北海道大雪山国立公園の紅葉シーズンに、私たち夫婦は3泊4日で紅葉旅に出かけました。北海道最高峰の旭岳には以前登ったことがありましたが、標高差が大きく疲労も大きいため、今回は標高差が少ない黒岳に挑戦。7合目まではロープウェイとリフトで行けるし、登山道も整備されていて、初心者でも登りやすい印象でした。お天気にも恵まれ、紅葉や大雪山ならではの景色を楽しんできました。その記録をまとめます。

層雲峡温泉の朝陽亭に2連泊
黒岳に登って下りてきた後は疲れ切っていることは想像できたので、黒岳麓の層雲峡温泉には2連泊しています。体力がある人は下山後にレンタカーで次の町に移動することも可能かもしれませんが、60歳を超えた私達夫婦は安全第一です。宿泊した朝陽亭の様子はこちらにまとめてあります。
昼食用のパンをホテル大雪のベーカリーで購入
ロープウェイ乗り場に向かう前に、山頂で食べるお昼を仕入れます。宿泊していた朝陽亭の向いにホテル大雪という宿があり、この宿の1階にベーカリーが入っていて、宿泊客以外も購入ができます。こちらでパンを買いました。


こちらのお店です。
黒岳登頂の記録
文明の利器で7合目へ
黒岳は7合目まで、ロープウェイとリフトという文明の利器を活用して登ることができます。チャレンジする日は土曜日と言うこともあり、ロープウェイはピストン運行で乗客を運んでいますが、それでも乗り場は長蛇の列でした。

チケット売り場は2階にあるので、まず2階でチケットを買い、1階に下りて行列に並びました。帰りも文明の利器を利用して下りてくる方がほとんどでしょうから、往復を購入すれば良いです。クレジットカードが使えます。

この日のコンディションはとても良さそうです。前日は強風で、午後は一時ゴンドラが運休していた時間もあったとか。

3回位ゴンドラを待っていたら、乗車順がきて、無事乗車できました。

標高が上がると木々が色づいていて、素晴らしい景色を楽しめました。

ロープウェイを下りたら、ここで大切なのはトイレを済ませること。この先、黒岳を目指す人にとっては下山してくるまでトイレはありません。必ずゴンドラを下りたらリフトに乗る前にトイレに行きましょう。
ロープウェイの後はリフト乗り場まで少し歩きます。


ロープウェイは大混雑でしたが、皆さんリフトまでは乗らないのか、リフトは待たずに乗れて、しかも空いています。

このリフトの名物と言えば、ヒグマとの距離を体感する看板でしょうか。大雪山系はヒグマの生息地ですから、目撃した場合は近づかないのが鉄則です。

リフトを下りたところが7合目で、標高は1500mくらいのようです。
黒岳を目指して登山開始
リフトを下りたら登山口を目指します。登山口に入山者の氏名と入山時間、下山した時には、下山の時刻を記入するノートがありました。私はコンパスというシステムを利用して、登山届は提出済ですが、ノートにも記入しました。

スタートは10:19でした。登山道はよく整備されていて歩きやすかったです。ありがたいことです。陽射しを遮る樹木がなく、この日は夏のウェアで正解でした。

40分ほど登って、8合目まできました。ベンチもあるので、一度リュックを下ろして休憩しました。休憩する時にはリュックを下ろした方が体が開放される感じがします。


登り始めて1時間、まねき岩が見えて来ました。と言ってもまだだいぶ遠いのですが。あのまねき岩が自分より下に見えてくると、間もなく山頂という目印です。

歩き始めて1時間10分くらいで9合目まで来ました。ここでもリュックを下ろして休憩します。

まねき岩が自分と同じ高さくらいになりました。

登り始めて1時間半、ついにまねき岩より高い場所まで登ってきました。山頂まであと少し。

あと少しで山頂です。

黒岳登頂
登り始めて1時間40分、ついに黒岳山頂に到達しました。

山頂からの景色
山頂から見る景色はこれまでとは大違い。登らないと見られない景色に感動です。旭岳に登った時にもそう思いました。

もう一枚。中央の道を歩いて行くと、石室という山小屋があり、そこを目指す方もいましたが、私達は黒岳山頂まででおしまいにしました。

遠くにはすり鉢状の地形も見えます。

山頂からの景色を見ていると、神々が遊ぶ庭という意味のカムイミンタラと呼ばれるのも分かる気がします(私の写真だとその素晴らしさが伝わらないのがもどかしい)。
南の方向を見ると、滝や雪渓も見えました。


山頂で朝買ったパンを食べていたら、リスが現れました。登って来る途中でも見かけました。

この後は下山を開始。リフト乗り場までは1時間くらいで下りることができました。これで大雪山系の中で私が上れそうな山は2つも登頂できました。旭岳に比べて標高差は少ないけれど、それでも登って下りてくれば疲労はあります。下山後、車を運転して次の町に移動するのはとても無理なので、連泊にして正解でした。温泉でゆっくり疲れを癒しました。
層雲峡の銀河・流星の滝
層雲峡は石狩川沿いに続く渓谷で、秋の紅葉が美しいので有名ですが、その層雲峡の中に銀河の滝と流星の滝という2つの滝があります。日本の滝百選にも入っている名瀑です。
宿からのアクセス
4日目は旭川空港から東京に戻る日です。層雲峡から旭川空港までは車で1時間半くらいかかりますが、午後3時くらいの便を予約してあったので、宿をチェックアウトした後、層雲峡の滝を見に行ってきました。宿から車で6分と、近いのです。駐車場も広く、日曜日でしたが特に待つことなく停められました。
遊歩道から見る銀河・流星の滝
駐車場に車を停めたら、まず遊歩道から滝を鑑賞します。私達が車を停めた場所は、流星の滝に近い場所だったので、先に流星の滝から鑑賞しました。落差は約90mとのこと。

川沿いの遊歩道を歩いて銀河の滝に向かいます。滝は隣りあわせなので、歩く距離は大したことありません。

こちらが銀河の滝です。落差は120mほどで、流星の滝よりも落差は大きいです。

銀河の滝と流星の滝は隣り合っているのですが、遊歩道からだと近すぎて2つの滝を同時に見るのが難しいです。並んでみることができる、双瀑台に行ってみることにしました。
山道を20分登って双瀑台へ
こちらが双瀑台への入り口です。

いきなりこんな階段です。前日の登山の疲労が残っていて、なかなかつらい。

10分ほど上ると、途中の展望台に到着しました。ここまで来ると、2つの滝が並んでいるのを見ることができます。

双瀑台はここからさらに10分ほど上らなくてはなりません。滝が並んでいるところは見たので、もうやめようかと思いましたが、双瀑台まで行くと、滝の背後に黒岳が見えるのです。前日に登った山だったので、頑張って双瀑台まで行くことにしました。

こちらが双瀑台からの眺めです。銀河・流星の滝の奥に黒岳が見えています。

まとめ
大雪山系の紅葉を3泊4日で楽しみました。お天気に恵まれて、目的だった黒岳登頂も果たすことができ、温泉も楽しめて良い旅となりました。大雪山系は国内旅行の目的地としてはかなり気に入っていて、私は3回目でしたが、層雲峡に来たのは初めてでした。
ついつい紅葉の時期を選んでしまいますが、高山植物がみられる初夏にも来てみたいなと思っています。
次回来るならこんなプラン
今回はINもOUTも旭川空港を使いましたが、OUTは旭川空港にするか、帯広空港にするか、少し迷いました。層雲峡から帯広空港まで、車で2時間30分ほどかかるので、旭川空港よりは遠いのですが、同じルートを通らないプランにすることが可能です。特に、層雲峡から帯広空港に向かう時に通る三国峠は絶景ポイントでもあるのです。紅葉の時期も素晴らしいと思います。
今回は黒岳登頂が旅の目的の1つだったので、層雲峡温泉に2連泊しましたが、次回は1泊にして、最後の1泊を糠平温泉に泊まってもいいなと思います。
糠平温泉には、タウシュベツ橋梁を見るために泊まりに来たことがあります。その時の旅はこちらです。
糠平温泉は少し寂れた感じがあり、温泉宿の周囲を野生のシカが散歩していたりしますが、あまり混雑していないので、静かに良質の温泉を楽しみたい方にはのんびりできます。私は中村屋さんに連泊しました。食事も温泉もとても良い宿でした。
ということで、次回来るのなら旭岳温泉に1泊、層雲峡に1泊、糠平温泉に1泊して、帯広空港から東京に戻る、という旅を楽しみたいです。
大雪山系で泊まってみたい宿
今回は旭岳温泉に宿泊しましたが、大雪山系には良質の温泉を楽しめる場所が他にもあり、いくつか泊まってみたい宿があります。
十勝岳温泉 凌雲閣
こちらの温泉は鉄分が多く、茶褐色のお湯が特徴です。
大雪山高原山荘
今回の旅で行けるといいな、と思っていた宿でしたが、2025年は休業となってしまいました。この宿の近くには新緑や紅葉が見事な池沼群があるのですが、2025年は熊の出没が多く、秋はほとんどクローズでした。宿とコースが再開されますように。