鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

MENU

シンガポール3泊4日旅の全体像 役立ったアプリや困ったことなど

2025年3月、夫婦でシンガポールに出かけました。現地で便利だったアプリや困ったことなども含めて旅の記録を残しておきます。今回は路線バスに躊躇なく乗れるようになったので、代表的な観光スポットをあちこち訪れることができました。アプリのおかげです。

旅の全体像

1日目は移動

羽田からNH841便でシンガポールへ。日本からシンガポールへは私が利用したANA以外にもJALやシンガポール航空などが毎日運航していて、とても行きやすいです。

NH841便は10:50出発だったので、静岡在住の私は前泊しています。行きの飛行機に乗れない、というトラブルが一番悲しいので、前泊費用はリスク対策だと思っています。

東京からシンガポールまでは7時間半くらい。シンガポール空港の混雑により、着陸待ちになることが多く、この混雑によっても搭乗時間が変わってきます。搭乗記はこちらにまとめました。

www.frostmoonweb.com

日中便なので、1日目はほぼ移動に費やしました。現地に到着した後、フードコートで夕飯を食べています。この日からマリーナベイサンズに2連泊しました。

www.frostmoonweb.com

ちなみに今回含めて3回シンガポールを訪れていますが、私はいつも日中便を選びます。その方が到着後すぐにホテルにチェックインできて、体を休めることができるからです。深夜便の方が時間が有効活用できますが、機内で熟睡できないので、還暦過ぎの私には体力的につらいのです。

2日目はマレー鉄道廃線跡とセントーサ島

8時半くらいにゆっくりとルームサービスで朝食を取った後、午前中はマリーナ・ベイ・サンズのシンボルでもある、屋上のインフィニティ・プールへ。

インフィニティ・プール

午後はマレー鉄道廃線跡とセントーサ島を訪れまして、夜はマリーナ・ベイ・サンズの光と水のショーであるスペクトラを楽しみました。

マレー鉄道廃線跡

午後からはマレー鉄道の廃線跡を見に行ってきました。「レイル・コリドー」という場所で、線路や駅、鉄橋が残っていて、散策ができます。廃線跡が好きな鉄道好きには良い場所です。

廃線跡を歩けるレイル・コリドー

こんな感じに昔の駅舎やレールが残っています。

古い駅舎とレール

駅舎にはポイントを切り替える装置も。

ポイント切り替え装置

この駅でタブレット交換をしていたのか、こんな物も残っていました。昔の単線ではこういう仕組みで、列車が衝突しないようにしていたのですね。

タブレット交換のポール

私も子供の頃にそんなシーンを見た記憶があります。日本では由利鉄道で見かけました。

www.frostmoonweb.com

マレー鉄道の廃線跡をレールに沿って歩いて行くと、立派な鉄橋もあります。こういうの、鉄道好きな人にはたまりません。

立派な鉄橋

外側から見ると、こんな鉄橋です。

鉄橋

場所はこちら。マリーナ・ベイ・サンズからだとちょっと距離があります。レイル・コリドーの最寄りの地下鉄の駅はキング・アルバート・パーク(King Albert Park)駅。この駅からは徒歩数分です。地下鉄は6分間隔くらいで運転されているので、便利です。

セントーサ島

廃線跡を歩いた後に人気観光地の一つ、セントーサ島へ行ってきました。島にはユニバーサルスタジオや水族館、ウォータースライダーなどが楽しめるアドベンチャーパークがあり、家族連れにも人気の島です。地下鉄を乗り継いで出かけてみました。最寄り駅はハーバー・フロント駅です。ハーバー・フロント駅直結のビボ・シテイの3階からセントーサ・エクスプレスというモノレールで島に渡りました。

セントーサ・エクスプレス

海を渡って島に向かいます。島に渡る方法として、遠くに見えているロープーウェイという手段もあり、私はそちらを利用したかったのですが、この日は動いていなかったので、往復ともにモノレールを利用しました。

海を渡るロープーウェイもある

島内で特別どこかの施設に行きたい、というわけではなかったので、島内を横断しているセントーサ・ラインというロープウェイに乗ってみました。要するに私は乗り物に乗りたかったんですね。窓口でチケットを買って乗り込みました。空いていてゴンドラは私達夫婦で貸し切り利用です。

セントーサ・ラインに乗車

景色を楽しめるかと期待していましたが、スコールに見舞われ、景色はさほど楽しめず。

乗車中にスコール

雨もやみそうになかったので、終点まで乗って折り返してホテルに戻りました。奥の白い建物はシャングリラホテル。ビーチが目の前でリゾート滞在ができそうです。

雨で引き返す

マリーナ・ベイのショッピングモール

マリーナ・ベイ・サンズはホテルだけでなく、劇場やカジノ、フードコートにショッピングモールも一体となった巨大な街という感じ。フードコートで夕食を食べるために、モール内を歩きました。モール内には運河があって、小舟に乗ることもできます。運河の先にはある時刻になると滝が現れるスポットも。

モール内の運河

滝の所は、Rain Oculus(レイン・オクルス)と言うそうです。

レイン・オクルス
マリーナ・ベイ・サンズのスペクトラ

スペクトラは、マリーナ・ベイに面した場所で毎晩開催される光と水のショーです。

スペクトラ

きれいで楽しめます。所要時間は10分くらい。長くないのも飽きずにみられて良いです。ハスの花をイメージした建物も色が変化するのでお見逃しなく。

アート・サイエンス・ミュージアム

私達はスペクトラが始まる前に夕食をフードコートで食べましたが、皆さん同じことを考えるのか、かなり混雑していました。

スペクトラを鑑賞するお客さんは相当数いるので、良いポジションで見るには、少し早めに行って、場所を確保する方が良いです。

3日目はガーデン・バイ・ザ・ベイを楽しんだ後ラッフルズホテルへ

3日目のゆっくり朝食を取った後、ホテルをチェックアウト。大きな荷物をクロークに預けて、ガーデン・バイ・ザ・ベイへ。私にとっては2回目の訪問です。

スーパーツリー群

前回はスーパーツリーの間にかかるスカイウェイを歩かなかったので、今回は歩いてみました。

スカイウェイを歩く

スカイウェイを歩くにはもちろんお金がかかります。こちらの施設は、シンガポール市民とそれ以外とでは料金に違いがありました。日本もあちこちで入場料が上がって来ていますが、まだ日本人と外国人観光客とで金額に差をつけているところは少なそう。日本国内では、円安の影響もあって、海外観光客の価格にしてしまうと日本人がつらいので、こういう二重プライシングも方法の一つだと思いました。富士山とか京都とか導入してほしい。

Local Residentは入場料が安い

スカイウェイを歩いた後は、温室へ。今回は3月と言うこともあり、フラワードームでは桜祭りでした。

小倉上の模型と桜

日本文化の紹介も。こちらは鹿威し。

日本文化の紹介も

これは何? 日本で私は見たことがないですが、これも音を鳴らすものでした。

こちらも日本の文化なのかな

フラワードームの中は空調が効いていて、外が蒸し暑くても大雨でも快適に過ごせるので好きです。

温室内は快適

フラワードームの隣にはもう一つクラウド・フォレストという温室があります。こちらは入り口を入ると落差のある滝がお出迎え。

クラウド・フォレストの入り口

クラウド・フォレストの温室の中のエレベーターで上に上がり、そこから山岳地帯の植物展示を見ながらクラウド・ウォークを歩いて下りてきます。

張りだしているのがクラウド・ウォークと呼ばれる通路

クラウド・ウォークを歩き始めました。

クラウド・ウォークを歩いて下る

一番高い所では下から30mくらいあるので、高い所が苦手な人には少し怖いかも。

結構な高度感

先ほど入り口で下から見あげた滝を上から見下ろせる場所もありました。

滝を上から見下ろす

一通り見学したので、最後に眠っている男の子のオブジェを見にいきました。

眠っている男の子

ガーデン・バイ・ザ・ベイは屋内展示はエアコンが効いていて快適なのですが、一歩外に出ると蒸し暑くて体力を奪われます。私達はホテルからずっと歩いて回りましたが、かなりばてまして、園内を周遊しているバスを利用した方が良かったかも。

ランチは園内のレストランで食べました。

この日は今回の旅の最大の目的である、ラッフルズホテル宿泊だったので、チェックインタイムの15時にはラッフルズホテルに移動しました。さすがシンガポールを代表する名門ホテルとあって、素晴らしい滞在でした。宿泊記はこちらです。

www.frostmoonweb.com

4日目は日中に観光して夜便で帰国

ラッフルズホテルをお昼まで堪能し、チェックアウト後はまずはランチ代わりにラッフルズホテルのアフタヌーンティーをいただきました。その後はバスに乗って観光です。

旧シンガポール駅

バスに乗って最初に向かったのは、旧シンガポール駅。この駅はマレー鉄道の駅でタンジョン・パガー駅とも呼ばれています。地下鉄だと駅から少し歩くことになり、蒸し暑さに体が慣れていない中、それはつらかったので、アプリを活用して路線バスで向かいました。が、もう取り壊すのか、あるいは改修してまた見学できるようにするのかわかりませんが、ぐるりと壁に囲われていて、駅に近づくことはできませんでした。

旧シンガポール駅
マーライオン

シンガポールの観光名所と言えば、マーライオン。前回来た時には工事中でまったく見ることができなかったのですが、今回はその工事も終わり、せいせいと水を吐いていました。旧シンガポール駅から再び路線バスに乗って、やってきました。

やっと会えたね、マーライオン

近くの小さなマーライオンにもご挨拶。

小さなマーライオン

ただこの蒸し暑さに私はかなりバテていまして、スタバでしばし休憩。この後はシンガポールフライヤーですが、もうバスに乗る気力がなく、タクシーで向かいました。

シンガポールフライヤー

こちらはそんなに混雑しておらず、待たずに乗車できました。カプセルは28人乗りの大型ですが、空いていたので私達夫婦で貸し切りでした。写真のカプセルはお食事用のカプセルなので、中にテーブルがありますが、私達が乗ったのはテーブルがないカプセルです。でもサイズは一緒ですね。

ゴンドラ

カプセルは約30分で一周します。徐々に高さが上がって行き、眺めが良くなっていきます。

ガーデン・バイ・ザ・ベイの奥にはクルーズ客船

こちらはマーライオンがあるマリーナ・ベイ方向。

マリーナ・ベイ方向

カプセル内は空調が効いていて快適です。ベンチもあります。暑さでばてた体を休めることもできて大変良いアクティビティでした。高さのある場所から景色を眺めるのはなかなか楽しいです。ロンドンにもロンドンアイという大きな観覧車がありますが、乗らなかったんですよ。もしもう一度行くなら乗ってみたいなと思いました。

チャンギ国際空港のジュエル

帰りの便は夜10:20出発なので、最終日も夕方過ぎまで観光に使えました。が、蒸し暑い気候に耐え切れず、シンガポールフライヤーの後はバスでラッフルズホテルに戻り、預けてあった荷物を取ってタクシーで空港へ。だいぶ早かったのですが、空港で見たいものがありまして、移動したわけです。

見たかったのは、こちらの滝です。前回は早朝過ぎてまだ水が落ちていなかったのです。

ジュエルの滝「レインボルテックス」

落差は40mくらいあるそうです。

下から見上げたところ

空港に到着したのは夜19時くらいでしたが、まだ外は明るかったです。飛行機の出発までだいぶ時間があったので、シンガポール航空のラウンジで夕食代わりに少しお腹に入れました。目の前で麺類を作ってくれるサービスがあって、美味しくいただきました。

ラウンジにて

お役立ちアプリ

今回の旅で一つ覚えたのは、路線バスに乗れるようになる、ということでした。外国に出かけると、鉄道乗るのはそんなに難しくないのですが、バスはどのバスにどうやって乗れば良いのかわからず、ほとんど乗ったことがありません。

が、最近は本当に便利になりましたね。以下2つのアプリのおかげで、難なくシンガポールではバスに乗ることができました。

Google マップ

今さら紹介するまでもないアプリで、旅先では何かとお世話になるアプリです。シンガポールは路線バスとの連携がきちんとできていて、自分が行きたい場所の経路検索をすると、どのバス停から何番のバスに乗れば良いのかを表示してくれます。路線を番号で出してくれるので、乗り間違えることもなく、大変便利でした。

以下は、シンガポールフライヤーからラッフルズホテルまでのバス路線の検索です。経路検索のフィルターでバスを選ぶとバスの候補を出してくれます。133とか502という数字がバスの路線番号。

Google マップの画面

SG Buses

バスの路線番号はGoogleマップでわかりますが、今いる停留所に目的のバスが何分後に来るか?を知るには、SG Busesというアプリが便利でした。スクショを取り忘れましたが、アプリ開いて最初の画面はこんな画面です。ここで左上のNearbyを選ぶと、今いるバス停にどのバスが何分後に到着するのかが表示されました。

SG Busesの画面
路線バスの乗り方

私のような短期滞在者はクレジットカードで乗るのが便利だと思います。乗る時にタッチ、降りる時にもタッチです。乗る時は、手を挙げて乗る意思を示します。下りる時には日本と同様、チャイムを鳴らして下りる意思を示します。Google mapやSG Busesアプリなどで、次が自分の下りる停留所だ、というところに来たら、近くのボタンを押して知らせましょう。

バス停はこんな感じで、何番のバスがこのバス停を通るのかが表示されています。

バス停

困ったことはタバコが高い

旦那さんがタバコを吸うのですが、タバコを売っている場所がなかなかなくて困りました。7-11のようなコンビニで売っていることがわかり、事なきを得ました。シンガポールはタバコに厳しくて、日本で一般的に売られているタバコは持ち込み条件に合わないため、持って行くことはできません。条件はこちら。

  • パッケージにロゴやブランドマークが入っていないもの。
  • 健康障害の警告の図柄・写真が入ったもの。
  • パッケージの色はドラブ・(ダーク)ブラウン。

シンガポールの空港でまず旦那さんはタバコを買いたかったのですが、売っているところが見つからず、とりあえずホテルへ。そこで「7-11に売っている」と教えてもらい、近くの7-11で買いましたが、1箱2000円くらいしました。そのタバコも見える所には置いてなくて、店員さんにタバコがほしい、と言うと、カウンター奥の戸棚を開けてくれて、初めてタバコが見えるという感じで、シンガポールにおけるタバコの規制の厳しさを垣間見た感じがしました。

喫煙場所はマリーナ・ベイ・サンズはエントランスの外の横の方にあり、ラッフルズ・ホテルはテラスで吸っても良いとのことで、ホテル滞在中はそれほど困りませんでした。町中もところどころに灰皿があり(たとえばトイレの横のあたりとか)、吸うことについてはそんなに困りませんでした。

2023年の訪問

私は前回2023年9月にシンガポールを訪れています。この時はマイル修行だったので2泊3日の滞在で、あまり観光はしていませんが、その時の旅行記はこちら。

www.frostmoonweb.com

まとめ

今回は3月中旬の訪問で、私には外を歩く時の蒸し暑さがとても堪えました。単に体力が無くなっただけなのか、体が暑さに慣れていない時に来たからなのか分かりませんが、前回2023年9月に訪問した時には、ここまでつらくなったように思うのですが。

日本の3月中旬はスギの花粉で大変ですが、シンガポールは花粉症の心配がなく良かったです。

シンガポールは日本からもそれほど遠くなく、治安も悪くないし、食べ物も多様です。鉄道もバスも旅行者が便利に使えるので、移動にも困りません。個人での海外旅行してみたい人のトレーニングにも適した場所だと思います。今回Grabを使ってみたかったけれど、結局普通のタクシーを使ってしまい、Grabデビューはできませんでした。年を取りすぎる前に、こういうアプリにも慣れておきたいものです。

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村