鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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長崎2泊3日で軍艦島と雲仙の温泉を楽しむ旅

毎年10月頃に妹夫婦と4人で2泊3日の旅にでるのが年中行事になってきました。昨年は山陰に出かけていて、その時に「次は九州に行こう」ということになり、あれこれ考えた末に、参加者から希望が多かった長崎観光を入れた旅を楽しみました。2泊3日の記録です。

出発は羽田空港から

静岡から九州に向かうには、静岡空港が安くて便利なのですが、今回は静岡からの便がない長崎が目的地だったこともあり、羽田空港からの飛行機を利用しました。

ANA663便にて出発です。10時50分出発なので、静岡から羽田に向かう場合でもそれほど早起きしなくてすみます。長崎には12時50分到着予定です。

ANA663便に搭乗

ところが、なかなか離陸できません。機長のアナウンスでは羽田の滑走路のうち1つが使えないとかで、その影響で離陸の間隔を通常より長くとっているためとか。確かに離陸する飛行機で渋滞しています。

離陸待ちで渋滞中

やっと順番がまわってきて離陸しました。予定より1時間遅れ。

1時間遅れて離陸、遠くに富士山

初日の観光

長崎空港からはタクシー移動

1時間遅れで離陸したので、長崎空港にも予定より1時間遅れて到着です。当初の予定では空港から長崎駅まではリムジンバスを利用予定でしたが、到着が1時間も遅れたため、ANA663便に合わせたバスがすべて出発してしまい、次のバスまで30分以上待つことに。仕方なくタクシーで移動することにしました。10月も中旬になると、日暮れが早いので、日が出ている時間帯に空港でぼーっと30分待つのはもったいなさすぎます。長崎駅まで高速料金込みで13,370円。4人で割ると3,343円。リムジンバスだと1人1200円なんですが、ここは致し方なしと割り切りました。

長崎空港と長崎駅を結ぶリムジンバスの時刻表などはこちら。

www.keneibus.jp

ランチは駅中でトルコライス

初日の宿は長崎駅直結のマリオットだったので、まずはホテルに荷物を預けて・・・と思ったら、飛行機が遅れたおかげですでにチェックインができました。お部屋に荷物を置いたらまずはランチ。こんなに飛行機が遅れるのなら、機内でおにぎりでも食べておけばよかったのですが、仕方ありません。

長崎駅にあるかもめ市場内のレストランでトルコライスを食べました。メニューが180種類くらいあり、注文したのは良いけれど、自分がどういう組み合わせのお料理を頼んだか忘れてしまい、どれが誰の??? という事態になりました。ドリンク付きで1人1400円前後と言う感じ。

トルコライス

こちらのお店です。

www.amu-n.co.jp

大浦天主堂

初日の観光は大浦天主堂とグラバー邸を予定していました。長崎駅からは路面電車を乗り継いで行けますが、4人まとめての移動なので、タクシーを利用しました。800円くらいなので、路面電車に乗るのとあまり変わりません。

大浦天主堂

前回は中に入らなかったけれど、今回は入場料を払って建物の中にも入りました。建物内は撮影禁止です。毎度思うのですが、なんで撮影禁止なのでしょうか。記念写真撮ったりして中が混雑するからなのかな・・・。今年出かけたロンドンのウェストミンスター寺院は館内での撮影は最近OKになったんですよ。

天主堂の中は撮影禁止

教会内部の撮影はできませんが、外から見たステンドグラスが入った窓。中から見るときれいなんですが、前の月にウェストミンスター寺院のバラ窓を見ている私は、やや感動に欠けていたかも。

ステンドグラスが入った窓

教会内部の様子などは、公式サイト内に紹介されています。

oura-church.jp

入場料には教会内部だけでなく、隣の博物館にも入場できます。

隣の博物館

こちらは博物館の公式サイトです。

occ-museum.jp

グラバー邸

グラバー邸は私はずいぶんと前に一度訪れたことがあり、それ以来の訪問でした。

グラバー邸は読んで字のごとく、グラバーさんのお屋敷だったところですが、その近くにはいくつか洋館があり、一帯をグラバー園として洋館の博物館のようにして管理されています。グラバー園は傾斜地にあるので、下から順に回るか、先に一番上まで上がっておいて、下りながら見学するかなのですが、上りのエスカレーターがあるので、先に上まで行ってから下りてくるのがおススメです。

エスカレーターで上ってから見学するのがおススメ

園の一番上には旧三菱第2ドックハウスと呼ばれる洋館があります。外国人乗組員用の宿舎だったそうで、当初は長崎港の第2ドック近くにありましたが、こちらに移設された建物です。

旧三菱第2ドックハウス

高台に位置しているので、長崎港や長崎市街の様子もよく見えます。この日は海上自衛隊の護衛艦が数隻入港していました。左側の船は176と記されていたので「ちょうかい」というミサイル護衛艦のようです。

長崎港に停泊中の護衛艦

長崎市街方向。

長崎市街

斜面を下りながら、途中の洋館を見学します。斜面に立つ平屋のテラスからは長崎港が一望でき、こんなところでお茶を飲みながらの生活、ちょっとうらやましい。

洋館の中も見学可能

最後にグラバー邸へ。

グラバー邸

小雨模様のお天気ですっかり夕方と言うこともあり、暗い写真になってしまいました。

グラバー邸

glover-garden.jp

夕食は中華街で

とっぷり日が暮れたので、グラバー園を後にして、私達は夕食を食べに中華街へ。途中、明かりが灯った大浦天主堂がきれいでした。

大浦天主堂

路面電車に乗って到着した中華街。ネオンが中国っぽい。

中華街

お店は特に決めていなかったので、ネットで検索しながらお店選びをして、入ったのはこちらのお店。建物の2階にあります。

食縁坊

観光客と思われるお客さんもいましたが、店の雰囲気は地元の人が気軽に行くお店と言う感じでした。点心を3種類ほど頼み、あとはチャーハンと餡掛け焼きそばをいただきました。4人で飲み物込みで6,800円ほどでした。

食縁坊さんでの夕食

宿泊したホテル

長崎の初日の宿は、長崎駅直結のマリオットです。駅直結と言うのはとても便利でした。オープンして間もないこともあり、館内・室内はまだ新しく気持ち良かったです。

宿泊したお部屋

稲佐山ビューのツインルームに2人で泊まって、1部屋あたり52,912円でした。

www.marriott.com

2日目は軍艦島へ

長崎での2日目は午前中に軍艦島の観光をし、その後レンタカーを借りて雲仙温泉に移動しました。軍艦島訪問の記録はこちらです。軍艦島に上陸できるツアーを開催しているツアー会社も記事の中で紹介しています。

www.frostmoonweb.com

雲仙温泉では宮崎旅館に宿泊

2日目は温泉旅館に宿泊しました。宮崎旅館という歴史がある旅館で、なんと地獄の上にたっているという旅館です。建物がリニューアルされて間もないこともあり、快適な滞在でした。

www.frostmoonweb.com

3日目はフェリーを利用して熊本へ

3日目は宿をチェックアウトして静岡に戻る日ですが、入りの空港と出の空港は異なる空港を使いたい人なので、帰りは熊本空港から羽田に戻ります。途中、有明海をフェリーで渡るルートです。私達は島原港からのフェリーを利用しました。

島原港に向かう途中、雲仙普賢岳がよく見えるスポットへ。本当は以下の地図にあるような火砕流の現場に行きたかったのですが、道路が狭くて断念しました。

それでもお天気がよくて普賢岳もすっきり見えていて、あの斜面を火砕流が下ったのかとわかりました。

雲仙普賢岳

島原港からのフェリーは2社ある

普賢岳を見た後は島原港へ。島原港から熊本に渡るフェリーは2種類あります。1つは高速フェリーで対岸まで30分ほど、私達が利用したのは1時間ほどで到着するフェリーです。どちらのフェリーも事前にネット予約が可能です。

www.kyusho-ferry.co.jp

11時5分発のフェリーを予約して乗船しました。

11:05発に乗船

火砕流跡まで行けなかったので、予定より早く港についてしまいました。港のターミナルの中には売店やカフェもありますが、特に利用はしないで椅子に座って待っていました。この待ち時間がちょっともったいなかったと反省です。

ターミナルの中の売店

出発時間が近づき、アナウンスで乗船準備の放送がかかります。車でフェリーに乗る場合、全員が車に乗っている必要があります。案内係の指示に従って船内に入ります。私達が乗った時は、トラックは1階へ、乗用車は2階に誘導されました。車両甲板が2階建てになっているなんて、知りませんでした。

トラックは1階へ

橋の角度が上がって、乗用車は2階へ誘導されました。

2階の甲板に向かいます

定刻通りに出港しました。お天気良くて眺めは最高です。

有明海からの雲仙

売店でかっぱえびせんを買って、カモメに餌をあげている人もいました。私も買いに行きましたがすでに売り切れ。確実に餌をあげたい場合は、乗船前にターミナルの売店で買っておく方が良さそうです。

カモメに餌を上げることもできる

熊本城には寄れず

熊本の港に到着後、熊本城を回ってから空港に向かおうと思い、熊本城を目指したのですが、思いのほか港からお城まで距離があり時間がかかってしまいました。最近の熊本は半導体工場の進出で渋滞するという話を聞いたことがあり、空港には余裕を持って向かいたかったので、熊本城の駐車場近くまでは行ったのですが、結局通過してしまいました。こんなことならもうちょっと早くに宿を出発し、高速船に乗るべきだったと反省です。

熊本空港から羽田に戻る

熊本空港でレンタカーを返し、午後の便で羽田に戻りました。以前に比べて熊本空港のターミナルビルがきれいになっていました。以前来た時にはプレハブのような建物でしたが、工事が完了したようです。ランチがまだだったので、保安検査を通った後にフードコートでランチです。いろんなお店が入っていて大変良かったです。静岡空港とはえらい違いだと思いました。

www.kumamoto-airport.co.jp

私はコッコファームでどんぶりをチョイス。

保安検査後にもお店が多くて助かります

帰りはほぼ定刻に離陸。2024年の家族旅行も終わりです。

熊本空港から帰路につく

まとめ

旅のプランは毎度私が立てて、飛行機のチケットや宿の手配も全部私が担当しています。毎回参加者からは楽しかったと言ってもらえていて、今回も思いがけず軍艦島上陸がかなったこともあって、楽しかったと評価いただきました。が、プランニングをした私としてはいまいちなんですよ。マイナス点は

  1. 軍艦島ツアーから戻った後、雲仙の宿まで思いのほか移動時間がかかった
  2. 最終日は行きたいという希望があった熊本城に寄れなかった。この日はフェリーの待ち時間と乗船時間に時間を取られてしまった

結果論ですが、最終日は高速フェリーで行程を組んだ方が良かったように思いました。

ところで、今回の2泊3日の旅は、特に参考資料もなく自分の頭で考えましたが、JRのツアーに宿が2泊とも同じ、入りと出の空港も同じというツアーが出ていました。

JRも似たようなプランを作っていました

プロのプランナーと同じ工程が組めるのなら、私の旅のプランニング力もまずまずなのかも、と思った次第です。

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