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主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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シンガポールの名門 ラッフルズホテル パームコートスイート宿泊記

私にとって3度目のシンガポールは、旦那さんの憧れのホテルであるラッフルズホテルに宿泊するのが最大の目的でした。

ラッフルズホテルはシンガポールを代表する名門ホテル。ホテルそのものが観光名所にもなっていて、私も前回シンガポールを訪れた時には、建物の写真を撮ったり、ブティックでお土産を買ったりしました。ロビーで提供されるアフタヌーンティーは宿泊しなくても楽しめますが、ロビーより奥は宿泊客だけの空間。そこに行ってみたくて、1泊だけ泊まったというわけです。2025年3月の旅です。

チェックイン

チェックインは15時からです。憧れのホテルを十二分に楽しむため、今回は15時にチェックインし、チェックアウトタイム12時までホテルに滞在していました。タクシーでエントランスに到着すると、ターバンを巻いたドアマンがドアを開けてくれます。名前を告げると、荷物を全部預かってくれ、フロントに案内されました。

名物ドアマンのお出迎えを受けてホテル内へ

エントランスを入ると、大きなシャンデリアがあるグランドロビーです。チェックインタイムの時間帯は、グランドロビーではアフタヌーンティーの時間です。宿泊客以外でも楽しめるので、少しざわざわしています。

豪華なシャンデリアが目をひくロビー

ロビーの奥、階段のある辺りからが宿泊客だけのゾーンになります。

ここから先は宿泊者ゾーン

階段の奥にレセプションデスクがあり、そこでチェックインの手続きをしました。ガイドブックではお部屋でチェックインとありましたが、私達はこちらで。

こちらでチェックインの手続き

お部屋

いくつか種類があるお部屋の中で、今回宿泊したのはパームコートスイートというお部屋です。ホテルのエントランスからは少し距離があります。庭に面した長い廊下を歩いて向かいます。廊下のチェアに座っている人たちは、宿泊客です。各お部屋のテラスを兼ねているようです。

お部屋に向かう廊下

こちらが私達が宿泊したお部屋の入り口。

私達が宿泊したお部屋の入り口

ドアを開けると、まずはリビングスペースです。ソファとテーブルがあり、ミニバーやコーヒーマシンなどもこのリビングに用意されていました。下の写真の中央の扉が、外から入って来るドアなので、ドアを開けるといきなりお部屋という感じです。

リビングスペース

ソファー側から撮るとこんな感じで、大きなテレビもあります。テレビは隣の寝室にもありました。

リビングスペース

高い天井の中央にはファンが回っています。

天井が高い

テーブルにはウェルカムメッセージ(名前が記載されているので裏返してあります)と紅茶の用意があります。紅茶の手前にある6つの窪みがあるものは、この後バトラーさんが持ってきてくれるチョコレートを並べるための台です。手前の2枚の茶色のカードはルームキーで、お土産に持って帰ることができます。

リビングのテーブルの上

チョコレートは8種類あり、その中から1人につき3個選びます。どうせなら1人4個にして全部の種類が食べられればよいのに、そうはいかないのですね。

ウェルカムチョコレートと紅茶

リビングの中にはコーヒーマシンや冷蔵庫、スナック類もそろっています。

コーヒーマシンや冷蔵庫など

冷蔵庫内のノンアルコールドリンクはサービスとのこと。でもあんまり飲みたい飲料がなかったです。

冷蔵庫内

こちらのアルコールは有料です。

アルコールは有料

ソファー横にはタブレットがあり、空調やカーテンの開け閉めなどをコントロールできます。日本語があって助かります。

照明や空調をコントロールできるタブレット

リビングの奥にはベッドルームがあります。同じグレードのお部屋でも、ベッドが1台のお部屋と2台のお部屋を予約の時に選べます。私達はベッド2台のお部屋にしました。ベッドルームの奥はバスルームです。

ベッドルーム

ベッドサイドのテーブルにはコンセントの用意もあります。

ベッドサイドテーブルにはコンセントも用意もある

クローゼットは広々。スリッパや、靴の形を整えるシューキーパーまでありました。スリッパは使わずにお土産として持ち帰ってきました。旦那さんは自宅で使っています。

シューキーパーやスリッパの用意もある

クローゼットの隣には机と椅子。丸い所を開けたら、鏡とドライヤーが用意されていて、デスクと言うよりはドレッサーという感じです。

鏡台といった感じのコーナー

水回りはお部屋の一番奥にあります。シンクはダブル。左側のシンクには、拡大鏡ありました(下の写真では切れてしまっていますが)。

バスルーム

洗面台の引き出しにはアメニティグッズ。左右のシンクで異なるアメニティが入っていました。女性用、男性用を意識しているのかも。

アメニティ

バスルームの中央にはバスタブが置かれています。奥の2つの扉は、右がシャワーブース、左がトイレでした。

バスタブ

シャワーブースの中は広々。シャワーは天井に固定されたレイン式と、ハンド式の両方が設置されています。私はハンド式の方が使いやすいので、ハンド式があるのはとてもありがたいです。シャンプー、コンディショナー、ボディソープの用意があります。歴史あるホテルですがリノベしているので、水回りも新しい感じがします。

シャワーブース

トイレはこんな感じ。いわゆる日本で一般的な洗浄機能はついていません(ホースみたいなのはあるけど)。マリーナベイサンズには洗浄機能付きトイレだったので、そこがちょっと残念。

トイレ

館内

せっかく宿泊客エリアにいるので、あちこち探検しました。

グランドロビー

アフタヌーンティーのみの利用では、1階部分のみの利用となりますが、泊まると2階や3階からロビーの吹き抜けを上から眺めたり、重厚感が漂う階段を歩くこともできます。

3階からグランドロビーを見下ろしたところ

重厚感ある階段

グランドロビーの上の2階、3階はホテルエリアでスイートも何室かあります。

グランドロビーの上の階にもスイート

ホテル正面のロータリーに面した3階には、ラッフルズ卿の名前がついたお部屋もありました。ラッフルズホテルには、著名人の名前がついたお部屋がいくつかあります。

ラッフルズ卿の名前がついたお部屋

ラッフルズホテルの歴史

ホテル内の一角に、ラッフルズホテルを訪れた著名人の写真が飾られたギャラリーがあります。

多くの著名人の写真が並ぶコーナー

エリザベス女王やマイケル・ジャクソン、各国の政治家、私の世代ではテニスプレーヤーのサバチーニの写真も写真の人物が誰なのかがわかる写真でした。日本人の写真もありましたよ。

ラッフルズホテルを訪れた著名人たちの写真

プールとジム

ホテルの3階にはプールとジムがあります。午前中の気温が低い時間帯だったので、誰もいませんでした。でもスタッフは待機していて、私達がプールサイドに行くと、ささっとデイベッドを整えて、お水を持ってきてくれました。

プール

こちらはジム。結構マシンの台数がありましたが、この時間帯は利用している人はいませんでした。

ジム

ウェルカムドリンク

ラッフルズホテルと言えば、シンガポールスリングというカクテルが誕生したバーがあることでも有名です。チェックインすると、ウェルカムドリンクとしてシンガポールスリングを1杯いただけます。お部屋に来たバトラーさんが、アルコールの有無やいつ飲みたいかを聞いてくれます。私達は夕食の前にカジュアルな感じのレストランで頂くことにしました。

カジュアルな感じのコートヤード

スタッフの方にウェルカムドリンクを飲みに来たことを伝えると、ちゃんと伝わっていて、おつまみと一緒に運ばれてきました。おつまみは日本でもおなじみの落花生でした。夫婦ともに飲めないので、ノンアルコールで作ってくれています。

ウェルカムドリンク

お食事

私達のプランは1泊朝食付きだったので、夕食はどこかのレストランで頂くことになります。フードコートなどでお安く済ませても良かったのですが、せっかくのラッフルズホテルだったので、ホテルのサイトに出てくるレストランでいただきました。

夕食は中華料理をチョイス

夕食はホテル裏手にあるこちらの中華レストランです。

www.raffles.com

入り口は少し不思議な感じ。

レストランの入り口

この日いただいたメニューはこちら。私達は一番安いコースにしましたが、コース料理はもっと高いのもあるし、アラカルトメニューもあります。

この日のメニュー

前菜とスープ。味は美味しいです。食べられない食材は伝えるとちゃんと配慮してくれました。

前菜とスープ

メインは2皿。

メイン

お食事は麺。

ちょっと焼きそばみたいな感じ

デザートは見た目も楽しめる工夫がされていて、シュワシュワとドライアイスの煙と共に運ばれてきました。

デザート

ホテルのサイトにDININGの冒頭に表示されるレストランだったので、メチャフォーマルな感じなのかと思い、ワンピース着て少しドレスアップして出かけましたが、店内のお客さんはTシャツに短パンの人もいて、ちょっと拍子抜けしました。

場所もかなりわかりづらい場所にありました。そもそもホテルのメインダイニングなら、こんなに分かりにくい所には位置していませんね。そうなんです、どこにあるのかかなり迷いながら到着しました。

味は悪くないし、サービスも良いけれど、ラッフルズホテルに泊まるのなら、是非このレストランで! という程でもないかも、というのが正直な感想です。

私達はコース料理を注文してしまいましたが、周りのテーブルはアラカルトで頼んでいるのか、北京ダックと思われるお料理がとても美味しそうでした。

周囲のお客さんに提供されているこちらの料理が美味しそうでした

朝食

朝食付きだったので、グランドロビーで提供される朝食をいただきました。こちらがメニューで、私はメインの卵料理はエッグ・ベネディクトにしました。

朝食のメニュー

エッグ・ベネディクトを頼んだうえに、さらに他のメニューも頼めるのかな。パンケーキとかも食べてみたい感じはありましたが、言葉のハンディがもどかしく、パンやサラダはビュッフェから取ってきました。

卵料理以外はビュッフェ台から

エッグベネディクトはキッチンから運ばれてきます。食べかけ写真ですみません。

エッグ・ベネディクト

朝食時のグランドロビーは宿泊客だけと思います。静かな雰囲気が良かったです。

アフタヌーンティー

ラッフルズホテルのチェックアウトタイムは12時。12時10分くらい前にチェックアウトし、12時からはグランドロビーでアフタヌーンティーをランチ代わりにいただきました。

グランドロビー

アフタヌーンティーは事前に予約しておきました。テーブルセッティングはこちら。

アフタヌーンティーのセッティング

アフタヌーンティーで席について最初にすることは、お茶を選ぶことです。お代わりの時に、別の茶葉をお願いすることも可能です。

茶葉を選ぶところから始まる

お茶が決まると大きなワゴンをスタッフが押してきて、テーブルの横でお茶を入れてくれます。

お茶を入れていただく

こちらはメニュー。一人90シンガポールドルでした。

メニュー

運ばれてきた3段トレーはこちら。2人分です。

サンドイッチやスイーツなど

トレーが空になる頃、スコーンが運ばれてきました。

スコーン

まとめ

旦那さんがいつか泊まってみたい、と言っていたラッフルズホテルへの滞在がついに叶いました。私は今回が3回目のシンガポールでしたが、過去2回は一人旅で、マイル修行が目的だったこともあり、観光はロクにしませんでした。旦那さんにとっては初シンガポールになり、2人いるとあちこち出かける気力もあり、観光も楽しんだシンガポールの旅となりました。

ラッフルズホテルのお部屋は全室リビングと寝室が分かれているスイートのお部屋です。バトラーさんがついていて、滞在中のあれこれをお願いすることができるようなのですが、英語が話せないとなかなかお願い事も難しいです。私達はタオルの交換とミネラルウォーターの追加をしただけでした。あとはチェックアウトの時間の確認や荷物を運ぶお手伝いがいるか?という電話がバトラーさんからかかってきたので、ポーターさんのお願いと、チェックアウトした後の荷物の預かりをお願いしました。

コロニアル様式を大切にしたホテルの建物はもちろん、スタッフのサービスも洗練されていて、さすがシンガポールを代表するホテルだと思いました。

関連リンク

シンガポールには3泊していて、最初の2泊はマリーナ・ベイ・サンズに宿泊しています。

www.frostmoonweb.com

 

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