鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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景色も食事も素晴らしい裏磐梯高原ホテル宿泊記と1泊2日を楽しむプランのご紹介

福島県の裏磐梯高原は新緑も、紅葉も、冬のスノーシューなど四季を通じて楽しめるリゾート地です。東京からのアクセスも良く、私のお気に入りのスポットの一つ。このリゾート地の一等地に立つ「裏磐梯高原ホテル」には、これまで何度も皇室の皆さまが滞在されていて、以前から皇室御用達のホテルってどんななんだろう?と気になっていました。最初に結論を言ってしまうと、眺望・お料理・スタッフ良しの素晴らしいホテルでした。ホテルの宿泊記と1泊2日で楽しむプランをご紹介します。

今回は夫婦で宿泊しましたが、ひとり旅プランもあるので、ひとり旅でも宿泊は可能です。

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絶景が楽しめる磐梯山側のお部屋

今回は夫婦での旅行だったので、ラグジュアリーツインというちょっと披露目のお部屋を予約しました。42m2の広さがあるので、大きなベッドが2台入っても余裕のくつろぎスペースでした。

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ラグジュアリーツィンのお部屋

このホテルには磐梯山側のお部屋と、エントランス側のお部屋があり、ラグジュアリーツィンは磐梯山側のお部屋です。なので窓からは雄大な景色が眺められます。この景色を見たら、絶対磐梯山側のお部屋を取りたくなりますよね。

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部屋からの眺望

エントランス側は庭っぽいものはあるものの、駐車場があったりこんな感じなので、部屋からの眺望はどうなんでしょう?その分お値段はお安くなってはいるようです。

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エントランス

お部屋の紹介を続けます。ホテルですから、室内に洗面・バス・トイレが備わっています。でも温泉の大浴場があるのでお部屋のお風呂は使いませんでした。居室の手前にあるのが洗面台。ベッドとの間に壁がなく、照明がついているとまぶしいのでは?と思いましたが、ちゃんと遮光性のあるロールスクリーンが設置されていました。

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洗面台

シャンプー、コンディショナーなどのバスアメニティはきちんと2人分用意されています。クレンジングや基礎化粧品の用意はありません。

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バスアメニティ

クローゼットの中にはスリッパが2種類。使い捨てタイプのは室内のみOK。しっかりしたタイプのスリッパは、大浴場との往復用です。こちらは抗菌タイプの中敷きシートが用意されていて感動しました。

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スリッパは2種類

部屋着としてはパジャマの用意がありました。ただし格式あるホテルですから、レストランをこのパジャマで利用することはできません。部屋と大浴場の往復はOKですが、宿泊客以外のお客さん、たとえばカフェのみ利用するお客さんなどと会う可能性のある1階フロアもパジャマ不可です。

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パジャマ

お部屋の冷蔵庫にはサービスのお水が2本。エビアンが用意されているあたり、さすが高級ホテルという感じです。ドリップバッグのコーヒーやお茶類も用意がありました。棚の中にプレーヤーがあり、DVDなどを見ることもできるようです。

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エビアンはサービス

ウェルカムスィーツは豆菓子です。いろいろな味が混ざっていて、特にわさび味のお豆が美味しかったです。売店で買って帰ってくればよかった。

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なかなか美味しい豆菓子

コンセントはデスクにもベッド周りにもあり、デジタルガジェットの充電は全く問題なし。PWつきのWifiももちろんあります。

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コンセントは豊富にある

感動だったのが、夜中にトイレに起きた時、トイレに向かう通路の足元についているライトが自動で点灯しました。寝ている人にはまぶしくない位置についていて、この設計はすごいなーと思いました。一方で部屋に個別調整できるエアコンはなく、湯上りでちょっと暑い時に窓をあけようとしましたが、窓に網戸がついていなかったのがちょっと残念。美味しい空気を取り入れようと窓を開けると虫も入ってきてしまうので、網戸がついていると良かったです。

館内

お庭の散策

部屋からの眺望で見えたとおり、このホテルは弥六沼という沼のほとりに立っています。背景の磐梯山の爆裂火口の荒々しさと沼の静けさがとても対照的で印象に残る景色です。

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ホテルは弥六沼のほとりに立つ

沼の周囲に遊歩道があるのですが、この日は修理中で歩くことができず残念でした。朝の散歩とか気持ちよさそうです。

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遊歩道もある

水仙が咲いていたり、花車が置いてあったり、絵になる空間です。

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ホテルのお庭

無風状態ならば沼の水面に逆さ磐梯山が映ります。

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風がなければ逆さ磐梯山も

お庭から見たホテル建物です。2階はレストラン、その下はライブラリーになっています。

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ホテル外観

ライブラリーラウンジ

館内には宿泊客だけが利用できるライブラリーラウンジがあります。裏磐梯の自然を紹介する本や、アート、天体などを中心にかなりの冊数がありました。ホテルのサイトによると1600冊の蔵書があるとか。

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ライブラリー

こちらにはコーヒーや紅茶、麦茶などの用意があります。窓からは弥六沼と磐梯山を眺めることができるので、何とも至福の時間という感じです。

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ライブラリーラウンジのドリンクバー

皇族の皆さまの滞在の歴史

レストランに向かうホールには今までこのホテルに滞在された皇族の皆様の写真が掲げられていました。こちらの写真以外にも、秋篠宮さまや清子さまも宿泊されていて、何度も皇族の皆さまが滞在されている名門ホテルなんだな、ということがわかります。

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皇族の皆様の滞在写真

絶景の温泉

敷地内から湧出する温泉をかけ流しで楽しめます。女湯も男湯も磐梯山を望む場所にあり、内湯からも磐梯山を眺めながら入れます。

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内湯からの眺め

が、内湯と露天の間の大きなガラスはちょっと湯気で曇りがち。眺望はやはり露天風呂からでしょう。お湯の温度もあまり高くないので、ゆっくり景色を眺めながら入れてとても良かったです。露天風呂には屋根がついているので、雨が降っても大丈夫です。

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露天風呂からの眺め

泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉」でなめると塩気を感じます。そのせいか、お湯から上がった後はポカポカしています。源泉の温度が69.5度と高いので加水しい温度調整していて、消毒剤も使っています。でも良い感じのお湯でした。

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素晴らしいお食事

夕食、朝食ともにレストランで頂きます。皇室が利用されるホテルですからスリッパや浴衣での利用はできません。トレッキングウェアでも良かったのかもしれませんが、今回はレンタカーだったので多少荷物が増えてもなんとかなると思い、カジュアルすぎない服と靴を持参しました。

 夕食

グループごとに和食または洋食からのチョイスで、二人で食べるのに片方が洋食、もう一方が和食というのはできません。私たちは洋食を選択しました。結論から言うととても素晴らしいお食事でお金を払う価値のある内容でした。テーブルの上にこんなにナイフやフォークが並んでいるのは結婚式以来かも?

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ナイフとフォークがズラリと並んだテーブル

こちらはメニュー。前菜から始まり、サラダ、コンソメ、魚料理、肉料理、デザートというフルコース。

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メニュー

まずは前菜。一つ一つに工夫が凝らされていてとても美味しい。

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前菜

続いて「アスパラガス・蟹」とメニューにあった一皿ですが、これはサラダなんですね。見た目もみずみずしくて楽しませてくれます。アスパラガスは会津の名産品のようで、翌日宿泊した会津の「向瀧」でもアスパラガスが出てとても美味しかったです。

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2種類のアスパラガスと蟹を使ったお料理

つづいてお魚料理。真鯛にサフランソースをかけた一品。

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魚料理

メインは牛フィレのソテー。中が赤いけれど火が通っている焼き加減はさすがで、とても柔らかいお肉でした。タピオカ入りのトマトソースがかかっているのですが、肉が美味しいので、あえて塩コショウだけでも良いのでは、と思いました。

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お肉料理

デザートは2種類。イチゴのデザートと、マスカルポーネチーズを使ったデザートです。これにコーヒーまたは紅茶をチョイスします。

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デザート

どのお料理も味はもちろん、見た目も美しく楽しめました。お料理はテンポよく出てきて、フロア内にスタッフの数も多く、サービスも行き届いています。お料理の説明もきちんとしてくれました。さすが名門ホテルのレストランという感じでした。いやぁ~美味しかった。

朝食

朝食も洋食か和食かを選べます。チェックインする時は洋食と和食を一つづつお願いしていましたが、前の夜のお食事があまりにも美味しかったので、夕食の後に朝食を洋食二つに変更してもらいました。

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朝食

1泊2日で楽しむのなら

五色沼散策

ホテルから五色沼の入り口まで徒歩5分程度なので、五色沼散策はおススメです。高低差もあまりなく、遊歩道が整備されていて、今回は新緑の中を歩きました。青い沼の向こうに磐梯山の爆裂火口を望む景色は本当に美しいです。 

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磐梯吾妻スカイラインをドライブ

「日本の道100選」に選出されている道路で、高所を走る道路からは猪苗代湖や磐梯山、吾妻連峰の景色を楽しめます。

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スカイラインからの眺望

ホテルからは車で1時間ほどで浄土平ビジターセンターまで行けます。こちらに車を停めて1時間ほどで行って帰ってこられる吾妻小富士に登ろうとしましたが、当日は強風で断念。

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吾妻小富士は往復1時間程度の登山コース

浄土平には湿原があり、木道が設置されているので散策も楽しめます。

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湿原を歩くこともできる

磐梯吾妻スカイラインを福島方向に抜ける途中には、湯量豊富な硫黄泉が楽しめる高湯温泉があります。スカイラインのドライブを楽しむのなら、高湯温泉にもう一泊というのも良いと思います。私は冬に高湯温泉の安達屋に宿泊しました。宿泊記はこちらをどうぞ。ただ、冬はスカイラインは通行止めになります。 

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猪苗代湖

スカイラインから眼下に見えていた猪苗代湖は日本では4番目に大きな湖で福島県を代表する観光スポットの一つです。遊覧船もありますが、今回の旅で訪れたかったスポットがあります。それはこちらの水門です。安積疏水の施設の一部です。

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十六橋水門

疏水とは、灌漑や運輸のために土地を切り開いた作られた水路のことで、琵琶湖から京都に水を引く「びわ湖疏水」や「那須疏水」と並び日本三大疏水の一つです。「びわ湖疏水」を作った田辺朔郎氏も安積疏水を訪れたと本で読んだので、ゆかりの施設を訪問したいと思っていたのでした。

びわ湖疏水は船で水路をたどれます。詳しくはこちらをどうぞ。 

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会津若松観光を楽しむ

鶴ヶ城や白虎隊のしのぶスポットがある会津若松までは裏磐梯高原から車で1時間ほど。公共交通機関でも会津若松駅からは観光スポットを回ってくれる「赤べこ」や「ハイカラさん」というまちなか周遊バスが出ていて、行きやすい観光地です。 

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会津若松城

白虎隊ゆかりの飯盛山にある「さざえ堂」は、中で上りと下りの人が出会わない不思議ならせん状の構造です。

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さざえ堂

こちらは戸の口堰洞穴。猪苗代湖から会津盆地の灌漑用水路として今も活躍しています。戊辰戦争の時には、 白虎隊が飯盛山に向かうためにこの洞穴をくぐったそうです。

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戸の口堰洞穴

まとめと関連リンク

楽天トラベルで予約を入れた後、すぐにホテル側からメールでコンタクトがありました。この辺りのフォローも流石です。平日だったせいか、お客さんの数もそれほど多くなく、静かに過ごせました。1泊2食で1人31,000円と、お値段はちょっと高いけれど、お部屋のグレードと食事の内容を考えると、お値段に見合う滞在ができたホテルでした。五色沼には歩いて5分とロケーションも良いし、公共交通機関でアクセスする場合、最寄りの猪苗代駅からの無料送迎バスが一日に5往復もあるのはとても便利だと思います。裏磐梯高原は五色沼以外にもトレッキングコースがあり、桧原湖でのカヌーなどのアクティビティもあります。レンタカーで絶景が楽しめる磐梯吾妻スカイラインにドライブに出かけるのも良いでしょう。また泊まりに行きたい至福のホテルでした。

ホテルの公式サイト

urabandai-kougen.com

五色沼散策 

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冬に泊まった「ホテリ・アアルト」もおススメ 

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