鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

50代から始めた乗り鉄で温泉とご当地マンホールの捕獲を楽しんでいます。女一人旅の旅行記メインのブログです。

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三陸海岸の旅その1 浄土ヶ浜を楽しむ2つの観光船

三陸海岸の景色を見てみたいと思い、八戸線・三陸鉄道に乗って初めて三陸海岸を旅しました。宮古で1泊して浄土ヶ浜の景観を堪能。こちらでは大型の遊覧船以外に「さっぱ船」という小型船で行く青の洞窟観光があります。浄土ヶ浜を陸から眺めるのも美しいですが、訪れたら是非2つの船の旅を楽しんでほしいと思います。ただし、大型の遊覧船の方は2021年1月11日で終了となります。残された時間はわずか。三陸海岸の鉄道旅とあわせて乗ってみてはいかがでしょうか。2020年9月に、JR東日本の「お先にトクだ値スペシャル」とGoToキャンペーンを利用して行ってきました。

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浄土ヶ浜とは

 浄土ヶ浜は岩手県宮古市にある景勝地です。だいたいの場所は以下の地図を参考にしてください。

 昔のお坊さんが「さながら極楽浄土のごとし」と表現したことから、浄土ヶ浜という名前がついたとも言われています。行って見ると、ゴツゴツした白い岩が青い海から突き出していて、白と青のコントラストが美しい景色。ただちょっとわびし気な感じもします。浜は砂ではなく平たい石の浜で、石を積みやすいのか、こんな石の塔ができていて、まるで賽の河原。ますますこの場所がこの世のものではないような雰囲気を醸し出しているのでした。

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浄土ヶ浜

この景色は大昔の火山活動によるものだそうです。浄土ヶ浜がある三陸海岸は「三陸ジオパーク」として日本ジオパークに認定されています。 

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浄土ヶ浜

こちらは夏場は海水浴場にもなります。上から海の中を見ると水が透き通っていてとてもきれいな海です。夏は海水浴場になり、日本でも有数の水がきれいな海水浴場というのもうなずけます。

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透明度の高い海

2つの遊覧船で楽しもう

岸からこの景色を眺めるのも良いですが、遊覧船があるので是非海上からも眺めてみましょう。遊覧船は2つあって、1つはさっぱ船という小型船で浄土ヶ浜の湾内をめぐり、最後に名物「青の洞窟」を回る遊覧船、もう一つは400人乗れる大型の船で三陸海岸沿いに姉ケ崎まで北上して戻ってくるコースの「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」です。「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」は2021年1月11日で運行終了です。乗るのなら今ですよ!

さっぱ船で行く青の洞窟

最初に小さい船のコースから。さっぱ船は下の写真の手前の船です。こちらは3人乗りですね。

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手前がさっぱ船

船は複数ありますが、出払ってしまっていると待ち時間があります。朝8時半から営業していて、8時半ちょっと前に行ったら、誰もいなくて、受付後すぐに乗船させてもらえました。私の前に泊まっている船は7人乗りですね。こんな具合にお客さんの数に応じて船が用意されるようです。ただ予約はできません。混んでいる時は順番待ちになるのかな?私はお昼には宮古を出発する予定だったし、並んで待つのが苦手な人なので、とにかく朝一番に乗ってしまったというわけです。

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いざ乗船

乗船する際には、ライフジャケットだけでなくヘルメットもかぶります。青の洞窟の中に入るので、頭部を岩から守る役目もあるのでしょうが、もう一つ重要な役割も。そのカギが受付でもらえるかっぱえびせんです。

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受付でもらったかっぱえびせん

船は出港すると、まずは浄土ヶ浜に向かい、浜から見える白いゴツゴツした岩に近づきます。湾内なのでほとんど波がなく、船はほとんど揺れません。

 浜から見るよりずっと間近に見え、ゴツゴツした感じが手に取るようにわかります。お天気がいまいちなのが残念ですが、週間予報では小雨の予報だったので、雨が降っていないだけでも良しとします。 まずは剣ノ山。とがった岩が剣のようです。

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剣ノ山

小さな湾の奥は、賽の河原

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賽の河原

富士山のような岩もあります。葛飾北斎の波の向こうに富士山が見える絵がありますが、その絵に感じが似ているでしょ、と船頭さんが説明してくれました。 

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富士山のような模様の岩

水がきれいなので浅い所では海底が見えます。東北大震災の津波の直前には潮が引いて、このあたりの海底が全部見えていたそうです。

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水がきれい

ではこの船でのクライマックス、青の洞窟に向かいます。写真中央の洞穴に入ります。

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青の洞窟に向かう

洞窟の奥行きは10mくらいでしょうか。洞窟内に入り、後ろを振り返ると外の光が差し込んで海の中が青く見えるので、青の洞窟と呼ばれています。

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青の洞窟

洞窟の奥は行き止まりですが、かつてこの洞窟に迷い込んだ犬が八戸で発見されたという噂があり、八戸までつながっているのでは?ということで、八戸穴というのが洞窟の名前なのだそう。波がざぶーんと入ると、奥の穴から潮が噴き出してくる現象を見ることができます。

洞窟から出港したマリンハウスに戻りますが、その途中でいただいたかっぱえびせんを開封します。袋に手をかけてあけたとたん、周囲にいたウミネコが集まってくる、というかほとんど襲い掛かってくるという感じ。一人旅で写真撮っている暇がなかったので、えびせんを撒きおえた後の状態ですが、さっぱ船にはウミネコの幼鳥がしぶとく残っていました。えびせんを撒いている間には、私の頭にも1羽とまっていました。そのためにヘルメットをかぶるんですよ。

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ウミネコの歓迎

青の洞窟に向かうさっぱ船は「浄土ヶ浜マリンハウス」から出発します。400人が乗れる観光船とは乗船場所が異なるので注意しましょう。 

料金は大人1人1500円。乗船時間は20分です。営業期間は3~11月で冬期は休業です。荷物はマリンハウス横の小さな小屋の中にコインロッカーがあるので、乗船時は必要なものだけ持って、大きな荷物はロッカーに入れるのが良いです。100円硬貨を入れるロッカーですが、後でこの100円は戻ります。

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100円が戻るロッカーに荷物を預けられる

さっぱ船の遊覧のWEBサイトはこちらです。

j-marine.com

みやこ浄土ヶ浜遊覧船

つづいて大型の遊覧船の方をご紹介します。こちらは出港時間が決まっています。前日宿泊したホテルには案内パンフレットと時刻表がありました。一番早い便が8:40ですが、日によってこの便がない日があったりするので、公式サイトの運行表を確認してから行きましょう。

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こちらの遊覧船は出港時間が決まっている

公式サイトはこちらです。

jodo-yuransen.jp

乗るのはこちらの船です。

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遊覧船の第16陸中丸

前述のさっぱ船の乗り場からは短いトンネルをくぐり、徒歩5分くらいで「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」の乗り場に行けます。 

Google mapを見ても、さっぱ船と遊覧船乗り場とを結ぶ通路が表示されないので、行けるのかな?と疑問だったのですが、現地に行ったら簡単に行き来できる通路がありました。

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トンネルをくぐって遊覧船乗り場へ

 乗り場についたら乗船券を買います。大人1人1,500円です。8:40発は出発した後だったので、9:30発の遊覧船に乗ることにしました。

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乗り場

遊覧船は1隻のみなので、船が戻ってくるまでテントの下などで待ちます。

実はこの時間帯の乗客は当初私一人だけで、貸切かも・・・と思っていたら、秋田県の修学旅行生が観光バス4台分現れまして、大変な賑わいとなりました。戻ってきた遊覧船から降りてきたお客さんは5人くらいしかいなかったのに・・・。

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いざ乗船

 船は2階建て。2階の後方は屋根だけがついた仕様なので、海風を直に感じられます。窓もないので景色もよく見えます。修学旅行を引率している先生から「生徒より先に乗って下さい」と言われ、いの一番に乗船したので、この2階席に陣取ったのですが。

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一旦は2階席に座ったが・・・

後から乗ってきた生徒たちも一斉に2階の屋外甲板へ。しかも座席には座らず甲板に立ったまま。これだと座席に座っている私はまるっきりお外が見えない状態です。人のことなんてかまっていられないんでしょうね、楽しい修学旅行ですから。マスクはしていてもあちこちできゃあきゃあと嬌声が上がり、静かに一人旅を楽しむ私には居心地が悪く、そそくさと1階の屋内座席に避難しました。1階は引率の先生が5人くらい座っているのみでガラガラで静かでよかったのですが、窓ガラスが潮風のせいかやや曇っていて、景色を見るのにはちょっと残念な感じ。なので時々1階の後方のデッキ部分から景色を眺めました。まぁそこにも生徒たちは陣取っていたのですが・・・。

出港すると、さきほどさっぱ船で行った青の洞窟(青い丸印)やさっぱ船の乗り場(赤い矢印)が見えます。緑の矢印がこちらの遊覧船の出港場所です。

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出港して間もなく

さっぱ船の乗船場を過ぎると、浄土ヶ浜の浜辺から見えた白い岩の裏側(こちらが表なのか?)、要するに太平洋側の景色を眺められます。

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剣ノ山を太平洋側から眺める

さっきからウミネコがたくさん舞っていますが、これは遊覧船でウミネコの餌を販売していて、乗客がその餌を与えているんです。この時の船には修学旅行生が100人以上乗っていて、ほぼ全員が餌を撒いていたと思います。なので大量のウミネコが遊覧船に群がっていました。でもね、甲板に餌が落ちていても、船の中までは入ってこないのが不思議でした。

 

浄土ヶ浜を過ぎると、ローソク岩、潮吹穴を見ながら姉ケ崎まで遊覧して引き返してきます。

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ローソク岩

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姉ケ崎

船の上ではガイドさんが丁寧に景勝地の説明や、この地区の生い立ち、震災の様子など詳しく説明してくれます。そうそう、三陸というのは、陸奥、陸中、陸前という3つの陸の字がつく国をまとめて三陸と呼ぶようになったというのも、ガイドさんの説明で知りました。

浄土ヶ浜に戻ってきました。この白い岩の景色が見えてきたらもう間もなく到着です。

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浄土ヶ浜に戻ってきた

乗船時間は約40分です。こちらの遊覧船は令和3年1月11日をもって営業を終了してしまいます。ウミネコへの餌やりもできてなかなか楽しい40分なのに、ちょっと残念です。運行終了の公式発表文書はこちらです。

http://jodo-yuransen.jp/wp-content/uploads/pr2020-0722-2.pdf

宮古駅から浄土ヶ浜へのアクセス

宮古駅からは路線バスで浄土ヶ浜にアクセスできます。私は前日には浄土ヶ浜パークホテルに宿泊したので、ホテルから乗船場に向かいましたが、浄土ヶ浜からの帰りに路線バスで宮古駅まで行きました。みやこ浄土ヶ浜遊覧船の乗り場からウッドデッキを歩いて行くとビジターセンターがあります。ビジターセンターの前がバス乗り場になっています。

jodogahama-vc.jp

バスは1時間に1本くらいの頻度で走っていて、駅とビジターセンターの間は20分くらいで料金は180円です。Suicaなどは使えませんでした。時刻表は岩手県北バスの宮古・山田地区を参照しましょう。宮古駅から乗る場合は、宮古病院行きとか、浄土ヶ浜行きに乗車して、浄土ヶ浜ビジターセンターで降りれば、上記2つの遊覧船乗り場までは徒歩5~10分、浄土ヶ浜までもビジターセンターから徒歩15分くらいで行けます。

www.iwate-kenpokubus.co.jp

 

宮古駅までの道のり

東北新幹線は「お先にトクだ値スペシャル」でお得に移動

今回の旅では、東京から東北新幹線で八戸に行き、八戸駅からはJR八戸線に乗って、久慈駅に行きました。2020年8月20日からJR東日本の新幹線が半額で乗れる「お先にトクだ値スペシャル」という素敵な企画をやってまして、今回もこちらを利用して八戸までやってきました。ただ2020年9月時点では「お先にトクだ値スペシャル」の中に東京-八戸の設定はありません。そのため次の2つが考えられます。

1) 東京から盛岡までを「お先にトクだ値スペシャル」(はやぶさで7,400円)にして、盛岡から八戸は通常料金(4,090円)で乗る(合計: 11,490円)。

2) 東京から新青森までを「お先にトクだ値スペシャル」(8,730円)にして、八戸~新青森は捨てる。

計算すると2)の方が2,760円も安いので、迷わず2)を選択しました。なんだか新幹線で乗りもしない区間の分までお金を払うって、すごく無駄な感じがしましたが、半額の効果は絶大です。

そしてそして、2020年11月からは「お先にトクだ値スペシャル」に東京-八戸の設定が追加されるとのこと。これはありがたい! 東京-八戸間、8190円とのこと。

www.kzlifelog.com

三陸鉄道は割引切符でお得に移動

久慈駅からは三陸鉄道を乗って宮古まで来ました。私はこの先、三陸鉄道で釜石まで行くため、久慈駅では2日間有効の切符を買っています。この切符を買わずに、久慈-宮古(1890円)、宮古-釜石(1540円)を別々に買うと3,430円になるので、片道途中下車切符の方が380円お得なんです。

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片道途中下車切符

釜石からは釜石線で花巻・盛岡まで乗るので、当初は八戸から三陸鉄道の連絡運輸で買えないかな、と思っていたのですが、切符に詳しいひささんにアドバイスをいただき、2日間有効で途中下車可能な「片道途中下車切符」を教えていただきました。ひささんもご自身のブログの中で紹介されていますね。ひささん、本当にいつもお得な情報をありがとうございます。

www.kzlifelog.com

なんか切符がひささんがブログで紹介されている切符の方がかっこいいです。私のは券売機で買ったペラペラの乗車券でした。

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片道途中下車切符は券売機で購入

乗車区間の車窓などはこちらにまとめました。 

www.frostmoonweb.com

まとめ

東北大震災の後、その爪痕が残る三陸海岸に行くのがなんとなく怖くて、乗り鉄を始めてから3年たったのに、一度も三陸海岸には行ったことがなく、今回初めて訪れました。まだまだ復興途中という印象でした。一方、三陸は本当に風光明媚な場所も多く、浄土ヶ浜以外にも訪れてみたい景勝地がたくさんあるので、復興を応援しつつまた訪れてみたいと思います。JR東日本の「お先にトクだ値スペシャル」は2021年3月末までなので、このお得な切符を使い、遊覧船が営業しているうちに浄土ヶ浜を訪れることをおススメします。浄土ヶ浜には「浄土ヶ浜パークホテル」というホテルがあり、ここに泊まると翌朝さっぱ船にいの一番に乗船も可能(私は今回こちらに宿泊しました)。GoToトラベルキャンペーンで補助がでる内に行くのが良いと思います。

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