なんだか奇妙なタイトルですが、私の好きなものを端的に表すとこうなるのだと思ったください。特急ニセコに乗ってみたくて小樽に2泊。小樽市はマンホールカードを発行しているので、もちろんもらいに行ってきました。また小樽の総合博物館には今でも使用されている転車台があるのです。鉄道好きな人には転車台好きという方も多いのではないでしょうか。マンホールカードに転車台、両方を楽しんできたのでご紹介します。
駅前でレンタサイクルを借りるのがオススメ
坂が多い小樽の街歩きを楽しむには、駅前でレンタサイクルを借りるのがオススメ。さらに電動自転車をチョイスすることをお勧めします。私は駅舎を出て左手に進んだ所にある「きたりん」というレンタサイクルショップで借りました。
WEBサイトから事前に自転車の予約も可能です。自転車を借りる場合は、手荷物を無料で預かってくれるサービスもあります。こちらの電動自転車のおかげで、坂道もスイスイ、平地もビュンビュン走れて効率よく観光スポットを回ることができました。
小樽のマンホールカード
配付場所
小樽市のマンホールカードは小樽市の水道局で配付しています。平日は2階の窓口で、休日は1階の当直室で、いずれも朝9時から夕方5時まで対応しています。水道局までは駅から歩くと15分くらい。ちょっと微妙な距離ですね。しかも地図で見るとわかりませんが、水道局に向かう道はかなりの上り坂なんです。小樽は意外と坂が多い街なんです。
水道局の入り口には、古い水栓が展示されていました。ちゃんと水が出るんですよ。
小樽の街中にはこんなレトロな消火栓もありました。赤・青・黄色の消火栓があり、色分けには意味があるのだそうです。
マンホールカード
こちらが小樽市のマンホールカードです。小樽の観光名所の一つ小樽運河と運河周辺の散策路を照らすガス灯がデザインされていて、小樽らしいデザインだと思います。
マンホールの実物の展示
水道局内にはマンホールの蓋の展示もされています。手前のマンホールにはラッコがデザインされています。
こちらは石原裕次郎記念館に設置されていたマンホール。記念館の閉館と共に小樽市に寄贈されたのだそうです。
実物のマンホールを見に行こう
展示されているマンホールの中にも、マンホールカードのデザインと同じ蓋はあったのですが、せっかくなので実際に設置されている場所にいってみました。カードを配布してくれた窓口で設置場所を聞くと、地図を示して教えてくれましたが、水道局からはちょっと距離があります。ここでも電動自転車が威力を発揮しました。実物はオルゴール堂の道路を挟んで反対側にある常夜灯がある歩道の上に設置されています。水道局から徒歩だと15分以上かかる距離。けれど電動自転車だとスイスイ行けました。
こちらがその常夜灯。通りの向こうがオルゴール堂です。水道局付近には観光客は全くいませんでしたが、このエリアに来た途端、平日なのに大勢の人。びっくりしました。
そしてこちらがデザインマンホールの実物。人が座って休める場所に近くにあるので、誰かが踏んでいることもありそうな感じでした。
小樽市内をサイクリング
小樽駅から水道局を経由してオルゴール堂までの距離は2キロを超えているので、ここまで来るだけでも自転車の威力は十分ですが、自転車ならさらに距離を稼げます。鉄道好きな私には、小樽にある転車台を見たかったのです。が、オルゴール堂とは反対側の街のはずれにあり、距離にすると2キロ以上あるんです。歩いて行けない距離ではないですが、だんだんと日が短くなってきている中、時間は貴重。ここでも自転車の威力発揮です。こんなコースで走りました。
小樽運河(地図②)
小樽の観光名所の一つ、小樽運河。時間があればクルーズ船に乗りたいところですが、それはまた次回と言うことにして、写真だけ取って次へ移動。ここも人が大勢いました。なので自転車の走行は要注意。場合によっては下りて引いて歩いたりもしました。
日銀小樽支店(地図③)
古い建築物を見るのも好きな私にとって小樽は魅力的な街です。北海道開拓の玄関口として栄えてきた小樽には、運河だけでなく金融機関の建物や鉄道など歴史的建造物が残されています。その中の代表的な建物の一つ、日銀小樽支店に寄ってみました。入場は無料です。
館内にはかつてお客さんとの窓口だったであろうカウンターがあり、銀行らしさを感じます。天井の感じや、壁にそってぐるりとついた回廊などから歴史を感じます。
館内の金庫の中には1億円を持ち上げてみようというおもしろコーナーもありました。10キロあるんだそうで、結構重かったです。
手宮線跡地(地図④)
日銀小樽支店のすぐ近くには、こんな案内が立っています。from 1880とありますが、1880年に開通した手宮線の跡地です。1985年に廃線となりましたが、こうして線路を残し、その横に遊歩道がついていてお散歩コースになっています。ここを通る時は自転車は押していくことになります。
運河公園
つづいて転車台のある方に向かって自転車を漕いで行くと、途中で公園を見つけました。運河公園と言います。ここにも歴史的建物がありました。逆光で建物がはっきりしませんが、かなり古いのと、周辺にあまり人がいなくて、お化けが出そうだ・・・というのが私の印象です。先ほど寄った小樽運河はものすごい人だったのに、このあたり(北運河というそう)はほとんど人がいなくて、公園もひっそりとしていました。
小樽市総合博物館(地図⑥)
さて、転車台のある場所まで来ました。小樽市総合博物館と言います。博物館の正門はもっと先の方にあるのですが、夕方になりつつあったので、今回は博物館は訪問せず、転車台だけ見ようとこちらの入り口から入りました。
屋外展示にもかなりの種類の機関車や客車などが展示されています。外の展示なので傷みがきているものもありますが、楽しめます。
この博物館らしいデザインマンホールがありますよ。ポールの影がちょうどかかってしまっているのが残念ですが、機関車のデザインです。
こちらには実際に走る蒸気機関車アイアンホース号があり、ちょうど出発するというので乗車しました。
客車に乗って後方を見ると、扇形車庫があったり。
ワクワクの転車台があったりと、かなり楽しめます。今のご時世、実際に活用されている転車台は少ないですから、貴重な設備です。
転車台が回るのを見ていたら、こんな尺取虫みたいなもので回しているんだと気が付きました。転車台を下から見ていたら気が付かないですが、こちらの転車台はやや上から見ることができるので、こんな部品にも気づくことができました。
こちらの博物館の展示については、いつも素敵な旅行記をupしていらっしゃる「旅行と鉄道好きな父さん」が紹介しています。こちらの記事を読むと、無理してでも博物館の中に入ればよかったと思いました。
まとめ
この時の旅は、静岡から空路札幌に入り、その日の午後に小樽市に到着。午後2時くらいから自転車で市内を回りました。宿は初めてAirBnBという民泊を活用。暗くなる前に借りた部屋までいかなくちゃ、という思いもあり、のんびり小樽市内観光とはいかず、自転車でさーっと見るだけ観光になってしまいましたが、もう一回来てじっくり観光もしてみたいです。小樽に坂が多いというのは今回来てみてわかりました。電動自転車は本当に楽ちんで助かります。お天気よければおすすめです。
食事ですが、小樽に来たらやっぱり一度はお寿司食べたいですね。ミシュランで星一つを取った伊勢鮨の駅中店は予約が不要で気軽に食べられてかつおいしい。おすすめです。
小樽滞在中に定期観光バスを利用して積丹半島に行きました。2人以上いてドライバーがいるのであれば、レンタカーの方が自由に動けますが、一人旅には定期観光バス便利でした。が、ほぼバス満席という人気ぶりでした。積丹ブルー、ぜひ見に行ってください。