鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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愛国駅と幸福駅に寄り、帯広市と音更町のマンホールカードをゲットする旅

2022年9月末から10月にかけて、3泊4日で北海道に行ってきました。2022年4月に大人の休日倶楽部パスで北海道を訪れた際、狩勝峠に行く予定だったのに、乗車予定の特急が運休になってしまい、狩勝峠に行けなかったのです。詳しくはこちらです。

www.frostmoonweb.com

今回は飛行機で帯広に入り、そこから狩勝峠を目指します。初日は羽田から帯広空港に到着し、旧広尾線の幸福駅・愛国駅を観光し、モール温泉が楽しめる温泉に泊まり、旅の記念に帯広のマンホールカードをいただきました。初日の内容をブログにまとめました。

幸福駅と愛国駅

羽田から飛行機で帯広空港に到着。路線バスで幸福駅、愛国駅ともに行くことができるのですが、それぞれの駅で下車して観光していると、本数が少ないバスを待つ待ち時間がもったいないので、今回はタクシーで回りました。レンタカーも考えましたが、慣れない土地で事故を起こすのも困るし、最後にガソリン入れて返却するのものも面倒。この日の夜は十勝川温泉に宿を取ってあるので、タクシーならそのまま送ってもらえることもあり、お金はかかりますが、大正交通さんのタクシーを利用しました。タクシー代は12,800円でした。運転手さんは帯広のことをよくご存じで、いろいろと教えて下り、とても親切でした。

www.taishokotsu.co.jp

幸福駅

まずは幸福駅。空港からタクシーだと10分かからずに到着します。

こちらが駅舎です。

幸福駅

壁一面に貼られたカードは「愛国から幸福ゆき」の切符をデザインした絵葉書で、これに思いを込めて貼っているようです。駅舎内はもうこの絵ハガキでびっしりでした。

訪れた方の思い

幸福駅は昭和4年(1929年)に開通した広尾線の駅で、昭和31年(1956年)に開業しました。同じく広尾線の愛国駅から幸福駅までの切符が「愛の国から幸福へ」というフレーズとともにブームとなり、切符は4年間で1,000万枚も売れたのだそうです。

売店で硬券切符を買ってしまった

広尾線は昭和62年(1987年)に廃線となりましたが、多くの方に愛された幸福駅は公園として整備されていて、駅舎だけでなく線路と当時走っていた車両も保存されています。

広尾線の線路と車両

車両は2両保存されていて、どちらも車内に入ることができます。上の写真の車両の内部は木の床に天井の扇風機、そしてボックスシートというレトロ感たっぷりの車内でした。

車内

もう一両の車内はアート展などイベントが開催できるよう改装されていました。

改装された車両の車内

こちらの車内には昔の幸福駅の様子や幸福駅で結婚式を挙げたカップルの写真なども展示がありました。

昔の様子

幸福駅の前には昔ながらの硬券切符や、駅舎に貼っている絵葉書、絵馬などのグッズを売る売店や、カフェなどもありました。

幸福駅前のお店

駐車場も広く取られていて、レンタカーできても問題ありません。

愛国駅

続いて愛国駅へ。幸福駅からは車で15分くらいかかります。広尾線だと幸福駅から2つ目になります。

訪れてみると、幸福駅とは異なり、かなり地味な感じの場所でした。

愛国駅

愛国駅は交通記念館になっていて、駅舎の中は広尾線にまつわる展示がされています。

愛国駅の駅舎内

構内には線路と広尾線を走っていた蒸気機関車が保存されています。

愛国駅に保存されているSL

他にも、切符を模した記念碑もありました。

記念碑

そしてこの愛国駅前の歩道上には、帯広市のデザインマンホールの一つがあります。幸福駅と愛国駅のモチーフになった蓋です。愛国駅に一枚だけあるのかと思ったら、実は帯広駅前にも同じ蓋がありました。

愛国駅に設置されている帯広市のデザインマンホール

愛国駅は幸福駅に比べると、駅前に売店などはなくひっそりとした感じがしました。5台分くらいの駐車スペースがあるので、レンタカーで立ち寄っても大丈夫です。

路線バスで行くなら

帯広空港から帯広駅行きの空港連絡シャトルに乗ると、幸福駅や愛国駅の入り口で下車可能です。

https://www.tokachibus.jp/airport/

けれど、降りた場所から帯広駅行の次の空港連絡シャトルには乗車できないので、空港連絡シャトルから一度下りたら、次は路線バスに乗ることになります。だいたい1時間に1本くらい走っているようですが、2時間くらい空いている時間帯もあります。路線バスは十勝バスの60番広尾線を使います。

https://www.tokachibus.jp/

マンホールウォッチングとマンホールカード

幸福駅と愛国駅があるのは帯広市内で、宿泊した十勝川温泉は帯広市のお隣の音更(「おとふけ」と読む)町にあります。帯広市も音更町もマンホールカードを発行していたので、旅のついでにいただいてきました。

音更町のマンホールカード

タクシーで幸福駅・愛国駅を回った後、宿まで送ってもらいましたが、その途中で「ガーデンスパ十勝川温泉」という道の駅に寄ってもらいました。こちらの道の駅はガーデンスパという名前の通りスパがあります。混浴なので水着を着て楽しむスパなのだそうです。こちらの受付で音更町のマンホールカードを配付しています。

道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉

デザインマンホールもこのスパの駐車場から国道に出るところに設置されていました。

音更町のマンホールカードとマンホール

近くに鉄道の駅があるわけではないので、鉄道旅との相性はいまいちですが、モール温泉が楽しめる十勝川温泉に宿泊するのなら、旅の記念にいかがでしょう。たいていの宿から徒歩圏内と思います。

道の駅はスパだけでなく、ベーカリーやレストランもあり、スパを利用しない人も楽しめる施設でした。休業日があるようなので、マンホールカードをもらいに行く時には事前に営業しているかどうかを確認した方が良さそうです。

www.tokachigawa.jp

音更町のマンホールカード情報はこちらです。

www.town.otofuke.hokkaido.jp

帯広市のマンホールカードとマンホール

帯広市にはカラーのデザインマンホールが4種類あり、帯広駅周辺に設置されています。こんなマンホールマップを作成していて、駅や空港などの観光案内所で配布されています。どの位置にどのデザインがある、ということまでは明示されていないので、4種類全部を捕獲するには、一つ一つ歩いて探す必要があります。

帯広市のマンホールマップ

うち1種類はマンホールカードも発行されています。

www.water-sewage-obihiro.jp

4種類のうち3種類は駅前で捕獲できたのですが、残る1つが捕獲できませんでした。まずはマンホールカードと同じデザインの蓋はマンホールマップの8番の位置でした。

マップ8番の蓋

下の写真はマンホールカードを配付している観光案内所に展示されている蓋です。観光案内所は帯広駅構内の2階にあります。

マンホールカードと展示用の蓋

こちらの蓋は10番の位置。ばんえい競馬のデザインです。

マップ10番のマンホール

というわけで、4種類のうち3種類の蓋はすぐに発見できたのですが、帯広の名産品の蓋は発見できませんでした。が、実はマップには出ていない蓋が駅前にあります。それはポケモンの蓋です。

帯広駅前のポケモン蓋

なお帯広駅前のマンホールやマンホールカードは、十勝川温泉の宿をチェックアウトした後、今回の旅の2日目に楽しんでいます。

北海道のマンホールカード配布場所マップ

鉄道旅の記念にマンホールカードをもらってくるのが好きなので、北海道のマンホールカード配布場所の地図を作ってあります。配布場所まで駅から歩いてどれくらいかを時間別にプロットしています。

www.google.com

モール温泉を楽しむ

初日は帯広市の幸福駅・愛国駅などを回った後、十勝川温泉第一ホテルに泊まりました。15時からチェックインできるのですが、タクシーで観光したおかげで、15時半くらいにチェックインでき、宿でのんびりできました。

十勝川温泉第一ホテル

こちらのホテルは豊洲亭というモール温泉の露天風呂付客室の建物と、客室には露天風呂がない豆陽亭という建物とがあります。客室に露天風呂がついているお部屋に泊まってみたかったですが、お値段がとても良くて断念。今回は豆陽亭のお部屋にしましたが、それでも1泊2食付きで36,000円ほどしました。

お部屋はベッドのお部屋や和室タイプ、また豆陽亭にも露天風呂付のお部屋もありますが、今回はベッドのお部屋にしました。

今回宿泊したベッドのお部屋

テラスがついていて、十勝川側のお部屋にすると、窓の向こうには十勝川にかかる白鳥大橋が見えます。

部屋からの眺望

十勝川温泉はモール温泉と言うちょっと珍しい泉質の温泉で、茶色っぽい色がついたお湯です。お風呂は撮影不可なので宿の公式サイトをご覧ください。かなり大型の温泉施設で、浴室が2階建てで、浴槽もたくさんあります。大勢が入れる浴槽なので、源泉かけ流しではありませんでした。源泉かけ流しにこだわる方は別の宿を探すのが良さそうです。

 

まとめ

3泊4日旅の初日は帯広観光を楽しみました。北海道はやっぱり広くて、畑の面積も本州とは大違い。雨女の私にしてはお天気にも恵まれ、マンホールカードを2枚もいただけて、良いスタートとなりました。

タクシーで観光することについて

上記の通り、空港から幸福駅、愛国駅ともにバスで行けるのですが、どうしても待ち時間が発生し、この日の宿に到着するのが17時頃になってしまうのです。私は温泉宿にはチェックインの15時頃には到着し、まだ空いているうちに温泉を楽しみたい人なのです。また今回は3泊4日とちょっと日数が長く、山を歩く予定もあり、トレッキングシューズやポール、ウェアを持参していて荷物が多く、路線バスでの観光はちょっとかったるいなーと思っていました。

今回の旅は大荷物

もし路線バスを利用していたら、幸福駅と愛国駅に寄った後は帯広駅に向かい、そこからまた路線バスで宿に行くだけのコースでしたが、今回はタクシーの運転手さんが時間の余裕を見ながら予定外の場所も案内してくださいました。たとえば、ばんえい競馬の馬がいる牧場とか。

牧場

北海道ならではの広い畑で写真を撮ってみたり。

北海道の畑は広い

収穫後の畑が多かったですが、今、じゃがいもを収穫しているところです、とかこれは小麦の芽が出てきたところです、とかこちらは長いもですよ、などと作物について教えてもらえました。

じゃがいも収穫中

最後はこの日の宿泊先まで送ってもらったのですが、そこでも時間の余裕を見ていただき、宿近くの展望台も案内していただきました。眼下に流れる十勝川を眺めるスポットです。

宿近くの展望台

帰りの荷物は航空会社の宅配サービスで空港から自宅に送れば1000円

今回は山の道具を持っていたのでリュックとキャスター付きバッグという2つの荷物。行きはキャスター付きバッグの中に着替えなどが入っていたので、ハンドキャリーしましたが、帰りは空港で航空会社のサービスである宅配を利用しました。私はANA利用なのでこちらのサービスです。1000円で翌日自宅まで配達してくれてとっても便利。

www.ana.co.jp

JALにも同様のサービスがあります。

www.jal.co.jp

ホテルから宅配で送るともうちょっと費用がかかりますが、空港まではシャトルバスやレンタカー利用が多いので、空港までは頑張って荷物を運び、空港から宅配利用がお得です。このサービスだと、空港についてすぐに荷物を預けてしまえばあとは身軽になれます。到着空港で荷物が出てくるのを待つ必要もなく移動できてとっても楽ちんです。

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