秋めいてくると紅葉旅に出かけたくなります。2025年の紅葉旅は、日本で最も早く紅葉が始まると言われている北海道大雪山国立公園に2025年10月の第一週に、3泊4日で行ってきました。こちらの記事はその2日目に観光した旭岳の中腹にあるハイキングコースを歩いた記録です。

1日目は羽田→旭川空港→旭岳温泉
1日目は旭岳温泉の湧駒荘に宿泊です。最寄りの空港は旭川空港なので、羽田をお昼頃出発するAIRDOで旭川空港へ入りました。マイル利用で行きの飛行機代はタダ。

旭川空港でレンタカーを借りて、この日の宿、旭岳温泉にある湧駒荘に向かいます。
この日は晴天で遠くからも旭岳が見えていましたが、ダム湖の辺りまで来ると、望遠レンズで見ると中腹から立ち上る噴煙も確認できました。

空港からは車で1時間弱。最後は旭岳に向かって上って行く道路を走ります。カーブが続きますが、センターラインがある舗装路なので、走りやすいです。

下から上って行く場合、宿は道路の右側にあります。道路に看板も出ているので、右折して小さな橋を渡ったところが湧駒荘です。

この日の行程は宿に到着しておしまい。のんびりと名湯を楽しみました。宿の宿泊記はこちらです。
2日目は旭岳ロープウェイで絶景ハイキング
ロープウェイで上る
2日目は宿をチェックアウトした後、旭岳ロープウェイの山麓駅まで宿の車でおくっていただきました。歩いても20分くらいです。
こちらが山麓駅です。
ロープウェイが大行列かな・・・と思いましたが、チケット売り場も空いていたし、1回で乗れました。乗り場では国立公園の自然を守るため、スタッフからのレクチャーがあります。1000円協力金を納めると、ピンバッジをいただけるということで、私も納めてきました。

ゴンドラはガラス張りで眺めが良いです。

山麓駅付近はまだ紅葉が残っている感じです。


標高が上がるにつれ、葉が落ちた木が目立つようになりました。

ゴンドラの乗車時間10分ほどで姿見駅に到着。気温は12.3度と結構低いですが、太陽の光がとても温かく、数字ほど寒くはなかったです。看板の標高2291mは旭岳の標高で、姿見駅の標高は1600mくらいです。

ハイキングコースの様子
ここから先、ハイキングコース内にトイレはないので、駅舎内のトイレに寄ってからハイキングスタートです。こちらの地図は旭岳ロープウェイのサイトにあった地図をお借りしています。1周約1.7km。アップダウンがあるし、景色を眺めたり写真撮ったりするので、1時間はかかります。姿見駅を背にして左方向から順に第一展望台、第二展望台とあるのですが、私達は右手方向に進み、つまり反時計回りで歩きました。
なぜ右手に進んだかというと、姿見の池に先に行きたかったのと、歩いてみると団体さんは左方向に行く団体が多いような感じがしましてね。団体の後ろにつくと、進みが遅くなるんです。15人くらいの団体だと抜くのも大変ですし。
北海道は緯度が高いので、標高1600mくらいでも森林限界を超えているので、とても見晴らしがよいのです。

足元は整備されていますが、前日までに降った雨が水たまりで残っていたり、石がゴロゴロしている個所もたまにあるので、靴は防水効果のあるトレッキングシューズが無難です。

遊歩道の周辺にはたくさんの綿毛がありました。この辺り、初夏はチングルマの花畑とのこと。そういう時期にも来てみたいものです。

姿見の池は、ロープウェイの姿見駅より少し標高が高いので、上り基調です。

旭岳を眺めながら歩くのも絶景ですが、振り返っても良い眺めです。

ロープウェイの姿見駅を出発し、途中写真を撮りながら歩いて、20分くらいで姿見の池に到着しました。

無風で池にさざ波がたたなければ、逆さ旭岳も拝めるのですがねこの日は鏡のような水面とはいきませんでした。

姿見の池から旭岳方向に上って行けば、山頂に立つことができますが、今日は登山はしませんので、遊歩道を反時計回りに歩きます。すると、中腹から勢いよく立ち上る噴気を眺められる展望台に行けます。

さらに半時計方向に歩きます。下の写真はしばらく歩いてから旭岳方向を振り向いたところ。

夫婦池が見えてきました。

はい松の緑、青い空、空を映す池、茶色の地肌、これらのコントラストがとてもきれい。

姿見池から反時計回りに歩くと、夫婦池方向は下りとなります。ここは階段もあります。

前回旭岳の山頂から見た景色が素晴らしく、まさに神々が遊ぶ庭という感じがしましたが、この辺りも神々しいまでの景色だと思いました。
鏡池からは中岳温泉に向かう登山道が始まります。ちょっとだけ歩いてみました。

登山道方向に少し歩いてみました。上の写真で見えている登山道付近だったと思います。

先ほどの池からは歩いて10分もかからない距離でした。

元の遊歩道に戻り、ロープウェイ乗り場を目指します。途中何か所か展望台があり、素晴らしい眺めを楽しめました。

ロープウェイ乗り場が見えました。ハイキングは間もなくゴールです。

下山後は層雲峡温泉へ
ロープウェイで下山後、宿に停めていたレンタカーまで戻り、層雲峡に移動しました。層雲峡は大雪山系を挟んで反対側にあるので、山をぐるっと迂回して行かなくてはならず、直線距離は近いけど、車で行くと結構時間がかかります。
旭岳の麓でランチ
移動の途中、旭岳の麓の東川町でランチ。お蕎麦をいただきました。

こちらのお店でいただきました。
層雲峡温泉の宿
層雲峡での宿は悩みました。私好みのこじんまりした宿がなく、昔ながらの大型旅館ばかりなんです。実際紅葉シーズンのこの時期、どの旅館にも大型観光バスで乗り付ける団体客が多数いました。どこに泊まっても同じかも、とおもいつつ、せめて食事の時くらいはゆっくり食べたいと思い、個室での食事が選択できるこちらの宿に宿泊しました。宿泊記はこちらです。
まとめ
旭岳の中腹を歩くハイキングコースは、短時間で絶景を楽しめるのが魅力です。姿見池や夫婦池、勢いよく立ち上る噴気など、写真では伝えきれない北海道の大自然の迫力を体感できます。コース内には多少の高低差と階段がある場所もあります。道がぬかるんでいることもあるので、防水性のあるトレッキングシューズがあると安心です。
麓の温泉も素晴らしいので、是非ハイキングと組み合わせて行程を組まれると良いと思います。
翌日は層雲峡側から大雪山系の一つ、黒岳に登りました。そちらの記事は後日公開しますので、ぜひチェックして、北海道紅葉旅の参考にしてください。
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今回の旅で宿泊した宿の宿泊記
旭岳温泉では自家源泉をかけ流しで楽しめる湧駒荘に宿泊しました
層雲峡では朝陽亭に宿泊しました。ロビーにアルコールも含めてウェルカムドリンクが用意されている宿でした。
2022年に訪れた時の記事
旭岳には2022年の秋にも一人で訪れていて、登頂しました。その時の模様はこちらです。
旭岳に登った時に宿泊した宿の宿泊記はこちらです。
