ご褒美旅のひとり旅では、少し贅沢もしたくなるもの。
私はそんな旅のとき、お部屋に温泉がついている宿を選んでいます。
温泉付き客室がある宿はそこそこあるのですが、ひとりでは泊まれない宿も多く、探してみると意外と選択肢が限られます。そこで今回は、ひとり旅でも温泉付きのお部屋に泊まれる東北の温泉宿を、私自身の好みと条件でリストアップしてみました。
東北の温泉宿では、冬の寒さや雪の影響もあり、客室の温泉が完全な露天風呂ではなく半露天や内湯になっていることも少なくありません。この記事では「露天・半露天・内湯を含む温泉付き客室」で、ひとり旅でも泊まれる宿を紹介します。
今までにひとり旅で泊まった宿には自分の宿泊記のリンクを、まだ泊まっていない宿には宿の公式サイトを貼りました。
この記事は、これから私自身がひとり旅に出かけるときのための宿リストでもあります。同じように、ひとりで静かに温泉旅を楽しみたい方の参考になれば嬉しいです。
大人の休日倶楽部パスを使って出かける機会が多いので、まずは東北の宿からまとめました。

ひとり旅で選んでいる温泉宿の条件
1人でも泊まれる温泉付きのお部屋なら何でも良いのではなく、以下の視点で、温泉付きのお部屋があり、私が泊まってみたいなと思った宿をリストアップしています。
古くからの温泉地が好き
温泉と呼ぶには、温泉法で定められた基準をクリアしている必要があります。 源泉から採取したときの温度が25℃以上であれば、温泉と呼べるので、地下の深いところからくみ上げた水はたいていが温泉と呼べてしまうのでは、と思ってしまいます。
でも私が入りたい温泉はそういう温泉ではなく、温泉らしい香だったり、色だったり、肌触りだったり。今のようなボーリング技術がない時代から温泉郷として親しまれてきたような温泉が好みです。そして新鮮さも大事にしたいので、湯量豊富な温泉を好みます。源泉の温度の高い・低いはあまり気にしませんが、できれば加水せず、循環せずで楽しめる温泉が希望です。もちろん源泉100%かけ流しなら最高です。
宿では静かに過ごしたい
宿に求めるのは温泉だけでなく、くつろげる環境も大事。ひとり旅で行くことを考えると、食事がビュッフェはなるべくなら避けたい。自分が食べているテーブルの両サイドを、人が行ったり来たりするような環境では落ち着いて食事という感じがしません。できるなら客室数も少ない方が私の好みです。
公共交通機関でも行きやすい
東北の温泉旅は、JR利用が多いので、駅からの送迎がある宿や、徒歩圏内、遠くても駅からタクシーでそれほどかからない、という宿を探しています。そしてできれば新幹線や特急が走る路線&停車駅がありがたい。というのも、列車の本数が多いので、行程の自由度が高いこと、普通列車は時間帯によっては通学客で混雑することがあるからです。
私のお財布に現実的な料金
お値段の上限をつけなければ、たくさんの宿が見つかりますが、今の私が1泊あたりに出せる予算は6万円くらいがMAXかなと思った次第です。できれば5万円以下で見つかると嬉しい。
秋田県
夏瀬温泉 都わすれ(宿泊済)
全10室ですべてのお部屋に源泉かけ流しの露天風呂がついています。2025年11月に一人旅で宿泊し、ものすごーく良い宿だったので、帰宅後再訪を決めました。お気に入りの宿の一つです。お食事の内容もよく、角館駅からの送迎もあって、ひとり泊でも5万円以下はとても嬉しいお値段でした。
日景温泉(宿泊済)
含鉄泉が注がれる半露天風呂付のお部屋にも1人泊可能で、約55,000円。複数の泉質を楽しめる温泉が魅力の宿なので、また行きたいです。最寄駅からの送迎があります。
一人旅用のお部屋に以前泊まったことがありますが、そのお部屋はバスなしでした。宿泊記はこちらです。
乳頭温泉郷 孫六温泉六庵
ひとり旅だと66,000円ほどで予算オーバーですが、秘湯の一軒宿という趣に惹かれます。客室に露天風呂がついたお部屋があります。
ホテルプラザアネックス横手
パッと見たところ、駅前のビジホという感じがしますが、源泉掛け流し露天風呂付のお部屋があるのにびっくり。47℃ 毎分700リットル自噴泉から引いているそうで、この湯量なので加水も無し。2食付きで37,000円ほどですが、夕食はつけずに館内のレストランで簡単な夕食にしてしまえば、もう少し安く泊まれそう。
男鹿温泉郷 別邸つばき
塩分が含まれ、温まりの湯である男鹿温泉。湯量も豊富です。JR男鹿線の終点、男鹿駅から車で30分ほどかかりますが、無料送迎があります。客室に源泉かけ流し露天風呂・足湯がついたお部屋があり、2食付きで53,000円くらい。
男鹿温泉には大人の休日倶楽部パスを利用して行ったことがあり、その時は男鹿観光ホテルに宿泊しました。
岩手県
湯川温泉 四季彩の宿ふる里(宿泊済)
北上線に乗った時に泊まりました。部屋のベランダに浴槽を設置した感はあったけれど、それでも立派な客室露天風呂です。自分専用の温泉にいつでも入れるのは嬉しかったし、食事は個室でいただけ、お値段が27,000円くらいからというのも嬉しいポイントです。源泉の湧出量が多いのも私好み。最寄り駅のほっとゆだ駅からは、シャトルタクシーを利用しました。
花巻温泉郷 游泉 志だて
全26室で、すべてのお部屋に露天風呂付きという私好みの宿です。新花巻駅からは無料のシャトルバスが出ています。2食付きで44,000円くらい。
山形県
かみのやま温泉 古窯
全100室以上ある大型旅館で、宿の外観から察するに、古くからある温泉宿という趣ですが、館内はリノベして半露天風呂付のお部屋もあり、1人でも泊まれるプランが表示されます。2食付きで4万円くらいというのは嬉しいお値段。温泉の利用方法が探せなかったので、かけ流しかどうか不明。源泉の温度が高いので加水している可能性あり。
赤湯温泉 大和屋(宿泊済)
全17室というこじんまりした宿。内湯だけど温泉がこんこんと注がれるお風呂がついたお部屋に3万円くらいで泊まれました。
湯野浜温泉 KEMEYA(宿泊済)
日本海に面した温泉地で、塩分が豊富な温泉を楽しめました。庄内空港からのアクセスが便利です。私が泊まった時は2食付きで28,000円くらいでした。
あつみ温泉 萬国屋
プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選に40年連続入選の宿。なのに景観にこだわらなければ28,600円くらいから設定があるのはとても嬉しい。JR羽越線のあつみ温泉駅から無料送迎があるので、特急いなほとの組み合わせで行けそう。全91室の大型旅館です。
あつみ温泉 たちばなや
源泉かけ流しの半露天風呂付のお部屋に1人で泊まれて、52,800円くらい。
瀬見温泉 観松館(宿泊済)
鄙びた温泉街ですが、温泉は良かったです。お部屋の種類の中で、「七宝倶楽部」というお部屋が温泉付きのお部屋で、1人でも泊まれ、45,000円くらいです。最寄り駅はJR陸羽東線の瀬見温泉駅で、駅から歩いて20分くらいでしょうか。もちろん送迎もしてくれますが、2026年1月時点で、陸羽東線の瀬見温泉駅がある区間は運休していて、代行バスが走っています。
宮城県
川渡温泉 湯宿ぬまくら
露天風呂付の離れは一人でも泊まれるプランがあり、2食付きで55,000円くらい。アレルギー等、食べられない食材・調理方法の変更などに関しては、対応致しかねます、とあるので、食べられない食材がある方は要注意。最寄り駅は陸羽東線の川渡温泉駅で、駅からの送迎がある。
福島県
沼尻高原ロッジ
1室のみ源泉かけ流しのお風呂がついたお部屋があり、空いていれば一人でも宿泊できそう。45,000円くらい。JR磐越西線 猪苗代駅からの送迎があり、乳白色のお湯が魅力的なのでいずれ泊まりに行きたい。
会津東山温泉 松島閣
東山温泉の庄助の宿の離れという位置付け。JR磐越西線の会津若松駅から無料の送迎がある。2食付きで3万円くらい。
土湯温泉 はるみや旅館
総部屋数10室、全室温泉付き。2食付きで2万5千円くらいからとリーズナブル。公共交通機関で行こうとすると、最寄りの福島駅からの送迎はなく、路線バスで45分と少し時間がかかるのが難点かも。
おとぎの宿 米屋
お部屋のお風呂はアルカリ性の源泉をかけ流し。JR東北本線須賀川駅から送迎あり。55,000円くらい。
露天風呂付きの部屋を選ぶ時の注意点
露天風呂付きの部屋を選ぶ時の最大の注意点は、そのお風呂に注がれているお湯が温泉かどうか、ということです。温泉宿なんだから、当然お部屋の露天風呂にも温泉が注がれているでしょ、と決めつけていたのですが、実はそうでもないのです。
露天風呂付きのお部屋の詳細を読むと、以下のような記述がある宿もあります。湯量豊富な温泉地の宿でも、お部屋の露天風呂は温泉ではないとあって、ちょっとびっくり。私が温泉付きのお部屋に泊まりたいと思うのは、何度も好きな時間に好きなだけ温泉を楽しみたいからなので、お部屋のお風呂に温泉が注がれているかどうかは、必ず公式サイトで確認するようにしています。

関連リンク
鉄道の駅から歩いて行ける温泉宿
ひとり旅向けの宿一覧としてこんな記事も書いています。鉄道駅から歩いて行けるひとり旅でも泊まれる宿です。初めてひとり旅する女性にもおススメです。
冬になると行きたくなる雪見温泉宿
鉄道の駅やバス停から歩いて行ける、あるいは宿の送迎があるので雪でも安心なひとり旅でも泊まれる温泉宿です。
大人の休日倶楽部パスのコースの紹介
東北エリアはJR東日本がカバーしているので、大人の休日倶楽部パスで回りやすいです。いくつかコースを紹介しています。