鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

平日は会社員、休日は鉄道(乗り鉄)と自転車での旅行を楽しんでいます。旅先での温泉とご当地マンホールの捕獲も楽しみ。旅行記メインのブログです。

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山陰本線の観光列車「〇〇のはなし」に乗ったはなし

JR西日本が運行する観光列車の一つ「〇〇のはなし」に乗車したのでご紹介します。「〇〇のはなし」は週末と休日を中心に運行されていて、新下関と東萩の間を一往復します。見どころはなんと言っても日本海の絶景ですが、スタッフによるおもてなしも手作り感満載で楽しめました。特急ではないので、特急券は不要。乗車券+指定席券のみで乗車できるのも魅力です。

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「〇〇のはなし」

 「〇〇のはなし」はこんな列車

2017年8月から運行が開始されました。その前には 「みすゞ潮彩」という観光列車が同じ区間を走っていました。車両は「みすゞ潮彩」からの転用とのこと。

今回は東萩駅から終点の新下関まで乗車しました。14:13に東萩を出発し、新下関には17:50に到着する行程。4時間近く乗ることになりますが、実は仙崎駅で30分停車時間があり、仙崎駅でおもてなしの紙芝居が行われます。日本海の絶景ポイントでは停車してくれるサービスもあります。

車両

2両編成で運行されていて、1号車のお顔と、2号車のお顔ではカラーリングが違います。

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1号車のお顔は緑色

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2号車のお顔は赤色

1号車から2号車にかけて色がグラデーションで変わっていくデザインで、中央付近はブルーが基調です。

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ボディはグラデーションで色が変化していく

ボディにデザインされた花は「夏みかんの花」と「はまゆうの花」だそうです。

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夏みかんの花とはまゆうの花がデザインされている車両

車両はキハ47系。山陰本線はほとんどが非電化なので、気動車の観光列車です。

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キハ47系

出発時間が近づいてきたので、乗車します。

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乗車位置より車内へ

車内

1号車は和風、2号車は洋風の室内とのことで、どちらに乗るかで車内の印象はずいぶん違います。私の座席は2号車の4Aという席でした。

2号車車内

お客さんがいたのでせいせいと撮影することができなかったのですが、洋風と言われる2号車はこんな感じです。

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2号車の車内

基本的に2人用の椅子とテーブルです。今回一人旅で乗車したのですが、次の萩駅からおじさんが4D席に乗ってきて、結構気まずかったです。連休のまっただ中でしたが、2号車の乗車率は50%くらいだったので、結局このおじさんは別の空いている席に移動していました。

2号車の席はすべて海側を向いています。ただ場所によって窓と座席位置がうまく合わない席があり、眺望が遮られる可能性がある席もありました。私の4Aは問題ないですが、隣は4Dという席で4Dはちょっと窓枠がかかってしまいます。 

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4Dは景色が見づらいかも

私の左隣は2Dですが、2番は窓そのものが小さいので、2Dの人は気の毒・・・。指定席を予約する時には、2D, 4Dは避けた方が良いと思います。

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2Dはもろ窓枠席でオススメしません

座席下にはコンセントがあり、スマホの充電もできました。

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座席下にはコンセント

2号車には飲み物やおつまみ、お菓子、記念品などを販売するカウンターがあります。また記念スタンプも2号車に設置されています。

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スタンプ台

1号車車内

和風の1号車はこんな感じで、4人掛けの席もあります。3~4人のグループで乗車するのであれば1号車のテーブル席が良いでしょう。1号車のカウンター席は2号車のような2人掛けではなく、1人掛けのイスでした。私のような一人旅には1号車のカウンター席の方が相席にならず良かったな、と思いました。

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1号車の車内

沿線の名産品を展示するコーナーも1号車にありました。

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1号車のギャラリー

出発進行、仙崎駅まで

14:13の定刻に東萩駅を出発しました。出発前に車内ではアテンダントさんが旗を配ってくれたので、ホームの駅員さんのお見送りに旗を振って応えながらの出発です。

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出発前に旗が配られた

また車掌さんによる車内改札の際、記念乗車券をいただけます。

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記念乗車券

列車は、山陰本線を下関方向に向けて走ります。萩駅を過ぎて日本海に沿う区間にくると、早速美しい日本海の景色が広がります。まだ5月のせいか、本当に水がきれいで、絶景です。

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車窓の景色

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車窓の景色

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車窓の景色

仙崎支線

14:48頃、「〇〇のはなし」は長門市駅に到着します。でもここではドアは開かず、この後山陰本線の仙崎線に入り、仙崎から折り返してきた時に長門市駅でドアが開くことになっています。

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長門市駅で2号車から1号車に移動する車掌さん

 長門市駅に停車中、ふと向こうのホームを見ると、ちょっと不思議な人が・・・

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不思議な生き物がいるホーム

よくよく見たら、お面をかぶった駅員さん。これもおもてなしなのかも。

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お面をかぶった駅員さん

長門市-仙崎間は乗車券が必要ない? 

そうこうしているうちに「〇〇のはなし」が動き始めました。長門市駅からはスイッチバックして仙崎線という山陰本線の支線に入り、仙崎駅に向かいます。長門市から仙崎駅までは仙崎線と言って、山陰本線の支線という位置づけです。今回「〇〇のはなし」に乗車する際、旅行会社の人に聞いたら、長門市駅と仙崎駅の間は乗車券買わないといけないと言われ、私は往復で購入したのですが、車掌さんからはチェックされなかったので、もしかしたら長門市駅と仙崎駅間の乗車券は不要だったのかな。

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日の目を見なかった乗車券

仙崎駅でのおもてなし

さて、仙崎駅です。仙崎駅は仙崎線の終着駅です。周囲に住宅があるし、線路の向こうを散歩している人がいたりと、あまり執着駅らしい旅情はありませんねー。

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仙崎駅にて

 仙崎駅では30分ほど停車時間があり、この間に「〇〇のはなし」のサービスとして、紙芝居が行われます。この日は下関観光協会の方が紙芝居を披露してくれました。ふぐ(ふく)のお話でした。この紙芝居の内容を元に、後ほど列車内でクイズ大会があるので、内容は是非覚えておきましょう。なかなか勉強になりました。

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ふくに関する紙芝居

紙芝居の背後に、海上保安官募集のポスターがあったり、指名手配犯の貼り紙があったりして、その組み合わせがちょっとシュールかも(笑)

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紙芝居の背後に海上保安官

紙芝居の後も少し時間があったので、駅舎を撮影。

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仙崎駅

仙崎駅の注目すべきは、なんと言っても駅舎内の壁です。描かれているのは仙崎出身の童謡詩人、金子みすゞさんです。

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金子みすゞさんが描かれている

この絵はただの絵ではありません。わかりますか?木札のモザイクなんです。木札はかまぼこ板くらいの大きさで、黄色やオレンジ、赤などのベースの色の上に文字がかかれていました。

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一つ一つが木札のモザイク

 私は東萩駅から新下関駅行きに乗ったので、仙崎駅に立ち寄ることができましたが、新下関発東萩駅の時はどうなんでしょう?仙崎駅の出発時刻がないので、東萩駅行きの場合は、もしかしたら仙崎支線にはいらないのかもしれません。あるいは下車せずに折り返すだけとか・・・。下車しないとこの美しい絵は拝めません。

新下関を目指す

さて、30分の停車時間の後、仙崎支線を折り返し、長門市駅に向かいます。ここから終点まで長いのでエネルギー補給のため、車内のカウンターで飲み物とクッキーを買いました。「長門ゆずきちくん」はなかなか美味しかったですよ。カウンターでは現金のみの取り扱いです。東萩駅から新下関駅に向かう「〇〇のはなし」ではランチ時間を過ぎているので食事の取り扱いはありません。代わりにスィーツの扱いがあり、事前に予約しておくとボックス入りのお菓子が届きます。予約しておかなくてもカウンターで販売される飲み物やクッキーなどがあります。

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乗り物とクッキー

長門市駅では今度は客扱いがあり、お客さんが乗ってきました。長門市駅を出発するときには、先ほどの謎の駅員さんが見送ってくれました。

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長門市駅でお見送りいただきました

「〇〇のはなし」は日本海の絶景ポイントでは一時停車してくれます。お天気にも恵まれて景色を堪能しました。日本海と言うと、なんだか冬の荒波のイメージがあるのですが、私が今まで見てきた日本海はいつも穏やかです。

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美しい日本海の景色

「〇〇のはなし」は特急列車ではないのですが、各駅停車でもありません。快速といった感じでしょうか。結構パスする駅は多いですが、列車交換の時などは停車します。こちらは人丸駅。駅舎の入り口に赤鳥居があります。

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人丸駅

なぜなら、こちらの駅は山陰の人気スポットである元乃隅神社の最寄駅なんです。最寄駅と言っても駅からタクシーで20分かかるようなので、結構距離があるし、この駅にタクシーいるのかなぁ・・・。

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元乃隅神社

その後もまだまだ日本海の絶景を楽しめます。

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車窓の景色

16:27、列車は難読駅で有名な「特牛駅」(こっとい駅)に到着。読めませんよねー。思わず牛丼屋さんが頭の中に浮かんでしまいました。ちゃんと駅名標の写真を撮りたかったのですが、ちょっと離れた所に停まってしまい、こんな写真しか撮れませんでした。

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特牛駅

 「特牛駅」を16:27に出発すると、そのあとは「滝部駅」に16:33、「小串駅」に16:59、「川棚温泉」に17:03と割と小まめに停まります。駅から乗ってくるお客さんもいるのですが、この列車、全席指定席なんですが、指定席券持たずに乗ってくるお客さんもいたように思います。まぁ、本数が少ない山陰本線なので、乗せてもらえないと、この後の旅に支障がでる方もいそうですから、車内で指定席を買うというケースもあるのかな?満席だったらどうなっちゃうんだろう・・・。立席?

「川棚温泉」を出るともう次の停車駅は「下関駅」なのですが、途中「梅ヶ峠駅」を通過します。この駅はちょっとで良いから停車してほしかったなー。なぜなら山陰本線最西端の駅、つまり本州最西端の駅なのです。なんかこう端っこの駅って鉄道旅では行きたくなるんですよね。

また海岸沿いに線路がでてきました。時刻は17:15を過ぎています。出発してからもう3時間経過。だいぶ日が傾いてきて夕方の景色になってきました。この時期は日が長いのでまだこんなに明るいですが、冬にこの列車に乗ると、もう周囲は暗いでしょう。そう考えると、「〇〇のはなし」に東萩駅から乗車するのは、この時期が良さそうです。

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日本海の景色

下関まであと10分くらいのところで、右側から線路が合流してきました。この線路は山陽本線の線路です。

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山陽本線の線路が見えてきた

下関に到着する前に、「幡生駅」で停車しました。山陰本線の終点です。

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幡生駅

下関に向かう途中、大量に電気機関車が停まっている区間を通過。桃太郎だらけでした。

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桃太郎がたくさん

 東萩駅を出て約3時間半、17:39に下関駅に到着しました。乗客の半分以上がおりました。降りたお客さんなどに見送られ、山陽本線の線路を通って、この列車の終点「新下関駅」へ折り返します。考えてみると、長門市駅や仙崎駅でも折り返しましたから、平地だけどスイッチバックのように進行方向がかわる列車ですね。

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下関駅を出発

幡生駅を過ぎると、ご覧のような分岐点。左側は先ほど通ってきた山陰本線の線路です。さようなら、山陰本線。楽しい旅でした。

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さようなら、山陰本線

17:50、定刻に新下関に到着しました。

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新下関に到着

さぁ、ここからは新幹線で帰宅します。が、新幹線をもってしいも自宅の最寄駅に到着するのは23時過ぎ。まだまだ先は長い。

新幹線と駅弁デリ

新下関から新山口まではこだま号を利用。山陽新幹線のこだま号には初めて乗ったかも。こんなデザインの車両でした。

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山陽新幹線のこだま号

この日は大型連休のUターンピークの日でしたが、こだま号の車内は空いていました。

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こだま号の車内は空いていた

新山口でのぞみに乗り換えましたが、さすがのぞみ号は満席。自由席に乗りきれないお客さんがあふれてしまい、出発時間が駅ごとに1分、また1分と遅れていきます。全席指定だとこういうことがないので、自由席を設けるか、全席指定にするか迷いますね。

まだ先が長いので夕飯に駅弁を食べるのですが、Webで見かけた「駅弁デリ」というサービスを利用してみました。事前にネットで食べたい駅弁と乗る列車と指定席番号を入れておくと、席まで配達してくれます。食べたい駅弁が売り切れ、という憂き目にあわないし、席に座っていれば持ってきてくれるので、便利なサービスな一方、急な列車の変更の時には連絡しないとならないので、自分の旅のスタイルによっては利用しやすい人、しづらい人がいるかもしれません。

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駅弁デリで注文したお弁当

旅の終わりに

2泊3日、山陰本線完全乗車旅もこれで完了。新富士から山陰本線を全部乗車して、下関から山陽本線経由で京都までは一筆書きルートになるので一枚の乗車券で乗り続けました。新富士駅から乗車する時にはきれいだった切符も、あちこちで打刻やスタンプが押された切符になりました。良い思い出です。

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出発前の乗車券

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旅終了時の切符

 山陰本線乗車旅の様子はこちらです。走っている本数が少ないせいか、大型連休中でねそれほど混まずに鉄道旅と温泉を楽しめました。

tetsutorin.hatenablog.com

 tetsutorin.hatenablog.com

 また、萩市の観光もしました。 

tetsutorin.hatenablog.com