鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

平日は会社員、休日は鉄道(乗り鉄)と自転車での旅行を楽しんでいます。旅先での温泉とご当地マンホールの捕獲も楽しみ。旅行記メインのブログです。

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湯田中温泉で6室のみの宿「加命の湯」宿泊記

冬になると雪を見ながら温泉に入りたくなります。ということで、長野県の湯田中温泉に行くことにしました。湯田中温泉には長野駅から長野電鉄に乗り、終点が湯田中温泉です。選んだ宿は湯田中温泉の中でも最も客室数が少ない華灯りの宿 加命の湯です。宿泊したのは、2019年1月末でした。

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6室のみのこじんまりとしたお宿、加命の湯

湯田中駅から宿まで徒歩5分くらい

長野駅から湯田中駅までは長野電鉄の普通列車で1時間20分くらい。途中、須坂か信州中野で乗り換えがあります。100円プラスして特急を使うと乗り換えなしで、50分くらいで到着します。普通列車も特急もトイレがないのでトイレを済ませてから電車に乗りましょう。湯田中駅を後にして宿に向かいます。

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湯田中駅

湯田中駅から加命の湯まではこちらの地図の通り。それほど迷うような道順ではありませんが、駅の出入り口から駅を背にした時に、温泉街に向かう通りが3本あります。その通りを間違えなければあとは一本道です。地図中の赤いマークは目印になりそうなところを表示しています。 

駅の出入り口を出ると、角にこんな看板があるので、加命の湯の方向に進みましょう。

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宿の方角を示す看板

50mほど歩くとこんな建物がある交差点に出ますから、この建物の前を右折すると、加命の湯がある通りに入ります。あとはひたすら宿まで緩やかな上り坂を上がっていきます。

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この建物の前を右折

こんな通りを上っていきます。こじんまりとした温泉街の印象。

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加命の湯に続く道路

通りの途中にはお洒落なカフェもありました。

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カフェ

神社もあります。お参りしたいけれど、雪がすごくて身動きとれなくなりそうなのでパス。

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湯宮神社

共同浴場もあります。湯田中温泉には共同浴場がたくさんあるのですが、地元の人専用で、カギがないと入れない仕組み。加命の湯の宿泊客は共同浴場で一番大きな「大湯」に入ることができますが、今回は共同浴場はパスしました。

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共同浴場 鷲の湯

加命の湯が見えてきました。

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加命の湯が見えました

私は駅から歩いてきましたが、宿に連絡しておけば駅まで送迎してくれます。歩いても5分くらいなので、歩ける天候なら歩くのも良いと思います。

加命の湯はこんなお宿

こちらが加盟の湯の玄関です。客室が6室しかない湯田中温泉で一番小さなお宿なので入り口もこじんまりしていて、おこもり宿感がありますね。滞在が楽しみです。

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加命の湯

チェックイン

玄関に入ると宿のご主人、おかみさんなどスタッフの方が出迎えてくれて、ロビーに案内されます。ソファに座って宿帳を書いているとお抹茶とお菓子で歓迎してくれます。

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こちらのソファでチェックイン

ソファからは中庭がよく見えます。

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ロビーからの中庭を見る

夜は灯りがともって幻想的。

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ロビーから夜の中庭を見る

 チェックインのお抹茶をいただいたらお部屋へ。今回のお部屋は「千日紅」という名前のお部屋。ステキな名前ですね。こちらの宿には「水芭蕉」「杏」など花にちなんだ名前がお部屋についています。そして宿の名前の枕詞になっている「華灯り」。館内には和紙で作られたランプが飾られていて、柔らかな雰囲気。

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館内に飾られた華灯り

お部屋にも「千日紅」をイメージしたランプがありました。宿のこだわりを感じます。

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お部屋のランプ

お部屋

お部屋は踏み込み+8畳の和室+広めの縁側にバストイレで、1人で使うには十分な広さです。他のお部屋には二間続きのお部屋もあるようで、こちらの部屋はこれでも標準的な広さとのこと。フットマッサージャーや空気清浄機が見えます。

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8畳の和室

縁側の奥がバス・トイレ。

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お部屋の入り口方向から撮影

このお部屋の2階には別のお部屋があって、人が歩くとちょっと音が響くのが気になりましたが、夜は静かで影響なしでした。

お部屋の水回り

かなり広い洗面・トイレコーナー。なんとなく部屋の和の風情と異なる雰囲気なので、もともとは旅館ではない建物をリノベしたのかもしれないですね。

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洗面台は広々

広々した洗面台は寒いのですが、そのために足元に温風機が用意されていました。嬉しい心遣いです。

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トイレの足元には温風機

お茶セットとお茶請け

お部屋のお茶セットは、ティーバック式で玄米茶が用意されていました。

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お茶セット

冷蔵庫にはミネラルウォーター(エビアン)と、なんと湯田中温泉プリン本舗のプリンが!! 実は今回はたくさんある宿泊プランの中から「大人女性の【ひとり旅プラン】自分へのご褒美に、ゆったり過ごす贅沢旅」(23,760円)をチョイス。このプランにはミネラルウォーターとプリンのほか、特別なアメニティやフットマッサージャーが用意されているのです。

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湯田中プリン本舗のプリンが冷蔵庫に

もちろんプリン以外にお茶請けのお菓子も用意されています。

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こたつの上には陶器の入れ物

あけると中にはおまんじゅうが二つ。

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お茶請けのおまんじゅう

部屋には沸かす・保温機能付き電気ポットに氷水が入ったポットが用意されています。

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電気ポットに氷水入りポット

その他の備品

現代には必須のwi-fiですが、これは館内どこでもOK。サクサクつながります。PWはチェックインの時に教えてもらえました。

こちらは女性の一人旅プランの特典アメニティ

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ジルスチュアートのバスアメニティ

特典のフットマッサージャーを使ってみた。散策した後なんかは良いかも。

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フットマッサージャー

美顔器は特典なのか、どの部屋にもあるのか不明。

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美顔器とドライヤー

部屋のライトはリモコン式で、お布団でゴロゴロしながら消せるのが嬉しい。

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部屋のライトはリモコン

部屋からもお庭が見えますが、先ほどロビーから見えた中庭とは違うお庭です。建物の形がちょっと複雑なようですね。

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部屋からの眺め

さて、室内のチェックがすんだので通常ならこの後お風呂に入って夕食なのですが、こちらの宿はおもしろいシステムなんです。宿のお風呂はもちろんあるのですが、湯田中温泉きっての老舗旅館「よろづや」さんのお風呂を無料で使わせてもらえ、夕食もこちらの宿ではなく、「よろづや」さんでいただくのです。何度も「よろづや」さんを往復するのは面倒なので、夕飯前に「よろづや」のお風呂に入り、そのまま夕食を食べることにしました。夕食は6時でお願いしたので、5時にお風呂にはいれれば十分でしょう。

「よろづや」さんまでは徒歩3分程度ですが、夕方暗くなってからの外出で雪も降っていたので送迎をお願いしました。ちみなに私の選んだプランは「よろづや」さんでの夕食ですが、イタリアンレストランでの食事となっているプランもありました。お風呂も夕食も外で楽しむ、というのは今までにないモデルですね。

そうだ、出かける前に色浴衣を選んでおきましょう。「よろづや」さんへは浴衣で行けます。

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女性には色浴衣が用意されている

こちらの色浴衣は帯の種類も豊富でした。今まで帯も選べたのは初めて。

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帯も選べます

「よろづや」さんに行く時には、部屋からバスタオル、手ぬぐいを持っていきますが、部屋にはちゃんと湯めぐり用の籠が準備されているので、これに荷物をつめて出かけます。

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湯めぐり用の籠

湯田中温泉プリン

出かけるまでに少し時間があったので、冷蔵庫にあったプリンを食べました。

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湯田中プリン本舗のプリン

こういう地元のスィーツはどれも美味しい。ちょっと硬めのプリン

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プリン

お土産に買って帰りたい。

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プリンの説明書き

 

「よろづや」さんのお風呂

「よろづや」さんのお風呂と言えば、なんと言っても文化財指定の歴史ある「桃山風呂」が有名です。また自家源泉を3本持っているのもこちらの宿の特徴。

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桃山風呂を楽しみます

桃山風呂は登録有形文化財になっていて、木の窓枠や高い天井がクラシックな風情を醸し出していますね。

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※写真は「よろづや」さんのHPより借用

こちらの桃山風呂の外には庭園露天風呂があり、露天風呂からはクラシカルな屋根の構造も楽しめますが、冬の夕暮れだと湯気と暗さで全然見えないです。

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※写真は「よろづや」さんのHPより借用

私が入った時には、内湯はかなり熱いお湯のせいか、湯気もうもうで露天風呂の出入り口がどこにあるかもわからないほどの湯気でした。なので天井や窓枠の様子まで見ることはできず残念。露天風呂も雪がかなり強くて、視界が悪かったのと、思いのほか水深が浅く、大雪の中で入るにはちょっと厳しいコンディションだったので、ちょっと入っただけで内湯に戻ってきてしまいました。宿泊客以外の方も入浴ができるので、結構な人数がいましたが、湯船も広いので混み合っている感じはしませんでした。話し声を聞いていると今回は半分は韓国人のお客さんだったようです。韓国からのお客さんは入った後は普段着に着替えて、ロビーに集合していました。すごいなー、海外観光客。みんな温泉好きなのね。

この日の桃山風呂は夕方のこの時間帯は女性用でした。もしカップルで桃山風呂を2人とも楽しみたいとなると、翌日も行かないとなりませんが、私は到着日に桃山風呂を利用できたので、翌日の朝は「よろづや」さんに行くのはやめて加命の湯の館内のお風呂を利用させてもらいました。

「よろづや」さんでの夕食

 お風呂は私にはちょっと熱すぎてゆっくりつかる、というわけではなかったけれど、それでも結構ポカポカ。浴衣を着たら、「よろづや」さんのフロントの方に「加命の湯から夕飯を食べにきました」と伝えると、親切に会場まで案内してくれました。食事処は個室風になっているので、気楽に食べられます。ひざ掛けも用意されていて、寒さを感じずにお料理を楽しめます。

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食事処は個室風

献立を見ると、たくさん出てきそうですね。楽しみです。

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本日の献立

まずは食前酒と先付をいただきます。

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食前酒で食事をスタート

私はお酒を飲まないのでたいていはお茶のみにしていますが、信州と言えば何かフルーツのジュースがありそうなので、この日はブドウのジュースを頼んでみました。

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ノンアルコールメニューは少ない

ぶどうジュースです。あとから考えると、地元山之内町さんのリンゴジュースの方が良かったかも。

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ぶどうジュース

お造りはサーモンと岩魚。岩魚はいつも塩焼きを食べていましたが、お刺身という調理方法があるのですね。海の魚ではなく、川魚のお刺身が出るのが長野県らしい。前日の下呂温泉では海の魚が出ていました。

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サーモンとイワナのお刺身

こちらはお吸い物です。

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お吸い物

こちらは強肴。白いお豆腐の上に鱒が乗っています。一番下は杉の皮で、ほんのり木の香が漂うお料理。

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強肴

途中にお蕎麦が入ります。

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信州そば

こちらは煮物。長野県産の鳥のつくねです。見た目も美しい。

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煮物

さて、こちらがメインの台物で、信州牛ですね。朴葉を開いて、適当に両面をやきつつたれと絡ませます。

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信州牛です

一通り食事が終わって、ご飯とお味噌汁にお漬物。

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お食事

最後にデザートです。

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デザートのチーズケーキ

 あー、おなかいっぱい。ごちそうさまでした。

食事が終わったら、フロントのスタッフに「加命の湯」から夕食食べに来たのですが、終わったのでお迎えを呼んで下さい、とお願いすると宿に連絡してくれます。

加命の湯のお風呂に入る

宿に戻り一息ついたら、今度は加命の湯のお風呂に入ってみましょう。今回の一人旅プランには宿のお風呂を30分間貸切利用できる特典がついていました。20時から30分使わせていただきました。

宿には「月の湯」と「蛍の湯」の2つの浴室があり、貸切時間帯以外は男女別の浴室となっていて、入れ替え制です。貸切で利用させてもらったのは、蛍の湯でした。

こじんまりとした脱衣場。6室しかない宿ですから十分ですね。床暖房になっていて、素足になっても冷たくないのが良いです。

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床暖房付きの脱衣場

アメニティはなんと、雪肌精。雪肌精が用意されているお宿、初体験です。

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雪肌精が用意されています

小さい宿のお風呂なので、湯船は大きくはないですが、5~6人入れそう。洗い場も3箇所あります。ガラスの向こうが岩風呂風の露天風呂です。さっそく入ってみます。私にはやや熱く感じるお湯ですが、一人温泉は気持ちいい。

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気持ちいい~ ちょっと熱めの湯

よろづやさんのお風呂でシャンプーもしたし、体も洗ってきたので、こちらでは暖まるだけ。露天風呂にも入りました。

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雪を見ながら

念願の雪見風呂ですが、大雪が降っていて、屋根がないのですぐに内湯へ退散。

翌日の朝は、もう一つの月の湯が女性用になっていました。外にスリッパが脱いであったので、ちょっと時間をずらして入ることにしました。

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翌朝は月の湯へ

浴室に掲示されている表によると、ナトリウム塩化物泉で、低張性弱アルカリ温泉でした。

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温泉成分表

宿に源泉はなく、湯田中温泉の共同のタンクから供給されているとのこと。翌日駅へ向かう道の路面を見てみると、地下を通る温泉の供給管の上は雪がないことに気が付きます。

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雪がないのは地下に温泉供給管が通っているため

部屋数が少ない宿だと宿泊客の数も少ないので、お風呂が混雑しないのが良いです。暖まりました。

加命の湯での朝食

夕食は外でいただきますが、朝食は宿の食事会場でいただきます。8時にお願いしました。会場に行くと、すでに食べ終えている組もありました。

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食事会場 奥が厨房

まずはジュースから。ジュースの種類は、りんご、もも、赤しそから2種類をチェックインの時に選びます。2種類飲めるというのは嬉しいサービスです。

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りんごと赤シソのジュース

朝食のお品書き。いろいろ出てきます。

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朝食のお品書き

お味噌汁と干物は、テーブルで温めていただきます。

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朝食

食後のデザートとしてフルーツ。

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ジャム添えのフルーツ

欲を言えば、食後にコーヒー飲みたかったな。鉄道旅の時にはトイレが近くなるので、食べてすぐ出かける時にはコーヒー飲まないのですが、今回は急ぐ旅立ちではなかったので。女性一人旅プランの特典の中に、朝食後お部屋にコーヒーって書いてあったけど、忘れられちゃったのかしら。ロビーにコーヒーマシンがあったので、もしかして自分で勝手に淹れなさい、だったのかも。

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ロビーにコーヒーマシンがありました

宿のまとめ

何といっても小さな宿というのと、よろづやさんの桃山風呂に無料で入れる、というのがウリだと思います。2食付きプランの温泉宿で、夕食を外に食べに行くというのは初めてでしたが、なるほどこういう方法で宿屋をオープンする方法もあるんだなーと思いました。ご主人も女将さんも、もともと老舗旅館「よろづや」さんで働いていた方で、そんな縁もあって「よろづや」さんの食事やお風呂を利用できるのでしょう。6室しかない宿だと目も行き届きやすくてサービスも良かったです。

温泉街がどの程度の規模なのか、今回は雪で出歩かなかったのでわからないけれど、近くには散策路や川沿いの歩道、ちょっと歩くと隣の渋温泉なんかもあるし、有名な猿が温泉につかる野猿公苑もあるので、また来てみたいと思います。

加命の湯は駅から歩いて行ける静かな宿で、のんびりできました。