当ブログは旅がテーマのブログですが、築25年の我が家をリフォームすることになりまして、記録をブログに残しておこうと思い、旅とは無関係のテーマですが記事を書きました。リフォームの目的はエコです。参考にした情報源や、現状把握をまとめました。現状把握はもう少し時間かけて確認したいので、後日追記しようと思います。
- リフォームのきっかけ
- 今回のリフォームでやりたいこと
- 断熱や太陽光発電の有効活用に関心を持った理由
- いろいろ学べた情報源
- 現状把握1: 我が家のエネルギーコスト
- 現状把握2: 我が家の太陽光発電
- まとめ
リフォームのきっかけ
以前飼っていたワンコがいたずらして、リビングの壁に何か所か穴を開けてしまい、これを補修したいというのが事の発端。どうせなら穴の補修だけでなく、築25年たって、くすんできた壁紙も新しくすることにしました。壁をいじるのなら、壁の断熱リフォームのチャンス、と思った次第です。
今回のリフォームでやりたいこと
1) 補修
- ワンコがあけた壁の穴の補修と、LDK+和室の壁紙張り替え
- 和室の畳交換
2) 省エネ対策として断熱強化
- 壁内の断熱材を強化する
- リビングの出窓2か所に内窓をつける (2か所で132,400円)
- 床暖房の施工の都合で内窓がつかない掃き出し窓1か所は、カバー工法で断熱性能の高い窓に入れ替える (257,800円)
3) 太陽光発電の有効活用
- 12年使ってきたエコキュートを太陽光発電対応タイプに入れ替えて、屋根に乗っている太陽光発電の自家消費を増やす (設置費用込みで375,000円)
断熱や太陽光発電の有効活用に関心を持った理由
ちきりんさんのリノベ本を読んで
断熱と聞くと、寒い地域の方が冬の寒さ対策として家に施すものと言うイメージを持っていました。私の住んでいる所は雪も降らないし、冬に氷点下になることも稀なので、断熱は関係ないと思っていました。私が家の断熱に関心を持ったのは、ちきりんさんのリノベの本を読んだからです。こちらの本によると、冬だけでなく夏の暑さにも効果があったと書かれていました。帰宅した時の室内のムッとした空気、なんとかしたいです。
エネルギー価格の上昇と電力逼迫に対策したい
2022年6月現在、日本のエネルギー価格は上昇しており、この傾向は当分は続くことが予想されます。しかも日本の電力はかなり逼迫している状態。この環境下で個人でできる対策は、家の断熱、省エネ化だと思います。最もコスパ良く対策できるのが、窓に内窓を付けるという方法と知り、断熱リフォームをしてみることにしました。2階建ての我が家全体をやるのは資金的にも困難なので、まずは滞在時間が長いLDKから始めることに。その効果を実感できたら寝室とお風呂にも手をつけたいと思います。
太陽光発電を有効活用したい
太陽光発電を導入した時に、給湯をガスの給湯機からエコキュートに変更しました。エコキュートは今はまだ支障なく使えていますが、すでに12年経過しています。コロナ禍以降、半導体不足でいろいろな物が品薄になっています。エコキュートが壊れると困るので交換することに。今のタイプは太陽光発電でお湯を作ることができるようになっていて、これから電気料金が上がることが予想されるので、その対策にもなりそうです。
いろいろ学べた情報源
Voicy 断熱教室
竹内昌義先生のVoicy。なんと無料で聞けてしまうというありがたさ。申し訳ないので差し入れしました。断熱やゼロエネルギー住宅の建築の専門家で、2020年6月の国会で成立した、建築物省エネ法の立役者の一人なので、毎回の放送は本当に学びが多いです。
東京大学前準教授の記事
断熱リフォームに関する書籍
前述のちきりんさんのリノベ本だけでなく、いくつかリフォーム前に読みました。
これからのリノベーション断熱・気密編
Voicyで断熱教室の放送をしてくださっている竹内先生も著書の一人です。「気密」という言葉を知りました。
エコハウスのウソ2
東大の前先生の著書です。窓ガラスをLow-Eの断熱タイプにするか、遮熱タイプにするか悩んでいたのですが、こちらの本で断熱タイプにしました。
ホントは安いエコハウス
セミナーにも参加
コロナの影響でセミナーのオンライン化が進んだおかげで、首都圏で開催されるセミナーにも参加できるようになり、いろいろと勉強になりました
省エネ改修のこれから 建築家 竹内昌義さんに聞く
https://peatix.com/event/3231181
情報源から学んだこと
- 断熱リフォームで一番コスパが良いのは、窓の改修。なぜならば室内に入る熱も、出ていく熱も窓が一番高いから。窓を良くすると家の断熱性能が上がる。
- 夏の暑さ対策は、日射遮蔽をどうやるか。できるだけ窓の外でカットするのが良いので、古くからあるよしずは理にかなっている。
- 太陽光発電は売るより自家消費がお得。蓄電池はまだ高いので、電気エネルギーを熱エネルギーに変換してエコキュートでお湯を作るのがおススメ。
旅の視点にも影響が
こういう情報に接してから、旅先では屋根にどれくらい太陽光パネルがのっているのだろう?と気になることも。
先日出かけた隠岐は本土から離れているので、おそらくガソリン価格も輸送費がかかる分、本土より高いはず。こういう場所こそ太陽光発電とEVにしたら、ガソリン代高騰にも対応できるし、CO2削減にもなるのでは?などと考えてしまいました。隠岐、本当に良い所でした。旅行記はこちらです。
現状把握1: 我が家のエネルギーコスト
電気
我が家の電気の使用量を約3年分、グラフにしてみました。1月2月の使用量が多くて、春から冬まではそんなに多くない傾向です。2022年の2月がグンと高いのは冬が寒かったのと、寝室の暖房にデロンギのオイルヒーターを使ったためと思います。
2022年はエネルギーコストの高騰が心配されています。まずは電気代を確認してみました。下のグラフは月の電気代を電気使用量で割って、1kwhあたりのお値段を月ごとに折れ線グラフにしたものです。ぐんぐん上昇しています。これからももっと上がると思います。
ガス
我が家のエネルギーは給湯と夏の冷房は電気ですが、冬の暖房はガス給湯による床暖房がメインです。ガスは夏場は料理にしか使用しないので、月2,500円くらいですが、床暖房をつけるようになるととても高くなります。ガスの使用量も夏場は1.7㎥が、暖房の時期は46㎥とものすごく使用量が増えます。断熱リフォームすることで、ガスの使用量が減らせるといいなと思っています。
現状把握2: 我が家の太陽光発電
太陽光発電はどれくらい発電しているか?
エコキュートをソーラーチャージタイプにすると、昼間に太陽光パネルで発電した電気でお湯を作りますが、我が家の屋根の太陽光発電は3.7kwと容量が小さいのが難。まずはどれくらい発電しているか確認します。以下のサイトにログインすると、前月までの発電量を確認できます。
今年は意外にも5月の発電量が少なかったのです。ちなみに5月と言うのは、4月中旬から5月中旬を5月として表示されています。
我が家の3.7kwという太陽光パネルだと、だいたい1か月に300kwh、30日で割ると、1日10kwhくらいのようです。ただ、1日の発電量を知るだけでは、いつエコキュートを動かすのが良いのかわかりません。エコキュートでお湯を作るには、1.5kwくらいの電力が必要です。太陽光発電が1.5kw以上発電している時間帯を知る必要があります。くらしTEPCOのサイトでは時間ごとの発電量も確認できます。
くらしTEPCOだと、リアルタイムでモニターすることはできないので、自宅の発電量・使用量のモニター機器を時々チェックしています。晴れのお昼過ぎ、発電量が3kwを超えています。エアコン1台と冷蔵庫が主な電気使用製品で、0.53w。これだとエコキュートを動かしても太陽光だけで賄えそう。
けれど、我が家の太陽光が3kw発電していることはめったになく、ほとんど瞬間最大風速みたいなものです。太陽光がたっぷりパネルにあたるのは10時から2時くらいで、その間はだいたい2kwくらいのようでした。ちょっと雲がかかるとあっと言う間に1kwくらいに低下します。そういう時にエコキュートを動かすと、買電することになります。我が家の電気の契約は昼間の単価が高く、深夜電力が安いプランなので、本当はもう少し出力の大きな太陽光発電が欲しいところです。
まとめ
この記事を書き始めた時は6月の上旬でした。壁紙を貼る職人さんの確保ができずに着工できなかったのですが、やっと工事日程が決まり、なんとか7月末までにリフォームを終えられそうです。今から楽しみです。