鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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日本で一番早く紅葉が楽しめる北海道最高峰の旭岳と旭岳温泉 反省点と次回プランも含めてご紹介

9月末に3泊4日で北海道を旅しました。一番の目的は田辺朔郎氏の偉業を訪ね、狩勝峠に行くことでしたが、この時期北海道の大雪山旭岳近辺では日本で一番早い紅葉が楽しめる時期でもあるので、お天気が良ければ旭岳に出かけてみようと思っていたのです。果たして雨女の旅は・・・珍しくお天気に恵まれ、絶景を楽しめました。2022年10月1日の様子です。

旭川駅から「いで湯号」利用が便利

今回の旅は全部で3泊4日の行程です。初日は帯広、2日目は帯広側から狩勝峠を越えて旭川まで旅をしてきました。初日、2日目の様子はこちらにまとめました。

www.frostmoonweb.com

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2日目の夜は旭川駅前のルートインに泊まりました。素泊まりだったので、朝食は前日の夜に買ったパンを食べ、朝7時11分発の「いで湯号」に乗りました。時刻表などはこちらのページをご覧ください。Suicaなどの交通系ICが使えなかったので、現金で乗車しました。一緒に乗車されたお客さんの中には、前日のうちに乗車券を購入している方もいました。

www.asahikawa-denkikidou.jp

「いで湯号」は、午前中に2本、午後2本出ています。午前の便は、私が乗った7時11分の後は、9時11分です。早朝に出発したい人にも、朝食をゆっくり食べてから出発したい人にもちょうど良い時間にも設定されていると思いました。旭川駅前の9番線から出発です。始発ではないので、多少時間が前後する可能性があります。観光バスタイプなので、座席下にトランクルームがありますから、大きな荷物は預けると楽です。紅葉シーズンの土曜日だったので、満員かと思ったら、半分も乗っておらず、隣に人が来るようなことなくのんびり乗車できました。

「いで湯号」は旭川駅9番乗り場から出発

バスは旭川空港を経由して旭岳ロープウェイ乗り場に向かいます。乗車時間は1時間40分ほど。進行方向左側の席だと、遠くに旭岳を眺められたり、途中にある忠別湖を見ることができます。

遠くに旭岳

忠別湖と奥に旭岳

この日は旭岳登山の後は、ロープウェイ山麓駅近くのベアモンテホテルに泊まるので、終点の一つ前のベアモンテホテル前でバスを降りて、使わない荷物はホテルに預けてからロープウェイ乗り場に向かいました。ホテルから乗り場までは徒歩3分ほどです。この時下車したお客さんがもう一人いて、その方はホテルに寄らずにまっすぐ乗り場に向かっていました。バスを降りるとき、両替する人がいて降車に結構時間がかかるので、一つ前で降りて歩いて行くのも良いのかもしれません。

宿泊するホテルに荷物を預けてからロープウェイ乗り場へ

旭川駅を7時11分発の「いで湯号」に乗り、途中空港で降りるはずのお客さんが1名寝過ごしてどうしましょう、というトラブルがあったものの、渋滞もなく、ホテルに荷物を預けてトイレを済ませても、9時くらいにはロープウェイ乗り場に到着できました。

ロープウェイに乗って姿見駅へ

紅葉時期の土曜日なので、激混みかと思ったらそうでもなく、乗車券売り場では待ち時間はなく、ロープウェイも臨時便が出て、一本待ったら乗れました。山麓駅付近は良い感じの紅葉ですが、山の上の紅葉はもうピークを過ぎているからなのかもしれません。ゴンドラの窓がよく磨かれていて、ゴンドラの中からも雄大な旭岳を見ることができます。ロープウェイのスタッフさんに感謝です。

ゴンドラの中からの旭岳

ゴンドラ同士のすれ違い。

旭岳ロープウェイ

10分ほどの乗車で、標高1600mの姿見駅に到着しました。姿見駅から出たところでもすでにこの景色です。緯度が高いので、森林限界が低いのでしょう。

姿見駅からの眺め

ロープウェイ情報はこちらの公式サイトをご覧ください。姿見駅周辺の散策路マップもサイト内にあります。

asahidake.hokkaido.jp

まずは姿見の池を目指す

この日は旭岳に登れる支度もしてきましたが、当初山頂まで行く気はなく、姿見駅周辺に整備された散策路を歩くだけでもいいかなと思って、まずは姿見の池を目指しました。ぐるりとついている遊歩道は、右からも左からも行けますが、私は姿見の池までは姿見駅を背にして右側から向かいました。

 

https://asahidake.hokkaido.jp/topics/wp-content/themes/asahidake_custom/images/index/ja/tour_map.jpg

私の前にはビジネススーツに革靴のおじさんもいて、姿見の池までは難しい所がないことがわかります。

ビジネススーツに革靴の人も歩く遊歩道

この辺りの紅葉はもう終わっている感じですね。

姿見の池までは割となだらか

姿見の駅から写真撮ったりしながら歩いて30分ほどで姿見の池に到着。標高は1660mくらいなので、姿見駅からは少し上ってきました。ここにはテーブルとベンチがあり、旭岳の雄姿を眺めながら休憩できます。

姿見の池に到着

この日は風があり池にさざ波がたっていて、逆さ旭岳にはなりませんでした。所々から噴気があがり、火山らしい姿です。

逆さ旭岳にはならず

姿見の池から旭岳に向かって右手方向に十勝連峰を望める第五展望台があります。ちょっとだけ階段を登りますが距離はないので、お天気が良い時には第五展望台まで行くことをおススメします。

第五展望台からの十勝連峰

肉眼でも三角にとがった十勝岳を見ることができました。名前も姿もかっこいい山です。

十勝岳

第五展望台から姿見の池方向を見ると、池だけでなく遠くの景色もきれいに見えます。

第五展望台から姿見の池方向

旭岳登頂

さて、第五展望台まではすんなり来てしまいました。ホテルのチェックインは15時なので遊歩道を一周するだけでは時間が余ってしまうので、山頂に向けて少し登ってみることにしました。山頂まで行くつもりはこの時点ではなく、7合目くらいで引き返してこようと思っていましたが、一応登山届はコンパスを利用して提出してありました。登山道を登り始めたの10時くらいです。

登山道を登ってみる

今まで自分より上に見えていた噴気孔と同じくらいの高さになり、ガスが噴き出るシューシューという音も良く聞こえます。

噴気孔

いきなりこんな岩の壁でめげそうになりますが、この区間は短かったです。

岩ゴロゴロの場所も

ちょっと登っただけでも姿見の池がだいぶ下の方に見えてきました。登っていると振り向かないと見られない景色なので、是非時々振り返りましょう。

眼下に姿見の池

登山道に入って25分ほどで6合目に到着です。

6合目

まだ標高差にして200mほどなので、この時は元気でした。なので先に進みます。

さらに登っていく

6合目から25分くらい上ると7合目の標柱がありました。7合目まで来ると少し風が強くなってきたのを感じます。この日は下から風が吹き上げている感じで、追い風っぽかったのも登りやすかった要因かも。

7合目

10時40分くらい。登り始めて40分ほど。もうちょいで8合目です。

もうちょいで8合目

11時7分、8合目に到達です。ここまでくると標高が2000mを超えていました。

8合目

せっかくここまで来たので、山頂を目指してしまったのですが、9合目から先がものすごい風で、歩きだしても引き返すということを2回繰り返しました。とても歩く自信がなく、ここで断念か、と思いましたが、帽子を脱いでウィンドブレーカーのフードにして、風が弱くなった瞬間を狙って歩き、なんとか山頂にたどり着きました。山頂はさっきの強風が嘘のような温かい日差しに包まれた場所でした。

旭岳登頂

山頂には一等三角点があります。一等三角点にタッチするのは初めてかも、と思いましたが、一番楽に登れる3000m以上の山として有名な乗鞍岳の山頂にも一等三角点がありました。

旭岳山頂の一等三角点

この日は一度も旭岳に雲がかからず、山頂からの眺めは素晴らしかったです。大雪山という山はなく、旭岳を始めいくつかの山で構成されているのですが、大雪山の山域の景色は上らないと拝めなかったので、登頂できて本当に良かったと思いました。

山頂からの眺め

旭岳は北海道最高峰なので、360度どこを見ても遮るものがなく、絶景が広がっています。大雪山の懐の深さを感じました。

山頂からの眺め

姿見の池も下の方に見えました。

眼下には姿見の池

下山は苦労しました

山頂で持ってきたパンを食べて下山し始めたのですが、下山は上りの10倍くらい苦労しました。ものすごく滑るんです。ずるずるっと足元が流れて、結局姿見の池に着くまでに3回しりもちつきました。足首ひねってねん挫や骨折だけは避けなくてはと思っていたので、ものすごーく慎重に下りました。転ばないように転ばないようにと気を遣いながら降りるので、太ももの前側に負担がかかりました。

下山に苦労した

以前は毎月近所の山に登っていたのですが、ここ半年ほど全く山を歩いておらず、体力不足が露呈しました。下山は本当にバテバテでこまめに休憩して水分と補給食をとって判断力が低下しないように気を付けましたが、やばかったです。翌日からの筋肉痛も厳しくて、階段下りる時には転げ落ちるかと思うことが何度もありました。

姿見の池までやっとの思いで下山

YAMAPのログ

登山のログは装備なども含めて、YAMAPにupしました。「ままこさん」はYAMAPでの私のニックネームです。

yamap.com

姿見駅周辺の散策路

今回はなんとなく登れそうという感じで山頂を目指してしまいましたが、山頂に登らずとも、ロープウェイの姿見駅周辺には1キロほどの遊歩道が整備されていて、十分素晴らしい景色を堪能できます。姿見の池から噴気孔を回り夫婦池を通ってロープウェイの姿見駅に向かうルートを歩きます。

まずは噴気孔。かなりの勢いで噴気が出ていて迫力です。この噴気のせいなのか、登っている間も時々硫化水素の匂いがしていました。

youtu.be

旭岳は今でこそ地獄谷という大きな谷ができていますが、以前は富士山のようななだらかな山容だったようです。火山の爆発と言うのはものすごいエネルギーですね。

旭岳の歴史

地獄谷

噴気孔を見た後は、夫婦池経由でロープウェイの姿見駅に向かいます。途中何度も振り返って旭岳を眺めてしまいました。少し雲が出てきましたが、この日はずっと旭岳の姿を見ることができました。

夫婦池に向かう途中

こちらが夫婦池。眼鏡池と呼んでも良さそうな感じがします。噴気孔側から歩いて行くと、上からこのように眺めることができますが、この先池のほとりまではちょっと急な階段でした。

夫婦池

最後まで絶景をありがとう、旭岳。

絶景をありがとう、旭岳

服装や装備について

今回は旭岳に登かも、と思っていたので、靴はミドルカットの登山靴、リュック、トレッキングポールを持ってロープウェイに乗りました。登山をしないのであれば、足下はスニーカーでも大丈夫です。姿見の池までは、革靴のおじさんもいたくらいなので。

10月1日で静岡はまだ半袖でも良い気候でしたが、姿見駅は紅葉が終わっている時季なので、寒さ対策も必要です。晴れて風も弱ければ、薄手のシャツ1枚でも姿見駅周辺は大丈夫な感じでしたが、風があると途端に寒く感じますから、ウィンドブレーカーがあると良いです。登山ルートは風が強く、山頂は2000m超えていて、陽射しがあっても気温が14度ほどでした。山頂に長く滞在するのなら、フリースのような防寒着があると安心です。

ロープウェイから最も近い宿に宿泊

旭岳についつい登ってしまい、ヘロヘロになって下山しました。ロープウェイの中で立っているのもつらいほどでした。私がこの日泊まる宿は、ロープウェイの駅から徒歩2分ほどのベアモントホテルでホント、良かったです。

こちらのホテルはかなり贅沢なつくりのシングルルームがあり、一人旅でも泊まれるのも嬉しいポイント。宿泊記はこちらです。

www.frostmoonweb.com

 

以前来た時に泊まった宿

旭岳温泉に来たのは今回が2回目です。前回は夫婦で夏に泊まりに来て、旭岳ロープウェイに乗るつもりでいましたが、滞在中ずーっと濃霧でホテルから一歩も出られませんでした。その時にはラビスタ大雪山というホテルに宿泊しました。

2017年訪問時は霧で何も見えず

反省点

山頂行くなら下山の体力も考えて

当初山頂まで行くことは考えていませんでしたが、お天気がよく眺望がすばらしかったので登ってしまいました。行きはテンションもあがり体力も余裕があるので山頂までは行けてしまいますが、下りの体力が残っていませんでした。これは大きな反省点です。前年は1~2か月ごとに標高差600mくらいの山に登っていたのですが、半年間全く登っておらず、すっかり筋力がなくなっていました。今年は富士山の下山時に疲労困憊で動けなくなり救助要請される方が多いと聞きましたが、こういう状況なのだと痛感。とても反省しました。

持ち物はよく確認

今回は持ち物でもミスが。行動中の水分補給ではいつもアミノバイタルのクエン酸チャージというのを使っています。1本のスティックの粉末を500mlの水に溶かして使うのが、ちょうど水筒のサイズに合うので気に入っています。ところが、今回戸棚の箱から梱包をよく確認せずに荷物に積めてしまい、旭岳に出発する日の朝に使おうとしたら、なんと、粉末のココアを持ってきてしまっていたのでした。仕方ないので、バスに乗る前にコンビニでアクエリアスを買いましたが、荷物はきちんと確認しないと、と思いました。

クエン酸チャージのはずがココアを持ってきていたガックリ

旭岳から帰宅へ

旭岳から下山した後、旭岳温泉に宿泊して、翌日は旭川空港から羽田に戻りました。旭岳ロープウェイ前から出る11時30分発のバスは旭川空港に12時22分に到着するので、午後の早い便に乗るのに便利です。泊まったホテルのチェックアウトタイムも11時なので出発間際までのんびり過ごせるのも良かったです。

航空会社の手荷物宅配サービスを利用しよう

トレッキングシューズやストックなど、大きな荷物は航空カウンターで預け入れる際、到着空港で引き取らず、そのまま自宅に配送してくれるサービスを利用します。翌日配達ですが、もうしばらく使わない物ばかりなので問題ありません。1000円で配達はとても楽ちんだし、到着空港で荷物が出てくるのを待つ必要もないのでとても便利です。

www.ana.co.jp

こちらのサービスは、木下斉さんのVoicyで知りました。

 

私のプランB

雨女の私はよく雨の日に出くわします。今回の旭岳は以前訪れた時は霧で何も見えず、ロープウェイには乗らずに帰った思い出がありました。もし今回もそんなお天気だったら、朝から旭岳に向かうことはやめ、宗谷本線に乗って塩狩峠にに行ってみようと思っていました。この峠では明治42年に悲しい事故が発生しています。

 

この事故を題材にして、三浦綾子さんが小説に書いています。三浦綾子さんの記念館もあります。

www.town.wassamu.hokkaido.jp

午前中に塩狩峠を往復し、午後の「いで湯号」で旭岳温泉に行くのがプランBでした。翌日は旭川空港から帰るだけで、11時30分のバスに乗ればOKです。翌日がお天気よければ、朝ロープウェイで姿見駅まで行き、絶景を拝むこともできたと思いますが、今回はプランB発動せずに済んで良かったです。

まとめ

今回の3泊4日の旅は、田辺朔郎氏の偉業を訪ねるのが一番の目的で、狩勝峠に立った瞬間その目的は達せられ、正直旭岳温泉はおまけだったのですが、雨女の私には珍しい好転に恵まれ、素晴らしい景色を堪能でき、反省点も多かったけれど、北海道最高峰にも登頂できるという、おまけとは思えない一日となりました。登ってみると大雪山の広大さがよくわかり、登頂できて本当に良かったです。旭岳は初夏には高山植物が咲き乱れますし、9月下旬には日本で一番早く紅葉が楽しめるスポットとしても人気があります。今回宿泊した旭岳温泉とは反対側にも層雲峡などがあり、まだまだ楽しめそうなので、是非再訪して「次回行くならこんなコース」のようなコースで大雪山界隈を堪能したいと思います。

次回行くならこんなコース

まとめのところで書いた層雲峡などをめぐるコースはこんなルートを考えています。層雲峡までは路線バスがあり、層雲峡から大雪山の中の黒岳に向かうロープウェイとリフトが動いているので、こちらでも山歩きが楽しめます。また大雪高原山荘近くでは沼めぐりができます。大雪高原山荘に宿泊すれば、層雲峡バスターミナルまで送迎があるので、これを使うのが良さそうです。来年計画できると良いなと思っています。

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