鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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熱海市の2種類のマンホールカードをもらい、ランチと足湯を楽しむコースをご紹介

静岡県で最も東京に近い駅、熱海駅。JR東海エリアに住む私が熱海に行こうとすると、熱海駅はJR東日本の駅なので、Suicaが使えないという、私には少々不便な駅ですが、2種類のかなり美しいマンホールカードを熱海市が発行していることもあり、ランチと足湯を楽しみながらもらいに行ってきました。マンホールカード配布場所や蓋の実物の場所、オススメランチなどをご紹介します。

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熱海市発行のマンホールカード

熱海市のマンホールカードは2種類発行されている

熱海市はマンホールカードを2種類発行しています。2019年7月現在、静岡県の自治体でマンホールカードを2種類発行しているのは、熱海市と静岡市のみです。静岡市はもともと静岡市と清水市に分かれていた自治体が今は一つに合併していて、実質旧静岡市から1枚、旧清水市から1枚という感じなので、熱海市から2枚も発行できているのは、やっぱり最近の賑わいで予算があるのかな??? ちなみに熱海市がデザインマンホールを設置したのは、市制80周年を記念してのことです。なので、蓋のデザインには80thの文字が温泉マークをモチーフにして入っています。詳しくはこちらの熱海市のサイトからどうぞ。

熱海市デザインマンホール|熱海市公式ウェブサイト

その1:梅と芸妓のデザインマンホール

熱海市の一つ目のデザインマンホールは、梅と芸妓のデザインです。熱海と言えば梅園が有名。1月になると梅の便りが聞こえてきて、春遠からじ、と毎年思います。なかなか素敵なデザインだと思います。 

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梅と芸妓のデザインマンホール

配布場所

このカードは熱海の海岸沿いにある、熱海市観光協会ワカガエルステーションでもらえます。近くには「お宮の松」や「寛一とお宮の像」があります。

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熱海市観光協会ワカガエルステーション

駅からの道のりはこちら。徒歩17分という表示。駅からは下り坂になるので、季節が良く歩いても良いな~と思う時には歩くのもありです。雨だったり、猛暑だったり、歩くのはめんどくさい、という場合はバスでアクセスできます。

 ワカガエルステーションの最寄りのバス停は「銀座」で、熱海駅からはバスで10分程度。熱海市には観光名所を巡る「湯~遊~バス」というのが走っていて熱海駅前から乗車できます。このバスはだいたい30分に1本の運行で、1乗車250円。1日乗車券700円を購入すれば1日中乗り降り自由なので、熱海の名所をあちこち回るには便利です

熱海市内名所めぐり「湯~遊~バス」

が、同じ「銀座」まで、普通の路線バスだと170円で行けます。ワカガエルステーションでマンホールカードをもらい、ついでに「お宮の松」や「寛一お宮の像」を見て熱海駅に戻ってくるだけなら、路線バスの方が便利でお得です。

路線バスは東海バスと伊豆箱根鉄道バスが走っているのですが、東海バスは現金のみ、伊豆箱根鉄道バスは交通系ICカードが使えます。

マンホールの実物は来宮駅前

「梅と芸妓」のデザインマンホールの実物は、熱海駅から伊東線で一駅行った「来宮駅」の駅前と、来宮駅が最寄り駅となる「熱海梅園」付近に設置されています。

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来宮駅

こちらが実物です。美しい!

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来宮駅前のデザインマンホール

その2: 金色夜叉のデザインマンホール

熱海は尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の中で寛一がお宮を蹴り飛ばした場所として有名です。そのシーンを描いたのがこちらのマンホールカード。

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寛一・お宮のデザインマンホール

配布場所は熱海市役所。休日もOK

こちらは熱海市役所の窓口でもらうことができます。市役所までは熱海駅から徒歩15分くらい。平日は第二庁舎2階の公営企業部下水道課、休日は第一庁舎の警備室でもらえます。土日も対応いただけるのはありがたいです。けれど、こちらのカードを寛一・お宮の像に近いワカガエルステーションで配布した方がわかりやすいようにも思います。

マンホールの実物はお宮の松付近の歩道上

マンホールの実物はお宮の松や金色夜叉の銅像付近の歩行者用信号の近くに設置されています。道路の海側・山側両方の歩道上にあります。 

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金色夜叉の実物マンホールとマンホールカード

こちらの銅像もありますから、カードとの記念写真も是非とりましょう。

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寛一お宮の像

一度に2枚もらうならこんなコースで

遠方から熱海に来てマンホールカードをもらうのなら、何度も訪れるより一度にもらいたいですよね。こんなコースで回ってみてはいかがでしょう。熱海駅→(バス)→お宮の松→お宮の松の公園で金色夜叉のマンホール実物→(徒歩2~3分)→ワカガエルステーションで梅と芸妓のマンホールカード→近所でランチ→熱海市役所で金色夜叉のマンホールカード→(徒歩15分)→来宮駅でマンホールの実物→(電車)→熱海駅。
 下の地図の赤いマークのところがワカガエルステーションと熱海市役所なのでマンホールカードがもらえる場所です。青いハートマークのところがマンホールの実物がある場所です。

 バスを利用するにしても、途中歩く距離が2キロほどあります。であれば途中にランチを挟んでみるのも良いと思います。

途中のランチは「てんぷら鶴吉」

ワカガエルステーションから熱海市役所に向かう途中にある天ぷらやさん「てんぷら鶴吉」でのランチがお勧めです。ワカガエルステーションからは徒歩5分程度です。揚げたての天ぷらをカウンターでいただけます。 

 お昼なら「季節のミニ天ぷらコース(2500円)」がオススメ。7品を目の前で職人さんが揚げてくれ、アツアツ・サクサクの天ぷらをいただけます。

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アツアツ・サクサクの天ぷら

こじんまりとしたお店で、大きな看板もないので、見落としがちですが、橋がかかっている交差点の所にあります。

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てんぷら鶴吉

「てんぷら鶴吉」のサイトはこちらです。

てんぷら 鶴吉

最初か最後のランチなら熱海駅近くの蕎麦「あさ田」

コースの最初か最後にランチを食べるなら、熱海駅から徒歩4~5分の蕎麦「あさ田」がオススメ。

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蕎麦「あさ田」

駅の改札を出たら左手に進みます。バスターミナルを抜け、交番の前を通りテクテクあるくと、ビルの1階にあるお蕎麦屋さん。

こちらの名物は、クルミだれせいろ(1050円)。クルミ入りのそばつゆが生クリームみたいです。

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クルミせいろ

こちらのお蕎麦屋さんはとても人気があり、開店前に行列ができ、また一度満席になると次のご案内までに1時間くらいかかってしまうので、並ぶなら覚悟して並んだ方が良いです。マンホールカードもらいに行く前に先に腹ごしらえした方が良いと思います。

「てんぷら鶴吉」も蕎麦「あさ田」もとても美味しかったので、詳しい情報はまた別記事でご紹介しようと思います。

熱海駅前の足湯で疲れを癒す

マンホールカードもらったり、マンホールの実物を楽しんだりしていると、坂が多い熱海の街を結構歩きます。駅に戻ってくるころには足がじんわり疲れた感じになるものです。そんな足の疲れを癒すのにぴったりの足湯が駅前にあるんです。

こちらの足湯は「家康の湯」という足湯です。徳川家康は熱海に逗留したことがあるそうですよ。

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熱海駅前の足湯

かなり大きな足湯で30人くらいは一度に入れそうな大きさです。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉という泉質です。循環も濾過も消毒もしていない温泉なのが嬉しい。湯加減はやや熱めです。

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30人くらいは入れそうな足湯

私はいつも足ふきタオルをバッグにいれていますが、タオルを持っていない人のために隣の自販機で100円のタオルが販売されています。

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タオルの自販機が足湯の横にある

コインロッカーは駅前ビル内が空いている

街歩きする時に大きな荷物は預けたいですよね。改札を出て左手にあるみどりの窓口の横にコインロッカーがあります。一部Suica対応しています。ただこちらのロッカーは改札を出てすぐの場所にあるせいか、結構いっぱいなんです。

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みどりの窓口横のコインロッカー

そんな時には、駅前にある第一ビルの中のロッカーを利用しましょう。こちらのビルです。

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駅前の第一ビル

足湯の前からビルに入り、1階下におりると、ズラリとコインロッカーがあり、こちらはほとんど空いています。

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第一ビル1階のコインロッカーは空いている

まとめ

熱海は坂の多いまちなので、歩くと距離以上に疲れると思うので、上手にバスを組み合わせると良いと思います。美味しいランチも食べられるので、日帰りで出かけたり、伊豆に行く途中に下りてマンホールカードをもらったりするのも、旅の記念になるのではないでしょうか。私はランチを食べにまた出かけたいと思います。