10連休のさなかでも、それほど混まずに行ける鉄道旅はないか、と思案したところ、そもそも走っている本数が少ない山陰本線なら観光客も少ないのでは、と思い2泊3日で山陰本線の鉄道旅を楽しんできました。2泊目は萩市に泊まることにしたのですが、さすが有名な観光地、楽天トラベルで検索しましたが一人旅プランがあったのは「萩グランドホテル天空」のみ。こういう大きな宿は好みではないのですが、仕方ありません。1泊2食で24,990円というお値段でした。高い・・・。ちなみに普通の週末でも一人旅プランはあり、料理の選択によりお値段は多少違いますが、15,000円くらいで泊まれるプランがでていました。
※こちらのホテルは廃業してしまいました。
ホテル概要
萩グランドホテル天空は建物も本館、南館、東館、なんていうつくりで、部屋の数も200以上ありそうな大型ホテルです。
チェックインした後は、スタッフの方が部屋まで案内してくれました。でないと、迷うかも。観光バスが何台も到着していて団体旅行にも部屋を提供している感じです。駅からは徒歩10分くらいで到着できるので、萩市内の観光拠点にするには便利なロケーションのホテルでした。ホテルの目の前にはコンビニやドラッグストアもあるので、ちょっとした買い物もできます。
一人用の部屋
宿泊した部屋は3階の347号室。このレイアウト図を見ると、廊下の反対側はツインルームのようですね。宿泊中にも向かい側の部屋からご夫婦が出てくる姿を見かけました。
一人用の部屋はビジネスホテルのシングルルームのような作りの部屋です。
窓側の机といす以外にもテーブルとイスがあり、広さはそこそこあります。
窓からの眺望はありません。
お茶セット
お茶セットは沸かし機能付きのポットが用意されています。緑茶のティーバックが2つ。
お茶請けのお菓子は夏みかんのゴーフレット。夏みかんは萩市の名産品です。
お茶セットと一緒にこんなものが。脳トレパズルの見本なんですが、なぜこれが部屋に置かれているのか。ビジネスホテルのような部屋だから、仕事で脳が疲れた時に遊ぶのかな…。
Wi-fiとコンセント
Wi-fiはpw設定タイプで、部屋でも快適に使えました。コンセントは窓の面した机に1か所、ベッドにも1か所あり、スマホを充電しながら翌朝の目覚ましに使う私にはありがたい配置。
水回り
シングルルームのような部屋なので、室内にトイレとバスがついています。館内には温泉の大浴場があるので、バスは使用しませんでした。ドライヤーも風量があるタイプのドライヤーです。
金庫はない
部屋に金庫はなく、貴重品はフロントへとのこと。まぁ日本だと部屋に鍵をかけておけば盗難にあうことはまずないとは思いますが。
アメニティ
シャワーキャップ、歯ブラシ、コットン、かみそりなど、一通りのものがそろっています。お風呂で使うタオルは大浴場に新しいタオルが置いてあり、部屋からはバスタオルのみで大浴場に行くことができました。
お風呂
大型ホテルだけあって立派な大浴場が男女別にあり、すっごく小さいけど露天風呂も一応あります。入浴時間は夜11:30まで、朝は5:30からです。
いつも人が入っているので浴室内の写真は撮りませんでした。宿のHPから写真を借用してご紹介します。
この丸い建物の中が大浴場。庭園を望むレイアウトです。
窓が大きく取られていて、とても明るい大浴場です。浴槽は大きくて、50人くらい入れそう。一方露天風呂は5人入ったらもういっぱいという小さい浴槽が庭園内にありました。洗い場も20人分くらいありました。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ完備です。洗い場は隣とは壁で仕切られているタイプ。大勢宿泊しているのでしょうけれど、芋の子を洗うような状態ではなく、連休中ですが手足を伸ばしてのんびり入れたのは良かったです。でもさすがに貸切にはなりませんね。
そんな大きな浴槽なのでたぶん循環併用なんだろうなーと思って入っていたら、脱衣所にこの表示がありました。
給湯口から注がれる湯をちょっとなめてみたら、ちょっとしょっぱかった。成分表にも「塩味」と書いてありますね。泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉です。
脱衣所には鍵付きロッカーがあるので、部屋の鍵などはこちらのロッカーで管理できます。
洗面台も数があります。さすが大型ホテル。
食事
食事は夕食・朝食共に食事処でいただきます。夕食は食事処というより、披露宴会場のような場所にテーブルを並べて食べる感じ。
夕食
萩は日本海に面しているので、魚介の料理もあるのですが、私は貝が食べられないので、見蘭牛という萩市のブランド牛をいただくプランを選択しました。まずはお品書き。かなりたくさんのお料理が出てきますね。
席についた時にはこれだけ並んでいます。左上はご飯で、釜めしです。
とらふくのお刺身。
などなど品数はとてもたくさんでてきましたが、特別めちゃうまっ!という感動の一品はなかったです。
食事中に宿の女将さんが全テーブルをあいさつにまわりますが、上から下までピンクのスーツで度肝を抜かれました。
朝食
朝食は夕食とは違う会場の食事処でバイキングです。種類も豊富で良かったのですが、結構混雑していて、お料理取るのにも時間がかかります。また食事処が広くもお料理までの距離が一番離れた席に案内されてしまい、往復するのもちょっと面倒でした。
宿のまとめ
大型連休中は一人でも泊まれ宿が普段より少ないので、大型ホテルでも泊めてもらえるのはありがたいし、駅からも徒歩でアクセスできるのでとても便利なのですが、この内容で1泊ほぼ25,000円はちょっと高すぎると思いました。萩には通常の週末なら一人旅プランがある宿はあるようなので、一人旅の時は大型連休は避けた方が良いのかもしれません。そう考えると、1泊目の東郷温泉「水明荘」は同じようなシングルルームでしたが、13,000円以下というのは素晴らしくコスパの良い宿だと思いました。
萩は古い街並みがステキでお洒落なカフェもあるので、山陰本線の絶景を楽しみながらまた来たいけれど、宿選びは慎重にしたいと思います。