鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

平日は会社員、休日は鉄道(乗り鉄)と自転車での旅行を楽しんでいます。旅先での温泉とご当地マンホールの捕獲も楽しみ。旅行記メインのブログです。

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夏でも涼しい土合駅を階段上らずに楽しみ、湯檜曽で1人泊OKの温泉宿でのんびりするコース

乗り鉄さんが行ってみたくなる駅の一つ、土合駅。なぜって、トンネルの中にある駅って珍しいですから。土合駅以外にもトンネルの中の駅はありますが、土合駅は「日本一のもぐら駅」と言われるだけあって、日本の駅の中では最も地中深い場所にある駅なのです。それだけ深いと、駅のホーム場はひんやりした空気。日本列島中がうだるような暑さですが、土合駅の地下ホームは別世界なんです。けれど、地中深い所にあるため、地上に出るには長い階段を上ることになります。せっかく涼しかったのに、地上に出るころには汗だくになるのは避けたいところ。そんな怠惰な私が実際にたどったコースをご紹介します。(2018年8月の旅をリライトしました。列車の時刻や宿のお値段は2018年8月当時のものです)

土合駅の概略

土合駅は上越線にある駅で、群馬県内内の在来線の駅としては最も北に位置する駅です。水上と湯沢の間にある谷川岳に近く、谷川岳に登山に向かう方の最寄駅になっています。駅舎もなんとなく山小屋風で立派ですが、今は無人駅です。

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土合駅

上の写真、車がたくさん停まっていますが、ほとんどが土合駅見物の車なんです。なぜ無人駅がそんなに人気なのかと言うと、やはり「日本一のモグラ駅」だからでしょう。駅舎の入り口にも立派な看板が掲げられています。

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日本一のモグラ駅の看板

立派な駅舎は地上にあり、上り線のホームの地上にある土合駅です。

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土合駅上り線ホームは地上にある

モグラ駅なのは下り線の土合駅です。地下およそ70mの場所にあります。延々続く階段は486段もあるんです。

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地下ホームに続く階段

土合駅に鉄道で訪れる方のほとんどは、首都圏から向かうことでしょう。そうすると、下り列車に乗ってトンネルの中の土合駅に到着します。その後また首都圏に戻るには、486段の階段を上って上り線に行かなくてはなりませんが、結構ハードです。

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果てしなく続く地上への階段

外は暑くても地下ホームは涼しくてとても快適だったのに、この階段を上って地上に戻ったら、絶対汗だくになってしまいます。それは嫌だ! この階段を上らずして土合駅を語るな、と言われそうですが、嫌なものは嫌なので、私は階段を下りるだけのコースで訪れました。

階段を上らずに土合駅に行くには

それは、上り線で土合駅にアクセスするということです。つまり地上駅に到着し、階段を下って地下ホームに行き、電車で湯沢方面に出て、もう一度上り線で折り返す、というコースです。ちょっとまどろっこしいですが、これなら486段の苦行をしなくても済みます。そんなに難しいコースではないですが、気をつけないといけないのは、土合駅を通る上越線の列車の本数がとても少ないということ。よく考えて到着しないと、次に乗る列車までに何時間も待つことになります。

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土合駅の時刻表

静岡県に生息する私が通ったルートはこちらです。

東京10:04発の上越新幹線とき315号に乗り、越後湯沢に11:35に到着します。越後湯沢駅で上越線の上り列車12:13発水上行き普通列車に乗り換えます。この列車は土合駅に12:39に到着します。

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湯沢から上り列車で12:39土合駅着

この後に乗るのは、土合駅13:49発の六日町行き下り普通列車です。ここで1時間ほどの余裕があるので、あわてて下りホームに向かわずとも、土合駅周辺を散策することができます。土合駅の周辺は澄んだ水が流れる川や緑濃い森があり、青空とのコントラストがとても素敵です。

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土合駅周辺を散策

土合駅の中も探検できます。こちらは通過列車から発生する風をよけるためのついたて。そういえば私が階段を下りて下りホームに向かう途中、電気機関車が通過したのですが、確かに風がぼぁっと吹きました。

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風よけ

土合駅の見どころも掲示されています。

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土合駅の見どころ紹介

下り列車出発の30分くらい前になったらぼちぼち階段を下りましょう。下りホームに行く前に、改札口の券売機のような機械から乗車駅証明書を出しておきましょう。自分がどこから乗ったのかを証明するものです。

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乗車駅証明書

階段には下から上がってきた人が、今何段目なのかがわかるよう、段数の数字が表示されています。

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階段の段数を示す数字

ここでこけて骨折でもしたら大変なので、私は慎重に階段を下りました。下りるのも結構大変ですが、だんだんと空気がひんやりしてくるのが救いです。これ、逆だったら気温もあがってくるので、ホント、大変だと思います。そしてついに地下ホーム。照明がなかったら、漆黒の闇なんでしょうね。夜中はどうなっているんだろう?

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下り線地下ホーム

地下ホームをあれこれ見物していると30分程度の時間はあっと言う間に過ぎて、13:49発の普通列車が到着しますので、この列車に乗ってもう一度越後湯沢に戻ります。

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土合駅13:49発で越後湯沢に戻る

14:13に越後湯沢駅についたら、そのまま新幹線に乗って東京に戻っても良いのですが、上越線のこの区間にはもぐら駅以外にもう一つの見どころ「湯檜曽ループ」があるので、こちらも楽しみたいところ。なので、新幹線ではなく、もう一度在来線の上越線の上り列車に乗ります。越後湯沢駅を15:08発の普通列車に乗ります。今度は土合駅では下車せず、そのまま乗り続けます。すると下の地図の通り、くるっと線路が円を描いている場所が。ここがループです。

私が乗って列車は大変混んでいて、車内からループを撮影することはできませんでしたが、この後湯檜曽で下車して温泉で一泊したので、湯檜曽駅で上り列車が上から下りてくるのを見ることができました。

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山の上を下りてくる上り列車

山の中腹を走っていた列車が目の前に滑り込んでくるのは、なんとも不思議な景色でした。

 

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ループを下りてきた上り列車

ちなみに、宿泊しない場合は、越後湯沢から乗った上り列車は湯檜曽駅に15:41に到着します。ここで下車してしまうと、次の上り列車は18:23となり、約3時間待ち。そんなに待つならせっかくの温泉場でもあるので、泊まってしまおうとなったわけです。

なお湯檜曽駅も下り線はトンネルの中にあります。が、土合と違って、トンネル入ってすぐの場所なので、階段を延々下りるということはありません。こんな具合に平坦な通路でアクセスできました。

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湯檜曽駅下りホームに向かう通路

極上の湯宿「林屋旅館」

さて、湯檜曽駅での温泉宿は、一人でも泊めてもらえる「林屋旅館」。私がいつも宿選びの参考にさせていただいている、月山ももさんのブログでこちらの旅館を知りました。

www.yamaonsen.com

湯檜曽駅からは歩いて6分とアクセスがとても良いです。温泉街はかなりひなびた感じで静かな温泉というのがさらに良いです。

こちらが林屋旅館です。創業は大正11年という老舗の湯宿で、与謝野晶子・鉄幹夫妻も泊まったことがあるという由緒正しき湯宿です。

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林屋旅館

客室は11室と少なめ。客室が少ないと、大浴場でほかの人と出会う確率も低くてますます私好みです。この日は土曜日の夜だったので、大きな部屋しか残っておらず、1泊2食付で2万円とちょっと高めでしたが、土曜日の夜でも一人で泊まれるのはたいへんありがたいです。案内されたお部屋は川に面した10畳+広縁の和室でした。

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林屋旅館のお部屋

窓の外には湯檜曽川が流れています。勢いよく流れていて川の音も大きいです。もし気になるのであれば、川に面していない部屋をリクエストするのもありだと思います。

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窓の外の景色

お部屋に用意されているお茶は緑茶とほうじ茶の2種類が用意されていました。私は夜に緑茶を飲むと寝付けないので、ほうじ茶があるのはとても嬉しかったです。

食事は夕食・朝食共に部屋食です。こちらは夕食。品数がすごく多くて、しかも美味しい。揚げ物は後から出てくるのでアツアツをいただけるのも嬉しいです。

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林屋旅館の夕食

朝食も品数豊富でおなかいっぱい。食後にコーヒーを持ってきてくれます。

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林屋旅館の朝食

大浴場の写真は撮らなかったのですが、湯量が豊富で源泉かけ流し。温泉の写真は月山ももさんのブログでご確認いただけます。

林屋旅館の公式サイトはこちらです。

【公式サイト】水上湯桧曽温泉/林屋旅館

また湯檜曽温泉街には足湯があります。宿に荷物を置いて出かけてみるのも良いですよ。

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湯檜曽温泉の足湯

また宿の前の道路を谷川岳方面に上っていくと、道路が「メロディライン」になっていて、車が時速40キロで通過すると、四季の歌が聞こえてきます。ただ道路は空いていることが多く、たいていの車がすっとばして走るので、早回しの「四季の歌」になることが多いです(笑)

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四季の歌が流れるメロディライン

まとめ

土合駅は、子供時代に湯沢へ向かう特急の窓から、トンネルの中にある駅としてとても印象に残っていました。特急だと通過してしまうので、今回初めて訪問することができたのです。しかも素敵な温泉宿にも泊まれてとても満足できる旅となりました。せっかく行くなら、トンネル駅とループだけでなく、温泉も楽しみましょう。

それでは皆様も良い旅を~