鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

MENU

標高2034m、美ヶ原山頂に立つ王ヶ頭ホテルは景色もサービスも一流のホテル

長野県の美ヶ原山頂に立つ王ヶ頭ホテルは、めったに一人旅プランがでないこともあり、今まで泊まる機会がありませんでした。昨年の夏に美ヶ原の山頂の王ヶ頭に来た時に実際のホテルを見て、ここに泊まって夕焼けや星空、日の出の景色を楽しんでみたいと思い、旦那さんを誘って宿泊しました。天気に恵まれ360度の大パノラマを楽しめ、食事も美味しく、ホテルスタッフ総出の全力サービスは素晴らしく、思い出に残る旅となったのでご紹介します。

f:id:noririn3103:20220106140449j:plain

王ヶ頭ホテルの概要

  • 部屋数45室。部屋食できるスイートルームもある。お部屋はトイレ付き。
  • クレジットカード使用不可
  • 部屋でのwifiは電波が弱くて厳しい。ロビー付近では使用可能。部屋のコンセントの数は問題なし
  • 男女別の大浴場、無料の貸し切り風呂あり。ただし温泉ではない。
  • 松本駅からの無料送迎バスあり

長野県の八ヶ岳中信高原国定公園にある美ヶ原の山頂に立つホテルです。森林限界を超えているので、ホテル周辺はテレビ塔以外視界を遮るものはなく、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間山など、360度の大パノラマを楽しめます。

f:id:noririn3103:20220106143515j:plain

王ヶ頭からの富士山

夏場はマイカーで簡単に美ヶ原高原まで来られますが、冬はそうも行かないので、雪の美ヶ原にはホテルゲストのみという、なんとも贅沢な空間を楽しめます。

f:id:noririn3103:20220106143628j:plain

ホテルゲストしかいない美ヶ原高原

ホテルの公式サイト

www.ougatou.jp

お部屋

王ヶ頭ホテルのお部屋は展望ビューバス付きのスイートルームから、トイレ付きの和室8畳までカテゴリーが複数あります。お部屋は東館と南館に分かれていて、それぞれ楽しめる景色が異なります。今回1月の宿泊で、日の出を見たかったので、東館の和室8畳という安いお部屋を選びました。窓は曇りのないように磨かれていて、白い大雪原を見渡せます。

f:id:noririn3103:20220106141119j:plain

今回のお部屋は8畳の和室

窓からの景色はこんな感じです。下の写真では雲の中ですが、八ヶ岳と富士山まで見ることができます。南館だと南アルプスも見えるそうです。

f:id:noririn3103:20220106141222j:plain

お部屋の窓からの景色(東館)

こちらの写真は窓の方から撮ったお部屋の中です。木の扉の中は洗面台です。トイレは入り口横にユニットバス形式のものがついています。つまり部屋でお風呂にも入れます。

f:id:noririn3103:20220106141048j:plain

今回のお部屋は8畳の和室

こちらが洗面台。コンパクトですがちゃんとお湯も出るし、基礎化粧品やドライヤーもあります。標高2034mの山頂に立っているとは思えない快適さです。

f:id:noririn3103:20220106141458j:plain

洗面台

洗面台の下には冷蔵庫があり、庫内にはサービスのミネラルウォーターが用意されていました。

f:id:noririn3103:20220106175031j:plain

お部屋の冷蔵庫

お部屋には沸かす機能がついたポットがあり、お茶は緑茶が用意されていました。下の段にあるのは、加湿器です。

f:id:noririn3103:20220106175226j:plain

ポットやお茶のセット

お部屋には浴衣ではなく、館内着と羽織の用意があり、レストランも館内着とスリッパで構いません、ということでしたが、割と薄い生地だったので、レストランは着替えて利用しました。

f:id:noririn3103:20220106141852j:plain

館内着の用意がある

ホテルにはPWありのWifiの用意がありますが、お部屋ではWifiが弱くて使えません。ラウンジや2階、4階のフリースペースでは使えるようなので、ワーケーションもできるかも。お部屋のコンセントは、テレビや電気ポットのところにあるので、スマホやデジカメの充電も困りませんでした。和室の場合、夕食の間にお布団を敷いてくれます。

ホテルの全力サービス

その1: 雪上車体験

冬の王ヶ頭ホテルのメインアクティビティがこの雪上車体験です。追加料金は不要です。15:15~15:45が受付時間なので、チェックインしてお部屋に荷物を下ろしたら、フロントに戻って申し込みましょう。雪上車は何台かあり、美しの塔までお客さんがいる限り往復してくれるので、受付時間内に受付が終了すれば、すべてのお客さんを案内してくれます。

f:id:noririn3103:20220106144023j:plain

乗車した雪上車

雪上車は20人くらい乗れて、定員が集まると出発という感じでした。一番前の席に陣取ると、前方の景色も楽しめます。

f:id:noririn3103:20220106144127j:plain

最前列の席は前方の景色も楽しめる

牧場の中の道ですが、途中アップダウンがあり、出発前に「舌を噛まないように」という案内がありました。確かにお尻が浮くくらいの凸凹感がありました。乗車時間は5分ほど。美しの塔の前で下車します。下の写真、奥の鉄塔が立っている所が王ヶ頭ホテルのある場所です。

f:id:noririn3103:20220106144803j:plain

美ヶ原のシンボル、美しの塔

ここで15分ほど撮影タイムです。雪上車で来た人しかこの大雪原の上にはいないし、富士山も見えるし、このアクティビティに参加しない手はありません。

f:id:noririn3103:20220106145226j:plain

大雪原に20人ほどだけ

ちなみに夏に来るとこんな感じです。

f:id:noririn3103:20220106160307j:plain

7月の王ヶ頭ホテル

その2: ウェルカムドリンク

17時になるとロビーではウェルカムドリンクのサービスがあります。シャンパン、リンゴジュース、甘酒の用意があり、好きなものを1種類選べます。

f:id:noririn3103:20220106151640j:plain

ウェルカムドリンクのサービス

ウェルカムドリンクサービス以外の時間には、温かい笹茶のサービスもありました。

f:id:noririn3103:20220106152835j:plain

温かい笹茶のサービスもあるロビー

その3: 美ヶ原高原の四季をスライドで紹介

スライドで美ヶ原の四季を紹介してくれるイベントが夜8時から30分ほど行われます。スライドでの紹介なので写真はありませんが、こんな会場で説明してくれます。

f:id:noririn3103:20220106155836j:plain

スライド説明会の会場

初めて雪の美ヶ原に来ましたが、雪のない季節も美ヶ原の名に恥じないきれいな景色や草花が楽しめます。私は無雪期に何度か訪れていて、直近では前年の7月に来ていて、いろいろな花が咲いていたのを覚えています。

f:id:noririn3103:20220106160725j:plain
f:id:noririn3103:20220106160753j:plain
夏の花たち

その4: 星空観測

標高2034mの高地にあり、空気もきれいな美ヶ原では周囲に街の明かりもないので、星空観測にはもってこいの環境です。この日は月もなく、美しい星空が広がっていて、目が慣れてくるとかなり暗い星まで見ることができました。が、私のカメラではその星空を写すことはできないので、お話だけ。夜8:45から15分ほどで、ホテルのスタッフがホテル玄関前で主な星座と一等星、ウルトラの星(M78星雲の場所、肉眼では見えない)を教えてくれます。めちゃくちゃ寒いので、しっかりとした防寒対策が必要です。私はかなり着込んでいきましたが、足元からの冷えがきつかったです。

その5: 朝カフェ(飲み物は有料)

日の出を眺める場所にカフェがあり、日の出の1時間くらい前から開いています。

f:id:noririn3103:20220106162958j:plain

朝カフェ

温かいコーヒーなどをいただくことができます。

f:id:noririn3103:20220106163129j:plain

朝カフェのメニュー

ちなみにコーヒーはお代わりもいただけます。

f:id:noririn3103:20220106163228j:plain

日の出を見ながらのコーヒータイム

カフェのスタッフの方は、日の出時刻の案内はもちろん、どの辺りの山が赤く染まるかなど、飲み物のサービスをしながら、外のテラスにいるお客さんにまで丁寧に教えてくれました。北アルプスの眺望はホテルの反対側になるのですが、どの辺りの山並みが見えるのかを寒い中走って確認しに行ってくれたりと、本当に親切にしてくださいました。

アクティビティの内容

滞在中のアクティビティや浴室の使用時間、送迎バスの出発時間などは1枚の用紙にコンパクトにまとめられてお部屋に用意されています。

お食事

夕食・朝食ともにレストランでの提供です。HPによると、スイートルームの場合は部屋食のようです。私は一番安いプランだったので、レストランでいただきました。

夕食

夕食の開始時間は18時か18時半からのチョイスです。20時から四季のスライド上映会があるので、スタッフからは18時からを勧められました。この日の献立はこちらです。和洋折衷のフルコースです。

f:id:noririn3103:20220106164110j:plain

お品書き

まずは前菜。右は白子蒸し、右上は食前酒の葡萄酒です。

f:id:noririn3103:20220106164207j:plain

前菜と白子蒸し

つづいて椀物です。和風のお出汁かと思ったら、コンソメスープになっていました。なかなか工夫されています。

f:id:noririn3103:20220106165427j:plain

椀物

焼き物は岩魚の塩焼きです。豪快に複数テーブル分運ばれてきて、1人ずつに取り分けてくれます。

f:id:noririn3103:20220106165622j:plain
f:id:noririn3103:20220106165641j:plain
焼き物の岩魚の塩焼き

つづいて冷菜としてお造りとサラダが出てきました。お魚は岩魚と川ふぐとのこと。川ふぐはナマズの仲間のようです。

f:id:noririn3103:20220106165849j:plain

冷菜

台の物はクラムチャウダー。

f:id:noririn3103:20220106170306j:plain

台の物

続いて箸休めの「雪原」。洋食のフルコースだとお口直しのシャーベットという位置付けでしょうか。グラスの下に沈んでいる白い部分は、大根おろしと生クリームを混ぜたものだそうです。見た目にも「雪原」を表現しています。

f:id:noririn3103:20220106170955j:plain

箸休めの「雪原」

つづいてメインのステーキです。ここまででかなりお腹いっぱいでしたが、脂身が少ないフィレ肉だったので、食べられました。

f:id:noririn3103:20220106171057j:plain

メインのステーキ

お食事はニシン茶漬けでこれまた一ひねりしてあります。最後にデザートで終了。お茶漬けも美味しかったのですが、もうお腹いっぱいで残してしまいました。ごめんなさい。ちなみにお茶漬けはお代わりもあるとのことでした。若い人には良いかも。

f:id:noririn3103:20220106171254j:plain
f:id:noririn3103:20220106171328j:plain
お食事とデザート

朝食

朝食は7時半か8時からのチョイスです。基本は和食ですが、最後にコーヒーが提供される際、希望すればパンをいただくことができます。が・・・私はすでに和食でおなかいっぱいだったので、パンは遠慮しました。

f:id:noririn3103:20220106171652j:plain

朝食

一通り食べた後、コーヒーとともにヨーグルトも出てきます。こちらはいただきました。

f:id:noririn3103:20220106171810j:plain

食後にコーヒーとヨーグルト

お風呂

こちらのホテルのお風呂は温泉ではありませんが、標高2034mの山頂にあるのに、大浴場に貸切風呂まで用意されています。水は貴重なのでゲストには節水をお願いしていますが、立派なお風呂が用意されているとは、ホントに感謝です。

大浴場

大浴場は男女別に用意があり、男性は1階、女性は2階にあります。タオル類は大浴場に用意があるので、部屋からは手ぶらで行けます。チェックインから翌日お昼の12時まで、夜中でも利用可能です。

f:id:noririn3103:20220106173658j:plain

大浴場の脱衣所

山頂にあるホテルなので、大きくガラス窓が設けられ、展望風呂になっています。

f:id:noririn3103:20220106173726j:plain

お風呂は展望風呂

無料の貸し切り湯が3か所

4階には無料の貸し切り湯が3つあり、予約は不要。空いていれば滞在中何度でも利用できます。

f:id:noririn3103:20220106173209j:plain

貸し切り湯は3か所

貸し切り湯にも洗い場がありました。洗い場の奥に湯船があります。

f:id:noririn3103:20220106173816j:plain

貸し切り湯の洗い場

貸し切り湯も大浴場同様に展望風呂になっています。

f:id:noririn3103:20220106173848j:plain

湯船

日の出の時間帯にこちらから日の出を楽しんでいる人もいました。下の写真のカーテンがない最上階の窓の部分が貸切風呂です。

f:id:noririn3103:20220106174333j:plain

貸切風呂も展望風呂

くつろぎスペース(展望ラウンジ)

貸し切り湯がある4階には北アルプス方向に窓があるくつろぎスペースがあります。

f:id:noririn3103:20220106174743j:plain
f:id:noririn3103:20220106174759j:plain
4階のくつろぎスペース

こちらには煎茶、ジャスミン茶などが冷・温両方提供する給茶機があります。

f:id:noririn3103:20220106174909j:plain

給茶機

日中はこちらの部屋から北アルプス方向の景色が見えます。日没時にはここから夕焼けを楽しむこともできそうです。

f:id:noririn3103:20220107204635j:plain

展望ラウンジからの眺望

とことん絶景を楽しもう!

王ヶ頭ホテルは美ヶ原の山頂に立ち、周囲にはテレビ塔以外に視界を遮る物はないので、滞在中は360度の絶景をとことん楽しむのがおススメです。

夕暮れを楽しむ

チェックイン後の雪上車体験が終わると夕暮れの時間帯。是非赤く染まる空や富士山を楽しみましょう。

f:id:noririn3103:20220106204340j:plain

夕暮れの富士山

早起きして日の出を楽しむ

夕暮れだけでなく日の出シーンもおススメです。翌朝の日の出の時間はロビーに掲示されています。気温も表示されているので、相応の寒さ対策をして楽しみましょう。1月初旬は日の出時間はまだ遅いので、比較的朝がゆっくりなのは助かります。

f:id:noririn3103:20220106204924j:plain

ロビーには日の出・日没時刻が掲示されている

この日の日のでは6時50分ですが、6時の時点で東の空が赤くなってきました。

f:id:noririn3103:20220106205235j:plain

日の出の約50分前

富士山はシルエットで見えています。富士山の近所に生息している私にとって、富士山はドーンと見える山ですが、こうして遠くから見る富士山は本当に厳かで美しいと感じました。

f:id:noririn3103:20220106205317j:plain

朝焼けの中の富士山

日の出の10分くらい前になると、玄関前のテラスにも大勢の人が集まります。

f:id:noririn3103:20220106205559j:plain

日の出10分前

いよいよ日の出です。太陽の右側の台形の山は富士山ではなく、蓼科山です。

f:id:noririn3103:20220106205649j:plain

日の出の瞬間

日の出の瞬間の富士山も。富士山と太陽の間の山並みは八ヶ岳です。稜線がくっきり見えています。

f:id:noririn3103:20220106205752j:plain

日の出と富士山

ここまではホテル玄関前のテラスで眺めていましたが、太陽が上がったら、今度はホテルバスの駐車場の方に移動して、北アルプスのモルゲンロートを楽しみます。この時間帯に王ヶ頭の山頂に行けば、赤く染まる御岳山が見えたと思います。

f:id:noririn3103:20220106205944j:plain

赤く染まる北アルプス

屋上展望台から360度の景色を楽しむ

ホテルには屋上展望台があります。

f:id:noririn3103:20220107194156j:plain

屋上展望台に向かう

展望台に上がると、テレビ塔以外に視界を遮るものはなく、本当に360度の大展望を楽しめます。まずは東の方向。前日に雪上車で行った美しの塔が大雪原の中にポツンと小さく見えます。

f:id:noririn3103:20220107194335j:plain

美しの塔の方向

南には富士山を挟んで、左に八ヶ岳、右は南アルプス。

f:id:noririn3103:20220107194438j:plain

南方向には富士山

西方向はテレビ塔がかかりますが、北アルプス。槍ヶ岳もはっきり見えます。

f:id:noririn3103:20220107194555j:plain

西方向

テラスの柵には海老のしっぽのような雪の造形ができていました。

f:id:noririn3103:20220107194653j:plain

海老のしっぽ?

百名山に登頂する

王ヶ頭ホテル自体がほぼ山頂ですが、山頂碑や山頂の三角点はホテルから100mほどの場所にあります。標高差はほとんどないので、徒歩5分という感じで山頂です。

f:id:noririn3103:20220106210219j:plain

山頂の王ヶ頭まで100m

こちらが山頂の碑です。碑の左奥の白い山は御岳山です。

f:id:noririn3103:20220106210524j:plain

百名山の美ヶ原の山頂「王ヶ頭」

お約束の三角点タッチも。夏に来た時には地表から30センチくらいの高さがありましたが、ほぼすっぽり雪に埋もれている感じでした。

f:id:noririn3103:20220106211217j:plain
f:id:noririn3103:20220106211242j:plain
山頂の三角点の冬と夏

美ヶ原の雪原も

ホテルから少し下った所には美ヶ原高原の大きな看板も。背後には夏には牛が放牧されている広大な牧場ですが、今は牛もおらずただただ真っ白な雪原が広がります。

f:id:noririn3103:20220106211750j:plain

一面真っ白な美ヶ原高原

というわけで、冬の王ヶ頭ホテルでは、とことん美しい雪景色と大パノラマを楽しみましょう。

アクセス

冬の王ヶ頭ホテル周辺の道路は、一般車の立ち入りは全くできないため、ホテルの送迎バスを利用することになります。鉄道利用者は松本駅からの送迎があります。車で来ている場合は、美鈴湖に駐車場があるようで、美鈴湖からの送迎になります。私は雪道の運転はちょっと心配だったので、鉄道で出かけて、松本駅からの送迎を利用しました。

松本駅近くから王ヶ頭ホテル方向を見ると、こんな山が見えます。頭に鉄塔が2本たっている山に向かっていきます。

f:id:noririn3103:20220107200151j:plain
f:id:noririn3103:20220107200202j:plain
あの山にホテルの送迎バスで向かいます

松本駅からは1時間半くらい。途中美鈴湖でトイレ休憩が必要な場合は、美鈴湖のトイレに寄ってくれるようですが、私が乗ったバスはそのまま通過しました。

美鈴湖までは一般車が入れますが、美鈴湖から先は許可車以外の通行はできません。

f:id:noririn3103:20220107200749j:plain

美鈴湖から先は一般車の進入は不可

最初は林の中をくねくねと登っていきますが、やがて森林限界を超えると視界が開けます。そうすると撮影タイムのため、バスを一時停車してくれます。なんせ他に車は来ませんから、安心して景色を堪能できます。なんて素敵なサービス。

f:id:noririn3103:20220107201126j:plain

ホテルに向かう途中で撮影タイム

この日は北アルプスは雲の中でしたが、松本市や安曇野市街が眼下に広がっていました。

f:id:noririn3103:20220107201149j:plain

安曇野市街

青空が素晴らしくきれいで、白い雪とのコントラストも美しく、テンションがあがります。

f:id:noririn3103:20220107201412j:plain

青と白のコントラストが美しい

霧氷?樹氷?の林もきれい。

f:id:noririn3103:20220107201556j:plain

霧氷なのか樹氷なのか、林も美しい

王ヶ頭ホテル宿泊の際の注意点

景色もサービスも言うことなしの王ヶ頭ホテルですが、注意点もあります。

クレジットカードが使えない

支払いの際、クレジットカードが使えない、ということです。日常現金を持ち歩く機会が少なくなりましたが、宿泊代+お土産代や飲み物代分の現金を忘れずに持っていきましょう。

冬の早朝・夜間の寒さ対策は万全に

私が泊まった時の星空観測や日の出時間は、マイナス14度くらい。裏起毛のズボンをはいているだけでは寒く、モンベルのダウンのブランケットMサイズを持っていき、腰に巻いて過ごしました。こんなやつです。腰に巻くと、ちょうど足首辺りまで覆われて良かったです。

f:id:noririn3103:20220107202247j:plain

モンベルのダウンブランケットMサイズ

やや空気が薄い

標高2000mを越えると、人によっては空気が薄いと感じる方もいるようです。またお酒を飲む方は酔いやすくなるので、飲みすぎに注意しましょう。

まとめ

以前から泊まってみたいと思っていたものの、一人では泊まれないホテルだったので、今回念願かなって宿泊でき、しかも冬の絶景を存分に楽しむことができました。ホテル側もゲストを飽きさせないプログラムをチェックインから次々と用意していて、本当にありがたかったです。どのスタッフもてきぱきと仕事をこなし、かといってゲストへの注意も払い、いつも笑顔でゲストが必要とする情報やサービスを提供してくれていて、プロフェッショナルさを感じました。

山の山頂にあり、水の確保も大変と思うのですが、大浴場以外に貸切風呂まで用意があり、食事の内容も素晴らしく、1泊2食付きで1人18,900円はちょっと安すぎる感じがしました。スタッフの人数も多く、サービスが手厚いので、1人25,000円くらいでも良いのでは?と思いました。

一人旅プランがないのが残念なので、平日限定で割高でも良いので、是非是非一人旅プランを出してほしいなと思いました。スタッフの方にお尋ねしたら、コロナの時期でお客さんが少ない時には一人旅プランを用意したこともあったのだとか。この景色とサービスなら、2人分払うから1人で泊めて下さいとお願いしたいほどのホテルでした。

夏に美ヶ原を訪れた時の模様はこちらです。

www.frostmoonweb.com

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村