。女性には湯あみ着をフロントで貸してくれます。脱衣所は狭く開放的なので湯あみ着は大浴場の脱衣所で着てから向かいます。木立の中を下りて向かいます。

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露天風呂「椋の木」への入り口

眼下に露天風呂が見えました。本当に川沿いです。ラッキーなことに誰もいません。

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渓流沿いの露天風呂「椋の木」

こちらが開放的な脱衣所です。すのこの上は2人でいっぱいというサイズ。目隠しもないので、ここで見知らぬ男性が着替えていたら、遠慮してしまいます。この時は誰もいなくて本当にラッキー。浴衣の下に湯あみ着を着ていたので、さっと脱いでいざ浴槽へ。

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「椋の木」の脱衣所は男女兼用で小さい

ちょっと青みがかったお湯が満たされています。

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「椋の木」の浴槽

お湯の温度はあまり高くないので、ゆっくりつかっていられます。対岸の影の上にはなんとか水産という建物があり、まる見えです。湯あみ着を着ているので、まぁ良いのですが、男性はどうなんでしょうね?塀を作るとせっかくの渓流が見えないし、難しいところです。もうちょっと木が覆いかぶさるようになるとか、対岸も木で目隠しされるとなお良いのでしょうけれど。お湯はとても気持ち良かったです。

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対岸からは丸見えだが・・・

予約制の貸切風呂「睦実の湯」(有料)

 こちらの宿には予約制の貸切風呂が2か所あり、片方は無料、片方は有料です。GoToの地域共通クーポンが使えたので、珍しく有料の貸切風呂にも入ってみました。「睦実の湯」は浴槽の中がライトアップされることもあり、暗い時間帯がおススメとのことだったので、食後の時間帯に予約をしました。ちょっとかわった造りで、螺旋階段の螺旋が4分の3回転くらいの感じで、スロープを下りながら湯船に入っていくのです。

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「睦実の湯」の湯船の入り口

確かにライトアップされているのですが、ライトアップされているところ以外はほぼ真っ暗で何も見えず。渓流沿いにあるので、川の音は聞こえます。宿のサイトによると、湯船の中のライトで、炭酸成分が目に見えるとあるのですが、湯が注がれて表面が波立っていることもあり、炭酸成分はよくわかりませんでした。お湯の温度はちょうどよくて、暗い中で静かに瞑想しながらつからせていただきました。

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ライトアップされている「睦実の湯」

翌朝、もう一つの貸切風呂に入る時に撮影したのが下の写真。丸く塀に囲まれている所が、「睦実の湯」です。

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「睦実の湯」の外観

予約制の貸切風呂「七実の湯」(無料)

翌朝、こちらも予約制ですが無料の貸切風呂の「七実の湯」に入りました。檜の湯船です。対岸には人もおらず、開放的な中での湯あみを楽しめました。

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開放的な「七実の湯」

大浴場もあります

立派な旅館ですから、もちろん大浴場もあります。が、いつも誰かが入っていたので、写真は撮れませんでした。自慢の源泉がかけ流されていて、気持ちのよいお湯でした。

足湯

お風呂に向かう途中の階段を下りていくと、川沿いに足湯がありました。

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足湯

足湯の対岸には未使用の源泉が勢いよく噴出していて、あそこにも浴槽があれば良いのに・・・と思うほどでした。

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川にかけ流されている未使用の源泉

泉質

妙見温泉は全体的にナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉という泉質でいわゆる美人の湯ですね。また炭酸成分を多く含むお湯でよく温まります。石原荘は6つの自家源泉を所有していて、そのうちの3つを浴槽に注いでいます。温泉成分表の写真を撮ったのですが、どれもピンボケで掲載できず、すみません。源泉の温度はおおむね55度。湧出量が豊富で、源泉によって異なりますが、大浴場の源泉は1分間に300リットルとのこと。浴槽も湧出量に合わせて、1時間で満水になる大きさに浴槽が作られているのだそうで、どの浴槽も新鮮な温泉を楽しむことができました。

お食事

お食事は夕食・朝食とも食事処でいただきますが、完全な個室ではないですが、ほとんど個室に近い状態にグループごとに仕切られているので、他人の視線などは気になりません。

夕食

お品書きはこちら。品数が少なく見えますが、十分おなかいっぱいになりました。

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お品書き

ちょっとした記念日なことを宿に伝えてあったので、飲み物がサービスされました。最初はシャンパンでしたが、飲まない私はアップルタイザーに変更してもらいました。

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アップルタイザー

メニューを見ると、ノンアルコールのドリンクの種類が豊富で、これは飲まない人には嬉しいです。

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ノンアルコールのドリンクメニュー

ではお料理を楽しみましょう。

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先付と前菜

お造りには金粉がまぶしてありました。

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お造り
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鯛と蕪の土瓶仕立て(左) かます(右)

こちらは葉で蓋をしてあるお料理。

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葉で蓋がされていた

メインは黒豚の鍋です。お品書きには黒豚梅吸とありますが、鍋の中に大きな梅干しが入っていて、さっぱりとした味でいただきます。

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黒豚梅吸

 ご飯はこんな感じで用意されました。食べきれなかった・・・。

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お食事

朝食

朝食も夕食と同じ会場でいただきますが、座席の場所が昨夜とは異なりました。昨夜は真っ暗で外の景色が見えませんでしたが、朝は渓流を見ながらの食事です。

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食事処

旅館の朝ごはんらしい献立です。

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朝食

ご飯は朝も土鍋で提供され、鰹節とわさびを乗せてお醤油を垂らしてでいただくのが美味しくて食べすぎました。

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鰹節とわさびで食べるご飯が美味しい

アクセス

静岡や東京からだと飛行機で鹿児島空港に向かうのが便利です。空港から宿まではタクシーで15分くらい。宿にお願いするとシャトルタクシーを手配してくれ、1回1600円でした。鉄道だと日豊本線と肥薩線が乗り入れている隼人駅が最寄り駅。隼人駅からも同額で送迎してもらえます。詳しくは宿のホームページに記載があります。

www.m-ishiharaso.com

まとめ

高級旅館らしく部屋の広さや食事の内容などは申し分のない宿でした。部屋数が19室と少ない割に敷地は広く、源泉のそばに湯船を作ったこともあり、部屋からお風呂までが遠いです。でもその分お湯はとっても新鮮で気持ち良かったです。スタッフの対応も総じて良いのですが、最後チェックアウトの際に精算にミスがあったのと、個別空調がなかったことはとってもマイナスでした。これがカジュアルな価格帯の宿ならあきらめもつきますが、1泊3万円以上(GoTo割引き前)の宿なので、こちらの期待値も高くなるというものです。せっかく渓流沿いのお宿なのに、一人旅だと窓の外が道路の部屋固定って、ちょっと悲しいです。一人旅でも泊めてくれる高級宿はたいへんありがたく、私のようにご褒美的にちょっと高めの宿に泊まりたい人はいると思うので、部屋の眺望を選択できるプランがあると良いし、割高になっても良いので石蔵にも一人泊できるプランができると良いなと思いました。

 

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