鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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大井川水系のスリリングなつり橋2つ。夢のつり橋と塩郷のつり橋

※2024年9月18日に落石があり、寸又峡の夢のつり橋に向かう遊歩道が通行止めです。

www3.nhk.or.jp

2020年のコロナの外出自粛が終わっても、しばらくは県境を越える移動は避けましょうとのことだったので、マイカーで地元静岡県内の観光スポットや温泉を楽しむことから旅を再開しました。最初に訪れたのは絶景の「奥大井湖上駅」でした。 

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奥大井湖上駅の後は寸又峡温泉に宿泊しました。寸又峡温泉はトロトロっとした泉質でアルカリ性が高く、入浴すると肌がツルツルすることから美人の湯としても有名です。温泉は後日紹介するとして、今回は寸又峡温泉の観光スポットである「夢のつり橋」と、大井川鉄道の塩郷駅近くにあるつり橋をご紹介します。 

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夢のつり橋

夢のつり橋は静岡県川根本町の寸又峡という景勝地にかかるつり橋です。寸又川にある大間ダムのダム湖にかかっていて、長さが90m、湖面からの高さは約8mというつり橋です。 ダム湖はチンダル現象により青みがかった色をしていて、その湖面にかかる橋は上から眺めても、橋を渡っていてもなかなかの絶景を楽しめるポイントです。

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高台からの夢のつり橋

橋は寸又峡温泉街の奥にあるので、マイカーで行く場合は寸又峡温泉の駐車場に止めます。公共交通機関の場合は、大井川鉄道の千頭駅から寸又峡温泉行のバスに乗り、終点で下車すると、つり橋へ向かう遊歩道の入り口です。遊歩道の入り口からつり橋までは歩きやすい遊歩道になっていますが、最後つり橋に下りるところは階段です。遊歩道の入り口からつり橋までは徒歩30分くらいです。

 遊歩道からつり橋に向かう階段を下りていくと、下の方にダム湖にかかるつり橋が見えてきました。これくらいの高低差を降りていきます。湖面が青くてきれいです。

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青い湖面と夢のつり橋

混雑時は一方通行で渋滞します

最近は海外からのお客さんにも人気のスポットのようで、混雑時は橋を渡るのに2時間待ちなんていうこともあるようです。そうなると、遊歩道の方まで行列するんだとか。混雑が嫌いな私は長いこと来ていませんでしたが、この日はコロナ自粛明けの平日で、県外からも海外からもお客さんはいない時期なので、空いていました。いやー、良い時に来られて良かったです。橋の渡り口まではNo密で行けました。

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つり橋までNo密でアクセスできました

橋はホントにつり橋なので揺れます。一度に橋を渡れる人数は10人までという制限があります。しかも絶景ポイントなので、橋の途中で記念撮影する人がお大勢います。だから人が多いと渋滞してしまうんですね。この日も前方で長々と何枚も記念撮影しているグループがいて、渡り始めるまで5分ほど待ちましたが、5分なんてかわいいものです。

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一度につり橋を渡れるのは10人まで

橋の上の人数を数えて10人以下になるのをしばし待ってから渡り始めました。

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いざ、つり橋へ

湖面からの高さは8mくらい。それほど高くはないのですが、足元が木の板2枚というのがスリリングです。板の横からは青い湖面がよく見えます。

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足元を見るとちょっと怖い

スマホで写真撮るのは良いですが、落としたら二度と戻ってこないので、モノを落とさないように気を付けましょう。こちらは橋の上から見た大間ダムです。

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大間ダム

渡った先は急階段

人が多い時にはつり橋は一方通行です。グループで来ていて一人だけ「私高所恐怖症だから渡らずにここで待っているから、皆さん行ってきて」というわけにはいきません。渡ってから折り返してくることはできないのです。この日は空いていましたが、一方通行の規制がかかっていました。そして怖い思いしながらつり橋を渡ったあと、さらに恐ろしい事態が待っています。一方通行の場合、ここから急な階段を上らないと元の遊歩道に戻れないのです。夢のつり橋に行く場合は、渡った後の急階段のことも考えてから向かいましょう。

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橋を渡った後には急階段

ところどころ崩れている個所もありましたが、だいたい手すりはついています。一方通行なら人とすれ違うことはありません。が、かなりきつかったです。

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狭い階段を延々上る

遊歩道が近づくと、眼下には先ほど渡ったつり橋も見えて、疲れが癒されます。

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眼下につり橋

休憩スペースもありました。「やれやれどころ」の名称には納得です。

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休憩スペース

尾崎坂展望台には千頭森林鉄道の展示

急階段を登りきると、遊歩道に出ます。左に進めば出発点の寸又峡温泉に戻ります。右に行くと展望台があるというので行ってみました。自販機や東屋、トイレもあります。急階段で疲れた体を休められます。

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尾崎坂展望台

こちらの展望台にはかつてこの近辺を走っていた千頭森林鉄道の車両が展示されています。

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千頭森林鉄道の車両

帰宅後、千頭森林鉄道についてググってみると、昭和44年に廃線となっていました。

動画を見ると、今も営業されていたら絶景の秘境路線だったかも・・・と思わずにいられません。

 

飛龍橋を渡ってもとに戻る

展望台から来た道を戻ると、今度は「飛龍橋」という鉄の橋に出ます。

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誰もいない・・・空いている

こちらは川底から高さが70mあり、下をのぞくとゾクゾクする高さです。バンジージャンプやったら人気スポットになりそうです。

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飛龍橋からの眺め

遊歩道の入り口からつり橋を渡り、展望台に寄って、飛龍橋を渡って遊歩道の入り口までぐるっとまわってくると、私の足で1時間半くらいでしょうか。つり橋を渡った後の急階段が一番の難所です。階段を避けたい場合は、夢のつり橋を渡るのをあきらめて、飛龍橋への遊歩道の途中からの眺めを楽しむのが良いと思います。

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遊歩道からのつり橋

Web情報など

夢のつり橋には公式HPがあります。

yumenotsuribashi-sumatakyo.com

夢のつり橋と寸又峡温泉は川根本町にあるので、川根本町まちづくり観光協会のサイトにも旅情報が掲載されています。コロナの影響でイベントの中止や施設の営業情報はこちらの方が新しい情報が出ているようです。

www.okuooi.gr.jp

寸又峡にはトロリとした感触の温泉があります。日帰り入浴施設もあるので、散策の後に入って汗を流したり体を温めても良いでしょう。

www.frostmoonweb.com

アクセス

夢のつり橋を楽しむには、寸又峡温泉までたどり着く必要があります。今回はマイカーでアクセスしましたが、公共交通機関で行くことも可能です。その場合は、大井川鉄道で千頭駅まで行き、千頭駅からはバスで寸又峡温泉を目指します。コロナの外出自粛でバスの本数が減っていましたので、公共交通機関で行く場合は、バスが再開しているかを確認してからお出かけください。千頭駅と寸又峡温泉間のバスの時刻は大井川鉄道のサイトで確認できます。千頭駅からの所要時間は40分くらいです。

oigawa-railway.co.jp

もう一つのつり橋 塩郷のつり橋

大井川水系には夢のつり橋以外にもスリリングなつり橋があるのでもう一つご紹介。

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塩郷のつり橋

こちらは塩郷のつり橋で、大井川鉄道の塩郷駅から徒歩3分くらいです。車も無料の駐車場が橋の近くに8台分くらい用意されていて、寸又峡の夢のつり橋よりアクセスしやすいです。大井川にかかるつり橋の中では最も長さがあるそうです。橋の入り口の案内板によると、上流にダムができるまではここが生活の橋となっていて、自転車に乗ったまま渡る姿も見られたとか。歩くだけでもなかなかスリリングなのに、すごいですね。

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つり橋の案内

時間に余裕があれば、案内板に沿った散策も良さそうです。

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付近の散策コース

こちらの橋は途中何か所か足元の板の幅が広くなっていて、すれ違いも可能なため、寸又峡のように一方通行ではありませんでした。でも一度に10人までという制限はあります。うまく譲り合いながら渡るのが良さそうです。

橋の上からは大井川鉄道の線路も見えるので、SLが通る時は撮影スポットの一つかもしれません。

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橋の下に線路が見える

確かに長ーいつり橋です!

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塩郷のつり橋

まとめ

夢のつり橋も塩郷のつり橋も、狭い木の板の上を歩き、もちろん揺れます。手すりの役割を果たしくれるロープをつかまずにはいられませんでしたが、なかなか楽しい体験でもあります。大井川鉄道の鉄道旅を楽しんだり、トロっとした泉質の寸又峡温泉もあわせて楽しめるので、県境を越える旅を楽しめる時期になりましたら、是非訪ねてみて下さい。