カナディアンロッキーを旅するなら、やはり憧れのフェアモントホテルに泊まりたい。そんな思いから、妹夫婦と私たち夫婦の4人で特別な旅を計画しました。旅行会社にお願いして、バンフ、ジャスパー、レイクルイーズにそれぞれ2泊ずつする私たち専用のプライベートツアーを組んでもらったのです。
今回の記事ではジャスパーで滞在した「ジャスパーパークロッジ」についてご紹介します。自然の中に点在するコテージが魅力のホテルで、敷地内には野生動物も。部屋の前の湖に対岸の山々が映りこむ素晴らしい朝を迎えることができました。

ジャスパーパークロッジとは
ジャスパーの位置
カナディアンロッキーの観光地と言えば、バンフやレイクルイーズを思い浮かべる方が多いはず。ジャスパーはバンフからさらに北へ約300km。アクセスにやや時間がかかることから、日本発のパッケージツアーでは目的地に含まれないことも少なくありません。
フェアモントブランドのホテル
フェアモントは、カナダをはじめとする世界各地に展開する老舗の高級ホテルブランドです。格式と伝統を大切にしながら、その土地の自然や文化に調和したデザインとサービスで知られています。
カナディアンロッキーには、バンフ・レイクルイーズ・ジャスパーの3か所にフェアモントホテルがあり、いずれも美しい景観の中で非日常の滞在を楽しめる名門ホテルとして、多くの旅行者に選ばれていて、今回旅の計画を立てる時に特に泊まってみたいと思ったのが、ジャスパーパークロッジでした。
今回宿泊した「フェアモント ジャスパー パーク ロッジ」は、湖に面した大自然の中にコテージが点在する形式で、他のホテルのようなお城のような外観ではありません。ホテルというより“森の中の小さな村”のような、静かでゆったりとした空気が流れています。
ロッジ全体の雰囲気
アプローチからロビー
こちらが入り口のゲートですが、ゲートからはまだホテルの建物は見えません。

このゲート、地図だとこの辺にあります。ホテルの部屋から歩いて行くには遠い距離です。
ゲートからもう少し進むとロッジの看板がありますが、メインロッジはここからさらに奥にあるので、まだ見えません。

もうちょっと奥まで進んでやっとレセプションがあるメインロッジに到着です。

園内の花はこんな風にハンギングで飾られています。これは鹿の食害を防ぐためなんだとか。そういえばバンフのホテルでは花壇の花を食べている鹿がいました。鹿にとってはサラダバーなのかも。

ロッジのレイアウトと敷地
レセプションの先には、絶景が。写真奥の雪がついた山は、エディス・キャベルと言います。エディス・キャベル(Edith Cavell)は第一次世界大戦中に敵味方を問わず看護を続けた英国人看護師の名です。

コテージはこの湖を囲むように配置されています。

広大な敷地内にロッジがゆったりと配置されています。

林の中に各ロッジが佇んでいて本当に贅沢な空間です。

野生動物との出会い
敷地内を散策すると、地リスが姿を見せました。鹿がいることもあるそうです。

湖畔の芝生では、カナダの名前を冠した「カナダガン」があちこちで草をついばんでいました。人が近づいても慌てる様子もなく、のびのびと過ごす姿に、ここが彼らにとっても“ふるさと”なのだと感じました。


ロッジにはゴルフコースも併設されていて、クラブハウス内のショップにはこんな写真が置いてあってびっくりしました。

宿泊したお部屋(レイクビュージュニアスイート)
お部屋の場所と外観
今回宿泊したお部屋はジュニアスイートというカテゴリーです。スイートが希望だったわけではないのですが、旅行社に相談した時には、もうこのカテゴリー以上のお部屋しか残っていなかったのです。
位置としては下の地図の赤丸をつけたあたりのお部屋でした。

こちらの建物が私達が泊まったお部屋がある建物です。5部屋くらいがまとまっている建物です。

テラスにも椅子が用意されています。この椅子は湖の方を向いています。

お隣さんとは低い柵で仕切られているのみ。朝お隣さんと顔を合わすと自然に「Good morning」と言えます。

室内の様子
入り口の扉を開けるとまずはリビングスペースです。青い扉の奥にクローゼットとベッドルームがあります。

壁には暖炉が埋め込まれています。薪の用意もありました。

リビングの窓からは木々の合間から湖も見えます。


リビングの窓から外の景色を見えるのはとても良いのですが、この窓にはカーテンもブラインドもついておらず、夜、シャワーを浴びた後に外から見ようと思えば見えてしまい、そこが困りました。隣の部屋は改装中だったので、これから取り付けられるのかもしれません。
こちらがベッドルーム。クィーンサイズのベッドが2台置かれていました。

お部屋ではWifiが快適に使えるし、ベッドサイドにコンセントもあり便利です。

バスルームはシャワーのみ。ジュニア・スイートでもバスタブないんだ、と思いました。洗面台も小さくて、化粧ポーチとかを置いておけるスペースがなかったです。

バスルームはやや狭いけど、お部屋はゆったりとしていました。コーヒーメーカーが乗っているカウンターも天板が広くて使いやすかったです。

ネスプレッソのカプセルも種類がたくさんありました。

カウンターの下は冷蔵庫で、コーヒーのクリームが入っているのみです。

食事
ディナー事情
このロッジで困ったことの1つが夕食をどこで食べるかということでした。メインのイタリアンレストランを予約しようとしたら、チェックイン当日も翌日もすでにいっぱいで取れなかったのです。初日はロビー階にあるカジュアルなレストランで食べました。

お酒を飲みながら少しつまむ、といったスタイルのレストランでお腹に貯まる食べるものはハンバーガーくらいしかなく、この日の夜はハンバーガーで済ませました。

2日目の夜も同じレストランになりそうだったので、2日目の夜は思い切って町に出て食べることにしました。そちらはまた別途ご紹介します。
朝食
朝食は2回ともホテルのレストランでいただきました。ビュッフェ形式ですが、2回目に食べた時には、ビュッフェにする? ○○にする?と聞かれたような気がして、もしかするとセットメニューもあるのかもしれません。ここは私の英語力不足です。

窓から見える景色はもう東山魁夷の世界です。こんな景色を見ながらゆったりと朝食が取れるなんて、幸せ。

ビュッフェは種類も多いです。


スムージーもあり、お目覚めの一杯として美味しかったです。

ホテル内のアクティビティ
私達はホテル内のアクティビティは利用しなかったのですが、敷地内を散策した中できがついたものをご紹介します。
プールとSPA
チェックインの時にSPA利用券50カナダドル分をいただきまして、ちょっと興味もあったのですが、結局利用せず。またプールもあります。おそらく温水と思いますが、それでも水着になりたい気温ではなかったので、パスしました。

カヌーや自転車
ロッジ内を歩いていると、目の前の湖でカヌーを楽しんだり、敷地内をマウンテンバイクで走る人たちを見かけます。

湖畔にボートハウスがあり、ここでカヌーやカヤック、自転車の貸し出しをしているようです。


こちらはお値段表。

カヌーは1時間99カナダドルとのこと。11,000円くらいかな。日本からすると十分高いけど、レイクルイーズなんてもっと高くてびっくりしました。
ゴルフ
ゴルフをされる方は、ここのコースは是非ラウンドしたと思うコースではないでしょうか。私達はプレイはしませんでしたが、ロゴの入ったマーカーなどをお土産にクラブハウスに行きました。

ロビーにこんな写真がありましたが、マリリン・モンローもここでプレーしたのかな。モンローは当初このロッジに宿泊するはずだったのが、あまりにロッジ内でセクシーな格好をしすぎて追い出された、という逸話も聞きました。

町へのアクセス
ジャスパー・パークロッジは町からは少し離れた場所にあります。ロッジ内にはあまりショップもなく、買い物をするなら町に出る必要があります。そういうお客さんのために、シャトルバスを運行しています。
こちらが時刻表です。JPLはジャスパー・パークロッジの略号です。日中はそれなりに本数があるのですが、夕食に適した時間帯のバスはないんですよ。私達は2泊目の夕食は町で食べることにしていたので、一番左の列の最後の便、ロッジを午後5時半に出るバスで町に向かい、帰りはガイドさんの車で送ってもらいました。

シャトルバスはエントランスの向かい側のバス停から乗車しました。

バスはジャスパーの町の中心地にとまってくれるので、食事に行くにはとても便利でした。
まとめ
森の中の小さな村のようなジャスパーパークロッジ。コテージから見える湖の風景や、朝の静けさは、まさに“ここでしか出会えない”贅沢でした。
レストランの予約やお部屋の設備など、少し気になる点もありましたが、それも旅の思い出の一部。カナディアンロッキーの旅をより特別にしてくれる宿だったと思います。
ただ2024年に発生した山火事の影響は大きく、ロッジ内の森も一部焼け跡になっている個所もありました。

バンフやレイクルイーズとはまた違った、静かで素朴な魅力のあるジャスパー。あなたならどんな過ごし方をしてみたいですか?ジャスパーの大自然を楽しむためにも、最低でも2連泊がおススメです。
関連リンク
バンフ滞在の様子
バンフには2泊しました。観光した場所はこちらにまとめました。
今回の旅行で宿泊したフェアモントホテルの宿泊記
バンフ・スプリングスホテルの宿泊記
シャトー・レイクルイーズの宿泊記