鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

50代から始めた乗り鉄で温泉とご当地マンホールの捕獲を楽しんでいます。女一人旅の旅行記メインのブログです。

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蔦沼・奥入瀬・十和田湖の紅葉をレンタカーで楽しむ2泊3日の旅

ここ数年、毎年紅葉と温泉を楽しむ旅に出かけています。今年は青森県の紅葉の名所、蔦沼・奥入瀬・十和田湖をレンタカーで巡りました。静岡から行くには宿泊することになるのですが、宿の手配をしたのは6月。早くに予約すると紅葉が期待外れに終わることもありますが、今回は10月29~31日に出かけて、ピークに近い紅葉を楽しめました。

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今回のルート

新青森駅でレンタカーを借りて、八戸駅で返却するという車での移動にしました。私はマイカー通勤者なので車の運転には抵抗はないのですが、年をとってからは旅先で初めての道を走ることへの不安もあり、公共交通機関を利用することが多いです。が、今回のルートのうち、新青森駅と酸ヶ湯間は1か月前に路線バスで通っていて「あぁ、この国道なら大丈夫そう」と思っていたのでした。また今回は一人旅ではなかったのもレンタカーをチョイスした要因でもあります。何かあった時に1人ではないというのは心強いですからね。 

国道103号線を十和田湖方面へ

新青森駅前のレンタカー屋さんで小型車を借りて、103号線を十和田湖方面に向けて走ります。市街地を抜けると一気に山道となり、5~9%程度の上り勾配という感じ。カーブも多く路面もボコボコしてあれている個所もありますが、センターラインがある道路なので、道路幅は心配ありません。時々反対側から大型バスが下りてきますから、カーブでのすれ違いの時には、こちらがセンターラインに寄りすぎないように、ちょっとだけ気を付けましょう。

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国道103号線

すでに両サイドの紅葉がいい感じの国道103号線。林の区間を抜け、一気に視界が開ける場所は萱野高原。ここに売店や茶店もあります。晴れていれば八甲田山の峰々が見えるはずですが、この日は雲の中でした。

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萱野高原

城ヶ倉大橋に寄り道

さらに国道103号線を上っていきます。初日の宿は蔦温泉旅館。宿に向かう前にちょっと城ヶ倉大橋に寄り道しました。国道394号線にある橋で、こちらも紅葉の名所の一つです。

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城ヶ倉大橋を手前の駐車場から撮影

訪問時は曇り、気温4度で風速10m前後の風が吹いており、橋の上はかなりの寒さでした。谷底からの高さは122mもあり、下を覗くとゾクゾクします。

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谷底から122mの高さ

下を流れる城ヶ倉渓流がかなり小さく見えます。以前は遊歩道があったようですが、今は通行止めになっていました。

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橋の下を流れる渓流

橋の上からは津軽富士こと岩木山を見ることもできますが、この日は雲っていて眺めは今一つでした。

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橋の上からは津軽富士も見える

橋の両サイドに駐車場があります。103号線を右折して向かう場合は、橋の手前に車を停めた方が、橋の写真を撮りやすいです。冬は通行止めになります。

紅葉の時期に晴れていればおそらく絶景を拝めることと思います。青森側から十和田方向に国道103号線を走っていくと、城ヶ倉大橋の看板が出ているので、迷うことはありません。公共交通機関の場合、ホテル城ヶ倉でバスを降りて歩くこともできるのでしょうけれど、周囲に何もなく、交通量も少ないので、歩くのはちょっと寂しいかも。

酸ヶ湯温泉周辺

国道103号線に戻り、再び十和田方向に向かいます。次のスポットは酸ヶ湯温泉。酸ヶ湯温泉は冬の豪雪中継でおなじみです。車から降りると、駐車場にはすでに硫化水素の匂いが漂っています。この匂いをかぐと温泉に入りたくなりますが、今回はおでんを食べたのみでした。

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酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯温泉の駐車場からは八甲田山が見えました。すでに白くなっています。

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酸ヶ湯温泉駐車場から

酸ヶ湯の駐車場から徒歩で10分程度の場所には地獄沼があります。沼底からは高温の温泉が湧いていて、沼の奥の方には湯気があがっているのが見えます。

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地獄沼

傘松峠を越えて蔦温泉へ

再び車に乗り、国道103号線を十和田湖方面に向かって進みます。標高が高い場所ではすでに木の葉は落ち、紅葉は終了。この日の夜の雨は峠付近は雪になり、翌日は通行止めになってしまいました。この日のうちに峠を越えておいて良かったです。

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国道103号線

蔦温泉に向けて標高を下げていくと、徐々に紅葉した林の景色に変わっていきます。

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標高が下がるにつれ紅葉した林に変化

酸ヶ湯からは30分程度で蔦温泉旅館に到着です。蔦温泉旅館では、湯船の底から源泉が湧いてくる「源泉湧き流し」のお風呂がとても有名。紅葉の時期は予約が取りづらいのですが、6月に予約を取ることができました。宿泊記はまた別途まとめたいと思います。評判通りの素晴らしいお湯はもちろんのこと、お部屋も食事も良かったです。

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1泊目の宿は蔦温泉旅館

 蔦温泉旅館の公式サイトはこちらです。

tsutaonsen.com

蔦沼の素晴らしい紅葉は朝がおススメ

それではさっそく紅葉の名所、蔦沼に行ってみましょう。出発の前日に地元ローカル紙にもすばらしい蔦沼の紅葉の写真が掲載されていて、否が応でもテンションがあがります。

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出発前日に地元紙に掲載されていた蔦沼の写真

駐車場から歩きやすい遊歩道を歩くこと10分ほど。蔦沼に到着したのですが、なんだか思っていた景色と違う・・・。全然赤く見えません。むしろ白い。風で波が立ち、水鏡には程遠い水面です。新聞の景色は一体なんだったのか・・・。

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夕方の蔦沼

実はあの赤く見える景色は朝なんです。夕方は逆光になってしまい、上の写真のような景色になってしまうのです。この景色では人は集まらず、ウッドデッキ上もガラガラでした。

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夕方はウッドデッキもガラガラ

蔦温泉に宿泊したので、翌朝もう一度蔦沼に行って見ました。紅葉の日の出の時期は300人くらいが押し寄せて、押し合いへし合いの様相なのですが、今年はコロナの影響もあり、10月22~27日は予約制となっていました。SNSを見ていると、予約制になったことを知らずに訪れていた人もいるようです。来年も予約制になりそうなので、次の紅葉シーズンに行く方は要注意です。

towadako.or.jp

予約期間中は100人くらいの人出だったようですが、予約期間終了直後の28日は280人が来たとか。私が日の出の時間に行った時は雨模様。そのせいかそれほど人は多くありませんでしたが、沼に面したデッキの上は人は傘をさしていることもあり、通り抜けるスペースはありませんでした。

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日の出の時間帯

ウッドデッキの横の方から蔦沼を撮影してみましたが、まだ朝日が射す前で暗すぎました。朝6時頃です。この後雨が強くなってしまい、一度宿に戻りました。ちなみに、とても寒かったです。

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日の出直前の蔦沼

宿に戻り温泉で体を温めていたら、青空が出てきたではありませんか。これは行かねば、ということで、もう一度蔦沼へ。3度目の正直ってやつですよ。そこで目にした光景は、新聞に載っていた蔦沼にかなり近いのではないでしょうか。朝7時頃です。朝日が射しこみ、風も穏やかで、対岸の紅葉が水面に映りこんでいます。

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朝7時過ぎの蔦沼

前日の夕方に来た時にはあまり赤く感じなかったのに、朝見るとこんなにも赤く見えるのが不思議でした。

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蔦沼

風が吹くと、水面にさざ波が立ち、紅葉が映り込まなくなります。この時も風と共にさぁ~っと水面に波がたち、その波が向こう岸に伝わっていく様子が見られました。

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風とともに波立つ水面

この近くには蔦沼以外にもいくつかの沼が点在していて、「沼めぐりの小径」という遊歩道が整備されています。お天気がよければ歩いてみたかったのですが、昨夜の雨で遊歩道がぬかるんでいたのと、つかの間の青空でまた雨が降り出してしまったため、散策は断念しました。

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遊歩道が整備されている

紅葉の奥入瀬渓流

蔦温泉の宿をチェックアウトし、次なる目的地、奥入瀬渓流に向かいました。奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出る奥入瀬川の起点、子の口(ねのくち)と、子ノ口の下流約14キロの焼山の間を指します。蔦温泉から焼山までは車で30分弱。案外近いです。奥入瀬渓流に車で行く場合、駐車場は焼山の奥入瀬渓流館前に大きな駐車場があります。私は金曜日の午前中にこの駐車場に停めましたが、十分余裕がありました。土曜日のお昼過ぎに通った時も、待っている車はいませんでした。青森や八戸などからの路線バスのバス停もここにあります。

渓流の途中、石ヶ戸にも道路の両サイドに駐車スペースがありますが、停められる台数が少なく、必ずしも停められるというわけではありません。前後にわたって迷惑駐車が何台もいました。

あとは十和田湖畔の子ノ口にも航空写真で見ると駐車場がありますが、台数は少なそうですねぇ。


ということで、今回は駐車スペースに余裕がありそうな焼山に車を停めて、渓流散策に出かけました。奥入瀬渓流館ではレンタサイクルの貸し出しがあり、最初は自転車で、とも思ったのですが、電動アシスト車が出払ってしまっていてなかったこと、陽射しもあるが雨も降りそうなお天気だったので、歩くことにしました。実際、歩いている途中でザーザー降りになり、自転車だったら難儀していたと思います。

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奥入瀬渓流館ではレンタサイクルの貸し出しがある

歩き始めたら、道路の上に十和田市のマンホール。これは捕獲しなくては。十和田市はマンホールカードを街中で配布していますが、カードのデザインとは異なる蓋でした。

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奥入瀬にあった十和田市のマンホール

焼山は奥入瀬渓流の中でも下流に位置するので、思い描いていた奥入瀬渓流に比べて川幅が広く、水の流れもゆったりした感じです。

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焼山から散策スタート

遊歩道を2キロほど上流方向に向かって歩き、株式会社コバヤシの事務所近くまで来たところで、ザーザー降りになってしまい、いったん車まで引き返すことにしました。

 

たかだか2キロ弱を歩いただけですが、少し渓流っぽくなってきました。

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渓流っぽくなってきた

車で石ヶ戸まで移動したところ、運よく駐車スペースが1台分空いていて停めることができたので、散策を再開しました。石ヶ戸から上流方向は川幅が狭く、流れる水にも勢いがあり、ポスターなどで見かける奥入瀬渓流といった感じ。紅葉もいい感じでした。

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石ヶ戸付近

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奥入瀬渓流

阿修羅の流れ付近まで歩いて、再び車に戻り、さらに上流に移動しました。ゴールの子ノ口の手前に銚子大滝という滝があり、近くの道路わきに数台駐車スペースがあります。こちらも運よく停められたので滝を見てきました。

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銚子大滝

初めて奥入瀬渓流に来ました。渓流沿いの国道は、紅葉の季節は通常はマイカー規制が行われますが、今年はこの規制がありませんでした。規制があると20~30分間隔でシャトルバスが運行されるので、バスを利用して自分が見たい場所まで移動し、散策、またバスに乗って移動、ということもできそうです。今年はシャトルバスの運行もありませんでした。

www.eco-oirase.com

全行程14キロを歩き通すのはちょっと大変そう。今回行ってみて、石ヶ戸から上流あたりが奥入瀬らしくていいな~と思いました。子ノ口で自転車を借りて焼山まで下りのサイクリングというのも良いかも。奥入瀬渓流のレンタサイクルは乗り捨て料金払えば乗り捨ても可能なのだそうです。

奥入瀬を歩いた後は十和田ホテルに宿泊しました。秋田杉を使った有形文化財の宿です。お風呂は温泉ではないのですが、お料理がたいへん美味しいホテルでした。宿泊記はこちらです。 

www.frostmoonweb.com

湖と紅葉のコントラストが素敵な十和田湖

3日目はホテルをチェックアウトしたのち、十和田湖観光に出かけました。十和田湖は奥入瀬渓流の上流にあり、青森県と秋田県の県境に位置します。周囲が46キロで面積としては日本では12位ですが、深さが326.8mで第3位となっています。火山活動によってできたカルデラ湖で、遊覧船に乗ると柱状節理の岩肌など、火山活動の痕跡を見ることができます。また秋の晴れた日には、青い湖面、青い空に紅葉が映えてとても美しい景色を楽しめます。

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十和田湖

遊覧船は休屋から出発して休屋に戻ってくる周遊コースと、休屋と奥入瀬への入り口である子ノ口を結ぶコースの2つがあります。今回は周遊コースに乗りました。

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青い空に青い湖面

湖いっぱいまで色づいた木々がせり出していてとても美しいです。奥の岩肌は荒々しい感じ。

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遊覧船からの景色

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美しい紅葉

そうそう、遊覧船乗り場付近にはまた奥入瀬のマンホールとは違うデザインの蓋が設置されていました。

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十和田湖畔のマンホール

ちなみに十和田市が配布しているマンホールカードはお馬ちゃんのデザインの蓋です。

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十和田市のマンホールカード

十和田市のマンホールカードの配布場所などの情報はこちら。

www.city.towada.lg.jp

 

まとめ

2泊3日のススメ

蔦沼、奥入瀬、十和田湖はコンパクトにまとまっていて、蔦沼から十和田湖までは30キロくらいです。なので1泊2日でも回れるのですが、こういう自然が美しい場所は、時間を気にしながら慌ただしく回るよりは、のんびりゆっくり回りたかったので2泊3日としました。今回は雨に降られましたが、2泊3日の日程だと、3日間とも雨ということはまずありません。また自然が美しい場所は、宿泊すると早朝の静けさがとても素晴らしいです。そんなわけで2泊3日の旅を好んでしています。

この界隈には蔦温泉旅館以外にも、泊まってみたい温泉宿があり、自然と温泉を楽しめるコースだなと思いました。何度でも訪れたい、そんな場所でした。皆さんにもおすすめのコースです。

奥入瀬・十和田湖情報のリンク

奥入瀬や十和田湖に行く際に情報収集するのなら、こちらのサイトで。

towadako.or.jp

特にイラストの地図が秀逸です。

http://towadako.or.jp/wp-content/themes/towadako/pdf/map/map_oirase.pdf

過去の紅葉の旅

昨年の紅葉の旅は、黒部立山アルペンルートに出かけました。室堂の紅葉はすでに終わっていましたが、大町→立山→富山だと標高差があるので、どこかで紅葉が楽しめます。 

www.frostmoonweb.com

東北の紅葉の名所の一つ、鳴子峡は温泉との組み合わせがおススメです。鉄道でのアクセスが良いのも嬉しいポイント。 

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 11月の紅葉だと京都でしょうか。京都は新幹線で行くばかりではありません。琵琶湖から疏水のトンネルを船で行くコースがあります。普段と違った景色が見えておススメです。 

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