鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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石垣島からフェリー会社のツアーで竹富島の水牛車とサイクリングを楽しむ日帰り旅

2023年4月に石垣島を3泊4日で訪れ、2日目に日帰りで竹富島に観光に行ったのでブログにまとめました。夫婦2人での旅です。

竹富島はどこにある?

竹富島は石垣島の西側、約6キロほどの位置にあり、周囲約9キロの小さな島です。石垣島の港から船で渡ります。乗船時間は10~15分程度で、船の本数も多く、石垣島からの日帰り観光に便利な島です。

八重山観光のツアーが便利だった

竹富島観光の一つに水牛車に乗るというのがあります。一度も体験したことがないので、今回乗ってみることにしました。私は諸般の事情で1か月くらい前に予約しました。早くに予約すれば席の確保はできますが、南の島のアクティビティはお天気が気になりますね。お天気が良い方が楽しめるので、もっと直前の予約で天気を見ながらの方が良いのかもしれません。混雑していない時期だったので、前日でもまだ予約できそうでした。私が予約したのは八重山観光のツアーです。

https://yaeyama.co.jp/

ツアーの良い所は

  • 往復の船の料金とセットで少しお得な料金
  • 指定ホテルだと無料送迎してもらえる
  • 荷物を無料で預かってもらえる

石垣港から出発

竹富島へは石垣港からの船を利用します。出発時間は竹富島行きの船の時間に合わせて予約時に選ぶことができます。早起きが苦手な私は10:30出発のツアーに申し込みました。ちなみに帰りは好きな時間の船で戻ってくれば良いというスタイルです。

船が出発する30分前に港の八重山観光のカウンターで手続きをします。その際に竹富島に持って行かない荷物は、無料で預かってくれます。それでは石垣港から出発です。

石垣港から出発

雲が多いながらもお天気はまずまずだったので、デッキ席で海を渡る風を感じながら10分ほどの船旅を楽しみました。竹富島は高低差があまりない平らな島です。

竹富島

竹富島の水牛車のツアーを扱う会社は①竹富観光センターと②新田観光の2社なのですが、2023年4月現在、新田観光さんでは水牛車のツアーは休業していると出ていました。

私は八重山観光で予約してあったので、港での受付時にこんな案内をいただき、竹富港に着いたら、「竹富観光センター」のバスに乗って下さいと案内されました。

竹富島観光の案内図

竹富港に着いた後、案内図の通りに左手に進んで竹富観光センターのバスの係員に氏名を告げると、どのバスに乗って下さい、という指示がありました。あらかじめ予約してあるお客さんと当日飛び込みのお客さんをバスで分けている感じがありました。

suigyu.net

バスで5分くらい走って竹富観光センターに到着。センター建物内の水牛車の受付で氏名を告げて、水牛車に乗る順番を待ちます。お客さんはたくさんいましたが、ほとんど待ち時間なく乗車できました。

(竹富港に到着してから水牛車乗車まではホント流れるように手続きが進み、お客さんも多くて写真を撮っていませんでした。)

水牛車の受付後、ほどなくして名前を呼ばれて乗車です。こちらの通路に次から次へと水牛車がやってきて、お客さんを乗せて出発という仕組みでした。

水牛車の出発場所

1台の車に20人くらいが乗りますから、台車を含めると1トン以上の重さです。自分で乗っていてなんですが、水牛にちょっと気の毒にも感じました。水牛にしてみれば難なく引ける重さです、という説明がありましたが、水牛も好きでやっているわけではないと思うし、日陰では涼しさを求めてしばし休憩というシーンもありました。

1回に20人くらい乗車する

こちらの水牛車は25分ほどで集落の中を一周します。

水牛車で集落の中を1周

あれ? 海を渡って島に行くのでは??? と思った方もいるかもしれまん。それは西表島から由布島に行く水牛車ですね。

竹富島の集落の中は、4月はお花の季節なのかブーゲンビリアをはじめ、いろいろなお花が咲き誇り、石積みの塀や砂が敷かれた道路とのコントラストがとてもきれいでした。

南国の花が美しい通りを水牛車で通る

集落のお家は竹富島らしい赤瓦の平屋建て。街並み保存の指定があるそうで、今から建てるお家は赤瓦で平屋建てという規制があるそうです。

竹富島の民家

途中、スタッフさんが蛇皮線で民謡を披露してくれます。

沖縄民謡も披露してくれる

1周まわって乗車場所に戻ってきたら、記念撮影タイムです。プロのカメラマンが撮影してくれた写真を購入することも可能です。

水牛車から下りた後には記念撮影会

レンタサイクルでビーチまでサイクリング

私が申し込んでいたツアーは水牛車に乗るだけでしたが、まだ時間にも体力にも余裕があったので、竹富観光センターさんのレンタサイクルを借りて、ビーチまで行ってみました。一人乗りの自転車は変速機無しのママチャリで、お子さんを乗せて走る方の自転車は電動アシストがついていました。普通のママチャリは1日2000円というお値段です。

ごくごくフツーのママチャリでGo!

ということで夫婦1台ずつ借りて星砂の浜とも呼ばれるカイジ浜へ。

地図で見ると1.5キロほどなので歩いても行ける距離ですが、4月の沖縄を舐めてはいけません。気温が高いのはもちろんですが、湿度も本州に比べてずっと高く、晴れると日差しも強いので、歩くよりは自転車の方が楽だと思います。そして水分を忘れずに持ちましょう。

竹富島をサイクリング

舗装されている道路でも傷みがあったり、砂が浮いていたり、急ブレーキかけるとタイヤが滑りそうな箇所もありました。ただ車が少ないので、気楽に走れるのは良かったです。竹富島には高い山がなく、高低差も少ないので、ギア無しママチャリでもほぼ困ることありませんが、普段自転車に乗っていないと、ちょっとした上りはきつく感じます。

浜に向かっては下り基調だったので難なく星砂の浜に到着しました。カイジ浜というビーチです。

白砂と青い海と空が美しいカイジ浜

沖に見える島は小浜島? 西表島? 西の方角です。

カイジ浜

カイジ浜は潮流が速いので、泳ぐにはあまり向いていないようです。星砂のビーチと呼ばれるくらいなので、星の砂を探してみるのも良いかも。

painusima.com

私達は自転車で来ましたが、徒歩で来ている人もいましたし、バス停もあるので、路線バスで来ることもできるようです。ただし島の路線バスは事前予約制です。

路線バスでも来られる

カイジ浜から再び自転車で5分ほどの位置にある「コンドイ浜」にも行ってみました。

先ほど訪れたカイジ浜と同様に竹富島の西側にあるのに、こちらは遠浅で海水浴にも適しているようです。4月中旬でしたが、すでに海に入っている人たちもいました。水温もそんなに冷たい感じもしませんでした。

コンドイ浜

ビーチを後にして、水牛車に乗った竹富観光センターまで戻ります。ビーチまでは下り基調だったので、帰りは上りでしたが、それほど苦労せずに帰れました。竹富島の4月の日差しは強烈で、アームカバーから出ていた皮膚はかなり日焼けしてしまいました。

最後に水牛車で通ったお花の通りをもう一度回り、レンタサイクルを返却して竹富島観光を終了しました。

お花の通りをサイクリング

ブーゲンビリアが咲き誇る通り

竹富島観光センターから港までは歩いても20分くらいとのことですが、サイクリングで体力を消耗し、かなり蒸し暑かったので、送迎バスで送ってもらいました。出発まで時間があったので、キッチンカーで飲み物を注文し一休みしてから帰りました。

なんか午後からはすっかり夏空ですね・・・。

竹富島観光センターの前で小休憩

宿泊した宿と食事したレストラン

3泊4日の石垣島滞在ですが、ホテルは2か所に分けて泊まりました。1日目の宿は石垣港から徒歩1分の「ホテルミヤヒラ」に泊まりました。翌日チェックアウトした後、竹富島に行くには石垣港からの出発なので、港に近い宿を選んだのです。

www.miyahira.co.jp

お部屋は広くはないけれど、狭すぎることはなく、ユニットバスですが、館内には大浴場があるので、2人で泊まってもあまり困りませんでした。

ホテルミヤヒラのツインルーム

お部屋に上下別の作務衣の用意があり、館内は作務衣でOKという気楽さ。大浴場に行く時に使えるバッグまで用意がありました。Wifiも完備で必要なものはほぼそろっているし、スタッフも親切でした。夜に寝に帰るという滞在ならこちらで十分です。

館内着の用意もあります

館内のレストランで夕食を取ることもできますが、私たちはホテルから徒歩4分の焼肉レストラン「炭焼肉 石田屋 石垣店」でいただきました。自分たちで焼いて食べる焼肉と、プロの料理人が焼いてくれる鉄板焼きがあります。予約の際にはどちらを利用するかを伝える方が良いです。

 

竹富島から戻った後は、2つ目の宿であるインターコンチネンタルに2連泊しています。こちらはクラブフロアでの滞在だったので、部屋も広く、クラブラウンジでのアフタヌーンティーなども楽しめます。ホテル滞在を楽しみたいホテルです。

www.frostmoonweb.com

石垣島に滞在して楽しむ離島ツアー

日本最南端に行く

今回は石垣港からの竹富島観光に出かけましたが、石垣港からは日本最南端に行くこともできます。波照間ブルーがとても美しかったです。もう一度行ってみたいです。

www.frostmoonweb.com

西表島に行く

石垣港からは西表島でシュノーケリングや観光を楽しむ日帰りツアーもあります。以前西表島に泊まった時には、現地ツアーに参加し、シュノーケリングでは信じられないくらいの魚の群れを見ることができ、とても感動しました。石垣港の近くのホテルに滞在して、日中は離島へ、夜は町の中で食事というプランにすると、食事の選択肢が増えると思いました。

日本最西端に行く

こちらは空路で向かうので、石垣港ではなく空港からの出発になりますが、石垣島を基点に日帰り観光できる離島です。

www.frostmoonweb.com

まとめ

竹富島は石垣港から近く、島も小さいので、朝早い船で渡れば午前中で帰ってこられると思います。私達は10時半の船だったので、水牛車に乗るだけなら、竹富島を13:20に出発する船で石垣港に戻ってこられます。ただ13:20発の船に乗るための送迎バスがなく、自分たちで路線バスを予約するか、徒歩で竹富港まで移動するしかなかったので、サイクリングを楽しんで、竹富港を14:50発の船に乗ることにしたのです。

半日観光が可能なので、東京に戻る日の午前中に観光することもできそうです。羽田への直行便の前に竹富島観光はつらいと思いますが、那覇経由で羽田に戻るプランなら、石垣空港を14時過ぎの便でも夜には羽田に到着できるので、最終日の午前中に竹富島観光というのも可能だと思いました。

船と水牛車を別々に予約することもできますが、船会社のツアーに申し込むと、2023年4月は旅行支援のサポートがあり、クーポン券がもらえました。また別々に予約するより少しお値段がお得になり、荷物も預かってもらえるので、ツアーに申し込んでしまうのが楽ちんだと思います。

竹富島観光の反省点

竹富島には入島料を納める仕組みがあるのですが、これ、任意なんです。後で知ったのですが、港にお金を入れる箱や機械があったようです。気が付かずに支払わないで帰ってきてしまいました。観光で楽しませていただくには、インフラなどに投資が必要と思います。船代にオンするとか、水牛やレンタサイクル費用にオンして徴収するという仕組みがあると良いと思いました。

 

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