鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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門司港レトロ 800円の遊覧船は乗る価値ありました

鹿児島本線の起点駅である門司港駅は、乗り鉄にとっては行ってみたい駅の一つではないでしょうか。はじっこの駅というのは旅情をそそります。門司港駅周辺は有形文化財の駅舎をはじめ、レトロな街並みが残されていて、鉄道ファンでなくても楽しめる街並みです。関門海峡のフグはもちろん、焼きカレーなんていうグルメも楽しみです。2020年2月に訪れたのでご紹介します。門司港レトロを観光して一番印象に残っているのは、800円で乗れる遊覧船でした。関門橋を近いところから眺められるし、船長さんの案内がしっかりしていておススメです。

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有形文化財の門司港駅の駅舎 

門司港駅に下りると、複数の長いプラットホームや広大な敷地からも、この駅がかつて九州の玄関口として大きな役割を果たしていたことは想像がつきます。小倉からの乗客のほとんどは途中の「門司駅」で下関方面への列車に乗り換えてしまいましたが、かつては本州とは関門海峡を挟んでこの門司港駅が賑わいを見せていたことでしょう。

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鉄道の要所だった門司港駅

そんな歴史ある門司港駅の駅舎は有形文化財の指定となっていて、レトロ感たっぷりのどっしりとした駅舎はなんとなく誇らしげでもあります。この日はバレンタインデー前後ということで、駅前の広場に大きなハートマークがありました。ちょっと違和感がないでもない(笑)。

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門司港駅

夜、照明がつくとまた違った雰囲気でステキ。

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夜の門司港駅

駅舎の天井や照明などにも歴史を感じます。

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門司港駅

駅舎の奥にあるお手洗いもレトロな雰囲気。手を洗う手水鉢は大正3年の建築当時から残っているものだとか。

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昔の雰囲気を残すお手洗い

駅舎を出ると近くにこんな碑がたっています。バナナのたたき売りの発祥の地だって。なんでも「門司港バナナの叩き売り」は、関門"ノスタルジック"海峡の構成文化財の一つとして、JR門司港駅、旧門司三井倶楽部とともに、日本遺産に認定と、となりの看板に紹介されていました。

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バナナのたたき売りの発祥の地の碑

そういうわけなのか、街を散策していたら、こんなバナナのオブジェに出くわしました。これはゆるキャラなのかなー???

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バナナマン

門司港レトロの街を散策

レトロな駅舎に迎えられたら、門司港レトロ街も歩いてみましょう。駅舎以外にも歴史を感じる建物が建っています。

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旧大阪商船の建物

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旧門司税関

こちらは大連友好記念館。近くで桜が咲いていました。

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大連有効記念館

800円の遊覧船は説明が丁寧でおススメ

門司港レトロは散策するだけでも楽しめますが、おススメは800円で乗船できる遊覧船です。門司は本州との連絡橋や連絡トンネルがかかる九州の玄関。なかでも自動車道の関門橋は門司港レトロからも望むことができますが、ここまで来たのなら海の上からも見てみたいもの。ということで、当初は地元の方の足でもある下関との定期船に乗るつもりでしたが、遊覧船の方が関門橋の近くまで行くというので、遊覧船に乗ることにしました。こちらが遊覧船です。手前の「バールン」という船に乗船しました。

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門司港遊覧船

船内はベンチ型のシート。屋根と窓ガラスのおかげで雨でも濡れません。土曜日でしたがあいにくの曇り空に、時間も午後3時とやや遅めだったせいか、私たち含めて乗客は5名のみ。ほぼ貸し切り状態でした。なので座席の移動も自由自在。

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船内

開閉式の橋をくぐり、いざ潮流が激しい関門海峡へ。対岸の下関の街もよく見えます。下関側にも背の高いビルがあったり、観覧車があるのも見えます。

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対岸の下関の街

関門橋に接近中。真下まではいきませんが、かなりダイナミックに見えます。

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関門橋

関門海峡は一日に4回潮の流れがかわるんだそうです。そういえば、壇ノ浦の合戦で、源義経が平家を破ったのも、その潮流を利用したと日本史の授業で習ったような気がします。素人の私には今どの方向にどれくらいの速度で流れているのかさっぱりわかりませんが、電光掲示による潮流信号で知ることができます。下の写真の〇の中はWと表示されています。これは西に向かって潮が流れているということ。方向と速度、これから潮流が速くなるのか、遅くなるのかの3つの情報を表示していました。

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潮流信号

と言った見どころを20分間の遊覧時間の間、ずっと船長さんが操船しながらアナウンスをしてくれて、すごい情報量なんですよ。勉強にもなってホント、この遊覧船はおススメです。

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1人で操船も案内もこなす船長さん

あちらの船は地元の方も利用する下関てへの定期船です。次回はあの船で下関にも行ってみたいです。

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下関への定期船

さて、20分の遊覧を終えて出発した場所に戻るのですが、出発時には閉じていた橋「ブルーウィングもじ」が戻る時には見事に開いていました。こちらの橋は歩行者専用の橋です。10:00 / 11:00 / 13:00 / 14:00 / 15:00 / 16:00に開くそうです。今度は実際に開いたり閉じたりするところを見てみたくなりした。

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ブルーウィングもじ

門司港レトロ展望室

さてこれまでの写真の中にも時々登場する背の高いビルですが、こちらは高層マンションで、最上階には「門司港レトロ展望室」があります。このビルは黒川紀章氏が設計したのだとか。

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最上階が展望室の高層ビル

展望室に上がるには300円払ってエレベーターに乗ります。展望室は高さ103mの場所にあり、晴れていれば絶景に違いありません。

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103mからの関門海峡

門司港駅もよく見えました。線路がいっぱいあって、昔の賑わいをしのぶことができました。

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門司港駅

展望室にはカフェがあります。景色を眺めながらのコーヒーも良いと思います。

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カフェのメニュー

晴れた日の展望室からの眺望などは、私がいつも旅先情報を参考にさせていただいている西浦特急さんのブログに紹介されています。

www.nishiuraexp.com

門司港レトロのグルメは「焼きカレー」

さて、門司港レトロを散策していると、いろいろな場所で「焼きカレー」の看板を見かけます。門司港駅に着いたのは午後1時くらいでおなかも空いていたので、近くにあったお店に入ってみました。こちらはケーキ屋さんと併設のカレー店「ドルチェ」。場所は遊覧船乗り場のすぐ近くでした。

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焼きカレーを食べに近くのお店に

メニューはこちら。焼きカレーの種類もいくつかあるようです。

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メニュー

一番オーソドックスな焼きカレーを注文。なかなか美味しかったです。私は辛いのが苦手ですが、そんな私でもそれほど苦労せずにいただけました。

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門司港名物焼きカレー

ちなみに、門司港駅と門司港遊覧船乗り場界隈は、冒頭で紹介したレトロな建物だけでなく、雰囲気のあるカフェもありました。なかなか楽しめそうな街です。

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入ってみたくなるカフェもそこかしこに

関門海峡と言えばフグ

門司港レトロの名物グルメは焼きカレーだけではありません。フグも名物です。今回は夕食として料亭に予約を入れて食べてきました。でもね、どこのお店が美味しいのかさっぱりわからず、ネットで調べて行ってみたのですが、うーん、今回のチョイスは失敗でした。なのでお店の名前は伏せておきます。これなら地元の料理屋さんで食べた方が美味しかったというのが正直なところです。次回また別のお店にチャレンジしようと思います。

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フグのおつくり

まとめ

門司に行ったら、人道トンネルで歩いて関門海峡を渡ってみたいと思っていましたが、そのトンネルの入り口があるのは、門司港駅からさらに先。夏の間はレトロな鉄道でアクセスできますが、冬は運休なんです。なので今回は街歩きのみとなりました。次回は是非歩いて海峡を横断したいと思います。

www.retro-line.net

展望室のところで紹介した西浦特急さんは人道トンネルも歩いていらっしゃいます。こちらのエントリを参考に次回は関門海峡を歩いて渡ってみようと思います。

www.nishiuraexp.com