断熱リフォームが終わって、毎日快適エアコン生活のはずが、肝心のエアコンが壊れるアクシデント。8月下旬とはいえ、静岡県はまだまだ残暑が厳しく、エアコンがない家では生活は無理、ということで、お隣の神奈川県民割を利用して、箱根に1泊避暑に出かけました。建物の感じが素敵で、泊まってみたいと思っていた宿でしたが、お値段も良かったので躊躇していたのです。今回は神奈川県民割が背中を押してくれました。
- 箱根リトリートforeの概要
- チェックイン
- シンプルなツインルーム
- 温泉
- 食事はとーっても美味しい
- カフェでいつでもドリンクオーダー
- フリーバード&テラス
- まとめ
- 姉妹宿「壱岐リトリート海里村上」にも泊まりました
箱根リトリートforeの概要
- 元はネストイン箱根俵石というホテルだったのを、2019年4月からリブランドして開業。詳しくはこちら。隣のコテージタイプの俵石閣の方には今の天皇陛下が皇太子時代にお泊りになったそうです。
- 林の中にレストラン棟や宿泊棟が点在し、緑豊かな環境で、大浴場には温泉が引かれている。
- 全37室。チェックインは15時から、チェックアウトは11時。
- Wifiは全館で使用可能だが、部屋だと電波がやや弱い。カフェや共有スペースは問題なし。お部屋にテレビはない。
- スタッフの数が多く、皆さんとても笑顔で親切なのが印象的。
- 平日に一番お安いお部屋に1人で泊まって2食付き33,000円くらい。今回は神奈川県民割で-3,000円、楽天のクーポンで-1,500円と4,500円割引でした。(2022/8月宿泊当時)
公式HP
チェックイン
駐車場入り口のスタッフの指示に従い車をホテル前の駐車場に停めると、すぐに別のスタッフが車の所まで来て、荷物を運んでくれ、レストランがある建物でチェックイン手続き。
その後お部屋に案内してもらいました。こちらのホテルは林の中に建物が点在しています。こちらは先ほどチェックインした建物の向かい側に立つカフェ。宿泊客はいつでもこのカフェでコーヒーなどのドリンクをいただけます。
階段を上り、宿泊棟へ。こちらの建物が私が泊まったお部屋がある宿泊棟のF棟です。
宿泊棟の前は誰でも使用できる共有のウッドデッキテラスと建物「free bird」があります。卓球台も用意があり、ヨガのレッスンもこの建物の中(晴れていればテラス)で行います。
建物の階段を上がってお部屋に向かいます。
シンプルなツインルーム
こちらのホテルのお部屋には、薪ストーブが用意された100㎡を超えるスペースのスイートルームから、今回私が泊まったシンプルなツインルームまでいくつかのグレードがあります。ということで、こちらが宿泊したツインルームです。
奥は全面ガラスで、その向こうには緑が広がり、とても癒される空間です。手前のデスクはパソコン広げて作業するにも良い感じ。デスクの向こうがベッドです。ベッド側から写真を撮るとこんな感じで、緑をのんびり眺めるために、ベッドの足元にソファーとテーブルが用意されています。
ベッドの上には館内着の用意がありました。しっかりした生地の館内着で、レストランもこちらの館内着で利用できます。売店で販売もしていて、子供用でも4,800円というお値段でした。
スリッパも室内履きと外履きのサンダルが用意されていて、レストランは外履きのサンダルOKです。
お部屋は入り口入ってすぐに洗面台があり、その奥に居室があるレイアウトです。
洗面台横の扉の奥はトイレとシャワールームです。こちらのスペースはコンクリート打ちっぱなし風。ちなみにこちらのお部屋にバスはありません。
洗面台の下にはアメニティやドライヤーの用意がありました。毎度思うのですが、もうヘヤブラシと歯ブラシは客室に用意せず、自分で持ってきてねー、宿で必要な方は有料です、でも良いのではないかと思います。使い捨てのゴミ削減を考えても良いと思います。私はマイブラシ・マイ歯ブラシ持参で行くので、宿のアメニティは使いません。
お部屋にはUCCのコーヒーマシンがありますが、カフェで美味しいコーヒーや紅茶、ハーブティーをいただけて、テイクアウトで部屋に持ち帰って飲むことも可能だったので、今回はお部屋のコーヒーマシンは使用しませんでした。
お湯を沸かす電気ポットも用意がありましたが、こちらも使わずじまい。
冷蔵庫にはミネラルウォーターが冷えていました。
お部屋のエアコンは集中制御になっていて、各部屋で温度調整はできません。風量の調整だけできます。そこが少々残念ではありますが、今回の室温は23度くらいに設定されていて、私には快適な温度で助かりました。滞在時間が長いお部屋の温度が自分好みでないのはストレスですからね。
便利だったのは入り口ドア横のセンサーライト。部屋に戻ってきたとき、夜トイレに行く時にパッと明るく点灯してくれました。ライトの上には懐中電灯があります。暗くなってからレストランやカフェ、温泉に行く時に用意されていましたが、通路にも照明があったので、今回は使用せずに済みました。
15時にチェックインした後、15時半からホテル専属のヨガインストラクターのマンツーマンレッスンを1時間行いました。初ヨガだったので、簡単なポーズを中心に。会場は下の写真の建物の一番左にある電気がついているお部屋で行いました。
温泉
男女別の大浴場が1か所ずつあります。湯小屋も別棟なので、林の中の通路を歩いて向かいます。夜は夜中の1時まで、朝は6時から使用できます。ヨガのレッスンが終わって、17時くらいに向かいました。
こちらが入り口。男女の暖簾の入れ替えはありません。暖簾をくぐって引き戸を開けるとスリッパラックがありますが、スリッパクリップはなかったです。
タオルやアメニティは脱衣所に用意があるので、部屋からは手ぶらで向かえます。鍵は入り口の外に貴重品ロッカーの用意があります。
こちらが脱衣所。脱衣籠は8個用意がありました。浴室内の洗い場も8か所だったので、定員は8人くらいが適切な感じの広さです。
シンクは6か所あり、アメニティもクレンジングから乳液まで揃っています。もちろんドライヤーも。
給水機の用意もあり、湯上りの水分補給もできます。
こちらの温泉の成分表です。源泉名は強羅温泉と表示されていました。仙石原の温泉だと、大涌谷から引いている宿もありますが、こちらは強羅温泉なんですね。泉質はナトリウム-塩化物泉とありました。源泉の温度が89℃と高いので、加水しているようです。循環ありとありますが、消毒はなしと記載されていますが、ホントかな。最初に入った時には、ちょっとプールっぽい匂いがいたようにも思いましたが、気のせいだったのかも。朝に入った時にはかすかに硫黄の匂いがしました。
脱衣所から見える浴室の様子です。湯船はこの写真に写っている内湯が一つ、内湯からそのまま戸を開けていける半露天の湯船が一つあります。
半露天の湯船はホテルの公式サイトの写真をお借りしました。この写真で感じるほど広くはなく、4人がMAXかな。公式サイトによると、半露天は真水と書いてあるので、温泉ではないのかも。(真水でも加温してあり、冷たいわけではありません)
食事はとーっても美味しい
食事は夕食・朝食ともレストラン棟でとりますが、プランを見るとお部屋食も選べるようです。私はレストランでいただくプランを選びました。
平日ですが、お客さんが結構いました。一人旅の人も私含めて4人くらいいましたが、写真奥の絵の下の2人掛けの席に1人ずつ並んで座るという感じでした。もうちょっと隣のテーブルと間隔がある方が落ち着ける感じのレイアウトでした。
夕食は見た目も味も素晴らしいコース料理
夕食は17時30分スタートと19時45分スタートの2部制。フルコースディナーなので、時間も2時間くらいかかります。19時45分スタートだと終了時間が遅いので、私は17時30分スタートを選びました。席に案内されると、テーブルには表側に本日のメニュー、裏側にドリンクメニューが記載された紙が用意されていました。
本日のメニューはこちら。前菜から始まり、魚料理も肉料理もサーブされてきます。
ドリンクメニューはこちら。お酒が飲めない私は、ソフトドリンクのメニューが気になりますが、自家製のソーダや、ジュースなどがあり、これは頼みたくなるラインナップです。他の温泉宿も含めて、是非是非ソフトドリンクメニューの充実をお願いしたいです。そうすると飲めない人も何か頼みたくなって、売り上げupにもなるのではないかと思います。
私は自家製ラズベリーソーダを注文しました。アミューズも運ばれてきたので、いただきます。
前菜は2品用意されていて、一皿ずつ運ばれてきました。まずはヒラマサというお魚のカルパッチョ。とても美味しかったです。
つづいてメニューにはポテトポテトポテトと書かれている前菜の二皿目です。こちらはジャガイモを、冷製スープ、揚げる、チップスと調理方法を変えて提供されるメニューです。なかなか楽しいです。
パンも出てきました。岩塩とホイップバターで頂きます。
続いて魚料理は、スズキです。皮がパリッとやけていて、青じそのソースの風味がよく、とても美味しくいただきました。
メインの肉料理は京鴨のローストか、1800円追加すると和牛サーロインも選べますが、私はもともとのメニューにあった京鴨にしました。山椒の風味がきいています。
最後のデザートもなかなかおしゃれな一皿でした。コーヒーか紅茶を一緒にいただけます。
朝食
朝食は7時半から10時までの間に夕食と同じレストランでビュッフェスタイルでいただきます。ラストオーダーは9時半なので、9時くらいまでにはレストランに入るのが良いでしょう。
リゾートホテルのような目の前でオムレツ焼いてくれる、なんてのはないですが、ドリンクもジュースに加えてスムージーが用意されていたり、サラダやフルーツの種類も多くて、朝食べたいな、と思うものが用意されている感じがしました。写真を撮っていないですが、とろりとしたオムレツがとーっても美味しかったです。
フルーツが食べやすく皮をむいた状態でサービスされているのが私としては嬉しかったです。
カフェでいつでもドリンクオーダー
レストラン棟の向かい側にはカフェの建物があります。こちらも緑の中に立つ建物。
朝6時から夜11時まで営業していて、その間に宿泊客はいつでもドリンクをサービスしてもらえます。ドリンクメニューはこちらです。これだけメニューがあると、お部屋のコーヒーマシンを使わずとも、こちらで好きなものを頼むのがおススメです。
カフェ内で飲むのもよし、お部屋に持ち帰るのも良しです。
カフェではスイーツやパン、アルコール類、その他グッズ類も販売されています。神奈川県民割のクーポンが使えたので、自分用にパンを買って帰りました。
フリーバード&テラス
ボードゲームや本が置いてある共有スペースです。
ウッドテラスもステキです。
室内にはテーブルや椅子もあり、お部屋だとWifiの電波が弱く感じますが、こちらのスペースは問題ありません。オーディオもあるので、音楽を聴きながら、カフェで淹れてもらったコーヒーを飲む、なんていう過ごし方もできます。
一番奥のお部屋には卓球台が置いてありました。私はヨガのプライベートレッスンをとったのですが、卓球台の置いてあるお部屋でのレッスンでした。
まとめ
林の中に建物が点在しているので、緑が豊富で癒されます。建物が点在するがゆえに、食事に行くにもお風呂に行くにも外を歩く必要があり、森林浴を楽しんでいる気分になれますが、雨だと億劫かもしれません。ただどの建物の出入り口にも貸し出し用の傘が用意されています。こういうサービスが行き届いているのは嬉しい。
建物のデザインがオシャレなので、以前から泊まってみたいと思っていました。泊まってみると、食事が美味しかったのと、スタッフの皆さんの対応がとても良いのが印象に残りました。カフェの営業時間内なら、いつでも無料でコーヒーや紅茶を飲むことができ、緑の中でヨガをしたり温泉に入ったり、ブログ書いたり読書したりと、まさにリトリートのための宿、という感じがしました。平日でしたが、家族連れや若いカップルなどもお客さんは結構いらっしゃいましたが、静かに過ごせました。
姉妹宿「壱岐リトリート海里村上」にも泊まりました
私が箱根リトリートに宿泊した当時は、壱岐リトリート海里村上が姉妹宿として紹介されていました。壱岐リトリート海里村上は長崎県の壱岐島にある5つ星ホテルです。部屋からの眺めが素晴らしく、全室露天風呂つき、しかもメチャ濃い温泉です。食事も美味しく素晴らしい宿でした。ただ2024年現在では、姉妹宿ではないようです。経営母体が変わっちゃったのかな?