鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。

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全室離れで源泉かけ流しの露天風呂付き 鹿児島県妙見温泉おりはし旅館の宿泊記

毎年お正月は夫婦で初詣を兼ねた温泉旅に出かけています。2025年の旅のスタートに、鹿児島県妙見温泉の「おりはし旅館」へ行ってきました。
鹿児島空港から車で約20分の好アクセスで、客室はわずか13室ですべて離れ形式。各お部屋には泉質抜群の源泉かけ流しの内湯と露天風呂がついているという温泉好きにはたまらない宿です。静かな環境でゆったり過ごしたい大人の夫婦にぴったりの旅館で、地元食材を活かした美食も堪能できます。
今回はお正月に特別な時間を過ごしたこの宿での体験を詳しくレポートします。静かな宿を探している方にぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

前回の宿泊記

前回は2023年2月に宿泊しています。2年あけずに再訪したのは、前回宿泊した時にものすごく気に入ったからです。前回の宿泊記はこちらです。

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チェックイン

今回は鹿児島空港でレンタカーを借りて宿に向かいました。宿の敷地に入ってすぐの受付棟でまずはチェックインの手続きです。

受付棟でチェックイン

中に入るとお抹茶とウェルカムスイーツを頂けます。

お抹茶とウェルカムスイーツ

手続きがすんだら、乗ってきた車に乗って宿泊するお部屋に向かいます。スタッフの方は徒歩でいらっしゃいました。

車はお部屋の目の前の駐車スペースに停めます。

各部屋の前に駐車スペースあり

今回は「ふくろう」というお部屋

前回は川沿いの「かじか」というお部屋に宿泊しています。今回も川沿いのお部屋で「ふくろう」というお部屋にしました。

宿泊したふくろうの建物と玄関の置物

前回も今回もお部屋の造りはほぼ同じ感じです。10畳の和室に10畳の洋間。洋間には幅が広いベッドが2台という造りです。

お部屋の様子

お部屋には上下セパレートタイプの作務衣と、浴衣、半纏の用意があります。部屋でくつろいだり食事の時には作務衣、寝る時には浴衣と分けて着用できるのが良いです。温泉入ると汗をかくこともあるので、寝る時には汗を吸っていない衣服で休みたいものです。

作務衣 他に浴衣の用意もある

お部屋の飲み物は、温かいものは緑茶、冷たい飲み物は冷蔵庫のお水とウーロン茶とビールがあります。ウーロン茶とビールは有料です。コーヒーカップがないことは前回の宿泊の時にわかったので、今回はコーヒーカップとドリップバッグを持参しました。

お部屋の冷蔵庫 お水はサービス

洗面台には前回とかわらず、雪肌精の基礎化粧品がそろっています。化粧水と乳液はこちらを使わせていただきました。雪肌精の背後には男性用の化粧品もありました。

洗面台

楽しみな内湯はこちら。源泉かけ流しのかけ流しっぷりには毎度驚かされます。

お部屋の内湯

ザバザバ流れているおかげで床面が温められていて、冬の浴室の寒さもありません。自宅では真似できないヒートショック対策です。

浴室の床が温泉で冬でも温かい

内湯のドアを開けると、露天風呂。こちらも源泉かけ流し。奥の浴槽は水風呂です。

お部屋の露天風呂と水風呂

泉質は鉄分が含まれている感じのお湯で、とても温まります。妙見温泉全体がそんな泉質のお湯で、私が大好きな温泉の一つです。

大浴場

おりはし旅館には大浴場が2か所あります。1か所は湯治客用の山水荘に内湯が男女別にあります。この内湯が古くから湧くキズ湯です。もう一つは露天風呂です。

キズ湯

おりはし旅館の温泉と言えば古くからこの地に湧くキズ湯です。キズ湯がある山水荘は、私達が宿泊している客室からは少し歩きます。

キズ湯に入りに山水荘へ

山水荘入り口横の表示には「完全放流式」の文字が。湧出量が豊富な源泉だからこその表示と思いました。

完全放流式の文字がまぶしい

浴室内には2つの浴槽があり、片方がキズ湯、もう一方は竹の湯です。キズ湯の方がぬるめのお湯で37度くらいでしょうか。ながくつかっていられますが、3人入るといっぱいな感じです。竹の湯の方は42℃くらいありそうな感じでした。金気臭がして鉄分が豊富な温泉という感じです。写真などは前回の宿泊記をご参照ください。

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露天風呂

露天風呂は私達が宿泊している離れの近くにあります。今回は写真を撮っていないので、前回の宿泊記をご参照ください。

お食事

おりはし旅館はお食事も楽しみです。お食事は木造建築の本館でいただきます。個室でいただくので、他のお客さんの気配は感じますが、よほど大騒ぎするようなお客さんでない限り、気になるようなことはありません。

本館

灯が灯ると昼間とは雰囲気が変わります。

夜の本館

夕食

お品書きはこちら。私は食べられないものがあり、その食材は別の食材に差し替えられた上に、お品書きも差し替え後のものになっていました。私のためにお品書き作っていただき、恐縮です。

お品書き

食前酒はありませんでした。ノンアルコールドリンクのメニューが寂しいのが残念なポイントです。適当なサイダーに「妙見サイダー」とか「霧島サイダー」とかラベルつけるとか、鹿児島は黒酢が名物なので、黒酢サイダーとか用意すれば良いのに、と思います。私達はジンジャーエールをお願いしました。

ノンアルメニューはもう少し工夫がほしい

鹿児島だけあって、アルコールメニューは充実している感じがします。

アルコールドリンクのメニュー

まずは先付から。お正月らしく紅白のお料理が並びます。

先付

つづいてお椀は甘鯛のしんじょう。ここにマツタケも入っていました。お品書きに鶴大根と書かれていて、何だろう?と思ったら、鶴の形をした大根でした。お正月っぽいです。

お椀

続いてお造り。鯛と鮪と車エビです。

お造り

こちらは甘鯛をつかった煮物。

煮物

焼き物は天然の鯛。脇には黒毛和牛のたたきが添えられていました。

焼き物は鯛

続いては洋皿ということで、鹿児島牛の赤ワイン煮が運ばれてきました。趣向が変わって楽しめます。

鹿児島牛の赤ワイン煮

こちらは酢の物。

酢の物

お食事のご飯はお釜で提供されます。

お食事

最後にデザートを頂き、夕食は終了です。

デザート

今回の夕食は鯛や甘鯛を使ったお料理が多かったように思いました。お正月だからかな。

朝食

朝食も夕食と同じ本館の個室でいただきます。前回は出発が早かったので無理を言って7時半の朝食にしていただきましたが、今回は8時半スタートというゆっくりした時間にしました。他のお客さんは8時からが多かったようです。そうすると、キズ湯や露天ぶろなど共同のお風呂が空いているんですよね。まぁこちらの宿はお部屋に源泉かけ流しの温泉がついているので、わざわざ共同の大浴場行く人は少ないのかもしれません。

朝食はこんな感じです。手前の器の大根は巳年にちなんだ飾りとなっていました。

朝食

近くの神社で初詣

今回の旅の初詣は霧島神宮に行く予定で、実際翌日に初詣に出かけましたが、おりはし旅館近所の山の中にひっそりとした神社や滝があり、立ち寄りました。

和氣神社

和気清麻呂公をお祀りしている神社です。小さな神社ですが、大きな木に囲まれて、神聖な空気が漂っている感じがしました。拝殿前には狛犬ではなく、狛猪がいました。かつては白い猪が境内で飼われていたようですが、残念ながら他界したようです。

和気清麻呂公を祀った和氣神社

こんな看板もありました。坂本龍馬とお龍さんの新婚旅行の地なんですね。

坂本龍馬ゆかりの神社でもある

犬飼の滝

和氣神社から階段を下って県道に出たところに数台車を停められる駐車場があります。ここに滝見台があり、犬飼の滝を眺めることができます。ただ、旅館の女将さんが言っていた通り、周辺の木々が生い茂っています。

滝見台からの犬飼の滝

滝の近くまで遊歩道があるので歩いてみることに。遊歩道の下り口には親切にも杖が用意されていました。遠慮なくお借りしました。歩く距離は300mくらいですが、標高差はそこそこあります。

遊歩道を下りて行く

滝つぼ間際までは行けませんが、滝見台から見るよりも迫力ある滝を眺めることができました。

犬飼の滝
 

まとめ

おりはし旅館への宿泊は今回が2回目で、宿の方にも前回宿泊した時の記録は残っていて、私が食べられないものなど、こちらから言わずとも配慮をしてくれていました。お部屋に源泉かけ流しの内風呂と露天風呂がついていて、1人3万ちょっとで宿泊できるというので大のお気に入りの宿です。鹿児島空港から車で20分くらいの距離と言うのも、1日目の宿のチョイスとしてとても便利なのです。

妙見温泉は鉄分を含んでいて温まります。湯量も豊富なので、源泉かけ流しで楽しめる宿が周辺にあり、私は石原荘には宿泊したことがあります。

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鹿児島空港利用で2泊3日の旅をしまして、1泊目はおりはし旅館に宿泊し、2泊目は霧島温泉の界霧島に宿泊しています。そちらの宿泊記や旅の全体はまた別の記事にまとめたいと思います。

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