2025年5月下旬、夫婦でユーラシア旅行社の「華麗なるスペイン紀行」11日間ツアーに参加しました。初めてのスペイン旅行だった私たちは、スペインの魅力をぎゅっと詰め込んだツアーを選び、充実した旅を楽しんできました。
この記事では、アンダルシア地方の観光スポットや体験を写真とともに詳しくご紹介します。これからスペイン旅行を検討中の方や、夫婦でのツアー参加を考えている方に、ツアーで行くスペイン旅行のリアルな情報をお届けできれば嬉しいです。

5日目はコルドバに寄ってからグラナダへ
前日はトレドの旧市街の眺めが素晴らしいパラドールに泊まりました。が、朝食もそこそこに8時出発です。というのも、この日に訪れるメスキータ(スペイン語でモスクのこと)が、突然午後は閉館という情報があったからです。スペインの有名観光スポットはこういう急に予定が変更になる、ということが時々あるようです。
ぼんやり車窓を眺めていると、スペインの列車が。

コルドバに向かうハイウェイの中央分離帯が花盛りできれいでした。

コルドバのメスキータ
12時過ぎにコルドバに到着しました。朝8時にパラドールを出発していますので、結構バスで走ってきた感じがします。もちろん途中にトイレ休憩がありました。
川の手前でバスを降り、ローマ橋を渡って向かいました。

橋を渡ると大きな門があります。門をくぐって奥に進みます。

メスキータの中に入ると、入場待ちの大行列。これは午後から休館になる影響なのでしょうかね?

こちらはミナレット。登ることができるそうです(有料)が、私達は上りませんでした。エレベータはなさそうでした。

別の角度からのミナレット。

メスキータはスペイン語でモスクのことなので、イスラム教の施設かと思いきや、聖マリア大聖堂という名称になっていて、今はカトリックの大聖堂です。ヨーロッパにはこうした宗教にまつわる戦争があったのですね。
内部は「円柱の森」と呼ばれるように、たくさんの柱があります。大理石の白と煉瓦の赤が交互に組み合わさっているのも特徴です。

名前が彫られている柱もありました。

職人さんのサイン。

この辺りはカトリックの大聖堂といった趣で、モスクという感じはしないです。


花の小道
メスキータを見学した後は、少し歩いて花の小道へ。どんなところだろう?と思いながらガイドさんについて行くと、細い路地の両側の壁に、季節の花がきれいに飾られた場所でした。

メスキータとの位置関係はこちらをご参照ください。
ランチ
この後はランチタイムです。刺すような陽射しの中、15分くらいあるいてレストランへ。


こちらがレストランのWEBサイトです。
スターターにはなすのフライ(奥のフライドポテトのようなやつ)にケソ・マンチェゴというチーズ。

続いてサルモレノという冷製のトマトのスープ。ガスパチョかなと思いましたが、ガスパチョとは違うようで、濃厚なスープでした。Salmorejoと書くので、サルモレホと読むのかもしれません。

メインは牛テール、デザートは自家製ヨーグルトで、大変美味しくいただきました。


グラナダに向けて移動
ランチの後はアルハンブラ宮殿があるグラナダまでバスで移動。夕方18時頃にグラナダに到着しました。コルドバとグラナダは直線距離だと125キロくらいですが、道路がぐるっと回っているので、走行距離は200キロを超え、移動にも時間がかかります。
この時期スペイン南部のアンダルシアはひまわりの季節です。バスの車窓からも時々ひまわり畑を見つけることができますが、なかなか停車してじっくり撮影、というわけにはいきません。そしてなぜかみんな逆方向を向いているひまわりでした。

グラナダが近づくと、遠くにまだ雪が残る山脈が見えます。シエラ・ネバダ山脈です。

ちなみに「グラナダ」とはザクロという意味です。ザクロの花も見かけました。

5日目の宿はアルハンブラ宮殿内のパラドール
この日の宿は、ツアーの標準プランはグラナダ市内のホテルですが、追加料金を払うことでパラドールにアップグレード可能だったので、私達はアップグレードしました。アルハンブラ宮殿の敷地内に宿泊できる機会なんてそうそうないです。宿泊記はこちらです。
6日目 アルハンブラ宮殿からロンダへ
アルハンブラ宮殿
アルハンブラ宮殿の敷地内で目覚めた後、グラナダ市内に宿泊されていた同じツアーの皆さんと合流し、アルハンブラ宮殿の見学へ。詳しくはこちらにまとめました。
ランチはグラナダ市内のレストラン
アルハンブラ宮殿を存分に観光した後は、グラナダ市内のレストランでランチです。

日本語のドリンクメニューが用意されていました。日本のツアーがよく利用するのかも?

メニューはタパス盛り合わせとフルーツでした。


こちらがレストランのWEBサイトです。
Las tinajas - Restaurante Las Tinajas
モンテフリオ散策
ランチの後はバスに乗り、モンテフリオへ。
モンテフリオはナショナルジオグラフィックの世界の美しい村に登録されている白い村です。

午後2時頃は日差しが強烈で歩くのは苦行でしたが、せっかく来たので少し散策。

上の方にお城が見えたので、坂を頑張って登ってみたけれど、特にお店とかカフェとかはなく。お城まではまだだいぶありそうだったので、この何か曰くありげな場所で引き返しました。

遺跡のようなものを見たのはこちらの場所です。
メチャ暑い中町を散策してみましたが、ナショナルジオグラフィックの世界の美しい村に登録されている白い村という感動はあまりなかったのですが、その後展望台に行くと納得しました。

6日目の宿はロンダのパラドール
この日の宿はロンダにあるパラドールです。こちらのパラドールはもともとは市庁舎だった建物ですが、立地がすごいのです。御覧の通り絶壁の上に立っています。

宿泊記はこちらにまとめました。
7日目は念願のひまわり畑を見てバルセロナへ
アンダルシアのひまわり
朝9時にロンダのパラドールを出発し、この日はセビリアからバルセロナへ飛行機で移動です。セビリアに向かう途中の道路わきで一面のひまわり畑を見つけました。

本当に一面のひまわりに感動しました。

セビリア
オペラ「カルメン」や「セビリアの理髪師」の舞台として知られるセビリアには、11頃到着しました。セビリアはスペインのフライパンとも呼ばれ、とても暑く乾燥した土地です。
スペイン広場
最初に寄ったのは、セビリアのスペイン広場です。1929年の万博でスペイン館として使われた広場と建物があります。

建物の壁にはスペイン内の都市を表現したモザイクがあります。

万博の建物が今も使用されているセビリア
この後バスに乗り、少しセビリアの町中を走りました。町のあちこちに、万博の時の○○国のパビリオンだったという建物が見えました。どの建物も異国情緒があり素敵です。


こちらのバロック様式の建物はサン・テルモ宮殿。

ランチはガスパチョ
この日のランチは、カテドラル(大聖堂)近くのレストランEL CABILDOでいただきました。

本当に暑いセビリアなので、冷たいガスパチョのスープが美味しかったです。

メインは魚介の揚げ物、その後にデザートでした。


レストランのサイトはこちらです。
Restaurante El Cabildo en Sevilla
場所はこちらです。
アルカサル
ランチの後は徒歩で世界遺産のアルカサルへ。イスラム時代の城をキリスト教の王たちが改装したので、両方の文化や様式が融合した建物になっています。今もスペイン王室がセビリアを訪れた際には、こちらに滞在されるそうです。


イスラム様式の中庭は、アルハンブラ宮殿を彷彿とさせます。というのも、1350年に即位したペドロ1世はイスラム文化に心酔していて、アルハンブラ宮殿のような建物を作りたかったようです。

こちらはペドロ1世宮殿内の大使の間。壁の装飾が素晴らしいです。

こちらはドーム型の円形天井です。

庭園も美しく、ジャカランダ(紫の花)が見ごろでした。

カテドラル(大聖堂)とヒラルダの塔
アルカサルを観光した後は、ユダヤ人街を通って、大聖堂へ。

セビリアの大聖堂はスペインでは最大、ヨーロッパの中でも第3位の大きさを誇ります。

大聖堂の内部。

こちらは聖歌隊席。15世くらいに作られたようです。

主祭壇には聖書の場面が彫刻されています。

こちらはムリーリョの「聖アントニオの幻視」という絵画。

右下の聖アントニオの部分だけが切り取られるという盗難事件がありましたが、後に戻されて修復されました。

こちらはコロンブスのお墓です。棺の中には350グラムほどが入っているのだとか。

こちらはヒラルダの塔。高さは97mあります。もともとは12世紀末にモスクのミナレットとして建設されたものを鐘楼として使っています。

塔の先端の像は、風が吹くと回転するのだそうです。ヒラルダと言うのはスペイン語の動詞 girar(回る、回転する)に由来しています。

セビリア空港からバルセロナへ
セビリアでの観光の後は、セビリア空港からバルセロナへ飛行機で移動しました。利用した航空会社はブエリング航空というLCCでした。チェックインカウンターが激混みでびっくり。搭乗時間が迫って来る中で少し心配していましたが、オペレーションはしっかりしていて、バルセロナ行きに搭乗する人は優先的に手続きしてくれました。

無事搭乗できました。


バルセロナ空港着陸前に、進行方向右側にサグラダ・ファミリアが見えた気がします。セビリアからのフライト時間は1時間40分くらいでした。

バルセロナでのホテル
バルセロナではカタロニア・ディアゴナル・セントロというホテルに3連泊しました。ガウディ建築の一つ、カサ・ミラまで歩いて10分ほど。地下鉄の駅にも近く、バルセロナの観光には便利な場所でした。
贅沢ではないけれど、必要十分なホテルという感じで、朝食のビュッフェも美味しかったです。

バスタブ付きのお部屋でした。


まとめ
「華麗なるスペイン紀行」11日間のツアーのうち、5日目から7日目までを紹介しました。アンダルシア地方を中心に、歴史と文化、自然の魅力をたっぷり味わう行程でした。
メスキータやアルハンブラ宮殿といったイスラム文化とキリスト教文化が混在する建築は圧巻で、ひまわり畑や白い村など、景色の美しさにも心癒されました。
強い日差しのなかでの観光は体力勝負な面もありましたが、ツアーならではの効率的な移動や快適なパラドールでの宿泊は、非常に満足度が高かったです。
これからスペイン南部を訪れる方には、帽子・サングラス・歩きやすい靴を強くおすすめします。
スペインの奥深さと多様性を感じられるアンダルシア、夫婦旅にもぴったりの素敵な地域でした。
セビリアは移動の途中に立ち寄るだけでしたが、スペインの中でも大きな都市で歴史もあり、ここで1泊して旧市街を歩いてみるのも楽しいかも、と思いました。
関連リンク
このツアーの準備編と4日目まではこちら。