鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

平日は会社員、休日は鉄道(乗り鉄)と自転車での旅行を楽しんでいます。旅先での温泉とご当地マンホールの捕獲も楽しみ。旅行記メインのブログです。

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大井川鉄道の絶景を楽しむ日帰り旅

私が乗り鉄を意識して初めて乗ったのが大井川鉄道です。なんせ地元静岡県の鉄道ですからね。今回は2度目の乗車です。前回乗車した時は、井川線が落石の影響で終点まで行けなかったのですが、全線開通したので、今回は終点の井川まで行ってみることにしました。2017年8月の旅です。

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新金谷駅から大井川鉄道に乗車

大井川鉄道は千頭までの区間と、千頭から先の「南アルプスあぷとライン(以下「井川線」)の区間に別れていて、井川線に乗るには千頭駅での乗り換えが必要です。トーマスなど、SLが走るのは千頭までの区間。この区間は大井川のゆったりとした眺めを楽しめる区間ですが、私の好みは千頭から先の井川線の区間です。とはいえ、まずは千頭に向かわなくてはなりませんので、自宅から新金谷駅までは車で向かい、千頭行に乗車。ちなみに駅前に駐車場があり一日800円とリーズナブルです。

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古い駅舎が魅力の新金谷駅

駅で待っていると入ってきたのはこちらの車両。以前近鉄で活躍していた車両です。大井川鉄道の車両は他にも南海電鉄や東急で活躍していた車両が走っています。

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近鉄で活躍していた車両

千頭駅までは大井川を眺めながら走ります。こんなつり橋もありました。いつか渡ってみたいです。

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塩郷のつり橋

千頭駅に着くと、ヒロが待機していました。

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子供たちに人気の列車

千頭駅から井川線で絶景区間へ

千頭から先はちょっとコンパクトな車両に乗ります。乗り込むと幅が狭く感じます。この日は空いていたので、最前列の席を確保しました。横だけでなく前方も見通せるのは楽しいです。右側に大井川があるので、景色を楽しむのなら進行方向右側の座席がおススメです。

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最前列座席からの眺め

トンネルに鉄橋、本当にワクワクする路線です。

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鉄橋だ!

最前列に座ると、カーブでは後方車両を見ることもできます。この時は間にトロッコのような窓なし車両が連結されていました。

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後方車両

倒木のアクシデント

だんだんと標高を上げながら順調に進んでいたのですが、なんとこんな光景が目に飛び込んできました。倒木です。蹴散らせるほど小さくないので当然停車します。

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線路に倒木

もしかして引き返すかな・・・と思いましたが、さすが大井川鉄道の運転士さん。運転席にあったノコギリのような道具を手に、倒木処理に向かいました。乗員は運転士と車掌のみ。車掌は女性で、手伝いに行くといったけど、「危ないから車内にいろ」と運転士さんが指示して待機となりました。

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運転士さんの工具に比べて倒木が太く、なかなか切れなかったけど、最後は運転士の一撃で解決しました。

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通行の邪魔になる部分を運転士さんが処置して、列車は前に進めました。

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列車は15分ほど遅れて運行再開。先頭車両に乗っていた私は倒木処理の一部始終を見ることできたけど、後方の車両のお客さんには車掌さんがアナウンス。最初は「線路上に枝が落ちているので取り除きます」といった内容。枝・・・というにはちと大きい感じがしたけど、倒木というと乗客がビックリしたり、勝手に線路に降りてきても困るから、枝と言ったのかもしれませんね。

アプト区間

その後順調に大井川に沿って進みます。ちなみに上流に向かい上って行く方向が「下り」って、ややこしいね。登山電車の宿命です。

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列車はアプトいちしろ駅で、アプト区間専用の機関車を連結。連結シーンは鉄道ファンには必見のシーンのようで、カメラを持った乗客が多数集まっていました。私もそのうちの一人です。

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アプト区間を走る専用の機関車を連結

レールの中央に歯のついたレールが見えます。この歯に機関車側についている歯車を噛み合わせて急こう配を登っていくとのこと。

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アプトいちしろ駅と次の駅である長島ダム駅との間がアプト式になっています。長島ダムを造る時に、もともと走っていたルートが変更になり、こちらの急こう配ルートが設定されたとのこと。大井川鉄道のHPによると、千頭から井川ダムまでの区間が営業運転を始めたのは1959年、アプト式になったのは1990年10月とのことで、アプト式は最近のことなんですね。

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アプト区間を上って長島ダム駅付近まで来ると、右手には長島ダムがドーンと見えます。長島ダムは事前に予約すればダム内の見学もできるそうで、一度この駅で下車してダムの中や近辺を散策してみたいものです。

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長島ダム駅で後方を振り返ると、一番最後にアプトいちしろ駅で連結された専用機関車がいました。大きい!

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湖上駅の絶景ポイントへ

さらに登っていくと(路線としては下りですが)、次なる絶景は奥大井湖上湖に向かう鉄橋。撮り鉄さんは、この鉄橋を渡る列車をカメラに収めたいところですね。そういう写真も見たことあります。この近くに道路があるのでしょうか。

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 山の緑と湖面の緑に、赤い鉄橋と列車が映えますね。こちらの動画では車掌さんのアナウンスも聞けます。アナウンスにある通り、対岸には旧線路跡が見えました。

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昔の線路跡が見えた。

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秘境区間

奥大井湖上駅から2つめの駅は尾盛駅。この駅は秘境駅として有名です。駅にアクセスできる道路がなく、鉄道以外でこの駅にたどり着くのがほぼ無理だからなのです。中には尾盛駅で降りて歩いて道路に出る行程を紹介してどれだけ秘境かを味わう方もいるようです。かつてはこの駅周辺は林業関係者で栄えていたそうですが、その林業も今はなくなり、このような秘境駅になってしまったそうです。写真の小屋は待合室ではなく、クマよけの小屋とのこと。一時クマが出没して、乗り降り禁止になっていた時期もあるそうですよ。

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尾盛駅を出て次の絶景はこちら。関の沢橋梁。高さは70mほどあって、今では日本一高い鉄橋とのこと。確かに目がくらみそう。線路を点検される方はここを歩くのでしょうけれど、怖すぎます!井川線は絶景ポイントの説明を車掌さんが丁寧にしてくれるので、とても分かりやすい。いいサービスと思います。

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続いて眼下には奥泉ダムが見えてきます。この時は何かの工事をしていたようです。

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さて、路線も終盤。井川ダムが見えて来たら間もなく終点です。

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終点井川駅に到着しました。駅看板の後方にトンネルがありますが、かつてはさらに奥まで営業運転していたようです。

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かつての線路跡は遊歩道として活用されています。遊歩道までは駅から徒歩10分くらい。折り返しの列車を1本見送れば時間は十分ありますが、遊歩道を全部歩くとなると1時間だときついかも。列車に乗り遅れると次の列車までかなり時間があるし、最終列車に乗り遅れたら大変なので、散策される場合は時間に気を付けてくださいね。

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トンネルも残っています。この日は平日でお天気もいまいちのせいか、誰も歩いている人がいなくてとても静かでした。

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井川駅にはこんなかわいい鉄道娘がいましたよ。

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帰りは来た路線をそのまま折り返すので、見える景色は同じですが、やっぱり川沿いが良いですね。井川ダムは雨でしたが、長島ダムまで下りてきたら青空も見えました。

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大井川鉄道には転車台が2か所ある

大井川鉄道はSLが走ることもあって、転車台が2か所あります。井川線の旅を楽しんで千頭についたら、千頭駅の転車台を回していたんだけど、撮影に間に合わず残念。千頭駅の転車台は人力で回すタイプです。

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千頭からはSLで新金谷駅まで戻りました。急行列車なので急行料金が必要ですが、所要時間は普通列車とあまりかわりません。平日にもSLが運行されているところが大井川鉄道の素晴らしいところです。

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そして、この日の最後の締めは、大好きな転車台。動く転車台を見るのは2回目です。1回目は天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅でした。こうやって振り返ると、静岡県には3つも現役の転車台があるんですね。

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昨年の8月に続き、2度目の鉄旅をした大井川鉄道。往復4400円はちょっと高いけど、千頭から先の井川線の絶景は見る価値あります。次は紅葉の時期に乗ってみたいです。

新金谷駅のカフェ

最後に、新金谷駅構内にあるこちらのカフェ、小さいけど店員さんが親切でgoodでした。また乗りに来ます~。

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