2016年。鉄道旅デビューの私は九州鉄道の旅に出かけました。こちらでは2日目の模様をまとめた旅行記です。
いさぶろうに乗車
2日目は熊本から出発です。ホテル(東横イン)のごった返したロビーで朝食を食べた後、昨夜熊本城を見に行った時に乗った路面電車を撮りながら熊本駅に向かいます。
私は8:31に熊本駅を発車するいさぶろう号で熊本を出発します。発車時刻より早めにホームにあがると間もなくいさぶろう号が入線してきました。赤い車体がおしゃれ。乗る方も気分が盛り上がります。
早速ボディや車内をパチパチと撮影。景色がよく見えるよう、大きな窓も。でもこの日はお天気が悪く、景色はあまり楽しめそうにありません。
座席はボックス席。この日はラッキーにも私一人で一つのボックスを占有できました。空いていた、ということですね。
運転席から前方も見える!なんかワクワクするなー
熊本駅を出て八代駅までは鹿児島本線を走り、八代駅から球磨川に沿って肥薩線を走ります。
球磨川は、日本三大急流の一つとの車内アナウンスがありました。ちなみに残る2つは最上川と富士川だそうで、自分の住まいの近所の富士川の名前をここで聞くのはちょっと新鮮。
肥薩線はこんな路線。スイッチバックあり、ループありです。列車の進行方向が変わるのが楽しみです。
旅を楽しむ前に腹ごしらえ。人吉駅で栗めしを買いました。大きな栗がたくさん入っていて大満足。
人吉駅で左手を見たら、別の鉄道の駅が。なにやら乗りたくなる雰囲気の鉄道です。今日は天気もいまいちなので、もう一回来ても、隣の鉄道に乗るのもいいかも。
最初のスイッチバックを行う大畑駅に到着。この駅の壁には名刺がたくさん貼られていることでも有名。名刺を貼ると出世するんだとか。せっかくなので私も名刺を貼りました。今の勤務先での出世は望んでいないけれど、じぶんがやりたい鉄道の旅をストレスなく楽しめるようになりたい、それが私の出世ですと、たまたま取材に来ていたテレビカメラマンに向かって話したのでした。
大畑駅からバックしたり、また前進したりとスイッチバックしながら、ループにはいります。運転手さんもスイッチバックの度に行ったり来たりと忙しそう。
トンネルの坑口に歴史と美しさを感じます。
ループをぐるりと一周すると眼下に先程名刺を貼った大畑駅が見えるはずなのですが、この天気では視界がきかず、かすかに信号が見えただけでした。
続いての停車駅は矢岳駅。ここにはSLが展示されています。運転席に上がることもできますよ。
矢岳駅の駅舎は古びた感じがいいですね。
矢岳駅を出て次の真幸駅までの区間は、日本三大車窓と言われるすばらしい景色が眼下に広がるはずなのですが、霧で何も見えず。せっかく景色を見せるためにいさぶろうは停車してくれるのですが残念。
眼下に真幸駅が見えて来ました。あの線路にはスイッチバックで入線します
真幸駅にバックで到着。出発時はまた方向が変わって前方へ進みます。まだ赤信号で停車中。
停車中に運転席を覗いてみた。
信号が青になり、いさぶろう号の終点である吉松駅に向かいます。吉松駅へ向かう途中、終戦後に起きた悲しい事故について、アテンダントのかたが車内放送で教えてくれました。事故の起きたトンネル近くには慰霊碑があり、合掌。
はやとの風に乗車
さて、吉松駅からは、はやとの風に乗り換えて鹿児島を目指します。今度は真っ黒なボディの車両です。
車内はこんな感じ。木を使った座席。
途中の駅のミラーで自撮り。
海に出たら、桜島が見えるはずなのですが、やっぱり天気が悪くて何も見えないまま鹿児島中央駅に着いたのでした。
指宿のたまて箱に乗車
いさぶろう、隼人の風に続いて本日3つ目の観光列車、指宿のたまて箱に乗って本日の目的地、指宿に向かいます。ここからは、指宿枕崎線を走ります。
来ましたよー、指宿のたまて箱、通称いぶたま。白と黒のデザインが特徴です。阿修羅男爵のようだと友人がコメントくれましたが、わかる!
いぶたまの特徴の一つ、ドアが開くと煙が出る。玉手箱開けたときを再現しているのね。おもしろい。
車内はこんな感じ。窓を向いたカウンター席に座りましたが、天気が悪くて、まだ景色を楽しめず、楽しみにしていたプリンも売り切れで残念。
そうこうしているうちに、指宿駅に到着。駅構内の観光案内所で翌日のタクシーを予約してから、宿に向かいます。翌日は西大山駅に行くのだ。当初は指宿に到着した日に行く予定だったけど、こんな天気の日に行っても、開聞岳は見えないだろうし、翌日はお天気回復との予報なので、西大山駅へは翌日行くことにしたわけです。
宿は、指宿ロイヤルホテル。一人旅でも海側の部屋を用意してくれたのでここにしました。建物はちょっと古いけど、部屋からの眺めは抜群!温泉も熱すぎず私好み。
食事も色とりどりで二重丸でした。
明日に備えて早く寝ます!