鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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伊豆の踊子の宿「福田家」は貸切温泉を楽しめ、料理も美味しく、満足度がとても高い老舗宿。

「伊豆の踊子」の作者、川端康成氏が19歳の時に宿泊し、伊豆の踊子の舞台となった「福田家」は、伊豆半島の静かな温泉地、湯ケ野温泉に位置します。部屋数が8部屋と少なく、ご主人とおかみさんのてきぱきとして、目の行き届いたサービスがとても心地良く今までに泊まった中で一番良かったと感じた宿でした。日本秘湯の湯を守る会の会員宿でもある「福田家」に土曜日の夜に2人で泊まり、2食付で税込1人16,350円でした。2019年4月の旅です。

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伊豆の踊子の舞台、福田家

建物と館内

外観と立地

「福田家」は明治12年(1879年)創業で、木造2階建ての建物です。秘湯の会の提灯が玄関に下がっています。玄関の引き戸や二階のガラス窓に歴史を感じます。

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木造2階建て

建物の前には河津川が流れています。

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河津川に沿ってたつ「福田家」

夕暮れ時、部屋に灯りがともった宿も風情があります。

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夕暮れ時の「福田家」

ちょっと高台から撮ってみました。

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灯がともった福田家

館内

伊豆の踊子を書いた川端康成氏本人が宿泊したということで、館内には川端康成氏に関する資料が多数あります。また伊豆の踊子は何度か映画化されていますが、有名なのは吉永さゆりさんのバージョンと、山口百恵さんのバージョンではないでしょうか。こちらの宿では実際にロケが行われたので、撮影時の写真も多数展示されています。

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吉永さゆりさんの伊豆の踊子ロケの様子

ロケに使用されたお部屋にも宿泊可能ですが、一部屋しかないのでなかなか予約が難しいそうです。

お部屋

玄関を入ると宿のご主人がすぐに出てきてくれて、お部屋に案内してくれました。今回宿泊したお部屋は「椿」というお部屋で、2階にある6畳のお部屋でした。宿帳はお部屋で書きました。

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「椿」の間

床の間にはテレビと金庫。

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花が飾られた床の間にはテレビ

部屋の奥の縁側には冷蔵庫とテーブルとイスがあって、ちょっと狭いです。そのテーブルの上には「伊豆の踊子」の文庫本が置いてありました。川端康成氏も聞いた河津川の音を聞きながら、川の向こう側の共同浴場につかる踊り子の姿を思い浮かべてみるのも良いかも。

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伊豆の踊子

窓からは河津川を眺められますが、木々でちょっと視界は遮られます。木がなければ、伊豆の踊り子が裸で飛び出してきた共同浴場が見えそうです。

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部屋からの眺め

縁側にある冷蔵庫は引き抜くと加算される仕組みの冷蔵庫。最近このタイプは見かけなくなっていたのでちょっと新鮮。500mlのペットボトルなら扉部分に入るかな?

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冷蔵庫

水回り

踏み込みのところに洗面所とトイレ。洗面所にはハンドソープとドライヤー、歯磨き用のコップ、ティッシュはありますが、化粧水や乳液などはありません。歯ブラシは浴衣やタオル類と一緒に置いてありました。

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洗面所

洗面所の奥のドアはトイレです。トイレはウォシュレット。歴史がある宿ですが、どの部屋にもトイレがついているのはありがたいです。

お茶とお茶請け

宿帳を書いている間にご主人がお茶を入れてくれました。お茶っ葉は緑茶のみ。濃くて美味しいお茶でした。お茶請けは踊子最中。

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お茶セット

お部屋のポットは保温機能のみのポット。夜は冷水が入ったポットも運ばれてきます。急須と湯呑みは夕食の時と翌日の朝も交換してくれて、いつも新しいお茶っ葉でお茶を飲むことができました。

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ポット

アメニティ

お部屋のアメニティは浴衣に半纏、足袋、歯ブラシ。バスタオルとお風呂で使うタオルのセット。

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浴衣やタオル、歯ブラシなど

Wi-fiとコンセント

歴史ある老舗旅館ですが、部屋にはWi-fiがあり、ネットにもサクサクつながります。パスワード設定がないWi-fiでした。部屋のコンセントは2口あり、スマホやデジカメなどの充電も安心。コンセントは洗面台にもあります。

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コンセント

温泉

宿泊客が使えるお風呂は3つあります。伊豆の踊子に登場する「私」(つまり川端康成)も入った「榧(かや)風呂」。福田家のシンボルともいえるお風呂です。もう一か所館内にはお風呂があります。岩風呂の内湯と露天風呂です。そして外湯になりますが、川向うの共同浴場にも入ることができます。

榧風呂

まずは明治の創業以来の歴史を感じさせるお風呂の「榧風呂」へ。チェックインの時間帯は「榧風呂」が女湯でした。

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榧風呂

「榧風呂」の脱衣所はかなり狭いです。同時に2人でいっぱいかも。洗面スペースはありません。明治からあるお風呂だな~と感じます。

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「榧風呂」の脱衣所

廊下との仕切りの引き戸には鍵がついていないので、この脱衣所で裸になっている時に間違えて開けられるとちょっと怖いです。パッと脱いで早くお風呂場に行きましょう。上の写真右手のドアを開けるとこんな感じで、半地下に湯船があるという感じです。

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「榧風呂」は半地下にある

下に降りる階段はちょっとぬるぬるしているので、落ちないように手すりを使ってゆっくりおります。

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階段を下りて湯船へ

かけ湯をしてお湯につかります。40℃くらいのお湯は無色無臭でくせのない上品な温泉という感じ。とても気持ち良かったです。壁のタイルもかわいいですね。

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あー、極楽極楽

こちらの温泉は飲むことができて、コップが用意されています。木の蓋をあけてすくって飲みます。ということは、循環ではなく源泉かけ流しなのでしょう。

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温泉が飲めるようコップが用意されている

木の蓋をあけてコップですくって飲みました。無味無臭ですが、まろやかな口当たりという印象です。

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飲泉

湯船にはこの飲泉のマスの湯が注がれています。

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飲泉のマスから湯船に給湯されている

洗い場には一応シャワーがありますが、ここでシャワーを浴びたら、湯船にしぶきが飛びそうな距離なので、シャンプーや体を洗う時には十分気を付けて。カランはシャワーとは別の位置にあり、混合水栓ではありません。シャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されています。下の写真の壁になっている所が、かつては抜けていて、ここから川端康成氏は共同浴場から飛び出して手を振る踊り子を見たのだそうです。

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シャワーとカランは別々

シャンプー類は先日泊まった秘湯の宿でも見かけた、くまざさブランドでした。

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くまざさシャンプー

露天風呂

館内にはもう一か所お風呂があります。暖簾は「露天風呂」となっていますが、岩風呂の内湯もある露天風呂です。建物の外の別棟にあるので、いったんスリッパを脱いでサンダルに履き替えて向かいます。屋根がついているので、雨が降っても大丈夫。

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露天風呂への入り口

こちらの脱衣所は「榧風呂」より広いです。

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露天風呂の脱衣所

脱衣所から内湯の岩風呂はもちろん、露天風呂へも直接脱衣所から行くことができます。もちろん内湯からも露天風呂へは直接行けます。こちらが内湯。暗っぽいですが、日没後に入ったので暗いのです。日中は外の光が入るので、明るいです。

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内湯の岩風呂

岩風呂の天井は木の天井。

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木の天井

こちらはシャワーが2人分ありました。カランもシャワーと同じ位置にありますね。シャワーの水圧も強くて、シャンプーも大丈夫そうな水圧でした。

続いて露天風呂。面積は割と広くて、5~6人入れそう。庇があるので、雨が降っても入れるのが良いです。宿泊した夜は雨がふったのですが、庇のおかげで気にせず入れました。ただ、お湯の温度はかなりぬるかったです。

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露天風呂

温泉の成分表はこちら。ピンボケですみません。源泉は「湯ヶ野12号」と出ていました。泉質は、カルシウム・ナトリウム 硫酸塩温泉温泉。pH8.4の低張性弱アルカリ性の温泉です。

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温泉成分表

宿のお風呂はどちらも貸し切りできる

「榧風呂」と「露天付き岩風呂」は夕方と朝に男女の時間がある以外は、24時間いつでも貸切風呂にできるのです。

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お風呂の時間割

貸切にする時には、暖簾に「貸切中」の札をかけるだけ。出入り口の扉は榧風呂も露天もうちカギはないので、入る時には札を確認してから入りましょう。

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貸切の札をかけて貸し切る

共同浴場のお風呂

湯ヶ野温泉には共同浴場があります。伊豆の踊り子が裸で飛び出してきたあの共同浴場です。福田家から行くには、河津川にかかる橋を渡ったら、右方向へ川沿いに歩くと、2軒目の建物で、下の写真ではベンチが置いてあるところが共同浴場です。

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2軒目のベンチが置いてある建物が共同浴場

こちらの共同浴場は実は地元の方専用ですが、福田家の女将さんに聞いたら「福田家の宿泊客は使用してもよいという許可をとってあるので、福田家の浴衣か下駄でお出かけ下さい。ただ地元の方が使う小さなお風呂なので、大勢で行くのは避けてね」とのことでした。 

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共同浴場の出入り口

ところでこの写真を見ると、男湯側の引き戸が少しだけ開いていますね。中の照明がついてお風呂がちょっぴり見えます。女湯は扉が閉まっています。中の照明は男女共同で1か所真ん中に照明がついています。最後に出る人は照明をオフにして出るのですが、男性が男湯から出る時に、女湯の引き戸が少しあいていたら、女湯には誰もいないので、照明をオフにしてください、という意味。逆に女性が女湯から帰る時、男湯側の引き戸が開いていれば、男湯は人がいません、というサインなんです。なるほど、合理的です。でも・・・夏場は虫が入ってしまうかもしれないですね。

中は昼間でも照明がほしい感じの明るさです。誰もいない時に行ったら、男女の引き戸の真ん中にスイッチがあるので、オンにしてはいりましょう。

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照明のスイッチ

引き戸をあけて中に入ると、すぐに脱衣所で、棚があるのみ。鍵付きロッカーはありませんから、貴重品は持参しない方が良いです。ただ脱衣所の隣が湯船で、湯船から自分の荷物を見ていることができるので、そうそう盗難も発生しないかもしれません。

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共同浴場の脱衣所

脱衣所で浴衣を脱いだら、その奥にある湯船へ。湯船はほぼ同じ大きさのマスが2つありました。天井近くに照明がついています。この照明が隣の男性用のお風呂と共用なんです。

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湯船は二つ

この日は誰もいなくて貸切状態。早速お湯につかります。下の写真でオレンジの四角の部分が出入り口です。なので誰かが出入り口を開けた時には、外から入浴中の姿が見えてしまうかもしれませんね。まぁそういうことを気にしないで入らないと、共同浴場は楽しめないかも。

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いいお湯です

ドバドバっとお湯が出ています。向こうの壁に赤い文字で書かれた注意書きがあります。「水道水は有料です。歯磨きはしないでください」と書いてありました。大事な注意書きですね。 

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給湯口

脱衣所には温泉成分表が掲示されています。撮ったらピンボケだったので、写真はupしませんが、源泉名は「湯ヶ野3号」と書かれていたので、福田家の源泉とは異なります。泉質は単純温泉で、pHは8.0。こちらもアルカリ性です。結局私が入っている間には誰も入りにきませんでした。湯船はセメント製のような感じですが、どこもきれいに清掃されていてとても快適でした。地元の皆さんが大切に使っている温泉なんだな、と思いました。使わせていただきありがとうございました。

食事

食事は夕食・朝食共に部屋食です。ご主人がぱっぱと手際よく配膳してくれ、お品書きはないけれど、一通り説明もしてくれました。

夕食

河津に近いし、天城にも近いということで、お魚あり、猪の鍋もありと品数豊富なお食事です。私の苦手な食材は別の食材に置き換えて下さっていました。こちらが2人分の食事です。

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夕食

名物の一つ、カサゴのから揚げ。頭から尻尾まで残さず食べられます。一人に一匹ずつ出ます。

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カサゴのから揚げ

お造りも新鮮です。

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おつくり

名物料理その2の、金目鯛の煮つけ。2人で1匹をいただきます。

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金目鯛の煮つけ

お皿に取り分けていただきます。煮汁の味付けが私好みでとっても美味しい。金目鯛の身もぷりぷりです。

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金目鯛の煮つけ

名物料理その3、しし鍋。

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しし鍋

固いお肉かと思いましたが、思っていたより食べやすいお肉でした。お鍋の中にはみそ仕立てのスープがはってあります。

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しし鍋

最後にご飯が出てきます。このご飯が出てくるタイミングもそろそろご飯が欲しいな、と思うタイミングで提供されたので、素晴らしいサービスだと思いました。

で、このご飯は、「わさびごはん」なんです。白米の上に本わさびとおかかが乗っていて、お醤油をすこーし垂らして食べると絶品です。こんな食べたかあるんだ、と知り、帰りに河津七滝によって、本わさびを買って帰り、自宅でも楽しみました。

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わさびごはんが絶品でした

朝食

朝食は時間をいくつか選べたはず(すみません、メモするのを忘れました)。私は8:00からでお願いしました。こちらも品数豊富な朝食で美味しくいただきました。

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朝食

宿周辺

「福田家」の隣には「伊豆の踊子文学碑」があったり、足湯も橋のたもとにありました。

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宿の隣にある「伊豆の踊子文学碑」

こちらは足湯。

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足湯

温泉街とよべるほどの街ではないですが、河津川沿いに石畳の遊歩道がついているので、散歩するのもよいと思います。

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河津川沿いの遊歩道

水がドバドバ出ていると思ったら、温泉でした。

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温泉がドバドバでている

福田家の満足度が高い理由

「福田家」は今まで泊まったお宿の中で一番満足度が高かったように思います。どこがそんなに良かったか? なんかね、ご主人とおかみさんのサービスが行き届いていて、私にはとても心地良かったんですよ。珍しいサービスがあるわけではなく、考えてみれば当たり前のことなのでしょうけれど、当たり前のサービスがごく自然に抜けもれなくタイムリーに提供されるというのは、案外難しいことなのかもしれません。印象に残っていることをあげてみると、

1. 私には食べられない物があるので宿泊の数日前に電話して宿に伝えるようにしています。夕飯の時にはきっちりその食材を私の分だけ除き、パートナーの分は本来の食材で提供されました。しかも食事の提供の際「これが食べられないのは奥さんの方でしたね」と私が説明せずともきちんとご主人の頭の中に入っていました。先日泊まった宿では、チェックインの時に食材の確認を宿側からしてきたのに、献立に反映されずがっかりしたので、今回は大満足。

2. 夕食を片付けると、ご主人が布団を準備してくれます。他の旅館では男性が2人で敷いてくれることもありますが、福田家はご主人一人で二人分の布団をあっと言う間に敷いてくれました。とてもテキパキとしていて無駄がなく、しかも丁寧なんです。

3. 急須とポットをこまめに交換してくれる。当たり前なのかもしれませんが、夕食の時に新しい急須と湯呑みが出てきます。夕食を片付ける時にも好感してくれて、朝ごはんの時にも新しいのに交換してくれます。また使用済の急須と湯呑みを下げてから新しい急須と湯呑みが出てくるまでの時間が短くて、このスピード感が心地よかったです。おかげでお茶葉を急須から捨てる手間なく、いつも新しい急須でお茶を飲めました。

4. 周辺情報の説明がわかりやすくお客思いのアドバイス。雨が降ってきたので、共同浴場に行く時に傘を借りられるかをご主人にお尋ねしました。もちろん傘はOKだったのですが、その後夕食を運んで下さる時に、「今日は共同浴場の清掃があり、夜9時くらいで終了しちゃうので、明日の朝入られた方が良いですよ」と教えてくれました。誰がどんな質問してきたかを覚えていてくれて、的確で思いやりを感じる情報提供。

5. 古い建物なのに各部屋のウォシュレット付きトイレがあり、wi-fiも使える。

6. 脱衣所の前に脱いだスリッパや、部屋の踏み込みで脱いだスリッパがいつの間にか整えられている。

7. ご夫婦でやっているから忙しいはずなのに、帰る時に玄関先で暖かくお見送りをしてくれる。

どれも旅館なら当たり前と思うかもしれませんが、こういうことがもれなく、タイムリーにできるって思い返すとなかなかないように思います。なので是非また行きたいと思います。

アクセス

今回私は車ででかけてしまいましたが、調べてみると、伊豆急行の河津駅と伊豆箱根鉄道(通称伊豆っぱこ)の修善寺駅の間を東海バスが1時間に1本程度走っていて、河津駅からなら湯ヶ野のバス停まで15分程度。鉄道でのアクセスも悪くなさそうです。逆に修善寺駅から向かうと1時間半くらいかかりますが、行きは伊豆急で河津駅から湯ヶ野に向かい、帰りは湯ヶ野からバスで修善寺に出れば、ぐるっと一周コースにすることもできますね。修善寺に向かう途中、河津七滝に寄るのもオススメです。 次回一人旅するなら、鉄道で行ってみようと思います。なお湯ヶ野のバス停からは徒歩5分ほどで「福田家」に到着できます。東海バスの時刻はこちらのサイトから検索できます。

東海バス

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最寄りのバス停から宿まで徒歩5分くらい

伊豆の温泉は、近すぎてあまり行ったことがなかったのですが、「福田家」はこれからも泊まりに行きたい宿でした。

川端康成氏ゆかりの宿

福田家さんは、伊豆の踊子のハイライトシーンの舞台ですが、伊豆には他にも川端康成氏ゆかりの宿があります。伊豆湯ヶ島温泉の湯本館には、川端氏はかなり長期にわたって逗留されていたとのこと。文豪が滞在する宿は、歴史があり、ご主人や女将さんの気配りが行き届いている印象があります。

www.frostmoonweb.com

 

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