一番高いと言ってもお値段の話ではなく、建物の高さのことです。大阪マリオット都ホテルは日本一の高層ビル「あべのハルカス」にあり、客室は38~55階にレイアウトされています。私は温泉宿も大好きですが、非日常感が味わえる高層階からの眺めも好きでして、以前からこちらのホテルに泊まって部屋からの景色を楽しみながらのんびりしたいと思っていたのでした。楽天トラベルからの予約でポイントが10倍になっていたこともあり、ちょっと奮発してクラブデラックスのお部屋に泊まったので、ご紹介します。
大阪マリオット都ホテルの概要
- 天王寺駅直結のあべのハルカス内にあり、雨でも濡れずに行ける
- お部屋でWifiはサクサクつながり、コンセントの数も十分。ベッドサイドにもコンセントあるので寝ながらスマホも問題なし
- チェックイン15時、チェックアウト12時(今回のプランの場合)
- 基礎化粧品の用意あり。パジャマは上下セパレート。
- 木曜日の夜に1人でクラブデラックスに泊まり、楽天トラベルで予約して53,920円。ポイント10倍、4500円相当の朝食込み。
- 公式サイト
最上階のクラブデラックスのお部屋
今回泊まったお部屋は最上階、55階のお部屋です。ビルは60階建てですが、上部は展望台になっていて、57階がレストラン、38~55階が客室のある階なのです。
長い通路の奥から2つめが今回宿泊したお部屋でした。ちなみに一番奥はこのホテルで最も広いインペリアルスイートです。
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クラブルームにもいくつかのカテゴリーがありますが、今回はデラックスルームに宿泊しました。エレベーターからは離れた場所にお部屋があり、ちょっと歩きます。こちらがお部屋です。いきなり目に飛び込んでくる高層階からの眺めに圧倒されました。
ホテルのサイトによると、同じ階にあるインペリアルスイートの説明に高さ258mとありますので、この部屋も同じ高さのはず。建物がミニチュアのようでした。遠くには淡路島や明石海峡大橋も見えます。
ちなみに期待しいた夜景もばっちり。このお部屋南向きなので、高層ビルが立ち並ぶ摩天楼ビューではないのですが、住宅街の夜景もなかなかです。
部屋にはこんなパンフレットがあり、何が見えるかもわかります。
案内して下さったスタッフが、カーテンは開けたままでも大丈夫ですか?と確認してくれました。高い所が苦手な方にはつらいお部屋になるのかも(笑)。窓を背にしてお部屋を撮った写真がこちらです。広さは38m2とのこと。一人だとゆったり過ごせて、バスルームへのアクセスも遠くないちょうど良い広さです。
ベッドはキングサイズが1台。半分は使用せずという広さです。肌ざわりの良い上下セパレートタイプのパジャマが用意されていて、快適に眠れました。
カウンターにはラグジュアリーなホテルにはよくあるネスプレッソマシンやお茶、飲み物とおつまみ(ポテトチップスとビスコ)の用意があります。クラブルームはおつまみも含めて料金に含まれていますが、おつまみのおかわりは有料です。
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冷蔵庫の飲み物も最初に入っている分は料金に込みです。私はアルコールは飲みませんが、アルコールを召し上がる方には、ビールもあればワインは赤も白もボトルで入っていました。
こうした飲み物をいただくためのグラス類も美しく収納されていました。
洗面台はダブルシンクではありませんが、一人旅なのでシンクは1つでも問題なく、カウンターの広さも広くて使いやすいです。
バスルームは洗い場付きで日本人が使いやすいスタイルです。ブラインドを開けると、ベッド越しに外の景色が見えるタイプのオープンバスです。
あっと言う間にお湯がたまる、という程ではありませんが、自動でストップしてくれるので、気楽にお湯がはれました。
バスアメニティのブランドはTHANN。小さなボトルで提供されています。一番右のシルバーのチューブは手洗い用のフォームでした。旅行の時に便利なので、2本とも持ち帰らせていただきました。
もちろんバスソルトの用意もあります。
その他のアメニティも充実しています。クレンジングから乳液まで、女性用基礎化粧品の用意と男性用の化粧品類も用意がありました。「砂漠肌に潤いを」ってちょっと笑ってしまいました。
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こういう高級ホテルですからお部屋でのWifiはもちろんサクサクつながるし、コンセントも多数あります。ベッドサイドにももちろんコンセントがあり、寝ながらスマホも問題なしでした。
クラブラウンジ
クラブルーム宿泊の楽しみの一つがクラブラウンジでのサービスです。チェックインの手続きもクラブルームで座って行われます。チェックアウトの時は営業時間前だったので、通常のフロントでチェックアウト手続きをしました。
時間別サービス内容(2022年2月時点)
コロナ禍のため、通常とは異なるサービスです。
営業時間: 12:00-21:00
アフタヌーンティ: 14:30-17:00
カクテルタイム: 17:30-19:30
バータイム: 19:30-20:30
朝食: 6:30-11:00(平日), 7:00-11:00(土日祝) ※19Fレストランでの提供
アフタヌーンティー
チェックイン時刻の15時はちょうどアフタヌーンティーの時間なので、チェックイン手続きが終了すると、そのままラウンジでアフタヌーンティで一息つくお客様も多いようです。私は一度部屋に荷物を置いてからラウンジへ。すると「お帰りなさいませ」のご挨拶が。さすが高級ホテルだ。
ビュッフェ形式で好きなものを自分でとって席で食べるスタイルです。サンドイッチやケーキ、フルーツなどが用意されていて、結構おなか一杯になりました。アルコール類もありましたが、私は飲まないので、ジュースなどをいただきました。
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カクテルタイム
カクテルタイムは夕食前の軽い飲み物と前菜をいただく感じなのですが、案外メニューがそろっていました。パンや肉まんまであり、すっかりおなか一杯になってしまいました。
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カクテルタイムで少しお腹を満たした後は、部屋でルームサービスで何か軽い食事をとって夕食は済まそうと思っていたのですが、クラブラウンジでおなか一杯になってしまい、結局ルームサービスを注文せずに寝てしまいました。以下がこちらのホテルのルームサービスメニューです。ピザが2000円と割とリーズナブルなお値段です。
https://www.miyakohotels.ne.jp/2022.0303_IRD-Menu%20.pdf
朝食
朝食は19FにあるレストランCOOKAで取ります。ビュッフェ形式でした。外からの光が降り注ぐ明るい店内です。
席はスタッフの案内で「どちらにしますか?」と聞かれて、はじっこの席をチョイスしました。19階でも結構な高さではありますが、やっぱり55階からの眺めとは違います。
基本ビュッフェですが、卵料理はこちらの紙でオーダーします。好きなだけ頼んでも良いのかもしれませんが、量の見当がつかないので、まずは一つだけスペシャルオムレツをお願いしました。
オムレツが来る前に、中央の台に行ってサラダやお料理をとってきます。マスクとポリ手袋着用で、トングは共用というスタイルです。お料理の種類は豊富で、飲み物もフレッシュジュースやスムージーがあり、搾りたてのオレンジジュースは美味しかったです。以下の写真、盛り付けがいまいちですみません。洋食っぽいものばかりチョイスしていますが、ご飯やみそ汁などの和食メニューもあります。
で、先ほど注文した卵料理は私がお料理をとって着席してから運んできてくれました。この辺りのタイミングはさすがですねー。食べる準備ができないうちに温かい卵料理が来たら冷めてしまいます。こういう気づかいはさすが高級ホテルという感じがしました。
クラブルームに宿泊している人は、追加料金なしにこちらのレストランでの朝食をいただけますが、もし自腹で食べるとしたらいくらなのでしょう?入り口に表示があり、4,500円でした。なかなか高価な朝ご飯です。店内が空いていたのも、クラブフロアのお客さんだけが利用していたのかもしれません。4,500円出してホテルで朝食を・・・という人、多くはいないと思いますので。なおビュッフェは10時までで、10時から11時はセットメニューの提供です。
クラブラウンジのちょっと残念なところ
アフタヌーンティやカクテルタイムを提供するクラブラウンジは38階という高層階にあるにも関わらず、外の景色があまり見えません。2方向は厨房やトイレとの壁になっていて窓はなく、窓がある側は外がテラスになっているので、高層階からの眺めを楽しむことができないのが、ちょっと残念なところでした。
アクセス
あべのハルカスのビル自体が、天王寺駅と地下で直結しているので、雨の日でも濡れずにホテルまでたどり着けます。
フロントは19階にあるので、エレベーターで19階にあがります。19階にはホテル宿泊者以外の方も利用するラウンジがあります。眺めが良いので日中は平日でも結構な賑わいでした。
フロントに向かって歩いていると、ホテルスタッフが声をかけてくれます。名前を言うと、私がクラブフロア宿泊者であることがすぐにわかり、フロントには向かわず、ホテル客室やクラブラウンジにアクセスできるエレベーターに案内されました。こういうところの対応はそつがなく、さすがマリオットという感じでした。
チェックインはクラブラウンジで行いますが、クラブラウンジの営業は12時からなので、チェックアウトの手続きはフロントで行います。フロントも19階。天井まで窓になっていて、とても明るい感じです。
こちらの窓からは泊まったお部屋やレストランからは見えない方向の景色が。クラブラウンジの窓の外にも、テラスの向こうにはこちら方面の景色が見えるはずなので、やっぱりテラスではなく、ビル街の景色が見えると良かったのになー。
マンホールカードをもらってきた
チェックアウト後は目の前の天王寺駅から午後12時過ぎの特急に乗るだけだったので、朝食を食べた後に、大阪市のマンホールカードをもらいに行ってきました。チェックアウト時刻は12時だったので、部屋に荷物を置いたまま身軽に行ってこれました。
こちらのカードはクリアウォーターOSAKA(株)本社 総務課で配布されています。場所は地下鉄の堺筋本町駅に直結の船場ビル内です。あべのハルカスからだと片道10~15分くらいです。
カードをいただいたら、是非実物の蓋の場所も教えてもらいましょう。近くの商店街の入り口に設置されています。社員の方が地図で場所を説明してくれます。船場ビルの8号館と9号館の間の階段を下りて外に出て、横断歩道を渡った商店街の入り口に設置されています。
クリアウォーターOSAKA(株)本社が入っている船場ビルは横に長ーい造りになっていて、歩いても歩いてもビルが続いているとこにびっくりしました。
まとめ
地上250mのお部屋に泊まれる宿というのは、そうそうないので、以前から泊まってみたいなと思っていたのでした。マリオットの冠がついているだけあって、スタッフの対応もお部屋の設えも良く、快適な滞在ができました。クラブルームに泊まるのなら、アフタヌーンティが楽しめる時間帯にチェックインし、翌日も朝食をのんびり食べてから出発できるような、のんびりした旅行日程をおススメします。特にラウンジでのフードプレゼンテーションはどのホテルのクラブラウンジも腕の見せ所なので、楽しんでみるのが良いようです。今回は53,000円ほどの宿泊費でしたが、楽天のポイントが5000ポイントほどつき、4,500円の朝食と冷蔵庫の飲み物やおつまみは料金に含まれていて、夕食も結局カクテルタイムの軽食で足りてしまったので、実質1泊4万円くらいだったように感じます。混雑も喧騒とも無縁の滞在ができてリラックスできました。
過去のクラブルーム滞在記
沖縄に行った時に初めてクラブフロアに宿泊しました。その時の宿泊記がこちらです。こちらはラウンジからの眺めが素晴らしかったです。もちろん提供されるフードプレゼンテーションも良かったです。
高層階ホテルリスト
ちなみに日本の高層階ホテルはこちらのサイトで紹介されています。