2023年9月28日から2泊3日でシンガポールにひとり旅に出かけました。しばらく自力での海外旅行に行っておらず、年々年を取るとともに、判断力や記憶力、体力も気力も落ちてくるので、果たして私は今でも一人で海外旅行に行けるのだろうか?と思ったのです。6月にスイスに行った時に、海外旅行は筋肉のようだと感じた私。海外旅行筋をトレーニングするためにも、出かけてみました。
シンガポールへは金曜日の昼間の便で向かい、日曜日の昼間の便(午前11時に現地出発)で帰国したので、シンガポールの滞在は実質1日でした。一人で海外に行くことが目的だったので、ホテルにお籠り滞在でも良かったのですが、せっかく行ったので、ということで、ホテルからアクセスしやすい場所をいくつか回ったのでご紹介します。
- ガーデン・バイ・ザ・ベイ
- 地下鉄に乗って
- 工事中のマーライオン
- 戦争記念公園の衝撃の慰霊碑
- ラッフルズホテル
- マリーナ・ベイ・サンズのスペクトラ
- シンガポール空港は植物園?
- 宿泊はマリーナ・ベイ・サンズ
- まとめ
ガーデン・バイ・ザ・ベイ
宿泊したマリーナ・ベイ・サンズの目の前にある植物園です。人口の巨木と2つのフラワードームがあり、敷地面積は上から見るとかなり広いです。
ホテルからは橋を渡って向かうことができます。
橋の上で振り返ると、マリーナ・ベイ・サンズ。でかい。
園内のレイアウト図です。
もう一つ橋を渡ります。左奥にはシンガポールフライヤーも見えました。
まずは人工巨木が集まっている、スーパーツリー・グローブを目指しました。
スーパーツリーは、植物が植えこまれた人口巨木で、高さは25~50mくらいあります。
スーパーツリーには橋が架かっていて、有料ですが橋の上を歩くこともできます。結構人気の施設です。
ただすでに蒸し暑く、あまり外を歩く気になれなかったので、エアコンが効いているフラワードームを目指すことにしました。チケット売り場でセット券を購入して入場しました。もちろん窓口ではクレジットカードが使えます。スマホの画面でQRコードを出している人もいたので、オンラインで購入することもできるようです。
ドームの中は期待通りエアコンが効いていて快適。ベンチなどもあるので、しばし座って汗が引くのを待ちました。
私が行った時には、モンゴルをテーマにした展示が行われていました。
常設展示と思われる場所は、地中海とか、南アメリカとか、それぞれ地域の特色を表すように展示していました。花が溢れていて癒されます。
この辺りはアジサイっぽい。
こんなオブジェが置かれている場所もありました。
続いてお隣のドームに移動します。お隣のドームはクラウド・フォレストという名前です。
クラウドフォレストはいきなり滝のお出迎え。
滝の下にはドラゴンも。先ほどのフラワードームとはずいぶん趣が異なります。
滝の前の通路は、霧がかかったようになっていました。
こちらのドームにはドラゴンがいたり、こんなアバターがいたり、不思議な森です。
自分自身のアバターを作れるコーナーがありました。
まだ混雑前で行列もなかったので、私も作ってみました。が、あまりに不細工なので公開できません(笑)
自分のアバターにがっかりした後は気を取り直して、エレベーターで上に上がりました。
さっき下から見上げた滝を上から眺めることができます。
一番上から遊歩道を徐々に下りながら、植物を楽しみます。
この植生の標高差に合わせるために高低差をつけてあるようです。
この辺りは標高2000m相当なのかな?
下を覗き込むと、下にもブリッジがかかっているのが見えます。だんだんと下りて行きますが、結構高度感があります。
少し下りてきて、今度はツリートップウォークと書かれています。さっきはクラウドウォークで雲の高さで、ここからは木のてっぺんくらいの高さというわけですね。
この階にはまたドラゴンがいました。
ドラゴンと一緒に飛んでいるような映像を作れるコーナーもありました。並んでいる人がすくなかったので、私もトライしましたが、最後に表示されるQRコードを撮影し忘れて、後からサイトにアクセスできなかったんです。こういう技術にまだついて行けていない私でした。
ということで、午前中はガーデン・バイ・ザ・ベイを歩きました。良い運動になりました。ランチはホテルの1階のパン屋さんでツナのハンバーガーを買ってお部屋で食べました。1500円くらい、ホテルだから高いのか、世の中これが標準なのか、円安だからなのか・・・。
地下鉄に乗って
午前中のガーデン・バイ・ザ・ベイで歩き疲れてしまったので、午後はお部屋でのんびりしようと最初は思っていたのですが、ちょっと休憩したら元気が復活してきたので、地下鉄に乗って出かけてみました。目的地はマーライオンと、ラッフルズホテルです。
地下鉄はいちいち切符を買ったり、旅行者用のパスを買わなくても、クレジットカードのタッチ決済で乗車可能なのは、旅行者には大変便利です。
ホームドア完備です。これなら線路に物を落としたり、入り込むようなこともできません。
車内はこんな感じ。
工事中のマーライオン
ラッフルズ・プレイスという駅で地下鉄を下りてマーライオン公園に向かいます。地下鉄車内の「次は○○です」というアナウンスは聞き取りやすいのですが、ラッフルズ・プレイスという発音が聞き取りにくかったです。Rの発音が難しいのかしら。
地下鉄を下りて地上に出て困ったのは、ビルに囲まれた場所に出てしまい、東西南北がわからなかったことです。スマホのGoogle Mapも精度が悪いです、みたいな表示であてにならず、曇っていて太陽が隠れていたこともあり、まずは当てずっぽうで歩きだしました。こんな景色が見えて方向がわかりました。
マーライオンは実は工事中でした。ホテルのコンシェルジェデスクで地図をもらった時に、工事中なのは教えてもらっていたので承知していましたが、全然見えません。
韓国か中国・台湾あたりの観光客と思われる女性から、これはマーライオンですか?と質問を受け、そうだと答えるとがっかりしていました。同情します。それでも工事中のマーライオンと写真を撮ってほしいと頼まれたので、シャッターを押しました。
2000年に訪れた時にはこんなマーライオンでしたが、この場所にあったか記憶にないです。
マーライオンは工事中でしたが、マーライオン公園にはもう一つ小さなマーライオンがいます。工事中のマーライオンと背中合わせのような位置に立っています。
戦争記念公園の衝撃の慰霊碑
続いてラッフルズ・ホテルに歩いて向かいます。スマホのGoogle mapの感度も戻り、安心して歩けました。途中公園を突っ切って向かいました。
公園の中央に、白い高い塔がたっていました。
この塔のことは全くの不勉強で、台座の文字を見てびっくりしました。日本支配の市民犠牲者の記念碑、という意味(だと思う) の文字が刻まれていました。
手元のガイドブックには特に記載が見当たらず、ホテルに戻ってからシンガポールで日本軍が何をしたのかネットで調べて知りました。数万人の華人が虐殺されたそうです。罪もない一般人を虐殺とは・・・。犠牲になった方はもちろん、その親族や友人などの関係者は日本のことをどのように思っているのだろう、と複雑な気持ちになりました。不勉強でごめんなさい。思わず党の前で手を合わせました。
ラッフルズホテル
ラッフルズホテルは、シンガポールを代表するホテルと言えるでしょう。コロニアル様式の建物は歴史と風格を感じさせます。一度泊まってみたい憧れのホテルです。
なんとなく気後れしてホテル内には入らず、裏手にまわって、ブティックで、アールグレー風味のクッキーなど、お土産を買って帰りました。
ブティックの前は中庭のようになっています。
中庭には近代シンガポールの父とも言える、ラッフルズ氏の像がありました。
マリーナ・ベイ・サンズのスペクトラ
夜はマリーナ・ベイ・サンズの光と噴水のショーを楽しみました。メチャ混みだったらやめようと思いましたが、思っていたほどではなく、デッキから鑑賞できました。
このスペクトラ、毎日開催されています。曜日によって回数や時間帯が異なるかもしれません。ショーの所要時間は15分ほどです。
マリーナ・ベイ・サンズのシティ側の部屋を取ると、シンガポールの高層ビル群の夜景がきれいなんだろうなーと思いました。
シンガポール空港は植物園?
ここから先は帰国日の記録です。
シンガポールの空の玄関、チャンギ国際空港にはターミナルビルに併設してジュエルという建物があります。飛行機に乗る人も乗らない人も楽しめる施設です。帰国する時に少し早めに空港に着いたので、ちょこっと寄ってみました。行ってみてびっくり、空港と言うより植物園という感じ。天井のまん中の丸い部分から、滝が流れ落ちるのですが、まだ時間前なのか、世界最大の屋内滝は見ることができませんでした。
次は滝が流れている時に来たみたいなー。
宿泊はマリーナ・ベイ・サンズ
2泊3日のひとり旅で宿泊したのは、屋上のインフィニティプールが人気のマリーナ・ベイ・サンズです。グレードはデラックスという一番安いお部屋ですが、高層階のお部屋がアサインされるハーバービューをチョイスしたので、お値段は少し上がります。その分、高層階のお部屋らしい景色を楽しめました。ルームチャージ制なのでひとり旅だと割高ですが、お部屋も広々使えて快適でした。宿泊記はこちらです。
まとめ
1日のみのシンガポールでの自由時間、外は蒸し暑いのでホテルにお籠り滞在でも良いかなとも思いましたが、結局出かけて、定番の観光スポットを歩いてみました。今回回ったエリアは、トイレにも困らないし、地下鉄は本数が多くて使いやすいし、街はきれいで安心して歩けました。
ただ、戦争記念公園の塔はショックでした。自分の勉強不足が原因ではありますが。主にシンガポールにいた華人が犠牲になったようですが、シンガポールの人たちの日本の印象と言うのはどうなんだろう?と気になりました。
私が出かけた時期は、中国の国慶節のお休みの時期と重なっていて、メチャ混みを覚悟していましたが、意外にもひどい混雑には出くわさずにすみました。まだ海外旅行が本格化していないのかな? 本来はこういう大移動が予想される時期は避けた方が良いでしょう。シンガポール、また行きたくなりました。
今回の旅は2泊3日で、実質シンガポール滞在は1日という小旅行でしたが、シンガポール観光が主目的ではなく、海外に1人で行く練習ということでシンガポールにやってきました。ということを書いた記事がこちらです。