上高地には6月に行ったばかりですが、8月にも行ってしまいました。6月の旅はこちらです。
8月のお盆休みは全国的にお天気が悪く、雨の中の散策となりましたが、最近手に入れたモンベルの超軽量雨具であるバーサライトパンツをはいて、雨の上高地を歩いてみました。
バーサライトパンツとは
このパンツはモンベルの雨具の中でも超軽量なのが魅力です。カタログの数値によれば重さは76gです。
畳むとこんなにコンパクトになります。
持ってみると確かに軽い。
今まで使っていた雨具はミレーの上下で、これはこれで素晴らしい性能の雨具なんですが、ちょっと嵩張るのです。下の写真、右側がミレーのレインパンツですが、ずいぶん大きさが違うでしょ? 近所の山へのハイキングに用心のために持って歩くのなら、もっと軽くてコンパクトなのがいいなーと思い、モンベルのバーサライトパンツを買ったのです。基本的にお天気悪い時には日帰りハイキングには行きませんからね。
バーサライトの素材は薄くてシャカシャカした手触りです。薄いけど透けるほどではないです。
モンベルのサイトにも書いてありましたが、薄いのでとがった岩角などに引っ掛けると破れる可能性はあります。私が歩くような場所にそんな岩稜帯はありません。注意するとすれば、遊歩道に出っ張っている木の枝くらいかな。今回は穴があくようなことはありませんでした。
パンツの裾にはファスナーがないので、登山靴を履いたままだとはくのが大変そう。今回は宿から出発する時にすでに雨だったので、部屋でレインパンツをはいてから、シューズを履きました。
ポケットはありません。
雨でしたがせっかく上高地まで行ったので、このパンツをはいて散策に出かけてみました。1時間半ほど歩きましたが、雨がしみることもなく、上高地は涼しいこともあり、汗で蒸れることもなく、とても快適でした。(はいて歩いている写真がなくてすみません。) ちなみに雨具の上はミレーのティフォンを着ています。
今回歩いたコース
今回は上高地温泉ホテルに宿泊したので、ホテルから大正池まで梓川沿いを下り、大正池から折り返して河童橋までを歩きました。6月に来た時にもこのコースは歩きましたが、雹交じりの雷雨で散策を楽しむどころではなかったんですよ。なので今回はそのリベンジです。YAMAPのログを見ると6キロ歩いていますね。私にしてはよく歩きました。
上高地ウォーキング-2021-08-10 / ままこさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
6月も雨で、今回も雨でしたが、風がなかったので傘をさして歩くことができました。
6月の時は雷雨で駆け抜けてしまった田代湿原も今回は写真を撮る余裕がありましたが、見えるはずの穂高は残念ながら見えず。見えれば絶景だったと思います。
田代湿原の隣には田代池があります。こちらも静かで美しい池です。
上高地のある池といえば、大正池も有名です。20年くらい前に訪れた時には枯れ木が水面からにょきにょき出ていて、神秘的な印象があったのですが、なんだかすっかり様相が変わってしまったような感じでした。お天気が悪かったせいもあるかもしれませんが。
6月に訪れた時の雷雨に比べれば今回の雨は大したことなかったのですが、全体に雲がかかっていて、素晴らしい山の景色が見られなかったのがちょっと残念です。大正池からはバスで上高地バスターミナルまで戻るのが楽ちんですが、時間に余裕があったので、歩きました。なのでおなかが空いて、6月に泊まった五千尺ホテルのカフェで腹ごしらえをしたのでした。
お宿は上高地温泉ホテル
上高地にも温泉があるのです。こちらのホテルは数年前に母と泊まりました。いま思えば母と出かけた最後の旅でした。今回は旦那さんと一緒でのんびり温泉に入りたいと思い、こちらの宿にしました。
前回、妹の家族が泊まった角部屋を今回はチョイスしたので、お部屋の様子などをupします。お部屋は入り口を入って、踏み込みの奥に客間があります。
角部屋は2方向に窓があるので、明るいです。梓川側にはベランダがあり、外に出ることもできます。
焼岳側には縁側があり、テーブルといすが置いてあります。お天気が悪く、今回は1度しか焼岳を見ることができませんでした。
部屋には洗面、バス、トイレ付きです。温泉の大浴場があるので、お部屋のお風呂は使いませんでした。毎度不思議に思うのは、温泉の大浴場があるのに、どうしてバス付きのお部屋を作ってしまうのでしょう?
お部屋には都度沸かすタイプの電気ポットが用意されていて、いつでも熱いお湯が手に入ります。お茶はティーバッグタイプの緑茶です。お茶っ葉の交換が楽ちんで好きです。
部屋にはエアコンはないのですが、扇風機の用意がありました。この日は雨で気温も上がらず、窓を開けていれば涼しい風が入ってきました。残念なのはWifiが部屋では使えないこと。ちょっと残念かも。
異なる泉質の温泉を楽しめます
こちらのホテルでは源泉を複数持っています。大浴場は男女別に1か所ずつ。それぞれ内湯からそのまま行ける露天風呂があります。時間で男女の暖簾が入れ替わります。
内湯と露天の大きめの浴槽は無味無臭無色の温泉ですが、露天に設置してある樽風呂はちょっと白濁感があり、他の浴槽との泉質の違いを実感できます。
夕食は部屋食・朝食は食堂でビュッフェ
前回宿泊した時は2家族で2部屋に分かれて泊まったこともあり、食堂で夕食を食べましたが、基本的には夕食は部屋食です(プランによっては夕食が食堂のプランもある)。
まずは夕食からご紹介。お品書きはあらかじめ部屋に置いてありました。品数は豊富です。
時間になると係の方が部屋にお料理を運んできてくれます。最初に冷たいお料理がまとめて運ばれてきました。お凌ぎのお蕎麦も一緒に届いてしまい、前菜などを食べているうちに、なんだかのびちゃいそうで、ちょっと残念です。
前菜以外にお刺身やローストビーフも最初に運ばれてきました。
箸置きの河童君がかわいいね。
食前酒を飲んでいただきます! ちなみにノンアルコールドリンクは特に地元っぽいものはなく、サイダーとかコーラとかウーロン茶などでした。信州リンゴ100%ジュース、なんていうのがあれば注文したくなるのが飲めない人の心理なので、ノンアルコールドリンクのメニューが充実すると良いなと思います。
食事をすすめていると、次に温かいお料理として、イワナの塩焼を持ってきてくれました。最後はご飯とお吸い物、香の物、デザートです。
朝食は食堂でいただきます。入場者数を制限して運営しているので、7時から7時半くらいは中に入れず順番待ちしている人もいました。私達は雨でのんびり出発なので、混雑とは無縁でした。ビュッフェスタイルで、主食はご飯もパンもあり、汁物もみそ汁とコーンスープ両方用意されていました。おかずの種類は和食っぽいものが多いですが、パンに合うようなソーセージなどの用意もありました。
気になるお値段
お値段ですが、角部屋に2人で泊まって、1泊2食で1人35,000円ほどです。いいお値段ですね。部屋のランクを下げて、食事も朝夕食堂のプランでも25,000円くらいからでした。夏休みの書き入れ時の上高地ですから、まぁこれくらいが相場なのかも。
お土産に手ぬぐい
こちらのホテルの売店では、槍ヶ岳を描いた手ぬぐいを販売しています。
こちらの記事で知り、今回買いました。山歩きする時に手ぬぐいがあると、汗を拭くにも、記念品にも良いし、ねん挫した時には固定道具にもなるようで、最近は旅先で手ぬぐいを買う機会が増えました。
まとめ
2021年のお盆休みは、梅雨のような長雨が続きました。2日目は思い切って雨の中をレインウェアで歩きました。もう体力がないのでなるべく荷物を軽くしたいと思って買ったバーサライトは、今回のようなゆるい散策にはまったく問題なかったので、これからも、雨の心配がない時の近場の日帰りハイキングには活用しようと思います。