那覇市を走るモノレール「ゆいレール」は日本最南端の鉄道です。そういうわけで、日本最南端の駅も、最西端の駅も「ゆいレール」で行くことができます。当初「ゆいレール」は那覇空港から首里城がある首里までを結んでいて、2018年に「完乗した」と思っていたら、2019年に首里から先、てだこ浦西駅まで延長されました。ということで乗ってきました。ゆいレールを楽しむのなら購入後24時間有効な「1日乗車券」800円がおススメです
- 飛行機下りたら日本最西端の駅、那覇空港駅へ
- 24時間有効な一日乗車券が便利
- ゆいレールはカーブも勾配も急でなかなか楽しい
- 那覇市のマンホールカード
- 世界遺産の首里城
- 冬の沖縄はホエールウォッチングもおススメ
- まとめ
飛行機下りたら日本最西端の駅、那覇空港駅へ
沖縄へ行くにはほとんどの人が飛行機を利用すると思います。飛行機を降りたら「モノレール」の案内に従い那覇空港駅へ向かいます。2月の写真ですが、青空が夏のようです。
那覇空港駅は日本最西端の駅です。記念碑が改札の手前にあるので是非記念写真を撮りましょう。飛行機がついた後は混雑していますが、ちょっと待っていると空いてきます。
ちなみに日本最南端の駅は、那覇空港駅の隣の駅の「赤嶺駅」です。
最南端とか最西端とか、そういうはじっこの駅をめぐるのもなかなか楽しくて、東西南北回りました。こちらの記事にまとめました。
24時間有効な一日乗車券が便利
ゆいレールには乗り放題の一日乗車券、二日間乗車券があります。一日乗車券と聞くと、購入日当日のみ有効が多いですが、ゆいレールは24時間有効(二日券なら48時間有効)です。これが結構便利なんです。東京から那覇に向かうには飛行機で3時間くらいかかるので、ほとんどの場合お昼過ぎに購入することになります。当日のみ有効の一日券だと、午後に買うのってちょっと損した気分になりませんか?でもゆいレールは1泊2日の旅なら一日券でほぼカバーできるわけです。空港からホテルに行き、荷物を置いて国際通りにご飯食べに行き、翌日もゆいレールで空港へ、なんていう時にはこの一枚で済んでしまうのでとても便利なのです。券売機で買えます。
ちなみに私の例ですと、
①まずは荷物を置きに那覇空港から壺川駅まで 270円
②壺川駅から完全乗車目指して終点てだこ浦西駅 340円
③てだこ浦西駅から首里駅 270円
④首里駅から国際通りに行くために牧志駅 270円
⑤国際通りからホテルに戻るのに(牧志駅から壺川駅) 270円
⑥2日目、ホテルから空港に向かう 270円
都度切符を買うと、1,690円かかりますが、これが800円で済みました。
値段以上に便利なのは、一日乗車券だと、乗る都度券売機で切符を買う必要がないということ。券売機に行列ができていたりすると、モノレールを1本見送ることにもなりかねません。2月はプロ野球球団のキャンプやオープン戦があり、駅によっては混雑することもあるんです。
ゆいレールはカーブも勾配も急でなかなか楽しい
それではさっそく乗車します。座席は基本的にはロングシートなのですが、何より嬉しいのは、展望席が用意されているということ。中央の通路を挟んで両側に2につずつ、計4人分の座席があります。後方にもあるので、一つの車両につき8人分の展望席ですね。展望席がない車両もありますが、展望席が空いていたら、一度座ってみて下さい。レールの様子がよく見えます。始発駅から乗ると座れる可能性高いです。
モノレールは鉄道の仲間ですが、ゆいレールは鉄輪ではなくゴムのタイヤで線路を挟んで走るので、通常の鉄道より勾配が急でも走れるんです。前面かぶりつき席だと、レールの勾配がよくわかります。 ジェットコースターみたいです。(そこまで急ではないのですが)
カーブもかなり急ですよ。
延長後の終点「てだこ浦西駅」まで完全乗車しました。
那覇空駅からずっと乗り続けると37分で到着できます。日中は頻繁に走っているので、観光しながらの完全乗車もハードルは低い路線です。周辺には那覇きっての名所、首里城や繁華街の国際通りもあるので、モノレールだけでなく周辺観光も楽しめます。是非日本最南端の鉄道を楽しんでみて下さい。
那覇市のマンホールカード
那覇市を走るゆいレールに乗りながらマンホールカードをもらいに行くのはいかがでしょうか。那覇市は2020年2月現在、2種類のマンホールカードを配付しています。
牧志駅から徒歩5分でもらえるマンホールカード
国際通りにある「てんぶす那覇」でもらえるマンホールカードが、ゆいレール旅にはもらいやすいカードです。こちらのカードです。幾何学模様のようですが、魚がモチーフです。カードの裏側の説明によると、魚はアジだそうで、このデザイン蓋は全国の自治体における第1号のデザイン蓋と言われているそうですよ。知りませんでした。
このカードを配付しているのは「てんぶす那覇」1Fの那覇市観光協会「ショップなは」ですが、平日は那覇市上下水道局下水道課での配付となるので、気を付けましょう。「てんぶす那覇」は牧志駅から徒歩5分とアクセスも良いですし、国際通りに面した場所にあるので、国際通りを楽しむついでにもらいに行くにも便利です。
「てんぶす那覇」の中に入り、こちらのショップでマンホールカードを配付しています。
旭橋駅から徒歩20分でもらえるマンホールカード
那覇市が配布するもう1種類のカードはこちらです。先ほどのカードと似たような幾何学模様ですが、波がモチーフになっています。
配布場所は「那覇浄化センター」で、こちらはゆいレールの旭橋駅から徒歩20分くらいの場所です。
浄化センターにはカラーの蓋が展示されていました。(2018年2月に撮影)
世界遺産の首里城
ゆいレールに乗りながらマンホールカードをもらいに行くのは、少々マニアックな感じがしますので、もっと一般的な観光として首里城に行くのはいかがでしょうか。万里の長城を彷彿とさせるような城壁や、沖縄らしい朱色の瓦や建物がとても素晴らしいのですが、2019年10月に正殿など重要な建物が焼失してしまいました。その影響で一部入れない区域がありますが、首里城公園は公開されていて、守礼門なども見ることができます。首里駅から徒歩20分程度なので、是非行ってみて下さい。私がたどったルートはこちらで紹介しています。
冬の沖縄はホエールウォッチングもおススメ
冬の沖縄周辺の海ではクジラを見ることができます。たくさんのツアー会社が船を出していますので、是非参加してみて下さい。2月は「まったくクジラを見られなかったら全額返金」と掲げている会社も多いので、遭遇確率が高いのだと思います。私が行った時も出港後20分くらいの海域でかなり近い距離で母子クジラを見ることができました。この時は「マリンシーサー」という会社のツアーで行きました。那覇市のホテルなら送迎してくれましたよ。
まとめ
那覇に滞在するのであればゆいレールを利用する機会が多いでしょう。1日乗車券が24時間有効というのは旅行者にはたいへんありがたい切符で、乗ったり下りたりが多い時には本当に便利でおススメです。前方展望席もあるゆいレールなので、是非展望席に乗ってレールのアップダウンや景色を楽しんでみて下さい。
2018年の冬にゆいレールに乗ってホエールウォッチングや飛行機ウォッチングした時の様子はこちらのまとめました。