鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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「伊予灘ものがたり」は食事が美味しく沿道の皆さんの歓迎も嬉しいJR四国の観光列車

2016年9月、鉄道での一人旅を楽しみに四国にやってきました。四国はかつて私の祖父母が暮らしていたことがあり、子供時代には母に連れられて夏に遊びに来ていたので、懐かしい場所です。久しぶりに四国に上陸しました。

サンライズ瀬戸で四国に上陸

四国まではサンライズ瀬戸で移動。

サンライズ瀬戸で四国へ

この時はラッキーにもシングルデラックスが取れました。寝ている間に目的地に到着できるのが寝台車の良い所ですが、日本で定期運航している寝台車はサンライズのみ。そのサンライズの中でも数室しかないシングルデラックスに乗れるのはとてもレアな体験なので、ゆっくり寝ているなんて無理です(笑)こちらのお部屋、洗面台がついています。シャワーカードも料金に込みでした。

シングルデラックスに乗車

朝焼けの頃、瀬戸大橋を渡って四国に上陸です。

瀬戸大橋を走行中

特急「しおかぜ」で松山へ

朝、坂出でサンライズ瀬戸から降り、予讃線を松山に向けて移動しました。

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しおかぜは、振り子なんとかっていうシステムが採用されていて、カーブでもスピードを落とさず走行ができるらしい。確かにカーブで車体が傾くのが分かります。しおかぜのグリーン車は先頭車両の前半分にあり、前方の景色も楽しめます。座席は松山に向かう時は左側が一列、右側は2列の配置で右側からABCの順番。右手に瀬戸内海が見えるので、海を眺めたい方はAを取りましょう。

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道後温泉に立ちより湯

松山へは10時過ぎに到着。伊予灘ものがたりは13:28出発なので、松山で途中下車して道後温泉へ。バスでも行けるけど、私は迷わず路面電車をチョイス。

松山の路面電車

25分くらい揺られて道後温泉駅へ。商店街のアーケードを5分ほど歩き、歴史を感じさせる道後温泉本館へ。

道後温泉本館

ちょっと休めるように奮発して3階の個室で休憩。個室だとお茶とお茶菓子のサービスがあります。サンライズ瀬戸ではシャンプーできなかったので温泉で汗も流しシャンプーも完了。個室だと人目を気にせずごろっと横にもなれて快適。さて松山駅に戻ろうとしたら、有無を言わさず館内の案内に連れて行かれました。全部で何分かかるのか不安だったけど10分くらいで終了。延々1時間もやられたら伊予灘ものがたりの出発に間に合わない、と心配でしたが大丈夫。でも温泉に入っている間にどしゃ降りになっていてびっくり。アーケード街で安い傘を買いまた路面電車松山駅に戻りました。

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道後温泉の公式サイトはこちらです。

2022年7月現在改修工事中で休憩室は使用できないようです。

dogo.jp

伊予灘ものがたりに乗車

次なる列車は、本日のメイン列車となる「伊予灘ものがたり」。なかなかの人気列車だそうですが、一人旅のせいかチケットがとれました。「伊予灘ものがたり」は週末だけ運転される特別列車で、運転される日は一日に2往復。ランチのコースとデザートのコースがありますが、せっかく乗るのでランチを食べるコースを選んだ。2往復ダイヤなので、松山発のランチコースは折り返し運転の「伊予灘ものがたり」に乗車することになります。折り返し運転の列車が到着するとアテンダントの皆さんがお辞儀して迎えます。

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車内はこんな感じ。一人旅の私は、写真左手前の窓の方を向いて座る席。

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本日のメニュー。読むだけでも美味しそう。お食事は事前に食事券を購入しないといけない。ところがJR東海の窓口では食事券の販売がないの。たまたま東京に行く機会があり事前に購入できたけれど、JR東海で買えないのは、お客さま志向じゃないように思える。食事せずにただ乗るだけということもできるのですが、そんなお客さまはいませんでした。ランチとは別料金だけど、アルコールもソフトドリンクもデザートメニューもあります。2時間半乗るので食事以外も楽しめます。飲めない私はアテンダントお勧めのみかんジュース(500円)を注文しました。

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ランチはこんな感じ。車窓の景色を楽しみながら美味しい食事をいただくのは幸せ!

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時々雨が降る生憎のお天気で、真っ青な伊予灘を楽しむことはできなかったけど、仕事のことは忘れられる2時間半でした。

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青春18切符のポスターにもなった下灘駅では下車できます。海が近いね。

 

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海がきれい

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 伊予平野駅でも下車。この駅ではランチのお弁当箱を業者さんい渡していました。そういう連携プレーでつないでいるのね。

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 伊予灘を離れ、八幡浜に向かい内陸へ。川沿いを進みます。川はにくづきに広みたいいな漢字ですが、読めない・・・ せっかくの乗車なので、お抹茶セットをいただく。1000円 

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せっかくなので洗面台やトイレも探検。どちらも1箇所です。とても清潔。

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伊予灘ものがたりの特徴の一つは、近隣住民が一生懸命手を振ってくれるということ。

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大洲城からもたくさんの方々が旗を振ってくれました。

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なお終点の八幡浜の着くちょっと前には、沿線のとあるお宅の2階からワンコ4匹も飼い主さんと一緒に歓迎してくれます。ぜひカメラのご用意を!

こうして2時間半の伊予灘ものがたりの時間は終了。八幡浜に着いた伊予灘ものがたりはまた車内清掃をして、次のお客さまを乗せて松山に向かうのでした。

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このあと私は宇和島へ移動しました。

「伊予灘ものがたり」は2022年4月にリニューアル

「伊予灘ものがたり」は2022年春に車両を前面リニューアル。公式サイトはこちらです。

iyonadamonogatari.com