鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

平日は会社員、休日は鉄道(乗り鉄)と自転車での旅行を楽しんでいます。旅先での温泉とご当地マンホールの捕獲も楽しみ。旅行記メインのブログです。

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「ホテル立山」の素晴らしい食事と室堂の静寂の朝を楽しもう

2019年10月19日から2泊3日で、立山黒部アルペンルートと黒部峡谷鉄道の旅に出かけました。1泊目はアルペンルートの最高地点の室堂にある「ホテル立山」に宿泊しました。客室はそれほど広くはなく、大浴場はあるけれど温泉ではないホテルですが、3000円追加した洋食のフルコースが素晴らしいです。また観光客がほとんどいなくて静けさの中、室堂を歩けるのも泊まった人だけに許される体験です。トロリーバスの駅から直結なので悪天候でも問題なくアクセスできるのも大きなメリットです。ホテルスタッフは皆さん親切で気持ち良かったです。標高もお値段も高いけれど、泊まる価値あるホテルでした。このルートを旅する時にはまた泊まりたいなと思ったので、ご紹介します。

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ターミナルビル直結の「ホテル立山」

ホテル立山をチョイスした理由

立山黒部アルペンルート上にはいくつか宿がありますが、ホテル立山を選択した理由は次の3つです。

①室堂の朝の散策を楽しみたかった

②ターミナルから外に出ず直接チェックインできる

③素晴らしい星空を堪能したかった

室堂は立山黒部アルペンルートの中で標高が一番高い場所。その室堂に立つホテルが「ホテル立山」です。室堂には「ホテル立山」以外の宿もありますが、上記②を満たせるのは「ホテル立山」のみです。

「ホテル立山」以外の宿をチョイスすると、ターミナルビルから近い宿でも徒歩15分くらいかかります。標高2450mの高地にある室堂。時には雨が降ったり、高地なので霧の中ということもありえます。そんな悪条件だと徒歩15分もかなりきつそうです。「ホテル立山」は室堂のターミナルビルから直接アクセスできるのがとても便利です。

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ターミナルから直接ホテルのエントランスへ

こんなホテルです

お部屋

「ホテル立山」は洋室が中心。今回は2人で泊まり、用意された部屋はこんなごくごく普通のツインルームです。1泊2食付きで1人25,000円くらいする割には、部屋の広さもしつらえも特別すごい感じはしません。

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ごくごく普通なツインルーム

コンパクトな部屋ですが、テレビや冷蔵庫、金庫など一通りそろっています。 

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冷蔵庫

 加湿器もありました。

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金庫と加湿器

使いやすいサイズのデスクもあります。PC広げようと思えば十分可能。客室内ではフリーのWi-fiもありました。コンセントはこちらのテーブルと、ベッドサイドのないとテーブルにも一口ありました。

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デスク回り

ポットは都度沸かすタイプです。コーヒーやお茶類はたくさん用意されていました。

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お茶類

水回りはもうこれはビジネスホテル並みです。でもトイレはウォシュレットだし、お風呂は館内に大浴場があるので、部屋のバスは使いませんでした。

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バスとトイレ

お部屋の鍵は1本のみ。夫婦でお風呂に入る時にちょっと不便ですが、大浴場とフロントが近く、フロントの前に座れる場所があるので、そこで待ち合わせすればそれほど面倒ではありません。

お風呂

お風呂は内風呂が男女別にあります。洗い場は7か所あり、湯船も5人くらいは入れる大きさですが、私が行ったときはごった返していて、洗い場待ちが発生していました。さすがトップシーズン。温泉ではないですが、手足を伸ばして湯につかれるのは長旅の後にはありがたいですね。脱衣所にもたくさん人がいたので写真は撮れませんでした。ほかのお客さんに影響がないところを紹介すると、まず入り口はこちら。とても味気ない入り口ですが、温泉宿ではないので仕方ないですね。夜は11時まで、翌朝も6時から9時まで利用できます。

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女湯の入り口

ドアを開けるとスリッパを脱ぐ場所が。スリッパのはきまちがい防止のクリップが用意されていました。こういう気づかいはとても嬉しいです。

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スリッパ履き間違い防止クリップが用意されている

貴重品を入れるロッカーもあります。

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鍵付きロッカー

基本的に2人以上での宿泊を前提にしていて、ネットで宿泊プランを探しても一人用は見つかりませんでした。ホテルに聞いたら、泊めてはくれるものの、繁忙期は断ることもあるとか。電話でお問い合わせくださいとのことでした。またツインルームからしかないので、一人泊の場合は追加料金が発生します。

乾燥室

写真はとっていないのですが、ホテル内に乾燥室があります。私も黒部ダム付近で土砂降りにあい、着ていたレインウェアはびしょびしょ、傘もびしょびしょでしたが、乾燥室に一晩入れておいたので、翌朝にはすっかり乾いてくれて、無事乾いた状態で荷造りができました。この設備は助かります。

アクティビティ

ホテル立山にはホテルゲスト向けのアクティビティが用意されています。私が止まった時には3つのアクティビティがあったのですが・・・。

①室堂散策

チェックインした日は夕方、ホテルの方が室堂を案内する散策ツアーがありました。こちらは無料で参加できます。私も行く気満々だったのですが、かなり強い雨が降っていまして。なので私はパス。そんな天気でしたが、15人くらい参加者がいました。皆さんレインウェアを着込んで出発していきましたが、あたり真っ白という感じでした。

②星空ウォッチング

室堂は標高が高く、周囲に明かりもないので星空が美しく見えるはず。天体望遠鏡が用意されてその時々に見える天体を解説してくれるのですが、やっぱり雨で外には出られず、室内でスライドショーによる解説となりました。それでも十分楽しかったのですが、天の川を見られるチャンスだっただけに、残念です。こちらも参加無料です。

③大観峰でのご来光

こちらは翌日の朝、室堂からトロリーバスで大観峰まで行き、ご来光を拝むツアーです。このツアーは有料で大人一人2100円の参加費がかかります。が、泊まらなければ見られない日の出ですから、是非見たいところ。翌日の天気により前日の20:30頃催行可否が決まります。私が泊まった時は中止でした。残念。

というわけで、アクティビティはことごとく中止となってしまいました。これはまた次回の楽しみにしたいと思います。

素晴らしい洋食のフルコース

「ホテル立山」の夕食用のレストランは、洋食と和食の2か所のレストランがあります。こんな高地なのにレストランが充実しているのが素晴らしいです。私は洋食を選択しました。1泊2食の料金に含まれる洋食はハーフコースですが、3000円追加するとフルコースが食べられます。今回はちょっと奮発してフルコースをお願いしました。メニューはこちら。ハーフの場合は魚料理がありません。またお肉はフルコースは牛フィレ肉ですがハーフだともも肉のステーキなどになります。

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フルコースのメニュー

テーブルにはずらりとフォークやナイフが並んでいました。

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ナイフとフォークがズラリ

私はお酒を飲まないのでジンジャーエールを注文しました。食事の前は炭酸が入った飲み物がよく合います

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乾杯

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前菜

スープは甘えびのビスク。とても香りが良かったです。

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スープ

お魚はサクラマスのポワレ。

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お魚料理

メインは牛フィレ肉ステーキ。 

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メインディッシュ

最後にデザートとコーヒーまたは紅茶が出てきます。

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デザート

本当にどのお料理も素晴らしくおいしく、見た目も美しいのですが、私の写真の腕ではその素晴らしさが伝わらず残念です。ぜひぜひ宿泊して堪能していただきたいです。夕食のスタート時間は18時と18時半の2つ。チェックインの時にどちらにするか聞かれます。私の時にはすでに18時はいっぱいになっていたので、18時半スタートとなりました。どうしても18時から食べたい場合は、宿泊する数日前に予約しておく方が良いでしょう。

観光客がいない室堂の朝を楽しむ

前日は黒部ダムのあたりから本当に土砂降りで視界はまったくきかない状況でチェックイン。その後天気がどのようになったのかわからないまま朝を迎えました。窓から外を見ると、なんとなく雨が止んでいる気配。着替えて外に出てみました。朝6時15分くらいから歩き始めました。まだ太陽が出てこないのでちょっと暗いです。

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室堂からの立山

立山の清水が湧く立山玉殿。誰もいません。

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立山玉殿の湧水

ホテルからみくりが池に向かって歩いてみました。やっぱり誰もいません。

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散策スタート

朝7時くらい。みくりが池の向こうの山並みに朝日があたってきました。室堂の日の出まであと少し。

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向こうの山に朝日が当たり始めた

みくりが池温泉の方向に歩くと、山の向こうに朝日が当たる剣岳かな?が見えました。

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みくりが池温泉ももうじき夜明け

雄山の影から朝日が出てきました。

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日の出

日の出前は肌寒く、ダウンジャケットを着てきてよかった、という感じでしたが、太陽が出てくると暖かさを感じます。太陽は偉大ですね。

室堂から富山方向は雲海。この雲海は最後まで晴れず、高原バスで下っていく時はずっと雲の中でした。

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室堂の朝

今回の旅で何が良かったかって、それはもうこの室堂の朝です。ほとんど人がいなくて静かな中、立山やみくりが池の素晴らしいこと。本当に宿泊してよかったと思いました。日帰りでこのアルペンルートを旅しようとすると、室堂はお昼ごろ到着でしょうか。そうなるとどこもかしこも観光客でごった返している感じです。私は人混みがあまり好きではないので、静寂の室堂は本当に楽しめました。

大観峰の絶景を拝みに往復3,300円

さて、前日ロープーウェイで登ってきたとき、大観峰は雲の中でまったく眺望を楽しめませんでした。室堂がこれだけ晴れているのなら、と大観峰まで往復することに。乗車時間は10分足らずですが、往復で3,300円かかってしまいました(泣)

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室堂-大観峰往復3,300円

そして展望台に出てみると・・・なぜか雲の中で真っ白(泣)

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何も見えない@大観峰

せっかく3,300円払ったのに、こんなことって・・・。室堂で晴れていても、山を越えたら天気は違うのだ、ということを学びました。ライブカメラがあるので、確認してからくればよかったと反省です。

www.alpen-route.com

ですが、少し屋上で待っていると、太陽が見えてきましたよ。そして一瞬ですが眼下に黒部ダムの黒部湖を見ることができました。

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眼下に緑色の黒部湖

室堂の紅葉は終わってしまっていたけれど、この辺りはまだ紅葉が残っていました。

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まだ紅葉が残っていた大観峰

晴れたのはこの一瞬だけで、また真っ白な世界に戻ってしまったので、室堂に戻りました。

手荷物回送サービスが便利

室堂でもう一度散策を楽しんだ後は、次なる目的地の宇奈月温泉に向かいました。今回の旅は前泊も含めて3泊分の荷物を持っていたのでかなりの大荷物だったのですが、嬉しいことに立山黒部アルペンルートでは手荷物の回送サービスがあります。ホテル立山から宇奈月温泉の旅館まで届けてもらえたので、道中とても楽ちんでした。室堂から宇奈月温泉の旅館までは1つ1800円で届けてくれます。このサービスは、大町温泉郷から電鉄富山まで、あるいは電鉄富山から扇沢など、ルート内を運んでくれます。

 

まとめ

立山黒部アルペンルートを宿泊で訪れたのは今回が初めてでした。日帰りでも絶景を楽しめるルートではありますが、「ホテル立山」の宿泊は本当に素晴らしい体験でした。雨でホテル主催のアクティビティがすべて中止だったのは残念でなりませんが、それでも朝の静寂の室堂の素晴らしいさ忘れられません。宿泊料は1泊2食で1人約25,000円と安くはありません(フルコースにすると+3000円/人)が、泊まる価値はあると思いました。このブログを読んでくださった方、立山黒部アルペンルートに行くのなら、是非室堂に泊まって静寂の朝を楽しんでください。