鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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尾瀬沼山荘に泊まって尾瀬沼一周とニッコウキスゲを楽しむ7月の1人旅

 7月中旬から尾瀬沼近くの大江湿原にはニッコウキスゲが咲き乱れます。ピークは毎年7月20日頃だそうですが、今年は連休と重なり、混雑が予想されるので、1週前の7月15-16日に出かけてみました。実は前月の初めにも尾瀬沼に水芭蕉を見に訪れています。その時にガイドさんと歩いたおかげで、行き方や距離感、私の足でどれくらいの時間がかかるかなどの感覚がつかめたので、今回は一人で、しかも尾瀬の山小屋に泊まるプランで出かけました。前回は鉄道とバスで行きましたが、道路状況も分かったので、今回は時間が自由に使えるよう、那須塩原駅でレンタカーを借りて向かいました。

大江湿原のニッコウキスゲ(2021年7月15-16日)

沼山峠から尾瀬沼に向かいます。13:30に歩き始めました。最初は峠まで20分くらい上ります。階段や木道が整備されているので歩きやすいです。沼山峠には小さな展望台があり、ベンチがあるので、水分補給など一休憩にちょうど良いです。ちらっと尾瀬沼も見えます。

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沼山峠登山口から尾瀬に向かう

沼山峠の展望台を過ぎてからは下りになります。濡れた木道は滑るので歩幅を小さくして、なるべくシューズのソール全体で着地するように歩きます。

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峠を過ぎると下り坂

登山口から40分くらいで鹿柵へ到着(14:10)。この鹿柵から先が湿原です。鹿はニッコウキスゲのつぼみが好物で、鹿柵がないと花が咲く前にみんな食べられてしまうのですが、尾瀬沼は鹿柵で防御しているので、花の数も多いのだそうです。

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鹿柵が湿原への入り口

木道沿いにニッコウキスゲが咲いています。平日の午後で日帰りのお客さんはもう帰る時間なので、人が少なくて静かです。

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大江湿原の木道

尾瀬沼のシンボル、三本カラマツ。このあたりはピーク時には全面黄色く染まりそうです。

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三本カラマツ

私が訪れた7月15-16日は、ニッコウキスゲだけでなく、ワタスゲがまだふわふわと残っていたり、あやめ? カキツバタ? も咲いていました。 

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ニッコウキスゲ以外のお花も咲いています

尾瀬沼一周にチャレンジ

今回の旅では、初日は沼山峠から尾瀬沼に入り、尾瀬沼の南側にある尾瀬沼山荘に宿泊しました。

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尾瀬沼山荘

沼山峠からはGoogle mapだと45分と出ますが、写真を撮ったり休憩しながら歩くので、1時間半くらいだと思います。山小屋には夕方4時までには到着してください、と案内されるので、沼山峠の登山口を2時半には出発したいところです。

 2日目は尾瀬沼山荘から時計回りにぐるりと尾瀬沼の周囲を歩き、ビジターセンターまで歩きました(したの地図で①が尾瀬沼山荘。数字の順に時計回りに歩いた)。だいたい2時間のコースです。尾瀬沼の南側はマイナールートで、ほとんど人がいないので静かなのが魅力でもあり、1人だとちょっと心細くもあり。沼尻(地図の③)まで1時間くらいですが、すれ違ったのは2人だけでした。

尾瀬沼山荘を出発して沼尻に向かう途中では、所々で尾瀬沼の向こう側に燧ケ岳を眺めることができます。水面が波立っていなければ、美しい逆さ燧ケ岳が見えると思います。

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尾瀬沼の南側から逆さ燧ケ岳

尾瀬沼の南側の遊歩道は、木道が痛んでいたり、ぬかるみの場所もあります。また濡れた木道はものすごく滑ります。

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南側の木道は痛んでいる個所もあります

沼に沿っての遊歩道なのであまりアップダウンはないですが、たまに階段もあります。

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たまに階段もある

沼の南側の木道の幅は狭く、すれ違う時には譲り合いが必要です。今回は2人しかすれ違わなかったので特に問題はありませんでした。

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尾瀬沼南側の木道

沼尻の手前には小さい湿原があります。ここではまだワタスゲがぽわぽわしていました(2021年7月16日)。この辺りまでくると、木道が2本になりました。

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沼尻手前の小沼湿原

 尾瀬沼山荘を出発して1時間ちょいで沼尻の休憩所まできました。ここには休憩できるテラスがあります。トイレもあるのですが、今年はトイレは使用できず、きっとコロナの影響なのでしょう。

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沼尻休憩所

沼尻からは尾瀬沼の北側の遊歩道を歩いて、ニッコウキスゲが咲く大江湿原に戻ります。この頃には燧ケ岳の雲がとれました。

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沼の北側の遊歩道を歩く

この辺りには濃い赤紫色のサワランが咲いていました。

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サワラン

尾瀬沼北側の遊歩道は、林の中と湿原の繰り返しでなかなか気持ち良いです。

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林の中からの尾瀬沼

湿原の木道は乾いていて歩きやすかったですが、林の中はまだ濡れていて滑りました。

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林と湿原の繰り返し

途中、オコジョが木道に現れるという幸運も。

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オコジョ

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尾瀬沼

視界が開けて三本カラマツが見えたら大江湿原に到着です。沼尻からは1時間程度です。

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大江湿原に到着

長蔵小屋近くの展望テラスからは青空の聳える燧ケ岳の絶景を拝めました。

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展望テラスからの燧ケ岳

長蔵小屋近くの公衆トイレにより、休憩してから沼山峠に戻りました。尾瀬のトイレはチップ制なので、100円玉を用意しておきましょう。

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長蔵小屋

尾瀬沼山荘はこんなところ

今回は尾瀬沼のほとりに立つ尾瀬沼山荘に宿泊しました。7室のみの小さな山小屋ですが、快適な個室に、食事も美味しく、お風呂もある山小屋です。ただ一人で個室プランにすると1泊2食で23,000円とちょっとお高め。相部屋プランにして、その日は相部屋の人がいなかった、というのが一番ラッキーなのだと思いますが、そこは到着してみないとわからなかったので、今回は初めての山小屋だったこともあり、高いのを承知で泊まりました。

 

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尾瀬沼山荘

トイレや洗面は共同です。トイレはウォシュレット付きの水洗トイレでした。洗面所も清潔感たっぷりです。写真はありませんが、お風呂は2か所あって、広さが異なります。その日の人数によって、男湯・女湯の設定が変わります。私が泊まった時は小さい方の浴室が女湯でした。脱衣籠もカランも2つだったので、2人用という感じかな。シャワーはありませんでした。

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洗面所

今回案内されたお部屋はこちら。個室プランでお値段が高かったせいか、尾瀬沼が見える一番良いお部屋をご用意いただけました。鍵もかかります。

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お部屋

お布団のシーツも枕カバーもパリパリで気持ち良く休めました。バスタオルはないですが、体を洗うタオルは用意がありました。

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お風呂用タオルは用意されている

山小屋というと、自家発電で消灯後は電気がつかないイメージがありますが、尾瀬沼山荘には電線が来ていて、一応9時が消灯で廊下の照明などは消えますが、部屋の照明は各自で消します。またコンセントもあるので、スマホやデジカメの充電も問題なくできます。

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コンセントは十分

しかも、Wifiが使えます。動画のダウンロードとかはご遠慮くださいと書いてありますが、写真をSNSにupするのは問題なくできました。

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Wi-fiも使える山小屋

お部屋には沸かす機能付きの電気ポットと、粉末の緑茶・紅茶・お菓子の用意があります。コップは紙コップです。

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部屋にはお茶とお菓子の用意もある

気になる食事はとても美味しいです。ボリュームも私にはちょうど良かったです。若い方などで足りない場合はご飯をお代わりしましょう。ハンバーグは固形燃料で温めるスタイルなので、熱々で食べることができます。お味噌汁はキノコたっぷりでした。夕食は17:30~食堂でいただきます。準備ができると呼んでくれます。

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メインのハンバーグが美味しい夕食

朝食は6時から。嬉しい納豆付き。陶板にはハムエッグ。

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朝食

チェックインの時にお願いしておくと、600円でお弁当も用意してくれます。中身は大きなおにぎり2つと、ウィンナー、鳥のから揚げ、たくあんで美味しくいただきました。

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お弁当

尾瀬沼山荘についてはこちらのサイトをご覧ください。

www.tokyo-pt.co.jp

尾瀬沼へのアクセス

前回はすべて公共交通機関で行きましたが、今回は那須塩原駅まで新幹線で移動し、駅前でレンタカーを借りて、シャトルバス乗り場の御池駐車場まで移動しました。那須塩原駅からは2時間半くらいの行程です。

 ずっと国道で走りづらいところはありません。那須塩原温泉を抜けた後は、信号もほとんどなく(たぶん2か所くらい)、対向車もなく、私の前にも後ろにも車がいない状態でスイスイ走れました。ただ所々道路を補修している個所があり、信号で交互通行の場所があります。信号機を見落とさないようにしましょう。

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時々交互通行箇所あり

途中に道の駅があるので休憩やトイレも困りません。

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途中に道の駅が何か所かある

御池の駐車場は1回1000円、つまり数日置いても1000円ということです。

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御池駐車場

駐車場の道路を挟んで反対側が、沼山峠へ向かうシャトルバス乗り場です。車で行くとまた御池まで戻ってくるので、往復乗車券を買っておくと、帰りに小銭を用意する必要がないので便利です。

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シャトルバス乗り場と乗車券

公共交通機関で行くには

御池駐車場まで東京から公共交通機関で行く場合は、東武鉄道で会津高原尾瀬口まで行き、そこから会津バスに乗り換えます。会津高原尾瀬口を11:30と12:30に出るバスは沼山峠まで直通運転なので、御池で乗り換える必要はありません。11:30発のバスなら13:30に沼山峠に到着するので、今回私が初日に歩いたコースをたどって尾瀬沼山荘に15時半くらいに到着できます。

下山後の温泉

高地にある湿原とはいえ、天気が良い7月にリュックを背負って半日歩き、最後は峠を越えてくると汗だくになります。どこかで汗を流したくなるもの。こういう時には車だと時間が自由に使えて便利です。麓の檜枝岐村には日帰り温泉施設があるので寄りました。

燧の湯

沼山峠に一番近いのが燧の湯です。硫黄の香が漂う硫黄泉です。前回来た時にも寄って気持ち良かったので今回も寄ったのですが、こちらの施設は12:30~13:30は清掃のため温泉に入れません。私が立ち寄った時はちょうど清掃時間帯で今回は断念。

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燧の湯

燧の湯は脱衣所も浴室も広く、屋根付きの露天風呂もあって快適なので、今回利用できず残念でした。

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燧の湯の露天風呂
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脱衣所と内湯

駒の湯

燧の湯からもう少し下って、村役場やJAの近くにあるのが駒の湯です。こちらは単純温泉でこれといって特徴がないのが特長の温泉です。

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駒の湯

駒の湯は燧の湯より脱衣所が狭く、私が利用した時にはおばちゃんの団体がバスで乗り付けていて、かなり密状態。あと10分待ってから入れば良かったと思いました。お湯自体はサラリとしていて入りやすいお湯でした。シャンプーやボディソープもそろっています。1回600円です。

リンク集

尾瀬沼のニッコウキスゲ開花状況

尾瀬沼ビジターセンターさんのブログに開花状況やその他尾瀬に関する情報が出ています。

www.oze-fnd.or.jp

檜枝岐村の日帰り温泉施設など、檜枝岐村の観光情報

檜枝岐村は沼山峠まで車で30分ほど。蕎麦が名産なので、下山後、お蕎麦屋さんでランチしても良いです。温泉宿もあるので、前泊・後泊にも良いです。

www.oze-info.jp

6月に尾瀬沼を訪れた時は、「旅館ひのえまた」に宿泊しました。地元の食材を使ったお料理がすばらしく、快適でくつろげる宿でした。詳しくはこちらをどうぞ。 

www.frostmoonweb.com

ツイッターの情報

尾瀬に関する情報はツイッターでも確認できます。まずはビジターセンターさんのツィート。

6月の訪問の際、私がお願いしたガイドさんのツィート。

いつか泊まってみたいなと思っている温泉小屋さんのツィート。

 

まとめ

6月の初旬に訪れた時は、檜枝岐村に2泊し、ガイドさんと一緒に歩きました。 ガイドさんのおかげで尾瀬沼への行き方や、コースの概要がわかったので、今回は尾瀬の中に宿をとり、1泊2日で尾瀬沼を一周でき、偶然オコジョに出会ったり、お目当てのニッコウキスゲを楽しむことができました。

www.frostmoonweb.com

尾瀬の中に宿泊すると、朝食を食べたとしても7時半くらいから行動できるので、混雑する前に尾瀬沼を楽しめますし、沼山峠にも余裕を持って戻ることができました。午前中はお天気が良くても、午後は雷雨になることも多いようなので、午前中に行動を完了できるのは安全面でもメリットがあります。

今回はレンタカーだったので、時間が自由になるのはとても良いのですが、駐車場に戻ってこなくてはなりません。尾瀬はとても広くて、尾瀬沼と尾瀬ヶ原に大きく分かれていて、ハイカーとしては入り口と出口を変えて、両方回りたくなるもの。ここが尾瀬の行程を考える時の悩みどころです。

尾瀬沼での宿泊は今回泊まった尾瀬沼山荘以外に、ビジターセンター近くに長蔵小屋と尾瀬沼ヒュッテがあります。尾瀬沼ヒュッテは一人でも個室プランがあり(もしかしたら今の時期だけかもしれませんが)、お値段も尾瀬沼山荘より少しリーズナブルでした。次回は尾瀬沼ヒュッテで一泊した後、尾瀬ヶ原まで歩いてもう一泊して、鳩待峠から帰るコースを歩いてみたいなと思っています。 

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