三陸海岸の旅その3は、今回の旅で泊まった宿の紹介です。浄土ヶ浜を訪れた際、浄土ヶ浜パークホテルに1泊しました。浄土ヶ浜近くの崖の上に建つホテルです。一人泊できるのですが、木曜日の夜という平日でも1泊2食で25,000円くらいします。ちょっと高いな~と思っていたのですが、GoToトラベルで8,000円ほど補助があるので、GoTo利用で泊まりました。窓からは浄土ヶ浜の景観を眺められるなかなかのお部屋で、浄土ヶ浜へも徒歩10分というロケーションです。チェックアウト前に朝一番のさっぱ船に乗るなんてこともできる距離感。食事はバイキングでちょっと感染が心配ではありますが、ポリ手袋を一人一人に渡したり、検温したりと感染対策をしていました。
宮古湾を臨む絶景ホテル
このホテルの最大のウリは、宮古湾の眺望です。それもそのはず、こんな断崖の上に建っているホテルなのです。
断崖の上に建っていますから、窓からの景色が良いのもうなづけます。私が泊まった部屋からはこんな眺望でした。
それではお部屋などをご紹介していきます。
眺めの良い客室
こちらのホテルにはいろいろなタイプのお部屋があります。畳のみの部屋、畳にベッドの部屋もあれば、洋室タイプもあります。眺望も海側と松林側があるそうで、松林側はどんな眺望なのかわかりませんが、公式サイトを見ると、赤松林の向こうに海が見えるような感じのようです。公式サイトには各部屋の紹介がされています。
私は海側の和室を選択しました。5階建てのホテルの5階、つまり最上階のお部屋です。入り口を入ると、小さい次の間があります。右側が洗面所やトイレなどの水回り。奥のふすまの向こうが客室、その手前右には冷蔵庫があります。
客間は10畳の和室に広縁があり、1人で宿泊するには十分すぎる広さです。一人旅用にもう少しコンパクトなお部屋でお値段が安いお部屋もあると良いかも。
夕食の間にお布団を敷いてくれますが、お布団敷いてもまだ十分なスペースがあります。枕元に灯があるのも安心。
部屋には洗面台、ウォシュレット式トイレ、お風呂がついています。お風呂は大浴場があるので、私は部屋のお風呂は使いませんでした。
お部屋には基礎化粧品として化粧水、乳液、クレンジングのボトルが用意されています。その他のアメニティは、ヘアブラシ、歯ブラシ、コットンセットがありました。
お部屋の空調関係では、エアコンは個別に温度調整できるタイプでした。また空気清浄機が設置されていました。
広縁には水屋があり、お茶やポット、湯呑やグラスがひとまとめに用意されています。ポットは電気式で沸かせるタイプ。いつでも熱いお湯が手に入るのはとてもありがたいです。棚にコンセントがあるのも便利でした。
お茶の葉は緑茶で小分けのバッグに入っているタイプ。お茶の葉の交換にはこういうタイプが便利です。
緑茶しかないのか・・・と思われるかもしれませんが、こちらのホテルはロビーにドリンクコーナーがあり、そちらにはほうじ茶やハーブティーのティーバッグも用意されていました。こちらはお茶請けのお菓子。ぺろりと一口サイズでした。
部屋の出入り口付近にある冷蔵庫は小型のタイプで、中にはミネラルウォーターの「いろは」すが1本サービスされていました。
浴衣やタオルはクローゼットの中に用意されています。浴衣のサイズが合わない場合は、エレベーターホールにロッカーがあり、そこに予備の浴衣と半纏が用意されているので、セルフサービスでもって来る方式でした。
温泉ではないが広々とした大浴場
こちらのホテルには男女別の大浴場がありますが、温泉ではありません。けれど広々していて露天風呂もあり、旅の疲れを癒せました。のれんは時間帯で入れ替わる方式ですが、どちらも造りは似たようなな感じでした。
脱衣所は鍵付きタイプです。
脱衣所内の洗面台には基礎化粧品類もありました。
ガラス張りで外の光が入る明るい浴室です。内湯の浴槽は広くて、10人入っても大丈夫そう。洗い場も10人分くらいありました。
内湯からそのまま行ける露天風呂もあります。松林で目隠ししているので、湯船につかってしまうと海は見えませんが、開放的で気持ちが良かったです。
大浴場の入り口付近には自動販売機や冷水器があり、喉を潤すこともできます。
食事
夕食・朝食ともにレストランでのバイキングです。
入り口では検温と手指のアルコール消毒を徹底しています。もちろんお料理取る時にもマスクと使い捨てのポリ袋タイプの手袋を着用します。ただ置いてあるお料理には蓋がしてないものもあり、やや気にはなりました。
バイキングのメニューは結構豊富で、台に置いてあるメニューもあれば、オーダーして作ってもらうお寿司・ステーキなんかもありました。
旅館の定番メニューの個人ごとの炉で調理するやつもありました。なかなか美味しかったです。
洋風なメニューも。こちらはビーフシチューと温野菜。
朝食も和食・洋食両方のメニューが豊富。ジュース類も複数あり、楽しめました。夕食の時間帯はもう外が暗くて景色が見えませんでしたが、朝食の時間帯は宮古湾の景色を眺めながら食事ができる席もありました。
これだけではちょっと足りないので、主食はだし茶漬けをいただきました。トッピングも数種類あり、盛り放題です。
こういう時期にバイキングは正直抵抗はありました。木曜日の夜なのに、思っていた以上にお客さんがいたのですが、皆さんマナーが良くて、お料理取る時にはマスクをして、ほぼ無言で取っていたし、席でも大声で会話しているグループはなく、お互いに気を付けている感じがしました。とはいえ、今の時期は大勢が行きかうバイキングよりは、人があまり動かないで済む定食メニューの方が安心な感じはします。
その他館内の様子
ドリンクバー
ロビーには宿泊客用のドリンクバーがあり、ウーロン茶やちょっとフレーバーがついたお水、紅茶やお茶のティーバッグなどが用意されています。
ライブラリー
大きな窓際に沿ってテーブルと椅子。宮古に関する書籍が少し置いてありました。
浄土ヶ浜への道
三陸海岸の景勝地の一つ、浄土ヶ浜へはこちらのホテルからは徒歩10分という距離。チェックインしたのが午後3時過ぎだったので、あたりが暗くなる前に戻ってこられるよう、さっそく出かけてみました。というのも、浄土ヶ浜には照明がなく、日没後はホテル周辺も真っ暗になるので、浄土ヶ浜に行く際には、日没時間に気を付けましょう。
ホテルの駐車場の奥に、浄土ヶ浜に下りていく階段があります。ちょうどホテルのバスが停まっている奥くらいです。案内看板があります。
案内看板の通りに進むと、いきなりの急階段。100段ほどの階段です。暗くなると街灯がないので、この階段は明るいうちに帰ってきたいです。
階段を下りると車道に出ます。ここまで下りるともう海が見えるので、海の方向へ坂を下り、海にぶつかったら左に進めば浄土ヶ浜、右に進めばさっぱ船や遊覧船の乗り場に向かいます。
浄土ヶ浜についてはこちらにまとめました。 さっぱ船も遊覧船もどちらもおススメなので、時間があれば是非両方乗ってみて下さい。ただし遊覧船は2021年1月11日で運行終了とのことです。
駅からホテルへのアクセス
ホテルの最寄り駅は宮古駅です。JR山田線と三陸鉄道が乗り入れています。 駅からは浄土ヶ浜方面に向かう路線バスが1時間1本くらいありますが、ホテルがシャトルバスを運行しているので、ホテルのバスを利用することもできます。ただしいつでも迎えに来てくれるわけではなく、宮古駅を出発する時間は14:20, 16:00, 18:00の3本です。乗車時間は15分ほど。事前に予約が必要です。こちらのシャトルバスは基本はバスなのですが、乗客が一人だったりすると、タクシーでの送迎です。私は今回タクシーで送迎のケースでした。てっきりバスが来るとばかり思っていて、バスを探していてタクシーの運転手さんが持っている看板に気づかず、5分ほど時間をロスしてしまいました。平日のようにお客さんが少ない日の送迎はタクシーの場合もあることを覚えておきましょう。
まとめ
とても景色の良いホテルで快適でした。浄土ヶ浜に近いので、観光ついでに泊まるには便利なホテルです。静岡から浄土ヶ浜まで行こうとすると、どうしても午後着になります。浄土ヶ浜を観光してから、さらにどこかに移動してからの宿泊だと慌ただしいので、ここにホテルがあったおかげで、やりたいことができました。今回の旅では、16時くらいにホテルに到着して、まずは浄土ヶ浜散策。翌日に2つの遊覧船に乗り、ついでに宮古市に設置されているポケモンマンホールも見ることができ、時間を有効活用できました。