ローマ滞在2日目は、前日のツアー観光とはまったく違い、すべて自分たちで計画した自由行動の日となりました。事前に日本でチケットを手配し、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ登頂、パンテオン、そしてコロッセオのアリーナ内部、フォロ・ロマーノの見学と、ローマの主要スポットをじっくり巡る一日です。
朝はサン・ピエトロ広場からスタートしましたが、昨日とは違い人も少なく、静かな空気の中でローマの朝を感じることができました。限られた時間の中で、効率よく、自分達のペースでローマを深く味わう特別な一日となりました。

- この日の行程
- サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ登頂
- サンタンジェロ城
- 街角のカフェでランチ
- パンテオン
- ナヴォーナ広場と四大河の噴水
- コロッセオ
- フォロ・ロマーノ
- 真実の口
- 初Uberでホテルに戻る
- まとめ
- 関連記事
この日の行程
終日自由行動のこの日は以下の順に自分たちだけで観光しました。
・サン・ピエトロ大聖堂クーポラ登頂
・サンタンジェロ城(外観のみ)
・ランチ
・パンテオン
・ナヴォーナ広場
・コロッセオ(アリーナのみ)
・フォロ・ロマーノ
・真実の口
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ登頂
大聖堂のクーポラは上ることができます。しかも途中までエレベータがあるのです。日本にいる間に予約しておきました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
サンタンジェロ城
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ登頂を終えた後は、徒歩でサンタンジェロ城方面へ向かいました。

テヴェレ川にかかるサンタンジェロ橋にはベルニーニの設計による天使像が並んでいます。

この天使像を見て思い出したのが、私が好きなTHE ALFEE高見沢さんのギターでした。

サンタンジェロ城の最上部には大天使ミカエルの像が立っています。疫病が流行した6世紀末、教皇が大天使ミカエルが剣を鞘に納める姿を目撃し、その後疫病が終息したという伝説が残されています。
剣を収める姿は、ローマに平和が戻ったことを象徴しているそうです。

街角のカフェでランチ
サンタンジェロ城の前を通り、次の目的地であるパンテオンに向かう途中、街角のカフェでランチを食べました。スタッフも親切で、味も良いカフェでした。

パンテオン
昼食の後は、事前に予約していたパンテオンへ向かいました。パンテオンは古代ローマ時代に建てられた建築物で、もともとは神殿として使われていました。パンテオンも「天使と悪魔」の舞台の一つです。

巨大な円形ドームと天窓から差し込む光が印象的で、古代ローマ建築の完成度の高さを実感します。入り口のブロンズ製の扉は建築当時のものだとか。

内部は広くて天井も高く、こんな大きな建築物がローマ時代に作られていたなんて本当に驚きです。ミケランジェロが「天使の設計」と称賛したと言われています。

パンテオンには、ルネサンスの巨匠 Raphael の墓があります。
『アテナイの学堂』で知られるラファエロは37歳の若さで亡くなりましたが、自ら希望してパンテオンに埋葬されたと言われています。
前日にバチカン美術館でラファエロの間を見学していたので、翌日に本人の墓を訪れることができたのは感慨深い体験でした。「天使と悪魔」では土の要素として登場します。

ナヴォーナ広場と四大河の噴水
パンテオンの後は、歩いてナヴォーナ広場へ。ナヴォーナ広場はローマを代表する美しい広場の一つで、カフェやレストランが立ち並び、多くの観光客で賑わっています。広場は細長い楕円形をしているのは、古代ローマ時代に建設された競技場「ドミティアヌス競技場」の跡地を利用しているためだそうです。
広場には北側から順に「ネプチューンの噴水」「四大河の噴水」「ムーア人の噴水」と3つの噴水があります。

こちらが広場の中央にある「四大河の噴水」です。
ベルニーニが設計し、ナイル川・ガンジス川・ドナウ川・ラプラタ川の4つの大河を擬人化した彫刻が配置されています。中央にはエジプト風のオベリスクが立っています。
『天使と悪魔』では「水」の祭壇の舞台として登場します。

コロッセオ
ナヴォーナ広場からタクシーでコロッセオへ向かいました。
前日のツアーでは外観を見るだけだったため、自由行動の日には事前に予約しておいたアリーナ入場付きチケットでコロッセオ内部を見学しました。
コロッセオは西暦80年頃に完成した古代ローマ最大の円形闘技場です。かつては剣闘士同士の戦いや猛獣との戦闘などが行われ、多い時には5万人以上の観客を収容したといわれています。

アリーナに入場
下の写真の白いテントがアリーナへの入り口です。テントのところで予約のQRコードを見せて入ります。

今回予約したアリーナチケットでは、通常の見学コースでは立ち入ることのできないアリーナ部分へ入ることができます。

アリーナとは、かつて剣闘士たちが戦った競技場の床の部分です。現在は一部が復元されており、実際にその場所に立つことができます。こんな感じの場所です。

アリーナに立つと、観客席がぐるりと自分を取り囲む構造がよく分かります。剣闘士たちはこの光景を目の前にして戦っていたのかと思うと、不思議な気持ちになりました。

また、床の下には地下施設(ハイポゲウム)が広がっています。ここには剣闘士や猛獣が待機する部屋があり、エレベーターのような装置を使ってアリーナへ送り出されていたそうです。

予約の失敗
コロッセオのチケットは何種類もあります。通常のチケットだとコロッセオに入場し、2階も見られますが、アリーナと呼ばれる場所には入れません。アリーナのみのチケットだと、アリーナにしかはいれません。通常のチケットを買えば良かったのに、せっかくならアリーナに入ってみたくて、アリーナのみのチケットを買ってしまいました。
アリーナに入れたのだから、一応目的は達成ですが、中に入るとやっぱり上の階にも行って、上から見下ろしたいと思いました。

チケットのサイト
コロッセオのチケットを個人で購入する場合はこちらのサイトから購入できます。私もここで購入しました。画面の中のIndividualというところから手続きしています。
Individualをクリックすると、次の画面で、チケットが数種類表示されます。

画面を下にスクロールさせるともう少し高いチケットも表示されます。

私は1段目に表示されたまん中のチケットを購入しましたが、これはアリーナしか入れません。1段目の左は同じ18ユーロですが、コロッセオ内の上の方にも行けます。ただアリーナには入れません。18ユーロ払う場合は、コロッセオの通常の観光ルートにするか、アリーナのみにするかの2択なんです。
でも2段目の左と中央のチケットは24ユーロと価格はあがりますが、通常の観光ルートに加えて、Entry to the Colosseum Arenaとあるので、アリーナにも入れるチケットのようです。今思えばこのチケットを買っておけばよかったと思っています。
チケットの「Purchase」を押し、人数を選択したら、訪問日時を選択する方式でした。直前だと希望日時に空きがないこともあるので、日程が決まったら早めに予約することをおススメします。
フォロ・ロマーノ
コロッセオの見学を終えた後は、そのまま歩いてフォロ・ロマーノへ向かいました。コロッセオのチケットにはフォロ・ロマーノの入場も含まれているため、古代ローマの中心地だった遺跡群を歩いてみることにしました。

フォロ・ロマーノは、古代ローマ帝国の政治・経済・宗教の中心地として栄えた場所です。かつては神殿や公会堂、凱旋門などが建ち並び、ローマ市民が集まる街の中心でした。

実際に歩いてみると、その広さに驚かされます。現在は石柱や建物の基礎部分が多く残る遺跡となっていますが、約2,000年前にはここに壮大な建築物が立ち並び、人々が行き交っていたのだと思うと感慨深いものがあります。

フォロ・ロマーノの中には、ティトゥスの凱旋門やサトゥルヌス神殿などの有名な遺跡が残されています。歴史に詳しくなくても、広大な遺跡の中を歩いているだけで古代ローマの雰囲気を感じることができました。

真実の口
ローマ観光で多くの人が訪れる有名スポットのひとつが「真実の口」です。
映画『ローマの休日』で、主人公アン王女が手を入れる場面が印象的に描かれたことで、世界的に知られるようになりました。私もローマを訪れたら一度は見てみたいと思っていた場所のひとつです。
真実の口は、もともとは古代ローマ時代の下水溝のふた、あるいは水に関係する施設の一部だったと考えられています。直径約1.8メートルの大きな円盤状の石には、髭をたくわえた男性の顔が彫られています。
この顔が何を表しているのかについては諸説ありますが、海神トリトーネや古代の神の顔ではないかともいわれています。
「嘘をついた者が手を入れると、口に手をかみ切られる」という伝説があり、いつしか「真実の口」と呼ばれるようになりました。

実際には手を入れても何も起こりませんが、多くの観光客が列を作り、写真を撮っています。平日の16時30頃でしたが、待ち時間は20分くらいでした。


私達も順番を待って、伝説の場所に手を入れて記念撮影をしました。

写真撮影にあたっては、スタッフの方がいて、スマホやカメラを渡すと撮ってくれます。スタッフの方はいろいろなスマホの操作に慣れているようで、とても上手に、しかも何枚も撮ってくれて、自分たちで撮るよりずっと良い写真が撮れていました。

真実の口が置かれているのは、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の入口部分です。
初Uberでホテルに戻る
真実の口で私達のこの日の観光はすべて終了しました。真実の口からホテルまでは少し距離があるので、Uberを使ってみました。私にとっては初めてのUberでしたが、無事戻ることができました。
真実の口で私達がUberを呼び始めて20秒くらいで車が決まり、5分くらいで車が到着しました。Uberアプリには車のナンバーが表示されるので、車を間違う心配はありません。行き先のホテルもあらかじめアプリ上で指定しているので、運転士さんに行き先を告げるのも不要だし、料金もアプリに登録したクレジットカードで決済されました。
まとめ
この日はイタリア旅行の実質的な最終日でした。
前日までのツアー観光では、効率よく主要な名所を巡ることができましたが、入場時間や団体行動の都合で、内部まで見学できない場所もありました。
この日は自分たちで事前にチケットを準備していたことで、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラに登り、パンテオンの内部を見学し、コロッセオではアリーナ部分にも立つことができました。さらにフォロ・ロマーノや真実の口など、ツアーでは時間の関係で訪れることが難しい場所にも足を運ぶことができました。
もちろん、自由行動では移動や予約など自分たちで考える必要がありますが、その分、興味のある場所でじっくり時間を過ごせるのが魅力です。
名所をただ見て回るだけではなく、古代ローマの歴史を感じながら、自分たちのペースで歩いた一日は、まさに私たちにとっての「ローマの休日」になりました。
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