サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ登頂は、今回のローマ観光の中でも特に楽しみにしていた体験のひとつでした。
クーポラの上からはサン・ピエトロ広場やローマ市街を360度見渡すことができ、バチカン観光のハイライトともいわれています。実際に登ってみると、その評判どおりの絶景が広がっていました。
ただし、予約していてもスムーズに入場できるとは限りません。私たちはクーポラ行きエレベータを10時に予約していましたが、朝8時45分に予約者用の列に並んだにもかかわらず、大聖堂に入れたのは9時30分。予約者の列も予想以上に混雑しており、少し焦る場面がありました。
一方で、朝8時過ぎのサン・ピエトロ広場は前日の混雑が嘘のように静かで、人の少ない広場をゆっくり眺めることができました。映画『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』の舞台として知られる場所を、朝の澄んだ空気の中で散策できたのも印象的でした。
この記事では、サン・ピエトロ大聖堂クーポラの予約方法、当日の入場の流れ、実際の待ち時間、320段の階段の様子、そしてクーポラから見た絶景について詳しく紹介します。これからクーポラ登頂を予定している方の参考になれば幸いです。
本記事の情報は2026年5月時点の情報です。

タクシーでサン・ピエトロ広場へ
ローマではテルミニ駅近くのホテルに滞在していました。ホテルからサン・ピエトロ大聖堂へは地下鉄やバスで行く方法もありますが、3人で移動するのでタクシーを選択しました。ホテルのフロントにタクシーを呼んでほしいというと、すぐに手配してくれて2~3分で到着しました。実は前日に日本人ガイドさんに移動方法を聞いた際、タクシーで行くならホテルで呼んでもらうのが一番確実でぼられないよ、と教えてもらっていたのです。
ホテルで呼んでもらうと、こんな予約票を頂けます。タクシーの名称(下の写真ではCATANIA17)が書かれています。タクシーのドアにこの名称が書かれているので、予約したタクシーに乗ることができます。

朝のサン・ピエトロ広場
ホテルからタクシーで15分くらいでサン・ピエトロ広場の入り口に到着しました。下の写真は朝8時10分頃です。

この時間帯だと広場は人が少なく、すがすがしい朝の空気に包まれています。

予約列に並ぶ
私達はクーポラに上がるエレベータの予約が10時でした。その1時間前から大聖堂に入れます。まずは予約者の入り口に並ぶのですが、この場所が分かりづらいです。
QRコードがついたメールには、以下のような案内図が添付されていて、青い四角で囲ったところが、予約者の入場口です。

大聖堂を正面にして、右手方向、下の写真の矢印付近に向かいましょう。

上の写真の赤い矢印付近に、下の写真のような2つのアーチがある城壁があるので、ここをくぐります。

アーチをくぐると行列ができているので、ここに並びます。私達は9時から大聖堂に入れるのですが、ここに並んだのは8時45分でした。もっと早くから並ぶべきでした。

ここから先、トイレに行きづらいので、行列に並ぶ前にトイレに行っておくことをおススメします。上の写真の左の方にこんな黒い建物があり、ここの地下に有料ですがトイレがあります。

1.5ユーロ取られました。

8時45分に並び始めて、30分経ちましたが、まだ手荷物検査の場所まで行けません。

ようやく大聖堂の建物に入れました。この時すでに9時30分です。

エレベータの行列に並ぶ
本来は9時に大聖堂に入り、音声ガイドを聞きながら大聖堂の中を見学し、10時のエレベータでクーポラに上がる、というスケジュールでしたが、大聖堂に入場できた時にすでに9時半でした。大聖堂の中は前日に見ていたので、この日は大聖堂の中は見ないでエレベータの列に並びました。エレベータの予約までに余裕があれば大聖堂を見ても良いと思いますが、クーポラから下りてきた後に大聖堂の中を見ることもできますので、入場できたタイミングで決めれば良いでしょう。
クーポラに上がる人の行列は、大聖堂内の左側にあります。下のレイアウト図の青枠のところです。

エレベーターで上がる人と、階段で上がる人の入り口が近いので、どちらの行列がエレベーターなのか、階段なのか、並んでいる人に聞いたり、行列の先頭の案内を確認しましょう。こんな感じに行列ができています。

私達はエレベーターの予約が10時でしたが、9時33分にこの行列に並び、予約時間より早かったのですが、この日はそのままエレベーターに乗ることができました。

クーポラに上る
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラは、途中まではエレベーターで上がることもできますが、テラスまでエレベーターで上がれるわけではなく、ドームの部分は320段の階段で上ります。
エレベーターで上がれるのはここまでです。

ここから先はクーポラの根元にある入り口から中に入って階段を上ります。

上の写真の階段の脇にトイレがあるので、必要な人は利用しておきましょう。

クーポラの入り口を入ると、大聖堂の中を見ることができます。

天井画も近くで見ることができます。

9時47分、階段を上り始めました。途中に螺旋階段もあります。


残り165段の表示、ほぼ半分まできました。ここで9時50分。結構順調に上がっている感じがします。

壁がカーブを描くようになり、ドームの上の部分に差し掛かってきたことが励みになります。

階段と通路の幅は狭いですが、下りてくる人は別の階段なので、すれ違うことはないです。

9時56分、テラスにでました!階段を上っている時間は10分程度です。フィレンツェのドゥオーモよりも階段の数も少ないし、そんなに大変ではありませんでした。

クーポラ上部のテラスはなかなかの混雑ぶりで、最前列で写真を撮るには、前の人が退くまで待つ必要があります。場所を移動するのもやや大変な感じの混雑ぶりでした。

こちらはバチカン美術館の方向。ドームの屋根のすぐ隣にはシスティーナ礼拝堂も見えます。

360度ローマの街を見下ろすことができます。


テラスには15分ほど滞在し、下りの階段を下り、エレベータのあるテラスまで戻ってきました。行きには見ていなかった大聖堂上部の聖人たちの彫像を見たり。

ショップやカフェもあります。

この後は下りのエレベータで下まで下りました。
クーポラ登頂の難易度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 階段数 | 320段(エレベータ利用時) |
| 所要時間 | 約10分 |
| 体力的な大変さ | ★★★☆☆ |
| 通路の狭さ | ★★★★☆ |
| 高所恐怖症の人 | やや注意 |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
上記は私の個人的な感想です。ちなみに私はこの時63歳女性、ふだん40分程度のウォーキングを週2回こなす程度の運動量です。
予約方法
クーポラに上るには、階段で上るにしろエレベータで上るにしろ、予約が必要です。私は公式サイトから予約しました。以下の情報は2026年5月時点の予約方法です。
公式サイト右上の「Menu」から「Book your visit」を選ぶと以下の画面に行くので、クーポラに上る人は「Dome」を選択します。

エレベーターを使うか、すべて階段で上るかを選択します。エレベーターの人は「The Dome with lift」の方のBOOKをクリックします。

次の画面には大人2人、日付などが適当に入っているので、これを自分たちの人数や日付に置き換えるため「Customize and buy」をクリック。


入力した期間内に選択できるチケットの候補が出るので、Dome with liftの欄のView optionsをクリックする。

次の画面で希望の日付とエレベーターに乗る時間を選択してSelectをクリック。

自分が入力した内容を確認して良ければConfirmをクリック。

もう一度金額を確認してConfirmをクリック。

代表者、同行者の氏名などの情報をインプットする。代表者のメールアドレスでアカウント登録するので、パスワードも入力します。

Terms and Conditionsのチェックボックスにチェックを入れて画面下のContinueをクリック

支払い方法を選択します。以下はクレジットカードを選択する場合です。

あとはネットショッピングする時のように、ご自身のクレジットカードを入力する画面になるので、必要事項を入力して支払いに進みます。決済が完了すると、登録したアドレスにQRコードが記載されたメールが届きます。このQRコードを大聖堂の予約者用の入り口や、エレベータの入り口で提示できるようにしておきましょう。
また予約した日時の24時間前になると、大聖堂の中で使えるオーディオガイドのQRコードも届きます。
注意事項
QRコードはスクショを撮るか紙でも持参
現地でトラブルなくインターネットに接続できれば良いのですが、何かトラブルで接続できないとQRコードが表示できないことがあります。そんな事態に備えて、QRコードはスクリーンショットを撮ったり、あるいは紙に印刷して持って行くことをおススメします。
荷物は最小限に
大きな荷物は持ち込めません。ローマの教会などはバックパック禁止というところもあるので、ショルダーバックが無難です。
まとめ
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラは、ローマ観光の中でも特におすすめしたいスポットです。
予約していても入場まで時間がかかるため早めの到着がおすすめですが、その苦労に見合う絶景が待っています。
フィレンツェのドゥオーモより階段は楽だったので、ある程度歩ける人なら十分挑戦できるでしょう。フィレンツェのドゥオーモのクーポラ登頂についてはこちらにまとめました。
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