花粉症の私は毎年使い捨てマスクのお世話になっているので、少しばかりのストックはありましたが、いよいよ底をつきそうです。かといって誰かと対話するような場面では飛沫を飛ばさないためにもマスクをしなくては。ということで、最近ネットでよく見かけるハンドメイドのマスクづくりにチャレンジしてみました。ちなみに私は家庭科全般はからっきし。料理も掃除も裁縫も全くダメな人ですが、それでも形になりましたので紹介します。全部で3種類作ってみました。それぞれ30分くらいで完成します。お裁縫得意な方ならもっと短時間でできると思いますよ!
型紙不要。2か所の手縫いで完成する平面マスク
最初はミシンが手元になかったのと、とにかく簡単にできるのが良いと思い、「型紙不要」とか「手縫い」といったキーワードで検索し、参考にしたのはこちらのサイトです。とても簡単でした。
型紙もミシンも不要。手で縫う個所も直線が2か所のみという、不器用な私にはありがたいマスクです。用意するものは、横57センチ、縦21センチの布が1枚あればOKです。布の大きさはこんな感じ。白い紙はA4サイズです。
リンク先の通りマスクのサイズになるよう折りたたんでいき、最後に両端(赤い線のところ)をまっすぐ縫ってゴムを通したら出来上がりです。
生地は違いますが、こちらが実際に出来上がった平面マスクです。手縫いのステッチが見苦しく、不器用さがもろに出ています。ミシンがあると楽に縫えると思います。
上下は縫っていないので、ポケットにはなっていませんが、折りたたんだ生地の間に不織布を入れることもできました。
使用している布が大きい分、装着感は、以下で紹介する立体マスクよりずっしりした感じがします。作るのは本当に簡単ですが、最初に紹介したように、立体マスクより大きな布が必要です。最初は温泉旅館でもらってくるタオルで作りましたが、もこもこしちゃって、かなり分厚いマスクになってしまいました。何度も折りたたむので薄い生地の方が良いと思います。
実際に装着してみると、大きさや肌触りはなかなか良いですが、頬のあたりのフィット感が今一つです。
フィット感が良い立体マスク2種類
平面マスクではマスクの横の部分のフィット感がいまいちだったので、立体マスクにもチャレンジしてみました。結論から言うと、立体マスクの方が圧倒的にフィット感が良いです。今のところ2種類の型紙で作ってみたので、それぞれ紹介します。立体マスクは縫う長さが長いので、ミシンがある方が作りやすいです。
①曲線縫いで作る立体マスク
こちらで紹介されている型紙を使い、作りました。
型紙は御覧の通りで、左右別々の型紙で記事を切り取り、曲線部分がマスクの中央部分になります。下の写真は表地になる手ぬぐいに表地用の型紙を合わせたところ。裏地は表地より長さが短くなります。つまり4枚のパーツから立体マスクを作っていきます。
詳しい作り方は先ほどのリンクを見ていただくのがわかりやすいです。使い慣れないミシンだったのと、不器用な私には曲線部分を縫うのが難しかったです。
曲線を縫い合わせると、立体マスクの形になりますね。
仕上がったところはこんな感じです。
裏地は使わなくなったガーゼハンカチを使いました。
フィット感もサイズも良いのですが、フィルターを入れるポケットがないのがちょっと残念。そこでポケット付きを作ってみることにしました。
②曲線縫いで作る立体マスクのポケット付きバージョン
表地と裏地の間がポケットになるようにつくります。基本は①の型紙を使いますが、裏地側を①の裏地より少し幅広(左右1.5センチずつくらい幅広)にすればよいです。私は①の表地の型紙を使い、1枚で表地・裏地(兼ポケット)の型紙にしました。まずは表地。2枚重ねて切れば、1度に表地のパーツ2枚が切り出せます。
上の写真、点線のところが裏地の左右の端っこになります。パーツは表地が2枚、裏地が2枚です。
①の作り方と同じように、表地も裏地も中表にして曲線を縫います。曲線部分がマスクの中央にくるので、左右のパーツを縫い合わせるわけです。
続いて裏地の左右の端がほつれないよう、3つ折りにして縫います。
裏地の左右を縫いました。
①で紹介したリンク先の作り方だと、中央の曲線部分の縫い代に切り込みを入れてアイロンで左右に開いていましたが、そこは飛ばしてこのまま次のステップに進んでも大丈夫でした。
表地と裏地を中表にして、中央を合わせ、上下を縫います。下の写真の赤い線のところを縫います。くれぐれも中表にするのを忘れないように。縫い代は7ミリから1センチくらいで良いです。
マスクをひっくり返し、表地の左右の端を3つ折りにして、ゴムを通せるようにします。
左右が縫えたらゴムを通して出来上がりです。
①と同じ型紙ですが、こちらはポケットがつきました。不織布などを入れて使えます。
③直線縫いで立体マスク。フィルターポケット付き
マスク作るにも材料が必要です。表側の生地はお土産用に買ってあった手拭いを使っていますが、肌に直接あたる裏側はガーゼが良いですが、自宅にあったガーゼハンカチは先ほどの立体マスクで使ってしまいました。この時期近所のお店を回ってもガーゼの生地がなく、結局楽天で購入しました。注文して2日で到着しました。
商品とともに作り方と型紙がついていたので参考にしました。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/night1/item/pdf/mask.pdf
PDFの型紙を印刷して使ったのですが、どうも型紙に記載されている寸法よりも印刷された型紙が小さいんですよ。また表地・裏地・フィルターポケットの3枚のパーツが必要となっているのですが、3枚パーツの貼り合わせ方がよくわからなかったので、ここから先は自己アレンジで、手ぬぐいで作る表地とガーゼで作る裏地兼ポケットの2枚のパーツで完成させることにしました。
なので、幅25センチ、高さ15センチ程度に適当に自分で線を引きなおして、適当な型紙にしました。直線の型紙だと定規があるとなんとなく型紙になるのも良いです。
裏地兼フィルターポケットは高さは表地と同じ15センチですが、両サイドを3センチずつ短くしています。(ちょっと短くしすぎかもしれない)
型紙通りに生地を切り抜いたら、表地も裏地もV字のところで中表にしてV字の所を縫います。ここを縫うことでダーツのようになってマスクが立体的になるんですね。裏地兼フィルターポケットの生地は、両サイドも3つ折りにしてほつれないように縫います。
赤いところがV字部分、青いところが両サイド部分です。
表の生地はV字のところだけ塗ったら、裏地と中表で合わせて上下を縫います。上下を縫うのは、裏地の端からは時までです。表地の方が大きいので、表地で縫わない部分が左右に3センチくらいずつ残る感じです。
上下が縫えたら裏返して、ゴムを通せるよう、表地の端を3つ折りにして縫います。この時、アイロンで折り目をしっかりつけておく方が縫うのが楽です。
あとはゴムを通して出来上がり。ちょっと両サイドが大きすぎて、表地の端っこの処理がいまいちですが、実用上はそんなに問題にならないでしょう。
裏地のガーゼ部分にフィルターを入れられます。
フィルターはこちらを買ってみました。
まとめ